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書評

LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?

著者からいただきました。

LINEが登場してまだ2年経ってないのに、ここまで大きく広まったのは驚きですよね。LINEの場合は特に、ネットに詳しくない人が多く参加しているところも凄いところです。

サービスのヒットに合わせて、さまざまなLINE解説本も出ているのですが、この本はどうやったらLINEに加入して使いこなせるかという本ではありません。他の多数の入門本とは違い、LINEがどうしてここまでの人気サービスになったのか、LINEはこの普及度を使って今・これからどんな展開をしようとしているのか、といった内容を、過去にもMixi, Twitter, Facebookなど多くのソーシャルメディアを使いこなして解説本などを書いてきた著者が書いたものです。

僕自身、LINEの飛躍を冷ややかに見つつ使ってない非ユーザーなので、コグレさんが本をくれると言った時に断ったのですが、「LINE使ってない人にこそ読んでほしい」と言われ、受け取ったものです。使っていないにしても、業界人としてLINEがどういうものか試し、自分なりに急速な普及や高い人気の秘密についてはある程度わかっているつもりでした。しかし、本書を読んで初めて知ったり気づかされたりした事柄も多く、LINEでの将来的なビジネスに乗っかりたい人や、LINEと自社サービス・製品の関わり方を考えなければいけなくなるかもしれない業界人にとっては面白い本だなと感じました。

この本では、LINEがもつ人と人とをつなげるというサービスの属性に絡んで出てくるプライバシー問題や未成年保護問題などについても整理しつつ、日本発ながらも世界レベルのサービスとなりうるLINEに対するポジティブな期待を感じとることができます。FriendsterとかMySpaceとかFacebookとかTwitterとか、アメリカ発のソーシャルサービスが次々入れ替わる歴史に、日本から出たものも一つ挟まるとすればとても痛快ですし、LINEがもっと広まっていくといいなあと僕も(使ってないけど)応援する気持ちが強まりました。

[書評に関する注意書き]

  • いただいて書いた本についてはその旨記述します
  • このブログはサイボウズ・ラボの社員ブログなので、秋元個人に献本いただいても、何でも自由に書けるわけではありません。
  • もちろん、書評以外の他のブログエントリもそうですが、社員ブログではあってもサイボウズ・ラボ全社やサイボウズ・グループの意見を代弁してるわけではありません。
  • 献本いただいても必ず読めるわけでも、ご紹介できるわけでもありません。読書の速度は遅いので、発売前や発売直後に送っていただいても、ご紹介が半年後になるようなことも多々あります。
  • 読み終わったら、読んだことや一行感想をツイッターでつぶやくかもしれません。それはこちらに記録されます。そうでなければまだ読んでいない可能性が高いです。
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WordPress

WordPressでLINEへ送るボタンを設置する方法

ひさびさに増えた、ソーシャルで共有系の新ボタン「LINEへ送る」を、このブログにつけてみました。数分でできるのでやり方をご紹介しておきます。

Jetpackの機能を使っているので、もしまだJetpackを入れていなければ、Jetpackを入れて、有効にしてください。Jetpack、いろいろと便利ですよ。

アイコン画像の用意

配布されているアイコンに、16×16ピクセルのものがないので、ダウンロードしたら展開して、40×40ピクセルのアイコンなどを編集して16×16にしてください。

メディアの新規追加でこの16×16のアイコンをアップロードし、アップロード完了画面で出たファイルのURLをコピーしておきます。

Jetpack

[設定]-[共有]-[共有ボタン]で、「新サービスを追加」をクリック。開いたダイアログに、たとえば以下のように入力します。

サービス名: LINE
共有URL: http://line.naver.jp/R/msg/text/%post_title%%0D%0A%post_url%
アイコンURL: さきほどメディアアップロードしたアイコンのURL

[共有ボタンを作成]を押すと、利用可能なサービス、にLINEボタンが増えていますので、これを下の有効化済のサービス、にドラッグしてください。

そのすぐ下に、ブログ記事の下にどのように表示されるかのプレビューが出ますので、他のソーシャルボタンとの順序等に問題がなければ、「変更を保存」してください。

この仕組みで表示させると、パソコンで見たときも表示されてしまいます。今はパソコンからクリックしても何も起こりませんが、これはいずれ対応してくれることを期待します。