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2007年05月31日
Google Mashup Editor
via del.icio.us/popular
Googleのマッシュアップエディターというのが限定ユーザ向けにベータ公開されているらしい。
そんなのに招待されてはいないので、これが何かはわからない。名前から想像すると、やっぱりYahoo! Pipes対抗のサービスなのかなあ。
興味のある人は公開時に連絡くれるそうなのでメールアドレスを登録してはどうだろうか。
[追記 2007.06.01]
O'Reilly Radarで実際に動いている様子を見た人のレポートが。6行のスクリプトで住所を地図にマップするマッシュアップが作成されるデモを見たそうだ。Yahoo! PipesやPopflyに比べて、テキスト指向でエンジニア向けのサービスに見えたということらしい。
Google GearのWebアプリオフライン化
あたらしく発表されたGoogle Gearだが、ネットワークにつながっていないときでもローカルに置いたDBにデータが保存できるようにするというアプリケーション。
Zimbraのオフラインサポートや次のFirefoxの機能とぱっと見同じかなあ。デモも同じようなものだし。
どんなときにオフラインでのWebアプリが必要になって、そこではどんなデータがキャッシュされているといいのか、というのは、オフラインサポートをした実用的なアプリケーションが出てこないとわからないだろうな。
投稿者 秋元 : 11:53 | コメント (2) | トラックバック
StumbleUpon→Ebay, Last.fm→CBS, Panoramio→Google,
メモ
Official StumbleUpon Blog - A big day… joining eBay
Web2.0的に集めたユーザを抱えて、大手に身売り。
[追記]
Read/Write Web経由。同日中にまだまだ買収話が出てきた。
Google buys photo sharing site Panoramio
PanoramioはFlickrのような写真共有サイト。地図とのマッシュアップができる。日本語にも対応。
Fox Interactive Media Agrees to Acquire Photobucket and Flektor, Inc.
PhotobucketはFlickrより使われている写真共有サイト。
Flektorは写真や動画のオンライン編集サービス
2007年05月29日
PHP date()関数用指定子ジェネレータ
via reddit
PHPのdate()関数では、日時をいろいろな形式に変換することができる。ただ、「いろいろな形式」がたくさんあるので、何かやろうとするとマニュアルを見ることになる。
このジェネレータでは、左側の説明を元に、その場で現在時刻や指定日時を元にフォーマット変換した結果を得ることができる。
また、変換された文字列のどの部分がどの指定子にあたるかもツールチップ表示される。
日時の表示で試行錯誤するときに使うとちょっと便利かもしれない。
しかし、
- 左側の説明が英語
- 日本語が通らない
- ページ遷移しないと変換結果が試せない
ので、だれか日本語化+Javascript化しないかなー。
20年後のグーグル
via digg
鍵は~?
冷蔵庫の上に置いただろこのマヌケ!
投稿者 秋元 : 17:45 | コメント (1) | トラックバック
画期的な広告アイデア in アメリカ
via Advertising Lab
アメリカ中西部の各州で税金の啓蒙活動税務サービス企業の宣伝に採用された広告手法というのが紹介されていた。
これまで使われていたスローガン入りチョコレートバー(そんなもの配ってたのか)に比べて、ずっと有用で、しかもより長い間人々が広告を手元に残してくれる、すばらしい手法だ。
その手法とはなんと、「携帯サイズのテッシュペーパーに広告を入れて配る」
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[追記] コメントで指摘をうけたように、説明文の勘違いがあったので修正しました。
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え、なんだって?
これは日本人にとっては別の意味で驚きの話。Wikipediaには、「日本の東京でよく見られるゲリラマーケティングの一手法」というエントリもある。
この話が面白いのは、誰かにとって日常的なことでも、遠くの他人にとってはすごい驚きかもしれないというところだろう。
どこか遠い異国にも、まだ日本に上陸していないすごいアイデアがあるのかもしれない。だから、テレビでも雑誌でもネットでも、自分の身の回りとは違う情報を知るといううことが楽しいし、場合によっては役にも立つということなんだな、と思った。
投稿者 秋元 : 17:05 | コメント (2) | トラックバック
2007年05月25日
reCAPTCHA - キャプチャを利用した人力高性能OCR
reCAPTCHA という新サービスはすごい。その構想力には感動させられた。
念のためにCAPTCHA(キャプチャ)について説明しておくと、スパムプログラム(bot)と人間のユーザを見分けるための簡単な(しかし機械にとっては難しい)クイズのことだ。ある程度ウェブを使っている人なら、ネットサービスの登録時やコメントの書き込み時などに、読みにくく加工されたアルファベットを読まされたりした経験があるだろうと思う。
それらのサイトでは、あなたが人間にしかできないクイズを解いたのを見て、ユーザ登録やコメントの投稿を受け付けたりする仕組みになっているわけだ。文字を読む以外のCAPTCHAもあるけれど、一番多用されているのはこの手のものだろう。
文字をぐにゃりと曲げたり、色をつけて機械から読まれにくくしたりという仕組みは、プログラマーが自分で作ることもあるし、CAPTCHAの仕組み自体をネットサービスとして提供しているようなところもある。
ここまでがおさらい。
reCAPTCHAサービスの新しい点
reCAPTCHAでは、このCAPTCHA画像を生成してくれて、正解かどうかをつきあわせるサービスを提供している。しかし、ここで「よく考えたなあ」と思うのは、ユーザが解くこの大量の小さなクイズの力を、別の問題の解決「にも」使う仕組みとしたところだ。
reCAPTCHAのサービスを使って自分のブログやウェブサイトにCAPTCHAを配置すると、そこに来たユーザは、二つの単語を入力しないと目的が達成できないようになる。なぜ二つなのか、のところがこのサービスの肝だ。
reCAPTCHAのトップページに大きく出ているのは、"STOP SPAM. READ BOOKS."(スパムを無くし、本を読もう)というスローガンだ。「本を読む」?
