国別の旅行危険リスクを可視化した世界地図 Travel Risk Map
保険会社International SOSが公開した旅行リスク地図(Travel Risk Map)
保険会社として多くの事件事故データを持っていて、それを使って判定しているのでしょうね。OpenStreetMap ベースの世界地図の上で、医療(medical)、治安(security)、道路の安全(road security)の三つのリスクの多寡を切り替えて表示できます。
国によっては州や地域でさらに細かくリスクが分類されていたりもします。
さて、旅行先としての日本の安全性はどう判定されているのか、と見てみると、
- 医療: リスク低(low)
- 治安: リスク低(low)
- 道路の安全: リスクとても低(very low)
と、ありがたいことに世界でもトップレベルのリスクの低さであることがわかります。
ただし、治安の地図で見ると上には上がいて、low の下に insignificant (とるにたりない。統計的に有意でない)、というカテゴリーがあります。この insignificant の黄緑色で表示されているのは、以下のような国々
- ノルウェー
- フィンランド
- デンマーク
- スイス
- スロベニア
他にルクセンブルク、リヒテンシュタイン、サンマリノ、アンドラ、モナコ、なんかもこの「超安全」カテゴリでしたが、これらの小国はまあ小さいから可能なところはあるかと思います。
地図を紹介しているMaps Maniaでは、各国の政府が自国の旅行者向けにこういったリスク情報を流している(例: 英国)ので、それとの併用を勧めています。
日本の場合は、外務省の公開している海外安全ホームページがそう。より詳細な情報に日本語でアクセスできるので、目的国がはっきりしている場合はこれでもいいのですが、興味的につらつら見るには、冒頭のインタラクティブな地図の方が直観的で楽しそうです。
日本のサイトでは日本の危険情報は載せませんから、「世界の国や周辺の国と比べて日本の安全性はどうなんだろう」という興味が沸いた時は、前掲の地図や諸外国の政府の情報が役に立つかもしれないですね。
via Maps Mania