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2007年02月02日
Vistaの音声認識セキュリティホールに思う
via Vistaで勝手にファイルを削除されるセキュリティホールが見つかる など
たとえば「ファイルを削除」といった音声をMP3ファイルに録音し、友達に送ります。それを友達が再生すると、マイクが認識してしまえばそのとおりに作動してしまいます。
マイクロソフトから、このセキュリティホールの存在を認めたという返事を貰ったというGeorge Ouの話では、この問題は
- マイクとスピーカーがつながって
- 音声認識機能がオンになっている
という状況でのみ発生するらしい(そりゃそうだ)。とりあえずの回避策は、
- マイクやスピーカーを切れば、このセキュリティホールは発動しない。
- コマンドを実行するような音楽ファイルを開いてしまったら、メディアプレイヤーを閉じ、音声認識機能をオフにして、コンピュータを再起動するべきということ。(間に合うのだろうか)
いろんなところで、「良くないコマンドを実行させる音声ファイルを送りつけて」みたいに書かれているけど、そんなことしなくても、開くと音が鳴るウェブページに誘導するとか、YouTube等に最初は魅力的な動画で、途中でいきなりコマンドを喋る動画をアップロードするとか、任意の音を鳴らすだけならいろいろありそうな気がする。
# これまで、その手のいたずらは起こってないのかな。動画の途中からいきなり不快なものを挿し込むとか。
MSの回答はもちろん今危険にさらされている人のための暫定的な対策で、今後ちゃんとした対策を考えるのだと思うけど、音声認識機能をあきらめる、という以外の解決法ってどういうものだろう?
OSが音楽を鳴らすときに、「これはOSが鳴らしてる音だよ」みたいな識別信号を(人間に聞こえない周波数で)混ぜたりするのかなあ。しかし、単純なものならそれを含めて音声を作ればいいわけで、そうすると識別信号に時間情報やシステム固有のキーを入れるとか…
それか、自分の出した音をちょっとだけ覚えておいて、それを入力の音声から差し引くとか…
なんにしてもリソースを喰いそうだなあ。CPUベンダーとかハードベンダーが喜ぶかも。
投稿者 秋元 : 2007年02月02日 10:56
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コメント
Mac にも同様の PlainTalk ってのがあるのですが、デフォルトでは「キーを押している間のみリスニングを行う」ようになっています。ご参考まで。
投稿者 kazuho : 2007年02月02日 11:34
なるほど。Macでは(使われてるかどうかはわからないけど)もともと出来てて、Vistaでは常時認識するという設計が問題ということなんですね。
投稿者 秋元 : 2007年02月02日 11:50
悪意のある音声ファイルでなくとも、
友達とPCの前で「ファイル削除して~~」と話していて、
マイクが認識したら消えてしまうのでは・・・。
投稿者 Anonymous : 2007年02月02日 13:24
スピーカーから出す音声についてもコマンド認識をして、スピーカーからの音声コマンドとマイクからの音声コマンドが一致した場合は、コマンドを実行しないというのはどうでしょうか?
投稿者 Baatarism : 2007年02月02日 13:45
>デフォルトでは「キーを押している間のみリスニングを行う」
普通はそのように設計するのでは……f(^^;
>友達とPCの前で「ファイル削除して~~」と話していて、
Skypeで「パソコンの使い方」を初心者に教える時なんて恐いですね。削除とか普通に使いそうだし。
「まず音声認識機能がOFFになっているのを確認して下さい。」
「その~音声なんとかって、なんですかの?」
投稿者 Anonymous : 2007年02月03日 00:17