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[YAPC] 正規表現にフォーカスしたPerl6入門

YAPC::Asia 2007 Tokyo で発表した資料を公開しました。

Yoshinori Takesako - s/ Perl5 Regular Expression / Perl6 Regex and Rule /mixes;

正規表現にフォーカスしたPerl6入門 - s/ Perl5 Regular Expression / Perl6 Regex and Rule /mixes;
Perlの黒魔術の一つであった正規表現。後付の拡張を繰り返した結果、問題解決の強力な武器に成長した反面、人間にも計算機にも読みにくい諸刃の剣にもなってしまいました。そこで再設計されたのがPerl6!
正規表現の書き方がPerl5からどのように変わるのか、これからPerl6のプログラムを書いてみようという人向けにわかりやすく解説します。

Software Design 2007年2月号の巻末特別企画「先取り Perl6正規表現カタログ ~ Perl5からの変更点を徹底解説!」の記事がベースになっています。

Perl6ではPerl5からの後方互換性は考慮しなくなったので、プログラムの書き方が変わっています。 したがって、Perl6の文法の他にPerl6での正規表現の書き方の事を知っていないと、 自分でPerl6のコードを書くときや人の書いたPugsのサンプルコードを読むときなどに困ってしまうことになります。 正規表現の部分はPerl6の実装の中で遅れているところではあります。最新のPugsやPerl6-Regexモジュールでまだ動作しない構文も多いですが、過去のしがらみを捨てて一から再設計して、人間にもコンピュータにもやさしい表現を目指しています。

Perlの正規表現が難しい、と言われてきた原因を再考するには、Perl6の言語仕様は非常に示唆的で良い題材だと思います。