オープンソースプロジェクト内のTODO個数調査
マーティン・シュライスさん(Martin Schleiss)がブログで公開したのが、Linux をはじめとする巨大オープンソースプロジェクトのソースコードにおける「やらないといけない」あるいは「後で考える」マークである"TODO"の個数の移り変わりをグラフ化したものです。
基本的には、プロジェクトの年月が重なるほど、コードに書かれた TODO の個数は増えていくようです。上の PHP のグラフでは、メジャーリリースや通常リリースの時期の少し前に TODO が増えているようにも見えます。
プロジェクトによっては単調増加ではないものも。Rust は TODO の個数自体が少ないように見えるし、途中で数個まで減っている時期もあるので、意識的に TODO の解消を目指したりしていたのかもしれません。
Next.js 、version 10 と 10.1 のどちらのリリース時期でもなく、突然増えています。
ブログ記事では言語処理系やライブラリなど、有名なもの20個弱についてグラフ化されています。
プロジェクトの規模、歴史の長さによってもTODO の個数は変わりますが、規模や歴史と無関係に多い少ないもあったりもします。シュライスさんはTODO が有ることはどのオープンソースプロジェクトにおいても貢献をする余地があるということだ、と言っています。あなたが良く使っているツール/ライブラリのTODO は増えているでしょうか?