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Away Mode – スマートスピーカーで泥棒除け

オンライン保険会社の Hippo が、アマゾン社のスマートスピーカー Amazon Echo 向けのスキルとして公開した Away Mode は、留守の間でも人がいるかのように偽装するスキルです。

Amazon Echo を持っていれば、Amazon のアカウントから無料で入手して試すこともできますが、ウェブサイトのトップでも7種類ほどのサンプルの冒頭20秒を聴くことができます。

サンプルは、「電話でイケアの家具の組み立て方を娘に指示する母親(68分間)」とか「いろんなことを話すが本についてだけは話さない読書クラブの会合(67分間)」「テレビを観ながら別れ話をするカップル(72分間)」といったもの。このスキルを入れて Alexa に命令すると、これらの会話を再生してくれるので、留守にしても留守っぽく聴こえないかも、ということ。

USA Today紙の取材に対し、少なくとも一人、経歴30年の引退した警察官は、「泥棒だって自分が盗むところを家の人に見られたくはないでしょう。家に誰かいるかもしれない、と思わせることには、なんらかの効果はあります」とコメントしたそうです。

Hippo 社も、これを真剣なホームセキュリティツールとしては考えておらず、泥棒対策について皆に考えてもらうきっかけとしてほしいということですが、外出先からのコントロールやより真剣でありそうな会話、電灯やテレビなども含めた制御を強化していけば、家に人がいるのかいないのか外からなかなか判別しにくいスマートホームを作り上げることも無理ではなさそうですね。

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ネットのマーケティング

ヨーロッパ自転車泥棒選手権 – ローマ・アムステルダム・プラハの「盗まれやすさ」競争

European Bike Stealing Championships(全欧自転車盗難チャンピオンシップ)は、自転車に関するオンラインメディア We Love Cycling が開催した、ヨーロッパのどの都市で自転車が一番盗まれやすいかを競う競技です。

2015年の第一回大会に出場した「最悪の都市」候補は次の3都市。

  • 「自転車泥棒」のロケ地、イタリアのローマ
  • ヨーロッパ中で人気の自転車生産地オランダ、その最大の都市アムステルダム
  • 中古自転車ショップ網の発達で、7台盗まれたうちの1台しか持ち主に戻ってこないというチェコのプラハ

高級自転車を各都市の賑やかな表通りに停め、カメラを使って遠くからそれを監視します。自転車には、遠隔操作で爆発して色のついた粉を巻き上げる仕掛けもしてあり、参加した自転車泥棒が一発でわかるようになっています。

自転車のすぐ横には「We Love Cycling」と書かれたトラックが停まっていますね。

競技開始は動画の1:00辺りから。人通りの多いところだけあって、派手な自転車が無造作に立て掛けてあることに気づく人はやはりいますね。タイヤにちゃんと空気が入ってるかチェックしたりして。

この罠の仕掛けられた自転車を盗もうとしたら何が起こるか、面白いのでぜひ動画を観てみてください。(急ぐ人は2:08 、3:10あたりからどうぞ)

優勝したのはアムステルダム。さすが自転車の国、というか、自転車の国でも自転車を大事にする人ばかりではないということですね。

We Love Cycling では、自転車を盗難されにくくする方法や、中古自転車を購入する際に気をつけること、など、自転車のオーナーに対する啓蒙を続けていきたい、ということです。

via YouTube

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ネットの事件

盗みに入った家でFacebookをログアウトし忘れた泥棒が逮捕

世界は広い

アメリカ ミネソタ州で、侵入した家のパソコンでフェイスブックにログインし、そのままログアウトせずに出て行った泥棒が捕まったそうです。

この26歳の泥棒、クレジットカード、現金、腕時計などを盗んだ他にも、当日雨に濡れていたようでジーンズやシューズを脱ぎ捨てていったりもしたようで、証拠を残さないという意識が薄かったようです。

帰ってきて家が荒らされたことに気付いた住人のジョン・ウッド氏は、パソコンを見てフェイスブックが知らない誰かにログインされたままなのに気付きます。その誰か、ニコラス・ウィッグのプロフィール上で、ウィッグが自分の家に泥棒に入ったこと、誰か情報があれば電話してくれと電話番号を残したところ、なんとウィッグ本人からSMSが送られてきたそうです。

ウッドさんが「君は昨晩私の家にいくつか忘れ物をしていったようだ。どうやって返したらいい?」と返事すると、ウィッグはその夜に会うことに同意したんだとか。盗んだ携帯電話と引き換えに脱いでいった服を取り戻せると思っているようだった、とはウッド氏の弁。

その夜、外出から帰ってきたウッド氏は、家の前にウィッグが待っているのを見てただちに警察へ通報。こうして、警察の担当者も「こんな話はこれまで聞いたことが無い」と驚いた逮捕につながったとか。逮捕された時、ウィッグは盗んだ腕時計を身に付けていたそうです。

最大10年の禁固、2万ドル(220万円)の罰金まであるとか。

via Police: Thief Forgets To Log Off Facebook After Burglarizing Home « CBS Minnesota