実は、これらのCAPTCHA画像は、これまであったような、きれいなフォントから加工して作られたものではない。実在する紙の本をスキャンして、OCRで読み取ろうと試みた単語のうち、認識に失敗した単語のイメージをベースにしているのだ。
二つの単語のうちの一方は、reCAPTCHAが既に正しい読み方を知っている単語の画像だが、もう一つは、まだ読み方がわかっていない単語の画像ということになる。
出題の時点では回答者がユーザなのか、それともロボットなのかはまだわからない。しかし、知っている方の単語を正しく読めたのであれば、もう一方の入力も正解に近いのではないか、と推測することができる。reCAPTCHAはこの情報を利用して、これまで機械で読み取れなかった単語画像にある単語を正しく知ることができるようになる。(さらに、他のエンドユーザにも何度かこれを解かせることで、認識の確からしさを上げる仕組みになっているらしい)
紙の本は活字での印刷とはいえ、活字のばらつきやインクのにじみ、インクや紙の経年変化、スキャン時の紙面のゆがみなど様々な要因で、必ずしも100%OCRで認識できるわけではない。これまで、読み取れなかった単語は人が視認して訂正を入れていたのだろう。しかし、このreCAPTCHAの仕組みでは、ネットの向こうにいる多数のユーザに、ほんの少しずつ手間をかけてもらうだけで、結果的にたくさんの判別不能だった単語を拾うことにつなげられる。
ネットの向こうのたくさんのユーザを、仮想的なプログラムにしてしまう
「知ってる情報」と「知らない情報」を組み合わせて解かせることで、ネット上の数十万、数百万のユーザを、機械読み取りに失敗した単語を読む仮想的な機械にしてしまったわけだ。
もちろん、これから十分な数のエンドユーザが確保することは必要だけれども、それは結構うまくいくのかもしれない、と思った。
この仕組みは無料で使えるので、ウェブサイトやブログのオーナーには、自分でCAPTCHAシステムを用意しなくてもいい、というインセンティブがある。使ってみようというユーザはそれなりにいるだろう。
エンドユーザは、今でもいろんなところでCAPTCHAを解かされているわけで、それがこのreCAPTCHAに変わったからといって問題はない。このreCAPTCHAプロジェクトでは、過去の貴重な紙情報をデジタル化していくという使命もあるわけで、仕組みを知っているユーザにとっては、ただ面倒なことをさせられているだけではなく、文化事業にわずかではあるが貢献している、というインセンティブもでてくるかもしれない。
関係する人に誰も損をせずに、これまであった問題を解決しようとしている、という点でこのアイデアはすごいと思った次第だ。
reCAPTCHA APIとさまざまなライブラリ
実際にたくさんのエンドユーザを確保するのが大事だと思うが、そのためにもいろんな手が打たれているようだ。
Resourceのページでは、WordPressやphpBBなど、著名なブログやフォーラムのオープンソースアプリケーションのためのプラグインが提供され、PHP向けのライブラリもある。APIとして、汎用的なAPIと、メールアドレスをスパマーのロボットから隠すために機能特化したAPIの二つも提供されている。
メールアドレスを隠すのにこのreCAPTCHAを使うサンプルは、ここで試すことができる。二つ正しい単語を入れれば、隠されたメールアドレスを知ることができるようになっている。
[追記 2007.06.04] reCAPTCHA APIをyune_kotomiさんという方が日本語訳された
[追記 2007.09.17] GoogleがreCAPTCHAを買収しました
2007年05月23日
カメルーンのドメイン.cmで大儲けした男
via Digg, del.icio.us, Rauru's bookmark, etc.
