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存在しない都市の地図を GAN で生成するサイト This City Does Not Exist

This City Does Not Exist(この都市は存在しない) は、実在しない人物の顔写真を合成する This Person Does Not Exist(この人物は存在しない) の都市版というべきサービスです。

実在の都市の航空写真のようにも見えます。

サイトをリロードするたびに、新しい都市が表示されます。

実在の都市の多数の写真データから、GAN(敵対的生成ネットワーク) を使って作られた都市。人の顔の時と同じで、たくさん見ていると不自然な箇所に気づいたり、「川はそうはならんでしょう」みたいな綻びも見えますが、普段からたくさん見ている人の顔に比べると違和感を持つ力は少なめかなとも思います。

via Hacker News

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このスニーカーは存在しない – 機械学習で自動生成されたスニーカー画像

This sneaker does not exist(このスニーカーは存在しない) は、機械学習で生成された実在しないスニーカーの画像を大量に作ってくれるwebサービスです。

実在しない人物の顔写真を作るThisPersonDoesNotExist.com や存在しないアニメ女性キャラクター(俺の嫁)を合成するwww.ThisWaifuDoesNotExist.netなど、敵対的生成ネットワーク(GAN)を利用した同種のサービスの一つで、このサイトでは5000種類の生成したスニーカーを並べていて、今後も元となるスタイルを増やすことでさらに多くのスニーカーデザインを追加する予定だそうです。

生成されたスニーカーを選び、”futuristic(革新的)”、”creativity(創造的要素)”、色の明暗のスライダーをいじることで、さらに多少のカスタマイズを行うこともできます。

新しいスニーカーをデザインする人がインスピレーションを得るために使えるか、ここで生成されたデザインをそのまま実際に作って販売する商売を立ち上げるか(といっても、ベースとなるスニーカー画像を参考にしてるので結果的に盗作になるケースは避けないと)、などの用途が考えられるでしょうか。

via Hacker News

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AI生成の実在しない人物を角膜への反射光で判定する論文

GANによる存在しない架空の人物の画像生成、どうみても本物の顔写真と区別がつかないものもできるようになりましたが、そんな合成顔を見分けるための研究というのもされているようです。

こちらは両目の瞳孔に反射した光のパターンを左右で比べて、両目のパターンが大きく異なる場合はAIによる生成顔だと判定できるとした成果。

片目をつむっている顔は判定できないとか、両目から等しく光源が見えるような状況でなければ誤判定が起こるとか、制限もあるようです。それはそうかという感じ。また、免許証の写真ぐらいの解像度で紙に印刷されてしまえば、このような判定法は適用できなさそうにも思えます。

そしてもちろん、この研究は「今の」GAN生成顔を検出できるというものでしかなく、今後のAIによる顔画像生成は双眸の反射を考慮したものになっていくのでしょうね。

via TheNextWeb