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データ可視化

戦後の国境変化を見られるインタラクティブ世界地図

国境の歴史(History of International Borders)は、1946年から後に新しくできた国境(アフリカ諸国や旧ソ連)や消えた国境(東西ドイツ)を暦年で表示できるインタラクティブな地図です。

左上のスライダーを動かすことで、その年の国境がどうであったかが変化します。

国名や地域の境は独立する前から地図に描かれているため(例えばスロバキアが最初からある)、当時の地図というわけでもないのは物足りないですが。年代に応じて当時の国名が当時の領域で描画されると、より正確で探検が楽しい教材になると思います。

show lifetime of polygons にチェックを入れると、国境に変化があってからの歴史が短い国・地域が赤く表示されるため、変化が追いやすくなります。

via Maps Mania

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データ可視化

Disputed Territories – 領土紛争のある場所のGoogle地図がそれぞれの国からどう見えるかを見せるプロジェクト

以前にも、グーグルマップの間違いが中米ニカラグアとコスタリカの領土紛争に影響したというニュースがありましたが、Googleが領土問題の残る地域の表示にかなり神経を尖らせているのはご存知でしたか?

国境線の描き方や国境付近の島の地名などを、どの国の主張に合わせて表示するかで、かなり苦情が来るらしいです。日本政府も昨年、一部地域の表示が日本の主張に沿ってないということで自治体や大学にグーグルマップを使わないよう通達していますね

そういった苦情を避けるためでしょう、見ている国に応じて地図の表示を差し替える、という対応が行われているようで、Disputed Territoriesプロジェクトでは、そのような国によって地図の表記が変わる場所の地図を集めて表示しています。

たとえば、クリミアの地図は、ロシアから見ると半島の根っこに国境がある(半島はロシア領)のですが、ウクライナから見ると国境がない(半島もウクライナ領)ように見えます。

日本・中国・台湾の絡んだ尖閣諸島(Pinnacle Islands)も出ています。アメリカから見た地図と、関係3国から見た地図では、それぞれ島の名前が違って見えます。まあ、それを言うと中国から見える台湾にも島名が表示されていないようなのですが…

disputed-terrirories

見え方を変えたからって紛争が解決するわけではないですが、おそらくこれをやるだけで相当の問い合わせや苦情が無くなるのでしょうね。

このサイト自身のソースコード、Google Mapsを異なる国からアクセスしてスクリーンショットを自動で撮るところや、サイトをAmazonのAWSに展開するところなど、すべてオープンソースとして公開されています

これら以外の紛争地帯も表示したい、という場合は、自分で別のサイトを立てることもできるし、スクリプトを追加して貢献することもできますね。

via See How Google Displays Disputed Borders Worldwide

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ネットの事件

グーグルマップの間違いが中米ニカラグアとコスタリカの領土紛争に影響

ニカラグア軍がコスタリカ側の領土に侵入して国旗をつけかえた、ということで侵入された側のコスタリカが抗議をしているそうです。(CNNの日本語記事)
Search Engine Landの記事によると、この新たな国境紛争に、なんとグーグルマップスが一枚噛んでいるということ。

コスタリカの新聞La Nacionが伝えるところでは、係争地域に侵入を命じ、キャンプをさせたり川の浚渫をさせたりしたニカラグアの将軍は、その土地がニカラグアの領土であることの根拠に「グーグルのサテライト地図に書いてある国境でそうなっている」と言っているということ。

問題の場所は下の地図で、ニカラグアが侵入したのは国境線の左上の緑のエリア。コスタリカはこの緑の部分も自国だ、グーグルが間違っている、と主張しているわけです。


大きな地図で見る

これに対し、コスタリカ側は1858年の条約と1888の裁定で両国が合意した地図を出して抗議したところ、なんとニカラグア側の該当する地図がニカラグアの公式サイトで表示されなくなったと伝えています。

Google Mapsの競合Bingでは、コスタリカ側の主張の通りの国境線になっているようです。以下はSearch Engine Landが作成した両地図の比較。

Nicaraguacostaricaboardermaps

グーグルの中米・カリブ海コミュニケーション担当者スサナ・パボン氏は、現時点ではこの間違いの原因や、間違いがどのソースから来たものかはわからない、とコメントしているということです。

Google Mapsを頼りに軍事行動を起こすのってどうなのよ、と思わないでもないですが、それぐらいグーグル地図を使って確認するのが自然になっているのかもしれないですね。

今年の2月には、カンボジア政府が「グーグル地図のカンボジア-タイ国境がおかしい」と抗議しているのだとか。