CNNの記事 "The man who owns the Internet"で、Kevin Hamという男性、ドメイン名を使って推定360億円の資産を築いたとされる男の最新のテクニックについて解説している。
打ち間違いを集めるためのカメルーンドメイン".cm"
彼は、ブラウザのアドレスバーに直接URLを入力する人が、たまに".com"のうち間違いで".cm"と入れてしまうことに注目した。
".cm"を持っているのは西アフリカの国カメルーン。彼はカメルーン政府と交渉し、カメルーンドメインについて、".cm"に存在しないドメインが引かれたときに転送先を指定する権利を全部買い取ったそうだ。
カメルーンのネットサービスなんてほとんど存在しないことから、これは"*.com"を"*.cm"と打ち間違ったほとんどのケースで、彼の所有するドメインagoga.comが表示されることを意味する。
agoga.comは使いやすくも見えないただのリンク集サイトだが、そこにはたくさんの広告が貼られている。agoga.comを含めた彼のサイトは、総計すると月に3000万ユニークビジターを稼いでいるとか。
実際、滅茶苦茶に打ったドメイン名の後ろに".cm"をつけてアクセスしてみれば、agoga.comが表示されるのを見ることができる。
笑えるのは(ある意味笑えないかもしれない)、彼と彼の会社が、この同じ手法を適用すべく、コロンビア(".co")、オマーン(".om")、また".net"のtypoとしてニジェール(".ne")やエチオピア(".et")などの政府にも働きかけているらしいということだ。
Yahooの先見性、その他の影響
Yahoo Outsmarts Google in Cameroon Domain Playでは、Yahooがhttp://yahoo.cm/をちゃんと押さえていたことを紹介している。".cm"で打ってもちゃんとヤフーのトップページに転送される。
わざわざカメルーンのドメインを登録して、自サイトに来るユーザがちゃんと迷わないようにしていたわけだ。(とはいっても、コロンビアやオマーンはまだ取ってないみたい)
また、「登録されていない".cm"」を全部押さえているHamだが、登録してしまえば自分で使えるわけで、google.cmやapple.cmは既に誰か取ってしまい、スパムっぽいサイトへの転送になっている。CNNの記事を見た他のドメインスクワッターが、続々と大手".com"のタイプ違い".cm"を取り出すのかもしれない。
ただし、明示的に他者の商標を使って押さえた場合は、裁判になって取り戻されてしまうリスクもあるので、エラー転送を押さえているHamに比べるとかなり小物といえるかもしれない。(とはいっても、大手企業であってもわざわざカメルーンで訴訟するなんてたいへんだし、商標が保護される仕組みがあるかどうかもわからないが。)
なお、Ham自身は、この.cmドメインでのあがりは微々たるものと語っているそうだ。今回広くばれてしまったけれど、ページビューや利益についても、取材した側の推定にすぎず、実態は謎につつまれている。
日本でも".com"でやってる大手サイトがあるけど、こんなのも検討して予防しないといけないのかねえ。
あと".jp"の打ち間違いが何になるか、とかも考えてみる価値はあるのかもしれない。
twitterでの単語登場数を比較するtweetVOLUME
via Mashable
tweetVOLUMEは、twitterで流れるメッセージを集計して、キーワードの登場回数を教えてくれるサービス。
回数に応じたサイズの四角を表示することで回数の直感的な比較をさせている。残念ながら日本語のキーワードは通らない。
Invisibilia - 人物を線画に
via 忘れた
Invisibiliaというタイトルで並べられた、たくさんの写真。
写真の中の一人だけを、手描き風の線画で置き換えてしまおう、ということらしい。
グラフィックソフト(フォトショップとか)を使って自分で作るときの手順解説もある。1) 人物枠を手で適当に(しかしスキマは無いように)トレースしたレイヤを作り、2) それ以外を選択してから反転することでこのトレース画部分の選択を残し、3) それを元の写真に適用して削除をする、ということだ。
# パッと見たときに、Take on meかと思った。
2007年05月22日
タマゴからヒヨコまで連続写真
via 英語版プラウダ
殻から出した状態でも、条件を揃えてやると孵化してヒヨコになるらしい。
最初がこれで
最後がこれ
途中の13枚を見てみようという人は、写真下の"Prev"と"Next"をクリックすると一通り見られる。卵かけご飯が食べられなくなっても責任は持たない。
[2007.05.22 追記] コメントにあるように、確かに同じ卵という記述は無かったのでこれについては不明。
投稿者 秋元 : 18:04 | コメント (2) | トラックバック
ギークのしるし
via Digg
ワイヤレスルータをキャッチしようとしてできたこのStigma(聖痕)は何の予兆か…
2007年05月20日
ななめなサッカー場
via Digg
ミュンヘンのオリンピック公園にあるらしい。別の角度からみたのもあった
上の写真にはフィールドの手前の木が無いけど、ネタにするために誰かが加工したのかな。
投稿者 秋元 : 16:32 | コメント (2) | トラックバック
ドバイの回転する高層ビル計画
最上階がレストランとかになっていてゆっくり回転する高層ビルというのはこれまでにも多数あったけど、次々と不思議な建築物を増やしている中東の驚異ドバイで、ビル全体が、しかも階ごとにばらばらに回転する68階建ての高層ビル計画というのが発表されたそうだ。
各階は角の丸い長方形になっていて、これが回転することででっぱりの位置が階ごとに違ってくる。
イメージ動画を見ると、ますますもって冗談にしか見えない計画だけど。そういう冗談みたいな建築物が続々とできているんだよなあ。
