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Kindleの電子書籍をバックアップする冴えたやり方

ジェッセ・イングランド(Jesse England)さんのこのアート作品 e-book backup は、Kindle上で購入した電子書籍を既存の枯れたテクノロジーでバックアップできることを示しています。

こちらがバックアップの様子

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この手法でバックアップした電子書籍は、専用ビューワー等不要でそのまま閲覧する機能もついてます。

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これならKindleが壊れても、以前Amazon がやっちゃったように一度買ったはずの本を強制的に消されるような事件があっても、さらには万一 Amazon が倒産しちゃっても大丈夫。

さらに、このバックアップをスキャンしてKindleで読むことも可能。ただしこれはさすがに「紙のバックアップの方が読みやすかった」とのことです。

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ネットのサービス

OrigamiHub – 電子書籍移行で空になった本棚を埋めるための、本のペーパークラフト作成サービス

[更新 2018-10] リンク先のサービスがアクセスできなくなっているのを確認したため、リンクを外しました。同種の代替サービスも検索しましたが、見つけられていません。

origamihub-top

Kindle にたくさん電子書籍を詰め込んであっても、家に遊びに来たお客にはあなたがどんな本を読んでいるのかがわかりません。

そんな問題を解決するのが、Amazon のデータから書籍のペーパークラフトを作るジェネレーター OrigamiHub (折り紙ハブ)です。

Amazon(おそらく米国ストア)の書籍を検索すると、書籍の表紙イメージを使って、ペーパークラフト用の糊しろのついた画像を作ってくれます。

origamihub-generated

これを組み立てて本棚に飾れば、あなたがどんな本を読んで(より正確には「買って」?)いるかが一瞥できる、ということですね。

Amazon のデータには本の背表紙部分の画像がないため、並べるといっても表紙を手前に向けて並べないと、本物っぽくは見えないでしょう。

表紙画像を印刷して使うことはAmazon APIの利用規約には反しているのではと思います。出版社や著者が別途許可している可能性も、全く無いとはいえませんけど、すでにその本を電子書籍で所有しているならともかく、買っても読んでもいない適当な書籍をこれで作って飾るのはちょっとよろしくないかもしれません。

電子書籍の提供側が、裏表紙や背表紙のイメージまで公開配布するようになれば、こういうサービスももっと使い物になるのでしょうけれど、電子書籍が普及しきった近未来においては、背表紙という概念自体が消えてなくなる(音楽における「A面B面」のように)と思うので、過渡期のアイデアではありますね。

関連

オープン本棚プロジェクト – 大日本印刷とインプレスによる、所有する電子書籍の一覧を管理するシステム。本棚に書籍の背中を並べた画像を作れるという点で類似点があります。

via Show HN: Create a papercraft book from any ISBN – experiment with React and Node | Hacker News

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ネットのサービス

Ebook Glue – ブログのrssを渡すだけで電子書籍化してくれるサイト

僕は電子書籍については懐疑派で、電子書籍というビジネスが主流になって長く残るとは思ってないのですが、それでも目先の数年は電子書籍が熱い産業となり、紙の書籍からの移行は進んでいくだろうと思っています。

ePubなんかの電子書籍は、構造としてはそれほど複雑なものでもなく、htmlなど既存の規格を組み合わせて作られていることから、既にwebサイトがあればそれらを電子書籍化するというのは単なる手間の問題と言えます。

ブログを電子書籍にするという話も、たとえば海外ではPressbooks.com のように、無料ブログサービスでブログを書いたら電子書籍もできあがる、というサービスは前からありますし、ライブドアのlivedoor blogでも先月から同様の機能がベータとして提供されています。様々なwebサイトから電子書籍に変換するのは骨ですが、同じ構成のブログからの変換方法を一回定義してしまえば、自動生成は難しくありません。

今回出てきたEbook Glueは、ブログのRSSフィードを登録すると、そのフィードの新着を電子書籍化してくれるというサービスです。

ebookglue-top

Join the public betaからサイトに登録して、ブログのRSSを登録するだけで、作業は完了です。

こちらが生成された電子書籍のダウンロードページとなります。

ebookglue-generated

ePubと、Amazon Kindleで読める Mobi の二つの形式で入手することができます。

ePubをダウンロードして、パソコンのePubリーダーで開いてみました。

ebookglue-garbled

と、ご覧の通り、日本語が化けてしまって今すぐは使い物にならないようですね。目次の方は日本語が表示されているので、本文部分のエンコーディングの処理で間違えてるのではないかと思うのですが。

ベータテスト中ということなので、英語以外のブログでも使えるように直ることを期待します。

ブログに新しく記事が追加されれば、それを反映して電子書籍も更新されるということなので、ブログを直接ブラウザで読むのではなく、電子書籍として読みたいという方(オフラインでの利用とか?)には、いいかもしれませんね。

via Hacker News