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ネットのサービス

Billisimo – サブスクリプション管理サービス

Billisimoは、AWS, Trello やSlack など課金型のサービスの購入状況を管理してくれるwebサービスです。

まだクローズトベータ中で動くところはわかりませんが、こちらの説明によると、チームで利用している課金サービスの課金状況や更新状況を、一つのダッシュボードでまとめて見せてくれるそうです。

毎月の請求や支払いデータをどうやって集めるのかな、と思いましたが、各サービスからのメールを使っているそうです。サービスに登録したメールをBillisimo にも転送するようにしておくと、Billisimo が各メールの送り主やメール文面を解析し、利用料の請求額やその支払期日などをそこから読み取るそう。

サービスの中には管理ページにログインしないと詳細が出ないものもあると思うので、そのへんはどうなってるのかな。

普段担当者がやってることでしょうけれど、会社の規模によってはこういったサービスの購読が数十から数百ということもあるでしょうし、安くて間違いが少ないなら使いたいと思う会社もあるでしょうね。

いろいろなサブスクを管理するこの Billisimo 、それ自体もサブスクリプションサービスで、料金は最小で月$100(1万1000円) からのようです。

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メモ

AWSの日本サーバのIPアドレスのリストを得る

ツールのインストールなしで。

EC2サーバーなどのIPアドレスの範囲については、AWS公式がJSON形式で最新の情報を公開しています。

AWSのサーバ「からのアクセスを禁止したい」とか「からだけアクセスを許可したい」という時は、ここから対象となるサーバのリストを抽出することになります。

公式ドキュメントでは jq を使ってフィルタするといいよ、と言っています

jq をオンラインで実行できるサービス jq playがあるので、これをブラウザで開き、JSON のところに先ほどの公式のJSON の中身を貼りつけます。

フィルタとして、たとえば、「東京と大阪リージョンのEC2のアドレスを絞りこむ」だと、以下を入れます。

.prefixes[] | select(.region=="ap-northeast-1" or .region=="ap-northeast-3") | select(.service=="EC2") | .ip_prefix

ダブルクオートが不要であれば、Raw Output にチェックを入れましょう。

[訂正] はてブでご指摘いただきました。大阪は ap-northeast-3 ですね。ごめんなさい

jq play の結果は、permalink 化して共有できます。右上の”Share snippet” から。

今日の時点でのIPアドレスの範囲は、こんな風にでました。

# 今回は、公開されているデータを絞り込んだだけなので問題ないと思います。社外に漏れたら困るようなJSONを、こういったサイトに突っ込むのはやめましょう。念のため

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WordPress

WordPressに喋らせる Amazon Polly プラグイン。読み上げ podcast 開設まで

[更新 2019-02] この記事のためだけにプラグインを入れておくのを止めて、プラグインは無効にします。また、プラグイン名は Amazon Polly から Amazon AI に変更されていたようです。

Amazon 自身が音声合成サービス Amazon Polly のワードプレス用プラグイン Amazon Polly公開したので、早速入れてみました。

インストールと設定

WordPress のプラグインディレクトリから選んでインストールすると、「設定」メニューに Amazon Polly が出てきます。

必要な権限を持たせたAWSのアカウントを用意して、以下の二つを設定。

  • AWS access key
  • AWS secret key

また、Voice Name で言語や話者を選べるので、日本語の女性 Mizuki か男性 Takumi を選んでおきます。

Cloud storage の項目では、合成された音声をローカルではなくAmazon S3に置く指定も可能です。

音声対応の記事を書く

これで新規にブログ記事を書こうとすると、投稿画面に”Enable Amazon Polly”というチェックボックスが出てくるので、喋らせたい記事にチェックを入れます。チェックすると「今回の変換にいくら掛かるか?」を確認するボタンまで出してくれるのは、有料APIだけに安心感があります。

あとは通常と同様に公開するだけ。

記事の先頭(プラグインの設定により末尾に出したり、表示しないことも可能)に、上のように音声再生のウィジェットが表示されました。聴いてみるとかなり良い感じで合成されていますね。

Autoplay という設定で、記事を開くと自動的に喋り始めるようにもできますが、これをオンにするのは読者には煩わしいのではないかと思います。

自動podcastも

管理画面の案内から、ブログの podcast feed が自動で生成されていることもわかります。

このブログの場合はこのURLで、生成された音声記事が podcast として公開されているということです。さらに iTunes で公開する Podcast Connect へ案内までしてくれるので、Apple ID/Store Account を持っていればそのまま iTunes で公開までしてしまいそうです。

今回はこの記事のみ変換するようにしましたが、過去の記事も変換したり、新規記事はデフォルトで音声版を作るようにする設定もあるので、既存のブログ資産から勝手に podcast を作れてしまいます。大量に長文を変換すると、それなりの金額になるかもしれませんが、そこだけ注意すれば、ブログコンテンツの再活用という意味でも面白いかもしれません。