ビデオの方の解説によれば、90%の部材は工場で作られて、一階あたり3日で組み立てができるとか。居住階の間に風力発電の風車の階が挟まれて、そこで発電されたエネルギーでビル10軒分の電力もまかなえるとも言っている。
また、上から5階分については、その階のオーナーが自由に方向を変えられるそうだ。しかも音声認識によるリモートコントロールらしい。それ以外の階についてはビル側でコントロールするということ。
肝心の実現性だけど、設計者の話では、このプランに沿って、ドバイで6ヶ月以内に建築が始まる予定だということだ。
投稿者 秋元 : 15:38 | コメント (4) | トラックバック
Re: プログラマーが覚えておきたい英単語
> 3. License - Licence / Lisence / Lisense
Licenceは英語としては間違ってない。まあソフトウェアはどうしてもアメリカ中心になるので、米語のLicenseに統一したほうがミスは減ると思うけど。
> 6. Regist (Register) - Resist
解説ではRegisterXXXと書かれているのでご本人はわかっておられるみたいだけど、"Regist"も間違いなので注意されたい。
Alexaで取れるのはウェブサイトのトラフィックだけ
大西さんのセカンドライフってもう終わった?を読んで。僕もセカンドライフは始まってすらいないと思うけど、それはともかくアレクサについての誤解があるようなので。
Alexa(アレクサ)で専用クライアントアプリケーションであるセカンドライフのトラフィックは測れないので、比較するならGoogle Trendsとかを使われた方がいいかと思う。
AlexaについてはMarkezineで連載してるのでそちらを読んでいただければ。
あと日経ITProのこちらも
僕もセカンドライフの局所的な盛り上がりには違和感があるし、書かれている趣旨には深く同意できる。
2007年05月18日
銃を持った等身大フィギュアの影のせいで警官隊に突入され逮捕されたイギリスの男性
via Techmeme
イギリスのマンチェスターで、カーテンの後ろに銃を構えた等身大のフィギュアを置いていた男性が、近所の人に通報され、警官隊の突入を受けて逮捕されるという事件が起こったそうだ。
銃を構えたフィギュアというのは、3Dアクションゲーム トゥームレイダーのララ・クロフトという主人公のもの。こういうキャラクター。たしかに銃を持っている。
(写真は公式サイトから。実際のフィギュアの写真はデイリーミラーの記事参照のこと)
この男性はコンピューターショップのオーナーで、店のフィギュアを家に持ち帰ったのは、梱包してeBayで売ろうとしてたということだ。
この話、警官隊が恥をかいて終わり、かと思ったら、床に押し付けられたこの42歳男性は連行されて13時間拘置されたということ。現在は保釈中ということだが腕につけられた傷が生々しい。
雲で遊ぶ
via del.icio.us/popular
他愛もないけどいいかも。
2007年05月16日
広告をアートに置き換えるAddArt
via New York Times
面白いFirefoxのアドオンを作ろうとしている人たちの話がニューヨークタイムズのオンライン版に載っていた。
AddArt Extension がそれ。何をするものかというと、ページ中の広告を厳選された「アート」に置き換えるものだそうだ。
広告を単に消すアドオンはAdBlock PlusやArfcom Ad Blockerなどがある。(もちろん、プロキシーとして働くようなものも多数ある)
これらのアドオンは、広告を見たくないユーザが広告を消すために使われるが、ページの描画を早くすることにもなるので、広告があったところは単純に白くなったりするのが普通だ。AddArtでは、ここに厳選されたアート作品を表示させることになる。
Fox Newsをサンプルにしたイメージ画像では、元ページがこんなだったところを、
鷲とアメリカ国旗のアート(鷲はアメリカの国鳥)に置換している。
しかし、この拡張、提案先行型で、物はまだ開発中で公開されていない。開発資金も募金を呼びかけている段階ということらしい。AddBlock Plusの作者ともやりとりしていて、プログラムの流用ができないかも相談中ということだ。
置き換えるアプリケーション
僕は、広告ブロッカーは広告を消すものだ、としか思ってなかったので、アートに置き換える、という発想には意表をつかれた。ページ描画速度などを考えると、消してわざわざ別のものを出す意義がないと思い込んでいたようだ。
考えてみれば、Japanize やその国際版である Mylingual も、ページにあったものを他のもので置き換えることで新しい価値を生み出している。
何かを消すのが機能なら、消したところに別のものを出すのも機能だ。アートが好きな人はアートでもいいし、スケジュールやリマインダーがランダムに、あるいはこのサイトのこの広告位置にはこの情報、という風にデザインされて出たっていい。家族の写真でもいいし、自分で選んだ友達の近況みたいなものに差し替えてもいいわけだ。
また、置き換える機能(今回でいうとFirefoxのアドオンだけど、他にも実現方法はあるだろう)を配ることで、本来の広告主に代わって自分の広告や案内・主張を広めるといったプロモーションだってできるのかもしれない。
というようなことを考えたりした。
2007年05月15日
日米Web2.0対応表
via TechCrunch
TechCrunchで、Twitterのクローンがドイツで多数発生してる件に関して、米国とドイツのWeb2.0サービス対応表が作られていた。 (TechCrunch Japaneseの翻訳も出た)
出ているサービスの選択が妥当かはちょっと自信ないけど、日本版を作ってみた。
英日Web 2.0ディクショナリー | |
In the U.S. | In Japan |
Web 2.0 | ウェブにーてんぜろ |
YouTube | YouTube, ニコニコ動画 |
MySpace | ミクシィ |
Flickr | フォト蔵, livedoor PICS |
