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Hacker News のリンクに “1” をつけることでOGPやTwitter Card を良さげにする転送サービス

statico/ycombinator1.com は、英語圏の有名IT掲示板 Hacker News の URL に対し、SNS で共有した際に表示されるプレビュー情報を拡張する、という単機能のサービスです。

Hacker News 掲示版の各スレッドの URL は “news.ycombinator.com” というドメインで提供されていますが、”news.ycombinator1.com” と1を追加すると、Hacker News の運営とはまったく関係ないこの方のサービスにつながります。そこで行われることはというと

  • OGP や Twitter Card などプレビューで使われる情報を増やした html を返す
  • 訪問者が一般のブラウザなら、オリジナルの Hackre News のスレッドへ転送する

リンクを見に行った人間のユーザーは、これまで通りの Hacker News に行けますが、twitter や Facebook などのSNS、Slack や Skype などのメッセンジャーなどでリンクを貼られた際は、拡張されたプレビューが表示される、というわけです。

ツイッターで、オリジナルのURLを貼った場合にはプレビューは出ませんが、1つきのURLにすると記事のタイトル、votes や comments の数などの情報が出ます。

Slack でも同様。1をつけてURLを貼ると、チャット相手はリンクを開かなくても少し詳しい情報を得ることができます。

この転送サービスがどの記事を転送するのに使われたか、という記録が残るプライバシーの問題、このサービスが転送先やプレビューで表示する情報を書き換えるセキュリティの問題、など、気になる人はいるかと思います。

これに関してはソースコードが公開されているので、自分で別のドメインにホストしてしまえば良いし、プレビューで付加する内容も自分の好みに書き換えたり、他の掲示板やニュースサイトに対して同様の変換をさせることもできますね。

via Hacker News

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ネットのサービス

Hacker-AI – Hacker Newsでバズるタイトルを判定するサービス

Hacker-AIは、二つの記事タイトル候補を入れると、どちらがより Hacker News 掲示板で受けそうかをポイントで予想して勝敗をつけてくれる、というサービスです。

IT系の新サービスやツールを英語で公開する場所として Hacker News や Product Hunt は非常に重要な場所となっていますが、世界中から毎日山のような自己紹介投稿がされ、同じ URL を何度も繰り返し投稿することはできないため、以下にタイトルで人々の目を引くかが重要になります。

極端なことを言えば、サービス自体がそれほどすごくなくても、うまく Hacker News で反応を稼ぎ、注目の投稿としてトップページ上位に表示されることで人気が出ることだってあるわけです。

Kimmo Ihanus さんは、Hacker News で過去に反応が良かった記事のタイトルのデータを機械学習にかけ、新たに入力したタイトルが行けそうかどうか判定する内部ツールを作り使っていたということで、これをwebサービスしたものが今回のHackre-AIになります。

現在、よりバズりそうなタイトルを当てられる確率は60%ほどで、サービスを使わないよりも良い、ということです。

ただし、実際にHacker News のトップページに表示されているタイトルをいくつか入れてみましたが、まだまだ改良の余地はありそうに思います。

新聞社や通信社などもニュース配信のタイトル決めには専任の人を置いて毎日競争をしているのだと思いますが、そこでもこういうAI技術は導入されているんでしょうかね。

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webページがHacker Newsで言及されているか調べるAPIとChrome拡張

英語圏の技術掲示板 Hacker News で、特定のURLについて言及したスレッドがあるかどうかを調べる方法について、

Algolia の HN Search API を使うと、REST で検索することができます。

また、これを使った Chrome拡張 Find Hacker News Comments が出ていて、

任意のウェブページを開いた状態でこの拡張のCアイコンをクリックすると、もしHacker Newsで言及されていた時はそのページへのリンクを開いてくれます。

クリックした時だけチェックに行く作りなので、閲覧ページが全部API提供者に漏れたりはしません。

知らない技術やツールを評価する際に Hacker News でのディスカッションを参考にしている人にとっては、ワンクリックでディスカッションを探せるので便利ではないかと思いました。