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2008年01月30日
ソーシャルネットに開発者をひきつけるための成功法則
facebook, Bebo, MySpaceなどの成功したソーシャルネットが開発者に対して行なったことを分析してまとめたブログ記事があった。面白かったのでざっと(逐語ではないかも)訳してみた。
1. 技術的なオープンさを醸し出す
他社のCTO訪問で開発チームと開発者コミュニティとの仲間意識を作る
2. 技術者を平等に扱う、しかし最高の技術者をより近くに呼び寄せる
リリース後に開発チームと直接やりとりできる場に招待
3. コミュニティ運営に早期から着手。管理者のお披露目
初期に少数精鋭のできる開発者を惹きつけられるのは、やはり技術者
オフ会、チャット、IRC、メーリングリスト、会社訪問を企画
内部の開発者を同席させるのが鍵
4. サポートやドキュメント化は初期に集まった開発者に委譲してしまう
小さな開発者コミュニティは自然と相互扶助をはじめる。
APIのドキュメントなどはまかせてしまう
5. 問題には最速で応対。初期の問題に真剣に対応する
スケーラビリティを重視している姿勢を見せる
中のエンジニアが毎夜努力しているということが外部エンジニアにも影響
6. 儲かるプラットフォームだ、と強調する
あなたも儲けられる、というメッセージが重要
7. 開発者が訪問したいようなオフィスにする
オフィスへの招待が賞品となるような体験
ハッカソンやコーディング会で鍵となる開発者を個別に招待
内輪に近い開発者グループを抱えることで将来のPR的な危機で助けられるかも
8. ポリシーや機能の大きな変更の前や最中はオープンな議論でとことんコミュニケーションをとる
突然のサービス変更ほどネガティブで信用を失うことはない
そのような不安定さは投資家も最も恐れる。避けるべき。
それにどんな金がかかっても、VCの数十億の投資には代えられない
9. PRチームに、成功した開発者を何人捕まえられたら成功という明確なゴールを与える
紙に載るためにどんな曲芸でも厭わない人たちはいるものだ
あなたのブランド名の横に彼らの名前をどんどん出そう
10. 頻繁な開発者イベント
トップレベルの開発者を講演に呼ぶ
開発者グループを大物感を持たせて紹介
技術者向けマーケティングというか、心理学的なアプローチも多いかな。日本でも親エンジニア的と思われる企業ではAPIの公開や勉強会などの交流で上記のようなポイントを押さえているところはあるように思う。
投稿者 秋元 : 2008年01月30日 11:39
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原文は英語(汗)らしく・・・でもわかり易いので皆様にも見ていただきたい!
訳してくださった秋元さんの原文をそのまま転載!
※ダメなら削除します!
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