del.icio.us | はてなブックマーク |
Yelp | ぐるなび |
みんなの就職活動日記 | |
Digg | Yahoo!ニュース, newsing |
Blogger, LiveJournal | FC2ブログ, livedoorブログ, Yahoo!ブログ |
Meebo | ? |
Etsy | ? |
Cafepress | ClubT, UPSOLD |
Slide | Slide? |
Flixster | 映画生活? |
たぶん異論は出るだろう。人によってどのサービスが有力(そうに見える)かも違うだろうし。突っ込みはコメントかトラックバックでよろしく。
[2007.05.16 追記] TechCrunch Japaneseの翻訳記事へのリンク追加。CafePressの項にUPSOLDを追加。
これがほんとのパイ皿
via del.icio.us/popular
ベタベタだ
2007年05月14日
ITmedia日本全国ラボめぐり - ソニーCSL
Sony CSL訪問の記事公開
ITmedia Biz.IDのインタビュー連載 日本全国ラボめぐり の第三弾が公開された。
実世界とコンピュータ世界の融合――ソニーコンピューターサイエンス研究所
今回のインタビュー先は、ソニーコンピューターサイエンス研究所(Sony CSL)。サイボウズ・ラボのほかのメンバーも見学させてもらったりと、縁のあるところ。計算機科学について長年研究がされている本格派のラボだ。
gooラボ訪問のフォローアップ
また、シリーズ初回のgooラボのインタビューのときに話に出ていたプロジェクトが、数日前に「gooブログ検索 評判分析」として正式公開されたのでこちらもご紹介しておく。
gooブログ検索で、検索結果から「評判分析」を選ぶと、ブログの中から、キーワードに関連したものを関連度や肯定的・否定的の判定をした上で、グラフ化して見せてくれたりするものだ。
ITmediaでも紹介記事が出ている。日本語の検索や解析技術に強みを持つgooラボらしいサービスが、わかりやすいUIやグラフで提供されていていいと思った。Google Trendsとか好きな人はこれは必見かと思う。
スキャナで鏡をスキャンすると何色になる?
via digg
鏡を取ると、スキャナのヘッドの光で真っ白になるのかと思ったけど、そうでもないということ。
いつでも試せそうな話だけど、やってみようと思ったことがなかった。
Googleから広告を消す方法
via Digg
TECH BLOG での「グーグルのトリック5」というまとめエントリで紹介されていた5つのうち、1番目のこれは知らなかった。(むりやり5つにした感があるので、後の4つはどうでもいいと思うけど)
Googleの検索結果に、AdWordsが表示されなくなるというものだ。
http://www.google.co.jp/search?output=googleabout で開く、広告の出ないGoogle
なんか色も青じゃなくて茶色になってるし。output=googleabout というパラメータを追加すると、こうなるらしい。
例: Googleで広告を出さずに「アルファブロガー」を検索
なんのために存在するのか… 適度な広告は有用だと思うけどね。
[参考]
この output=googleabout 、日本語以外でもあまり情報ないけれど、古いのだとseopedia.orgのこの記事かなあ。2006年7月
投稿者 秋元 : 16:02 | コメント (2) | トラックバック
2007年05月13日
猫ピアノ
イエズス会の神父アタナシウス・キルヒァーが1650年に出版した『普遍音楽論』(Musurgia Universalis)に載っている楽器「キャットピアノ」の図だそうで。
鍵盤を叩くとそれに応じた音の高さを持つ猫の尻尾にピンが刺さるそうだ。今こんな楽器作ったらたいへんなことだな。
[参考]
Musurgia Universalisの説明や、楽器を解説した絵の写真
二択x百問のテストでなんと0点を取った学生
via Digg
マークセンス(日本語で言うとマークシート - 和製英語)式のテストで、全部の回答に"C"をマークして何点かは獲得しようとしたダメな学生、100問の問題はすべて二択、"A" or "B"だったようで。
教授からこの学生へのメールが面白い。(リンク先はポップアップを出すので開く際は注意)
「毎年なんとか生徒にいい点を取らせようと、2択で範囲も狭いテストにしてるし、実際過去20年間、最も悪くても65点しか見たことなかったけど、君の0点は歴史的な記録だよ。クラス全体の平均点も8点下がった。」
追伸がまたふるってる
「今後は、まったくわからないときは全部"C"じゃなくて全部"B"をマークしたまえ」
投稿者 秋元 : 14:08 | コメント (16) | トラックバック
Alexa(アレクサ)のデザイン変更
ウェブサイト(正確にはドメイン)の視聴率(トラフィック)を測るAlexaのページが、今風にデザイン変更された。
トップページのデザインは大幅に変更。てきとうなドメインに対する統計が表示されて、何をしてるサイトなのかがトップページでもわかりやすくなった。
個別ページに関しては、メニューバーとグラフのところがちょっとキレイになっただけで、大きな違いはない。
NASLU - YouTube, SlideShare的なソースコード共有サービス
YouTubeは動画、slideshareはプレゼンテーションのスライドを登録して集積するという以外に、ブログやMySpaceで貼らせることでどんどん広がる、というプロモーション手法を取っている。
ソースコードの動作する最小単位(snippet)を登録して集めよう、というサイトは過去にたくさんあって、どれも思ったほど流行してないんだけど、このソースコードの共有を同じようなWidget(Client Side Include)で広めようとするサービスが登場したようだ。それがNASLU。
下に貼ってみよう。(動くかな?)
