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disposable-email-domains – 使い捨てメールのドメイン一覧

disposable-email-domains/disposable-email-domains は、使い捨てメールアドレスのサービスで提供されるメールアドレスのドメインを収集しているオープンデータです。

メールアドレスへの到達確認ができないと使えない・登録できないウェブサービスは多いでしょう。その一方で、登録したメールアドレスが流出するなどして後日無関係なスパムメールが送られてくる、という問題も起こります。

それを嫌がって、一時的にだけ転送が行われる使い捨てメールのサービスを使って、いわば「使い逃げ」してしまうサービス利用者も現れます。
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今回のドメインリストは、そういった長期的に顧客となることがないユーザー、サービスの利用(掲示板への投稿など)に責任を持たずに逃げてしまうユーザー、を避けるという意味で、メール登録を要求するサービス運営者にとって有用なものではないでしょうか。

同時に提供されている allowlist.conf ファイルの方は、「使い捨てメールに間違えられやすいが使い捨てではないアドレスのリスト」ということで、これも有用でしょう。

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[冬至・夏至] あなたの近所のストーンヘンジ的道路がわかる地図

Solstice Streets (冬至・夏至の通り) は、夏至や冬至の日に太陽が昇ったり沈んだりする方角に向いた道路を見つけるための、特殊な地図です。

イギリスの古代遺跡ストーンヘンジでは、夏至の日や冬至の日にたくさんの人が集まるお祭りがあるそうです。

Stonehenge Sunrise
Mark Grant – Creative Commons Attribution 2.5 Generic

これは一年のうち夏至の日にだけ、ストーンヘンジの北東から中心部にかけて日の出の光が差し込む様子を見るためのお祭りということ。

ストーンヘンジ以外のスコットランドやアイルランドの古代遺跡にも、方角に関して同様の配置が見られるそう。昔の人たちが、昼の長さの変化が逆転する冬至や夏至の日とその時の太陽の方角に何らかの特別な意味を見出していた証拠かもしれません。

Solstice Streets の作者 Demeter Sztanko さんは、その方角という痕跡を、道路にもあるのではという仮説のもと作成した地図になります。

世界の主要都市について、Open Street Maps を使って、冬至と夏至に日の出・日没が見られる方角を向いた道路を表示させることができます。

東京版の地図がこちら

夏至の日の出・冬至の日の入りとなる方角を向いている道路は赤い線、冬至の日の出・夏至の日の入りとなる方角を向いています。

画面左側の分布チャートを見る限りでは、東京の道路は東西や南北に走るものが他より多く、ストーンヘンジ的な方向の道路は特に多くは無いようです。オレンジ色に引かれた道路の中に明治神宮の表参道があったので、Google Earth で冬至の日の日の出が本当にこの方向で出てくるのかを確認してみました。

方角は確かにあっているようですね。明日の冬至の日の出も、表参道では通りの奥に実際に見えるのでしょう。

夏至の日の入りを同じ表参道から表示するとこんな感じに。

東京が比較的新しい街だからかと思い、京都(大阪)版も見てみましたが、

考えてみれば京都こそ東西南北の方角ばかりの碁盤目状の街でしたね。

西大橋という橋が赤い線の向きでしたが、これはたまたまそういう向きなだけかもしれません。

日本の主要都市ということで14か所が見られるようになっています。札幌熊本に方角が揃っている道路が固まっている場所はあったのですが、それも本数がそれ以外の方角に比べて多いというわけでもないので、建設時に偶然そうなっただけなのかなと思います。まあ、イギリス周辺の古墳にある特徴というだけなので、日本の都市にそんな仕掛けがあったら驚きでしょう。

日本では古代のロマン的発見はなさそうですが、近所に「偶然ストーンヘンジ的な方角の道路」があれば、冬至の日に散歩にでも行って日の出・日の入りを見てみるのもいいかもしれません。

via Maps Mania

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ネットのサービス

BrightPath – 明るい道を案内してくれる地図サービス

BrightPath は、明るくて安全な歩行用の道を提案してくれるwebサービスです。

使い方はとても簡単。地図上で開始(Start)と終了(End)の2点を順番にクリックするだけ。最短距離ではなく、明るい道を示してくれるそうです。

「Google Mapsは時々、危険なルートを提案してくることがある」、特に、その街に観光や引っ越しで来たばかりの人ほど、ネットの地図の案内に依存してしまい、危険なエリアに迷い込んでしまう恐れがある、という問題意識から開発されたということ。

明るい道、のデータはどこから

イギリス政府のデータ公開サイトで“Street Lights”で検索すると、都市や街ごとに800件以上のオープンデータが出てきました。BrightPath はこの中からロンドンのデータを持ってきて使っているのでしょう。

日本では

GitHub でソースコードも公開されているので、地図と街路灯のデータがあれば東京版とかも作れそうです。

明るい場所を教えてくれる、というサービス、2014年にオープンデータ利用のコンテストがあって明石工業高等専門学校がNGY Night Street Advisorというサービスを作り、受賞しているようなのですが、サービスとしては継続運営はしてないようで、見つかりませんでした。

この時は名古屋市から提供を受けた10万灯の街路灯データを使ったそうですが、このデータもこのコンテスト用に一部に公開されたもののよう。

こういったデータを継続的に公開していると、ロンドンのように続くサービスも出てくると思うのですけど。

[追記] 名古屋ではなく静岡市を扱ったSIZ Night Street Advisorというサイトは動いてました。