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セキュリティ

マックハック – ドイツのマクドナルドアプリが無料注文機に

東ベルリンのマクドナルドで、記者の前でWiFiから無料のハンバーガー注文をしてみせた3人組のハッカーの話です。

現地のマクドナルドのスマートフォンアプリでは、購入後にアンケートがあり、アンケートに答えると無料のドリンククーポンが貰えるそうです。

ドイツのソフトウェア開発者デビッド・アルバートさんは、この無料ドリンククーポンの使用時の通信内容が毎回同じであることに気づき、まずはドリンク飲み放題という手段を手に入れました。

さらに彼らは、アプリケーションからマクドナルドのサーバへの通信経路にプロキシーサーバーを挟み、そこで通信の書き換えを行うことで、どのメニューの注文でも好きな値段に、ゼロにでも、書き換えることを確認したそうです。

アプリから0円(0ドル)で注文し、呼ばれて受け取りカウンターに行った彼らは、記者の前で店員に自分たちが無料で注文するトリックを使ったこと、正規の値段を支払うことを申し出たそうですが、店のマネージャーはいいから取っておきな、と取り合わなかったそう。

これまでも同じように自ら申告して、店側が注文をキャンセルしたこともあるし、咎められずに受け取ったハンバーガーをホームレスにあげたりもしたそう。

彼らは無銭飲食をしたいわけではなく、この抜け穴をマクドナルドに伝えることで3人のうち2人の職探しの助けにならないかと考えていたとのこと。

そのような動機で昨年11月にマクドナルドのカスタマーサービスに問題を伝えたものの、2週間経っても穴は塞がれず。その後記者がマクドナルドに問い合わせした際には、「システムは十分にセキュアに作られていて、よほどの手練れでもなければそんな穴はつけないだろう。とはいえ、改善はしています」と回答されたということ。

12月中旬には、この食べ放題ハックは使えなくなっているのが確認されたそうです。3人にも、マクドナルドからの感謝が何らかの形で示されたらしいです。

via Schneier on Security

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Android

Androidの「今週の無料アプリ」第2弾はヘアカット体験アプリ。300円のアプリが無料に

先週突然始まった、Google Play での This Week Free App (今週の無料アプリ)ですが、2週目になって別のアプリが無料提供されています。

2週目に無料で入手できるAndroidアプリは、ヘアサロンの美容師を体験できる子供向けの職業体験アプリ Toca Hair Salon 2

普通にアプリの提供ページを直接開くと、通常価格300円(3ドル)(実際にはドル建ての価格をその時のGoogle Play内部のレートで円に変換した金額)のままですが、

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「アプリ」から「ファミリー」カテゴリーのトップへ行き、「今週の無料アプリ」のバナーをクリックすると、0円(0ドル)インストールのダイアログが出てきます。

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ここでアプリの紹介やレビューが読めないのは先週と同じ。インストール前に詳細を確認したければ、一旦アプリの単独ページを見に行く必要があります。

先週の無料アプリ Daniel Tiger Grr-ific Feelings はすべて英語でしたが、今週の Toca Hair Salon 2 は日本語も対応していて日本語のレビューもたくさん付いているアプリです。

Google社からの公式のアナウンスが無かったため、先週の時点ではこの「今週の無料アプリ」が本当に毎週続いて出てくるのか不明でしたが、どうやら続くようですね。また、1,2週とも「ファミリー」セクションで出てきたため、全ジャンルでのプロモーションではなく家族向け・子供向けのアプリのみのプロモーションなのかもしれません。

うちはちょうど小さな子供がタブレットを活用しているので、毎週有料のファミリーアプリが無料で入手できるのはとてもありがたいですが。

それがGoogle社の狙いでしょうけれど、週明けにGoogle Playをチェックするのが習慣になりそうです。

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Android

Google Playが「今週の無料アプリ」を開始。第一弾は知育アプリ Daniel Tiger Grr-ific Feelings

時限性でAndroidの無料アプリを入手できる、というとAmazonのアップストアが有名ですが、Androidを作ったGoogleの Google Play も似たようなプログラムを開始したようです。

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今現在、Google Playの「ファミリー」アプリカテゴリーを表示すると、「今週の無料アプリ」というバナーが大きく出てきます。これをクリックすると、Daniel Tiger Grr-ific Feelings という350円(3ドル)のアプリが0円(0ドル)でダウンロードできるようになっています。(PC版のGoogle PlayでもAndroid上のGoogle Playでも同様)

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販売しているのは PSB Kids という、アメリカ合衆国の公共放送(PBS)の子供向けブランド。

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https://www.youtube.com/watch?v=DoTFlRtz1vE

さて最初の無料アプリ Daniel Tiger Grr-ific Feelings ですが、いくつものミニゲームを解いていくことで子供が考えて遊ぶというものでした。たとえば、路面バスを指で動かして指定されたマークを取りにいき、一つ達成するとクイズを解く、を繰り返すコーナーや、内蔵の歌を一緒に歌う、といったコーナーなどがありました。

全部英語で日本向けではないですが、日本からも問題なくインストールできました。とりあえず今日帰ったら子供にも遊ばせてみようかと思います。

Android Policeによれば、Google Playでは一度無料にしたアプリを有料に戻すことはできなかったそうで、この無料ディスカウントのオファーはこれまでなかった仕組みだとのこと。以前に10数個のアプリが一日限定謝恩セールで売られたこともありましたが、その時は10円(0.09ドル)だったと思います。

このDaniel Tiger Grr-ific Feelingsも、普通にアプリのページを開くと350円(3ドル)と有料のままで、特定のバナーから辿り着いた時だけ0円(0ドル)でインストールできるように見えます。

Google公式の発表が無いので、「今週の」無料アプリが来週からも続くのかはまだわかりませんが、単なる一回きりのプロモーションで「今週の」とは書かないような気もします。

もしこのようなキャンペーンが続くとすれば、無料で配った分は当然 Google がアプリ販売者に補填するのでしょうから、Google がAndroidアプリ界隈を活性化させるために本気を出してきたという可能性もあります。

via Android Police