タグによる分類も、最近の共有サイトを踏襲している。Hello Worldなんてタグでいろいろな言語のサンプルが集まれば、以前に人力で集められていたHello World集なんていうのも置き換えられるし、その他の課題に対する回答も同じように集めて、言語を横断して一瞥したりできるようになるかもしれない。
2007年05月10日
学生サークル向け無料グループウェア
# すいません宣伝です。人によってはいい話だと思うので。関係ない人は読み飛ばしてください。
本社の人に聞いたのだけど、学生サークル向けにサイボウズのグループウェアを100本プレゼントする企画をずっとやってたらしい。(プレゼント、とは書いてないか。無償で提供) が、タダなのにまだ枠があるということ。
学校を遠く離れてしまった僕が言うので間違ってるかもしれないけど、最近学生でも勉強系や起業系の学生サークルに入ってますみたいな人と会うので、就職や起業まで考えて学生生活を過ごしてる人とか、以前より多いんじゃないかと感じる。
# 自分達のときはそんなのまったく考えなかったなあ。大きな会社に行ったら一生安泰なんだろうと漠然と思って毎日遊んでた。
特にその手のサークルや学校横断のコミュニティなんかで連絡するときとか名簿の管理とかにいいツールなんじゃないかと思うんで興味のある学生さんはぜひ。もちろんその他のサークルでも。
入社したらサイボウズのグループウェアを使ってる、という会社も今はかなり多いので、サークルで慣れておくと就職した後もそのへん楽かもしれない。まあ他社グループウェアが入ってる会社でも、グループウェアを使ったことがある、という経験は生きるだろう。
みんなPC持ってるの、という話もあるので、ちゃんと携帯電話用のオプションもセットだそうだ。
イギリス紳士のための執事目覚まし
イギリス人の、真剣にバカなことをするところが好きだ。バカといってもおバカじゃなくて、ニヤニヤしてしまうようなやつ。そういう性質がよく出てるグッズがdel.icio.usで話題になってた。
The Voco Clock は、50種類近いメッセージを内蔵した目覚まし時計。ただしその50種類は、いかにもなイギリスの執事による、大仰なメッセージだ。
目覚まし音声のうち10種類(紳士向けと婦人向けで20種類あるような気も)は、ダウンロードしてPCなどで使うこともできる。Creative Commonsライセンス(具体的にはこれ)で非商用利用が可能となっている。7.5ポンド出せば、全70種類の音声ファイルを購入することも。
上部メニューの"Download"で出るページで、10個x2のいろいろな起床メッセージサンプルを聞ける。たとえばこんなの
「おはようございますマダム。今朝から2度、宰相閣下より電話を受けましたが、『マダムは起こされるのがお嫌いでして』と返事しております。たいへん僭越なのですが、私めの意見を述べることが許されるのであれば、どうやら彼はマダムのご助言を必要としているようです。」
とか、こんなの
「おはようございますマダム。お風呂の用意ができております。お部屋も香りで満たしております。マダムのご朝食も調理中ですし、すべての客間には新しい花を生けました。昨日の花の水もすべて取り替えてあります。屋敷中がマダムの登場をお待ちですぞ」
これをばりばりのクイーンズイングリッシュで鳴らしてくれるというわけ。
バカらしいといえば、とてもバカらしいんだけど、朝からこういうノリで起きるのも悪くないかも。
値段は29.95ポンド。日本へも3.95ポンドの追加で送ってくれるそうだ。
英語の勉強をしてる人、上品(笑)なイギリス英語を身に着けたい人、執事好きや(雰囲気だけでも)優雅な朝を過ごしてみたい人はどうだろう。
2007年05月09日
deskload.com デスクトップブックマーク on ブラウザ
via Digg
どう評価していいのかわからない。シンプルにする、という最近の流行にもあっているし、いろいろ技術も使っているけど。
deskload.comは、ブックマークをWindowsのデスクトップ風にページ表示するオンラインブックマークサービス。背景画像や色を変えたり、ブックマークそれぞれにアイコンをつけたりもできる。
ブラウザ上で動くAjaxデスクトップ(netvibesとかstartforceとかの)から、アプリケーション機能を抜いたもの? ブックマークの登録数が少ない人は、使うブックマークが一覧できていいのかもしれない。が、よくわからない。
2007年05月08日
ブロガーの歴史
via MSDN blog
訳 「ブロガーは西暦300年頃発明され、当時は『僧侶』と呼ばれていました。その遠い子孫たち同様、僧侶たちは変なヘアスタイルをしていて、生涯純潔を守りとおしました。」
投稿者 秋元 : 18:26 | コメント (2) | トラックバック
アレクサ(Alexa)動作の仕組み — MarkeZine併載コラム
MarkeZine併載コラム 第三回
図表入りの完成版はマーケジンの連載をどうぞ。
アレクサはどうやって動いているか
第一回、第二回と、アレクサ(Alexa)の統計データの読み方について説明をしてきました。
今回は、アレクサがどのようにして統計データを作っているのか、というアレクサの内部の仕組みについて解説します。
アレクサがどのようにしてデータを集めているのかを知らずに、アレクサの統計データを盲信してしまう例がネット上には氾濫しています。データ収集の仕組みを理解していれば、アレクサに何ができて何ができないのか、というのも自然にわかるでしょう。
