2009年02月14日
第40回PHP勉強会@関東に行ってきた
Jose Leon(ホセレオン)さんによる、Delphi for PHPの紹介
あのDelphiがPHP向けのIDEになった、というのがDelphi for PHPで、Delphiがそうであったように、簡単なアプリケーションであればツール上でドラッグ&ドロップで作れる、というもの。
Delphiと違うのは、それで作れるのがPHP製のウェブアプリケーションだというもの。独自のフレームワークで、Ajax対応もしたウェブアプリケーションをコンポーネントベースで作ることができる。
よくあるページ表示やフォーム入力を作るところよりも、デザイン等に注力したいような人、そしてPHPをあまり書かなくても済むといい、というような人にはかなり向いている、面白いIDEだと思った。
アクセスとかデヂエとかと似ているかも。デザイナー向きか。
トライアル版も無料で入手し、動かすことはできるのだけれど、このダウンロードがちょっと重くて参った。
PHP勉強会のページに、Delphi for PHP関連のいろいろな参照先が載っているので、興味のあるかたは見られたし。
残りのセッション
今回ホセさんがスペインから来日されているということで、プレゼン資料を英語で作ったり、海外向けへのアピール的な発表があった。
yanddさんによる、日本のPHPの現状。PHP技術者の給料や、日本のコミュニティ事情など、とても面白かった。Asiajinで書いてほしいなこれ。
そして、sotarokさんはopenpearの紹介を。次は国際化という話もあったので、本家PEARの停滞感を打破するようなすごいリポジトリになる可能性を秘めている。制約の少ないPEAR開発者のコミュニティには期待。
kunitさんは、TDD(Test Driven Development, テスト開発駆動)の話と実演。目の前でTDDによるボーリングのスコア計算をするクラスの開発デモが行なわれた。コメントにテストコードを書くというDocTestを使っていて、これも興味深い話。
2009年01月16日
Practical symfony - symfony1.2の新しい本がlulu.comから出版
先月パリに行ったときに、PHP5のフレームワークsymfonyの開発元Sensio Labsに行き、社長のFabien Potencierさんと会って話をしてきた。
# そのとき話した内容はまだブログにまとめることができてない。
そのときに、「今月末に発表するから、まだ言わないで」と教えてもらったのが、このsymfony1.2本の出版だ。
symfonyプロジェクトからのsymfonyに関する本といえば、The Definitive Guide to Symfony がある。
そもそも、僕がインタビューの途中で、「The Definitive Guideはsymfony1.0の本ですよね。symfony1.2向けに直したりする予定はないんですか?」と聞いたので、この計画を教えてくれたわけだ。Definitive Guideを1.2向けに修正するよりは、1.2に会った内容を一から書いたほうがいいだろう、と判断したという。
このPractical symfony、12月に毎日少しずつ公開されたJobeetというアプリケーションのチュートリアルなのだけれど、実際、一日1時間程度と定義されたチュートリアルの3,4日目には、もうそれなりのアプリケーションが動いていたりと、symfony1.2の進化したところを活用した実用的なチュートリアルになっている。
今回のPractical symfonyは、通常の出版社から出るのじゃなくて、lulu.comというウェブサービスを使って、注文が来たらそのたびに製本し、宅配するという仕組みになっている。「lulu.comは日本ではサービスしてないと思うのですが」とFabienさんに言ったときは、「そんなことないんじゃないか」と言ってたけども。
今サイトに言ってみると、メニューやヘルプのいくらかは日本語で表示されている。ただ、印刷して発送する協力会社が日本には無いようなので、lulu.comの仕組みが生きない、出来上がった本を国際便で送ってもらうという買い方になってしまうようだ。
Jobeetチュートリアルは全部ウェブで公開されているし、日本語への翻訳も進められているけど、紙の本がいい人もいると思うのでぜひ。
[追記] Doctrine版も
参考:
セルフパブリッシングビジネスの真の夜明けは来るか | WIRED VISION
youkoseki.com | テキスト | lulu.comで出版を始める方法 - 日本語の本を作ることもできるようだ
2008年12月13日
フランスのPHPイベントForum PHP Paris 2008に参加してきた
12月8日、パリ市内で開催されたForum PHP Paris 2008に参加してきた。
php.netの各国イベント案内ページから、パリで何か行なわれていないか探していて見つけたものだけれど、このForum PHP Paris、結果的にはパリで行なわれるPHPイベントとして一年で最も大きなものだったようだ。
なお、php.netのイベントページは簡単に登録申請できるので、日本のPHPイベントも臆せずにどんどん投げてもいいのかなと思った。英語のほうがよさそうだけど、たとえ日本語でも。ブラジルとか中東とかのイベントも登録されているので、今回僕がパリのイベントに現れたように、たまたま日本に来ているPHP開発者が寄ってくれたりするかもしれないから。
