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2007年02月06日
imified メッセンジャーxマッシュアップサービス
新しく公開されたimifiedは、メッセンジャーと各種ネットサービスをつなげて、メッセンジャーをネットサービスの通知アプリとして使えるようにしたサービス。
別の言い方だと、ネットサービスの更新を巡回してくれるbotの無料ASPかな。
メッセンジャー側は以下に対応している。
- AOL
- Yahoo(ただし米国のYahoo)
- MSN/Windows Messenger(こちらは日本も共通)
- Google Talk/Jabber
個人的にはSkype Chatが無いのが残念。
ネットサービス側は、まずは以下のサービスが対応
- 30 boxes
- Backpack
- Basecamp
- Blogger
- Google Calendar
- Movable Type
- Remember the Milk
- Typepad
- WordPress
- imified自身のnotes(メモ)
- imified自身のリマインダー
- imified自身のToDo
カレンダーやToDoなどのサービスについては、通知の有無をimifiedが見に行って、チャットで教えてくれるようになる。ブログサービスが多いが、これもコメントやトラックバックなどを通知してくれるのだろう。
メッセンジャーとブラウザを組み合わせて使うサービス、ということで、通常のブラウザで完結するサービスとは違った工夫が見られるようだ。
まず、登録はimifiedの登録用アカウントにメッセージを送ることで行なう。4つのサービスでのアカウント名はトップページに表示されている。
自分が使っているメッセンジャーに対応するアカウントにメッセージを送り、相手を自分のコンタクトに追加すると、相手とのチャットがコマンド実行や通知用の画面になる。次の画面は、Windows Live Messengerでメニューを表示したところ
imifiedが提供する3つのサービスは、既に登録済になっていて、この画面だと1, 2, 3をチャットで送ると、ToDoの追加や閲覧がメッセンジャー上でできるようになる。
"My Account"を選ぶと、URLがいくつか出てくる。URLに飛ぶと、その他のネットサービスとimifiedをつなげるための設定ページに行くことができる。リンクは以下のような感じ。ユーザ毎、時間ごとに設定画面用のURLを生成しているのだろう。
Add/Edit Services https://www.imified.com/settings/imauth.cfm?key=123456-7890-1234-567890§ion=services
後は、飛んだ先のウェブページから、連携のできる各サービスを選択し、連携のための設定をすればいい。
設定では、連携のための識別名をつけるほかに、ユーザ名やパスワードなどを入力したり、フィードのアドレスを入力させられる。
いくつかのサービスでは、imifiedにそのサービスのパスワードを教えなければならない。これはちょっと気持ち悪いので試してないが。imifiedが完全に信頼できると思った人はこれも使えるだろう。
Remember the Milkについては、認証APIを使って、RtMの認証ページに飛ばされ、そのあとimifiedとRtMの自分のアカウントを接続させることができた。これで、Windows Live メッセンジャーからRtMのToDoを一覧できる…はずだったのだが、残念ながら日本語の項目が化けてしまった。
ブラウザベースのサービス・アプリケーションでは、更新のリアルタイム通知やブラウザを閉じている時の通知がしにくいため、リマインダー・ノーティファイアのためにクライアントアプリケーションを別途配布したりすることが多い。
しかし、それぞれ異なるWebアプリケーションのためにどんどんクライアントアプリケーションをインストールしていくというのは手間もリソースもかかる。
imifiedのように、これまで使っていてすでにそこにあるメッセンジャーを流用して通知を受け取ることができるのが嬉しい人は多いだろうし、メジャーなメッセンジャープロトコルにひと通り対応してしまえば、あとはそれらのプロトコルを理解できるクライアントをユーザに用意してもらうことで、PDAやケータイでも通知が受けられるようになるだろう。
投稿者 秋元 : 2007年02月06日 14:46
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