他人のアクセスを数える仕組み
ワールドワイドウェブ(WWW)上でのネットサービスは、クライアント(ブラウザ)がサービスを受けたいウェブサイトのサーバに一対一で直接アクセスする分散型のサービスです。
どこかに巨大な中央サーバがあり、すべてのアクセスがそこを通っているのであれば、そこで集計をすることで人気の順位はわかります。
しかし、誰もが勝手に好きなサーバにアクセスするウェブの世界では、クライアントのブラウザか、サーバのウェブサイトのどちらかで、アクセスを捕捉しなければこのような統計値は取れません。
クライアントともサーバとも関係の無い、まったくの第三者であるアレクサは、クライアントのブラウザにデータ集計のためのツールを組み込んでもらうことによって、そのユーザのアクセス先情報を収集しているのです。
昔はブラウザに組み込まれていたAlexaの集計ツール
マイクロソフト ウィンドウズに同梱されているブラウザInternet Explorerのかなり昔のバージョンや、一時期のNetscape/Mozillaブラウザには、このアレクサのデータ収集ツールが内蔵されていた時期がありました。
これらのブラウザでは、閲覧中のサイトに似ている関連サイトを教えてくれるという機能をオンにすることができたのですが、実はこれがアレクサの仕組みを使ったものだったのです。アレクサのサーバに対して見ているページのアドレスを流す代わりに、同じページを見ているほかの人達がどんなウェブサイトを見ているのかという情報が得られるという、いわばギブアンドテイクの情報サービスだというわけです。
そのような事情から、2000年頃にはアレクサは非常に多くのウェブユーザのアクセス情報を収集できていました。多くの、さまざまなユーザからのデータを集められたことで、データの信頼度は高かったといえますし、その情報が確からしかったことで、アレクサの情報もウェブサイト運営者のチェックすべき指標の一つとなったのです。
しかし、その後、Internet ExplorerやFirefoxなどの有名なブラウザに最初からこの仕組みが登録されるということはなくなりました。アレクサからみれば、もっとも重要なデータの入手経路が経たれたことになります。
今は希望者がインストールするAlexaツールバーで集計
そこで、アレクサは減少するデータ取得先をカバーするために、アレクサ・ツールバーの配布に力を入れます。Internet Explorer用に作られたこのツールバーをインストールすると、上記の類似サイト情報を表示する機能を付け加えたり、アレクサのページに行かなくても今見ているページのアレクサ・ランキング等をブラウザのメニューに表示させることができます。
アレクサ・ツールバーの配布ページ:
アレクサのランキングやリーチを参考にしていたウェブマスターやマーケッターを中心に、アレクサ・ツールバーはそこそこ広まっていきました。
その他のデータ入手先
Amazonの所有している検索エンジンであるa9.comが提供するA9ツールバーでも、アレクサのデータを集めていました。A9ツールバーは、FirefoxやMozillaブラウザ版も提供されたことから、アレクサに興味のあるFirefox/Mozilla系のユーザにとっての選択肢となりました。
また、A9ツールバーは、アレクサ・ツールバーとはまた異なるオマケ機能(Diary機能など)を付加することで別の対象からもアクセス情報を収集しようとしました。しかしその後、A9.comの開発方針の変更に伴い、A9ツールバーの開発・サポートは中止し、A9ツールバー自体もアンインストールするように呼びかけられています。( http://toolbar.a9.com/ )
A9ツールバー配布終了の告知ページ:
また、それらのツールバーが対応していないOSやブラウザの利用者の中には、アレクサ・ツールバーの動作を解析し、それと同じように振舞うクローンツールを書いた人たちもいます。たとえば、FirefoxブラウザでAlexaのデータを表示するためのアドオンツールなどがそれにあたります。
これらの勝手に作成されたクローンから送られたアクセス情報も、Alexaの集計データに反映されているはずです。
Alexaツールバーが行なっていることを見てみる
では、アレクサ・ツールバーがInternet Explorerにインストールされているときに背後で何が起こっているのか、簡単に見てみましょう。
ブラウザからインターネットへのアクセスを監視するようなプログラム(プロキシ)を設定した上で、Internet Explorerから適当なウェブサイトをアクセスしてみます。
実験では、なるべく読み込むファイルの少ないサイトがわかりやすいので、グーグルのサイトにアクセスしてみました。
その際に、Internet Explorer(の中のアレクサ・ツールバー)から、以下のようなリクエストが、http://data.alexa.com/ というアレクサのサイトに向かって送信されていました。
アレクサ・ツールバーがアレクサに送信していたデータ:GET /data/**************?cli=10&dat=snba&ver=7.2&cdt=********&url=http://www.google.co.jp/ HTTP/1.1
ブラウザの解像度などいろいろな情報が含まれているのですが、私のPCに固有の部分は***で隠してあります。
