Vidrio - 共有画面に話者を重ねて表示するオンライン・プレゼンテーションツール
Vidrio は、スクリーンキャストを「アイアンマン風(作者曰く)」にするツールです。
プログラミング解説などの動画をスクリーンキャストでおこなう際、話している人の表情が見えるといいですよね。従来の手法では上の図の右のように話者の枠を画面のどこかに出すものが多いかと思います。
Vidrio は、ウェブカムからの入力を任意の透明度でスクリーンに重ねて表示することで、スクリーンショット全体に話者の映像を被せての表示ができるようにしています。
映画「アイアンマン」の主人公トニー・スターク氏の使うUIを見て「これがほしい」と思ったのが開発の動機だそうで。映画はいろいろと未来的なUIが出てくるようですが、このあたりの表示の向こうに主人公が見える描写がそれでしょうかね。
https://www.youtube.com/watch?v=3x_Y53ZWed8
画面上に表示しているので、その画面をそのまま中継できるYouTube や Zoom 等でそのまま使えるそうです。
作者のジム・フィッシャーさん自身が必要として作ったツールで、Go言語のガベージコレクションについて解説する動画などで実際にVidrioが使われたプレゼンテーションを見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=n59VtiRx34s
ツールは Mac 用のみ。Windows版は開発中で、リリースまでに数週間はかかりそうということ。
企業向け以外は現在ゼロ円と表示されていて、新型コロナウイルス対策でリモート勤務している人も無料で使えるということです。
顔が見える利点ということでは、リモートのペアプログラミングなどでも役に立つかもしれませんね。
via Product Hunt