カテゴリー
ネットのサービス

英語のかばん語や韻を自動生成してくれるジェネレーター、気の利いた言い回しが作れるかも

Portmanteau & Rhyme Generator(カバン語と韻ジェネレーター)は、英単語を2つを入れると、その二つの単語やその類語・周辺語から韻を踏める単語を探したり、カバン語を合成してくれるというwebサービスです。

例えば “dog” “run” でやってみると、韻については

  • “around” “Grayhound” グレイハウンド、周りに
  • “bark” “embark” 吠える 乗船する

など、元の「犬」「走る」に関連した言葉で、韻を踏める組み合わせが、音としてどれぐらい近いかという指標をあわせて列挙されます。

かばん語(ポートマントー)の方も、「犬」「走る」に関連した類語を探した上で、

  • ranimal (ran/animal) (「走る」と「動物」で「ラニマル」)
  • puground (pug/aground) (「パグ」と「座礁する」で「パグラウンド」)
  • carrytriever (carry/retriever) (「運ぶ」と「レトリバー」で「キャリトリバー」

二つの音をつなげた新語をたくさん提案してくれます。

ポートマントーの方は仕事の役に立ちそう。ブランドやドメインで実在しない言葉の案を多数出す時など、ベースとなる商品のジャンルや希望するイメージの言葉などを与えると、類語を調べ、音の響きをあわせた候補がたくさん出てくるわけで、英語圏の人にはもちろんのこと、英語にそれほど親しみが無い(けれど、英語的な造語をネタ出ししなきゃいけないような状況の)人にとって有用なツールとなりえるのではないでしょうか。

ソースコードも公開されていて、データを差し替えて自分で動かすことも可能そうです。

via Hacker News

カテゴリー
ネットの事件

Linuxのソースコードコメントからf*ckを消してhugにしようと提案するパッチが議論を巻き起こす

ヤルコ・サッキネンさん(Jarkko Sakkinen)がリナックスDRM開発者メーリングリストに提案した33行のパッチは、コメント中の”fuck”を”hug”に置き換えるというだけのもの。提案の変更箇所は以下となり、変更内容はたとえばこんな感じです。


In order to comply with the CoC, replace **** with a hug.

Jarkko Sakkinen (15):
MIPS: replace **** with a hug
Documentation: replace **** with a hug
drm/nouveau: replace **** with a hug
m68k: replace **** with a hug
parisc: replace **** with a hug
cpufreq: replace **** with a hug
ide: replace **** with a hug
media: replace **** with a hug
mtd: replace **** with a hug
net/sunhme: replace **** with a hug
scsi: replace **** with a hug
inotify: replace **** with a hug
irq: replace **** with a hug
lib: replace **** with a hug
net: replace **** with a hug

Documentation/kernel-hacking/locking.rst | 2 +-
arch/m68k/include/asm/sun3ints.h | 2 +-
arch/mips/pci/ops-bridge.c | 24 +++++++++----------
arch/mips/sgi-ip22/ip22-setup.c | 2 +-
arch/parisc/kernel/sys_parisc.c | 2 +-
drivers/cpufreq/powernow-k7.c | 2 +-
.../gpu/drm/nouveau/nvkm/subdev/bios/init.c | 2 +-
.../nouveau/nvkm/subdev/pmu/fuc/macros.fuc | 2 +-
drivers/ide/cmd640.c | 2 +-
drivers/media/i2c/bt819.c | 8 ++++---
drivers/mtd/mtd_blkdevs.c | 2 +-
drivers/net/ethernet/sun/sunhme.c | 4 ++--
drivers/scsi/qlogicpti.h | 2 +-
fs/notify/inotify/inotify_user.c | 2 +-
kernel/irq/timings.c | 2 +-
lib/vsprintf.c | 2 +-
net/core/skbuff.c | 2 +-
17 files changed, 33 insertions(+), 31 deletions(-)

--
2.19.1

「抱きしめるな(don’t hug with this)」とか、「メモリコントローラーを困らせないよう(avoid hugging up the memory controller)」といった置換結果で、コメントが伝えたかったことが通じるのかどうか…

背景

リーナス・トーバルズ氏の謹慎と反省からの復帰もあり、他者への言葉遣いや態度について気を配ろう、という機運が盛り上がっている linux 界隈、インテルの技術者であるサッキネン氏は、アムステルダムからポートランドまでの10時間のフライト中にLinuxの新しい行動規範(Code of Conduct, CoC)を読み込む機会があり、そこからこの「言い換え」を思いついたそうです。

「罵倒・攻撃的・下品な言葉遣いを避ける(use of abusive, offensive or degrading
language)」というCoCの部分を提示していますが、なにしろ開発者のメーリングリストですので、検閲であるとか、まったくlinuxの機能を改善するものでもなんでもないとか、いろいろな反対意見が出てきました。

Code of Conduct には、それをどう解釈すべきかというガイド文書も有り、こちらには「CoCが作られるより前から存在するものには影響しない(Content that already exists predating the Code of Conduct will not be addressed now as a violation.)」という一文があることがメーリングリスト参加者から示され、今回の提案者は引き下がったようです。

行動規範 – The Linux Foundation (和訳)

via Phoronix

カテゴリー
ネットのサービス

Sideways Dictionary – IT用語を「比喩」で説明するみんなで作る辞書サイト

Sideways Dictionary (斜めに見た感じの辞書)というサイトは、一般の人にはわかりにくいIT用語を、何かに例えることで説明しようという辞書サイト。Googleの兄弟会社Jigsaw のプロジェクトです。

トップからは、70個ほどの用語がアルファベット順に並んでいて、クリックするとその用語の説明文が閲覧できます。


Access Control List(アクセス制御リスト)を選んでみます

それはソフトウェア版の Turnstile (回転式改札口) みたいなもの。あなたに権限があれば、進むことができる (by Nick Asbury)


By User:ArnoldReinholdOwn work, CC BY-SA 3.0, Link

「by 名前」とあるように、ここにある比喩の説明はすべてユーザーの投稿によるものです。”More Analogies”をクリックすると、他にもACLを説明しようとするいろいろな比喩を読むことができます。

5件の中で一番イイネが多かったのがこちら。

それはパーティーのゲスト表みたいなもの。招待状を持ってこさせる代わりに、招待側が入口ドアのところでリストを見ながら、入れてもいい人をチェックする責任を持つ。どんな素晴らしいパーティーだとしても、招待者をおだてて侵入したり、どこかの他人に招待の権利を渡すことはできない。

他の用語も見てみます。

「ビットコイン」は、ティンカーベルのようなもの。たくさんの子供が信じた時だけ彼女は存在できる。ビットコインも、たくさんの信じる人がいて初めて意味を持つ。同じ話はすべての通貨に対して言えるけれどもね。

ゼロデイ」とは、キングが丸裸だと気づいたチェスのようなもの。あなたは対戦者がそれに気づかないよう息を殺し、どうやって防御を固めようか考え始めたところ。最悪のシナリオでは、相手は5手前にはもうそのことに気づいてて、あなたのことをもてあそんでいるのかもしれない。チェックメイト。

それぞれの用語に複数の比喩があり、読み比べることでより対象のIT用語の意味するところがわかってくるかもしれません。また、IT用語の方が把握できているエンジニアなら、逆に比喩に出てきた方の概念やその英語表現を学べるでしょう。

比喩を使うことで本質から外れて行ってしまう、ということもネットの議論などでは良く起こることではありますが、みんなで意見を持ち寄って並べることで、まったくITに疎い人にでもある程度伝わるような比喩を見つけていくことはできるのかもしれませんね。

via The Next Web