« マイクロソフトのリアルタイム音声検閲特許が成立 | メイン | MIRAIネットとガジェットの融合 »
2008年10月21日
Mashup Awards 4 / MA4審査員として参加
サンとリクルートが主催する、ウェブサービスAPIを利用したアプリケーションのコンテストMashup Awards(マッシュアップ・アウォーズ)の第四回表彰式が、日曜に東京駅横のリクルートで行なわれた。
今回、4人の外部審査員の一人として招待いただいた。PHP5でマッシュアップする本を書いた関係でのお声がかりかと。
審査は、先月に受け取っていた参加作品リスト(260個)を元に優秀賞と審査員賞の推薦をしてあった。Yahoo! Japanのコンテストでもそうだったけれど、百個以上のアプリケーションを見るというのはかなりたいへんな作業。しかし独自のアイデアが光るものを見たときにはその辛さも忘れられるほど面白い。
当日は、審査員から選ばれた5つの優秀賞から、最優秀賞を決めるという最終審査に参加した。受賞作一覧はこちらで発表されている。
審査員特別賞
自分の名前のついた賞なんて人生で初めてだ。こそばゆいね。
「秋元裕樹審査員特別賞」は、mimi-kakiというネットアプリを選ばせていただいた。
これは、英文を与えると、リスニングの穴埋めクイズを作ってくれるという学習サイトだ。英語のニュース等をテキストボックスに入れて開始すると、穴あきの文章にした上で音声合成で英文を読み上げてくれる。
英文があれば問題はいくらでも作れるし、自分が好きなジャンルの好きな文章を使って学習ができるので、興味の持続がしやすいのではないかと思った。
実用性もあるし、アプリケーションとして、他ユーザとのネットワークや競争といった面白い仕掛けを入れられる余地もあると思ったので、この先もぜひ頑張ってください。
アプリで使われている、Javascriptからtext-to-speechが呼び出せるというAPIも面白いので、他のマッシュアップもできそうに思う。
懇親会など
Mashup Awardsでは、応募者のコミュニティづくりに非常に力を入れておられるようで、応募期間中にもいろいろなイベントを開催されていたようだ。懇親会も、多数のエンジニア・デザイナによる交流が行なわれていて、非常にいい感じだった。
前回の優勝者も、授賞や賞金がきっかけになったかは知らないが起業されているし、個人やベンチャーの新しいアイデア・作品がコンテスト経由で紹介されて広まっていく、という流れがすばらしいなと感じた。ぜひ第五回、第六回と続いていってほしい。
投稿者 秋元 : 2008年10月21日 18:52
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://labs.cybozu.co.jp/cgi-bin/mt-admin/mt-tbp.cgi/2039