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scaffoldy – よくあるwebサービス構成の Docker Compose ファイルを作ってくれるジェネレータ

Scaffoldy は、選択したサービスを組み合わせた webサービスの Docker Compose 設定ファイルを作ってくれるwebサービスです。

対話式のフォームに回答していくだけで、docker compose で動作する yml ファイルが作られます。現在選べるのは以下のような項目

  • 言語/環境 – Python / Node.js / その他
  • .gitignore 等 git の設定
  • データベース – MySQL / MariaDB / PostgreSQL / MongoDB
  • データベース管理web UI – phpMyAdmin / pgAdmin / Mongo Express
  • キャッシュサーバ – Memcached / Redis
  • メッセージング – RabbitMQ / NATS
  • メトリクス – Prometheus / Grafana
  • その他 – Clickhouse / ElasticSearch / Mailhog

選択が終了すると、docker-compose.yml を含んだプロジェクトファイルをzipにしたものをダウンロードできます。これを展開して実行すると、何かしら最低限のものは動作するということです。

version: "3.8"
services:
    app:
      build: ./akky-scaffoldy/
      container_name: akky-scaffoldy-node
      ports:
        - 1337:1337
    mysql:
      image: mysql
      container_name: akky-scaffoldy-mysql
      working_dir: /application
      volumes:
        - mysql:/var/lib/mysql
      environment:
        - MYSQL_ROOT_PASSWORD=dbpass
        - MYSQL_DATABASE=mysqldb
        - MYSQL_USER=dbuser
        - MYSQL_PASSWORD=dbpass
      ports:
        - "3304:3306"
    phpmyadmin:
      image: phpmyadmin/phpmyadmin
      container_name: akky-scaffoldy-phpmyadmin
      restart: unless-stopped
      ports:
        - "3305:80"
      environment:

実際には動作するものも、エラーが出て動かないものもありました。生成された yml を見ると、最低限動かすための表記という感じではあります。サンプルアプリも配置できますが、Hello, World を表示するだけですね。選択したサービス群を連携させて呼び出すようなものは作られません。まあ組み合わせの数が爆発するのでそのあたりまでちゃんと作るのは大変だと思いますけど。

Docker Compose を初めて使う時の参考とか、まったく使ったことがないツールを簡単にセットアップして、そのあと勉強して改良していく際のスタート地点とするぐらいなら便利だし、それぞれのサービスに詳しい利用者の貢献が集まれば便利そうですね。

via Hacker News

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fun

docker/surprise – Docker誕生日

docker/surprise


docker run -it -rm docker/surprise

Docker6周年記念イメージだそうです。

ソースコードはこちら

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技術

dockerizeコマンドで他のDockerコンテナの立ち上げを待つ

「Docker で動くようにすること」(to dockerize)じゃない、ツールの方の dockerize (jwilder さん作)を使って、同じDocker network 内(setup_remote_docker したもの)に立ち上げ中のコンテナの準備ができるのを待たせる方法。

# 名前が紛らわしいのは検索性を低めてると思いますが

どうせならツールも自力でセットアップせずに docker hub にあるものを呼べばよいということで、

docker run jwilder/dockerize -wait http://sample.test/ -timeout 3m -wait-retry-interval 5s

上は、http://sample.test/ が応答を返すまで、最大3分間、5秒おきに問い合わせ。

CircleCI の中で待ちたかった(コンテナの立ち上げが終わってからテストを流す)ので、ターゲットのコンテナと同じ Docker network でこれを呼ぶと、.circleci/config.yml は

    - steps:
       (中略)
      - run:
          name: Run Docker Containers
          command: docker-compose up -d
      - run:
          name: Wait until the target docker container fully set up
          command: |
            docker run --network my_network \
              jwilder/dockerize -wait http://my_service/about/ -timeout 3m -wait-retry-interval 5s
      - run:
          name: テストとか

こんな感じでいけました。

CircleCI公式のDocker image には dockerize も入ってる

しかし、その後、CircleCIの用意してくれているDockerベースのDocker Container を使う場合、そのコンテナには Docker だけでなく Docker Compose や Dockerize も含まれているということに気づきました。

「あれ? じゃ上のコード無意味で、直接 dockerize を呼べばいいだけでは?」と思い直し、これを試してみたのですが、

      - run:
          name: Wait until docker container fully set up, from the same docker network
          command: |
            dockerize -wait http://my_service/api/doc -timeout 3m -wait-retry-interval 10s

ネットワークが違うのでアクセスできません。そりゃそうか。CircleCIの中で立ち上がったDocker MachineのIPアドレスが取れれば、それでアクセスできそうだけど。

ドキュメントにありました。同じコンテナか、同じネットワークのコンテナからのアクセスとするのが正しいやり方のようです。CircleCIが使ってるprimary のコンテナにはもう Dockerize コマンドの実体があるので、同じものを再度リモートから取得するのはもったいない気もしますが。

sleepでwait

CircleCI のドキュメントのサンプルでも

      - run:
          command: |
            git push heroku fan-in-fan-out:master
            heroku run rake db:migrate
            sleep 5 # sleep for 5 seconds to wait for dynos
            heroku restart

みたいなことが書いてあって、”sleep 5″って、それいつでも大丈夫なの? と思ったので調べました。まあサンプルはサンプルなので。