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1万6000個のチェックボックス要素で作られたDoom

HTMLのチェックボックス「だけ」をひたすら活用できるライブラリ Checkboxland を先週紹介しましたが、さっそくすごい応用サービスが登場しました。

Doom といえば、非力なレトロPC や関数電卓から、ATM や デジカメ、プリンターの液晶などCPUのあるところならどこでも移植されてきたゲームですが、今回は Checkboxland を使って、すべてチェックボックスで作られた Doom が遊べるようになっています。

ページ上部にあるように、カーソルキーの移動と Ctrlキーの射撃で遊べるのですが、青白の二色で解像度も160×100と低いため、敵が出てくるなど込み入った表示になると正直何が起こってるのか判別は難しくなります。Doom ファンならこれでもわかるのかもしれませんが。

左上には元の Doom 画面も表示されているので、どうにもならないときはそちらを見るしかないでしょう。

ブラウザ上で動く Doom は「WebAssembly で FizzBuzz から Doom までを作る」プロジェクトで作られているものを呼び出し、これが非表示の canvas 要素に描いたゲーム画面を MediaStream 経由でCheckboxland の 動画描画機能に渡しています。

via DOOM Rendered via Checkboxes via reddit

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ジャガイモでDOOMを動かす

ジャガイモに亜鉛・銅板を挿すと電位差が生じて電流を取り出せる。小学生の夏休みの自由研究のような話ですね。

一方、カーナビ上や妊娠検査キット(これは液晶の置き換えなどかなり手が入っていたそう)など、どこででもDOOMを動かすことに結び付けるDOOM勢が世界には存在しており、このジャガイモ発電でもってDOOMを動かそうと一週間も奮闘をした方の動画がありました。

DOOM を動かすのにいくつのジャガイモが必要か? (How Many Potatoes Does It Take To Run DOOM?)がその動画。

今回 ZOOM を動かすために選ばれたデバイスは、Raspberry Pi Zero 。必要な電流は 100-120 mA、電圧は 3.3V

ジャガイモ一個から取り出せる電流が 1mA 弱だったそう。

ジャガイモの大きさで電流が変わるわけではないので、次はこうなります。これで計った結果から、770切れのジャガイモで 100 mA、4.5V が取り出せそう、と予想。

生のジャガイモでやるのかと思っていましたが、茹でたジャガイモの方が取り出せる電流が多いんですね。茹でて切って繋げて、茹でて切って繋げて、友人と奥さんに手伝ってもらって2日目から3日目はひたすらこの作業だったそう。

しかし… Raspberry Pi は起動せず。

ここで一旦実験失敗として、会社へ出社。車庫の中のジャガイモは異臭を放ち、魚のような臭いが充満していたと。帰宅してもう一度試してみるも、やはり起動せず。

5日目、電流がどれだけあれば Raspberry Pi が起動するのかもわからず、実験失敗を認め、ジャガイモの片づけというたいへんな作業だけが残った状態。

6日目、今取れている電流で DOOM を動かせそうなものとして、関数電卓 TI-84 があると気づき、これをつなげてみると、

動画作者は終わりに「やる価値は全くないので、自分でこれを再現しようとはしないこと。私もまったく報われた気がしません」と結んでいます。

via Geekologie

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サインフェルドのアパートをDOOM上で再現したファン

アメリカのシトコム史上1,2を争う人気だったというコメディドラマ「サインフェルド」の主人公ジェリー・サインフェルドのアパートを、DOOM2 上で再現した人が現れました。

seinfeld-apartment

このアパートね。

4人のメインキャストも忠実に再現しているのですが、なにぶん元が殺伐としたシューティングゲームなので、その扱いはひどいことになっています。

作るのに100時間掛かった、というデータは、こちらからダウンロードできます

フィクションの中の建物や風景をファンが再現する、というのは、VRの普及とあわせてこれからも増えそうですね。日本でフィクションだけど誰もが知っている家、とかはどこにあたるんでしょうか。

JOHN ROMERO