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Kinectで指揮するコンピューター・オーケストラ

スイスの大学ECALの学生らが作ったコンピューターオーケストラは、人の代わりにコンピューターの一台一台に演奏をさせて、それを指揮するというプロジェクトです。

kinnect-orchestra

webサービス経由でいろいろな人に音声や音楽をアップロードしてもらい、その音源を各コンピューターに割り当てます。指揮者の動きをKinectで拾って、その指示によってそれぞれのコンピューターに演奏させたり、止めたりすることで、一団のコンピューターによる演奏を実現しています。動画はこちら

本物のギターやドラムが弾けなくても楽しめるゲームやガジェットがいっぱいありますが、体を振ったり手を揺らしたりするだけで自由に音楽が指揮できるアプリ、があっても楽しいかもしれないなと思いました。

via ECAL: a gestural + interactive computer orchestra

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指の動きをコンピューターに伝えられる、手のKinectとでも言うべき研究をマイクロソフトが発表

アメリカACMのシンポジウムでマイクロソフト・リサーチが発表した多数の研究の中に、手首につけた機械を使って指の動きを取り込むDigitsというデバイスが出ていました。

センサーのついた手袋をはめて手の動きを伝える、ということなら、20年前にはもう商品があったのですが、コンピューターを使う時にグローブをはめる、というのは面倒だし、実際この商品は受けなかったわけです。

さてその仕組みですが、手首の機械から赤外線を放射して、それをカメラで撮影することで、実際に動かした指の形を、コンピュータの中に再現することができる、というものです。原理的には同じマイクロソフトのKinectがやっていることとそう違わないでしょう。

このデバイスは手首だけで完結していて、外部との接続は必要としていないということから、部屋を移動しても、あるいは街中を歩きながらでも、使い続けることができます。

今はまだ手首の機器は無骨ですが、そのうちブレスレットや腕時計ぐらいのものに洗練されていくということは十分ありえるでしょう。そうすると、どこでも気軽に空中でキーボードが打てたり、ピアノが弾けたりできるようになるかもしれないですね。未来のコンピューティング・インタフェースは、町を歩いている人がみんな腕輪をはめていて、なんだか指がいろいろ動いている(もちろんメガネ=Google Glassがもっと進化したような、から網膜には画面が投射されているし、耳には外の音も聴けるイヤホンが)、といったものになるのかもしれません。