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2006年07月30日
Microsoft Live Labs の Photosynth によるリアルタイムパノラマ
テクノロジー・プレビューが発表されただけで自分で触ることはできないけれど、マイクロソフトLiveのラボが作っている Photosynth という画像処理の技術が面白い。
Photosynth のアーキテクト Blaise Agüera y Arcas 氏によるデモ
デモでは、多数の写真から再構成されたローマの教会前の広場の中を、好きな方向に視線を変えつつ見ていく。一枚の写真の端あたりで、他の写真がそこにかぶさって表示されていき、全体としてその場所にいるかのように風景を見ていくことができる。
自分で撮った写真の集合から、一枚の大きなパノラマ写真を作ってくれるソフトウェアはもうある。
Photosynth は、写真ごとの撮影者の位置を把握して、立体的に並べてくれる点や、みんなが撮ったばらばらな写真から一つの場所を再現してくれる点、そして見るためのインタフェース、などが改善されているということだろう。
Flickr のような写真共有サービスにしても、観光地などの写真は多数あるはず。これらの写真を見るためのインタフェースとして、また写真検索のインタフェースとして、この Photosynth は面白い。
自分が旅行で撮ってきた一枚の写真から、周りの風景が(多数の写真を使って)構成されていき、体験の再現ができるとしたら、人気も出るだろうし、この Photosynth の一般公開が待ち遠しい。
投稿者 秋元 : 2006年07月30日 09:22
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