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Discord のユーザー名には Clyde を含められない

Discord のロゴのキャラクターの名前は Cylde(クライド)と言うんですね。メッセージの送信エラーなどのシステムエラーの際に、この Clyde という名前で Discord のロゴを持ったユーザーがエラーメッセージを送ってきます。

この Clyde は bot という形でエラーメッセージを送ってきますが、正確には他のbotとは異なり公式による特別なUIのようです。

Discordのユーザー名登録やユーザー名変更では、Clyde にリネームすることもできないし、clyde という文字列を含むユーザー名に変更することもできない、とreddit で話題になっていました。

clydeを含むユーザー名に変更しようとしたらエラーが出る

“Clydē” とアクセント記号をつけてフィルタを突破したクライドさんもいたようですが。自分の名前をサービスで使えないというのは困ったものです。

「そんな良くある名前をシステムの名前にするのがいけない」というのはもっともな意見。「べつにDiscordという名前でエラー通知すればよかったのでは」という意見もありますが、公式bot(らしい存在)を擬人化して親しみを持たせたかったとかそういう理由もあるのでしょう。

いろいろなところで音声アシスタントの誤作動に巻き込まれているであろうアレクサ・シリさんの受難ほどではないですが、世界のクライドさんはDiscordで困っているかもしれないんですね。

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Uncategorized 情報共有ツール

Linen – SlackやDiscordの会話をウェブ検索可能な公開状態へ変換するサービス

Linenは、Slack や Discord で行われた議論をwebサイトの形で再構築し、Googleなどの検索エンジンで見つかる形にしてくれるという新サービスです。

Linenのトップページ

SlackやDiscordのチャットを使って議論をしている場合に、昔やった議論の検索性が問題となることがあります。もともと、チャットで流れていく文章はストックとフローで言えばフローの性格が強いものですが、それでも「なんかこの問題について議論したことがあったな」というところからサービス内で検索をかけても、なかなか目的の議論が見つからないということもあるでしょう。

また、ツールやサービスのサポートの場所としてこれらのチャットサービスを使っている場合でも、次々とユーザーがやってきて同じ質問を何度も繰り返すという場合もあるでしょう。これも過去の検索が使いやすければ減らせそうです。

Slackの場合、無料プランで使っていればさらに無料枠の上限がありますので、上限を超えた古い議論は(有料プランに変えなければ)検索どころか参照することもできません。

Linen を使うと、SlackやDiscord の公開チャンネルの書き込みを、webフォーラムのような形式でサイト化してくれます。無料で使えますが、独自ドメインにホストしたい場合などは有料というフリーミアムになっています。

サイト上では20個ぐらいの既に Linen を使っているコミュニティが実例として出ています。たとえばプログラミング言語 Kotlin のSlackチャットが、こちらで Linen 化されて公開されています

# と思いましたが、この Kotlin チャットログ、公式サイトのサブドメインにはなっていますが、Google検索に見えるようには設定されていないですね。評価中とかでしょうか。

検索エンジンに見える形にしてしまうことから、元のチャットが広く公開されているか、チャット参加者が書き込みのウェブ公開に同意している場合しか使えないでしょう。オープンソース・プロジェクトのチャンネルなどであればここは問題ないと思います。元の Slack/Discord へ行けばその議論は見えてしまうのですから。

また、個々のユーザーのプロフィール等を匿名化する機能もあるようなので、「そこまで後になって読まれると思っていなかった」「検索にずっと残るのは嫌だ」というコミュニティであれば、発言者が誰かはわからなくして議論のみを残すこともできるということ。

利用者にしてみれば(無料版なら)使ってみても損はなさそうですが、ログを取られる方のサービス、特にSlackについては有料プランへ変更する動機を減じてしまうところはありますね。サービスがブロックされたりするリスクはあるかもしれません。

Hacker News

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ネットのサービス

Noisy – discordで自動生成された音楽を聴ける bot サービス

Noisy は、discord のボイスチャットで自動生成音楽を聴けるという bot です。

音楽の生成は OpenAI の MuseNet を使っています。MuseNet では、ジャンルを指定してそのジャンルっぽい音楽をAI生成できるので、bot はまあ、ジャンルの指定をコマンドで受けて生成した音楽を流しているだけではあるんですが。

discord チャンネルに noisy bot を招待し、

!play tchaikovsky

とメッセージを送ると、チャイコフスキー風楽曲がボイスチャットに流れてきます。指定できるジャンルはnoisyのウェブサイトにあるヘルプに列挙されています。

曲自体は MuseNet で生成されたものをサーバに置いているだけですが、bot を使ってボイスチャットで配信するという考えはありませんでした。Spotify など音楽アプリで聴くのはよくあるかと思うのですが、discord などに入り浸っているとその中で音楽も完結してうれしい人もいるのかもしれません。

chatコマンドと音声のレスポンス、で他にも有用なサービスを考えられるかも。

botサーバーのソースコードはGitHubで公開されています。