送られているリクエストの末尾には、IEで開いたグーグルのURLが含まれていますね。これを受け取ることで、アレクサは、あるユーザがこの時刻に、グーグルのトップページに一回アクセスした、ということを知ることができるわけです。
ネットサーフィンでページを切り替えるたびに、新たに表示したページのURLが全部、アレクサに送られます。
あとは、世界中のツールバーユーザから送られてきたこのようなデータを集計し、グラフも作ることで、これまで見てきたような統計情報が提供できている、というわけです。
前述のアレクサ・ツールバー互換ツールも、この同じ情報を自分で組み立てて送ることで、引き換えにオリジナルのツールバーと同様のランキング情報などを得るようにできています。
まとめ
現在のアレクサは、主にアレクサ・ツールバーを配布し、そこから収集したアクセス先やアクセス回数のデータを集計することで、各ドメインへのアクセス数や頻度の統計を作っていることがわかりました。
直感的に、インストールした人だけから集めたデータでどれだけ正確な統計になるのか、という疑問がわいてくるのではないかと思います。
また、見ているページの情報を全部他社(アレクサ)に送ってしまうという仕組みはどうなのか、と感じられた方もいるかもしれません。これについても実際に議論が起こっています。
この連載の次回以降の回で、それらの問題についても説明したいと思います。
2007年05月07日
アジャイルメディア・ネットワークに参加した
ブラウザで当ブログを閲覧されている方は、連休前からお気づきだと思うが、今回Agile Media Network(AMN)に参加し、サイドバーにその広告や他の参加ブログの最新記事が表示されるようになっている。(CNETのニュース記事)
# 当ブログはRSSリーダーによる読者の割合が非常に多いので、気づいてない人も多いかもしれない
アジャイルメディア・ネットワークについて紹介すると、アメリカの Federated Media Publishing のような、ブロガーを組織化した広告ネットワークで、影響力の大きく読者層の良いブロガーに対する広告をまとめて請け負うというビジネスをするために設立されたという。
第一期、第二期とすごいブロガー達が参加してきた中で、第三期6ブログにお声がかかり、今回の参加となった。
社長と個人のアルファブロガーが居並ぶ中、社員ブロガーとしての参加はちょっと珍しいかもしれない。広告料が僕個人に入るわけでもないので、何をそんなに喜んでいるのか、と思われるかもしれないが、これだけのメンバーと同じプログラムに参加することができる、ということだけでもとても光栄な事だ。(参加に当たっていろいろとお手数をおかけしたAMNの皆様、サイボウズ・サイボウズラボの皆様、ありがとうございました)
ブロガーと広告といえば、このところ、お金をもらって機械のような宣伝を濫造するというブログ商法が少しずつ流行ってきているのではないか、と疑っている。それらとは異なり、アジャイルメディアでは広告主の宣伝をする義務もなければ、これまで書けていたことが書けなくなるようなこともない。広告は広告として明確に別れているし、だからこそこれだけ名のあるブロガー達が参加しているのだろう。
このアジャイルメディア・ネットワークがこの先もどんどん拡大していき、英語圏のように参加ブロガーがプロやセミプロとしてより多くの時間を執筆に割けるようになっていくと、より面白い記事も増えていっていいだろうなと思っている。
サイボウズ・ラボにまたまた新しい仲間が増えた
2月、3月に引き続き、4月もすごい人が入社してきた。飛び級して24歳で博士号を取ったスーパークリエイター。
西尾 泰和さん。(西尾さんの社員ブログ)
# メンバー紹介ページができるのを待ってたら紹介が5月になってしまった。
なんだかどんどんすごいことになってきたサイボウズ・ラボのメンバー紹介はこちら。
2007年05月04日
マイクロソフトのヤフー買収交渉のうわさ
via New York Post
マイクロソフトとヤフーが買収や提携の相談をしている、というニュースが出た。買うとすれば5兆円、とかいう評価をする人もいるそうだ。
ニュースでは、前にも話し合いはしたことがある、と書いてあった。成立するかどうか知らないけれど、そんな相談までしないといけないぐらいに、グーグルが絶好調なのだろうなあ。
もし両者が今の状態で一つになると、検索連動広告のシェアがGoogle65%に対してMS+Yahoo!で27パーセントになるそうだ。
2007年05月03日
海外コミュニティサービス勢力地図
via Make:
英語圏のコミュニティサービスの勢力図、というのを見つけた
左上のソーシャルネット大陸、右手上のオンラインゲーム諸島、中央にある画像や音楽の勢力、中央下のWikipediaネットワークや右下のIRC圏など、ネットでのコミュニティ活動の同じものが近くに並べられて、それぞれの中ではシェアや勢いのあるものが大きく描かれている。また、異なる大陸や諸島でも、ビジネス上の提携関係やユーザの共通化が見られるようなものは、接して配置されている。
有名なものはわかるけれど、日本であまり名前が聞こえてこないものもあり、英語圏で3,4番手と考えられているサービスが何なのか、というのを知るのにも面白い地図ではないかなと思った。
ユーチューブ湾、とかWeb2.0海峡、クチコミ海峡、など海を彩る名前も面白い。
僕自身は書かないけど、誰か日本版を作ってほしいね。