イベントの規模は、登録者が400人で二日間の開催、セッションは一部屋で、うち6件は英語による発表。 (ここでプレゼンの動画が順次公開されていくようだ)
翌日からのLe Web '08と一日被っていたり、午後に別の予定が入っていたので半日しか参加できなかったのだけれど、イベントの運営スタッフの方数人を捕まえてフランスのPHP事情、ウェブ事情などを聞くことができた。
カンファレンスの主催はafup(アフュープ)。フランス語の頭文字を取ったもので、意味は「フランスPHPユーザ会」ということ。2000年に設立されたNPOで、登録会員数は個人と法人をあわせて400。
6年目を迎えたForum PHPは、年に一度の大きな集まりで、二日間開催で参加者数は400人。また、100名ほどを集めての数時間の集まりを年に5,6度開催している。それ以外に、会員で集まっての飲み会もあるということだ。
他国のユーザ会との交流について聞いたところ、同じフランス語圏であるカナダ・ケベック州のユーザ会とは交流が深いそうだ。
ヨーロッパでPHPの大きなカンファレンスといえば、このForum PHP Parisと、PHP Frankfurtだという。 それぞれフランス語、ドイツ語が中心で、言語を越えてヨーロッパ中で交流するようなイベントはPHPという枠では無いということだった。
さてフランスでのPHPの状況だが、他のスクリプト言語に比べてかなり強いらしい。1998年頃から人気のあった無料ホスティングサービスが、最初からPHP3を使えるようにしていたことからPHPが普及したということ。他にはPythonが多少。Javaも企業に人気だけれど、Javaを多用していた企業も最近はPHPの併用が進んでいるのだとか。
PHPのフレームワークについては、Zend Frameworkとsymfonyの二強状態。企業ユースに耐えうるという点でこの二つが使われることが多い、という説明だった。
フランスで人気のあるオープンソースのアプリケーションは、という質問をまわりにいた人たちにしてみたところ、Magento、 WordPress、 Drupal、 Joomlaなどの名前が挙がった。Magentoは知らなかったのだけれど、PHP5版のosCommerceというような感じのイーコマースアプリケーションで、複数の人ができが良いと言及していた。
afupのみなさん、特にたくさんお話を伺ったRomain Bourdonさん(WindowsでPHP, Apache, MySQLを簡単にインストールするパッケージWampServerの作者で、ANASKAというウェブ制作/コンサル会社の共同創業者)や、ZendフランスのGauthier Delamarreさん、興味深いスピーカー(別エントリで後日書きたいと思う)を紹介してくださったEmilyさんに感謝します。ありがとうございました。
2008年12月03日
開発者のPHP利用はPHP5に移行した
という統計の話。
PHP雑誌php|architectの発行者であるMarco Tabiniさんのブログで、彼の雑誌の読者を対象に聞いた「今使っているPHPのバージョン」というアンケート結果が公開されていた。
今もPHP4での開発をメインにしているのは全体の8%に過ぎない。
開発が停止した過去のプロジェクトで、今も動いているものは多数あるので、稼動中のPHP4のサービスが8%に減ったという意味では全然ない。だけれど、開発側の意識は完全にバージョン5に移行しているとみてよさそうだ。
5.0/5.1の19%の人も5.2.xに移行するといいと思うよ。
2008年09月22日
PHPの歴史を可視化
PHP歴代バージョンのリリース日をタイムラインで表現したサイトがあった。
2007年末の(半年延長される前の)PHP4終了まででプロットが終了しているのが残念だけど、1995年のPHP Tools Version 1からの歴史を俯瞰できる。
以前、同じMITのSIMILEライブラリを使った、Google買収の歴史というのを紹介したことがある。こちらは、2007年のJotspot買収までの更新で終わっているようだ。
タイムラインという可視化は役に立つけれど、作った人が更新しなくなるという問題はあるので、そこをどう解消するかというのも重要だろう。自動化できればいいし、そうでなければWiki的に複数のユーザが更新できるようにするしかないのかな。
via phpguru.org
2008年07月28日
symfonyの1.0と1.1のコマンド対応表
PHP5のフレームワークsymfony1.1で、バージョン1.0からsymfonyコマンドの名前が階層化され、大きく変更された。
1.0と1.1のコマンド対応表が出たので、当面はこれを横に置いて慣れるしかないか。
2008年07月22日
PHPカンファレンス2008に行ってきた
サイボウズ本社のガルーン2に関する発表もあった。発表者は米川氏。パッケージ製品としてPHPを採用、インタプリタをパッケージ向けに改造している話や国際化まわりの実装方法など。
パネルディスカッションのメンバーのPHP関係ない豪華さがすごかった。
# 隣の席の同僚を豪華とか言うと傲岸だろうか。でも豪華だよね。
今年も素晴らしいカンファレンスを開催してくださった関係者のみなさまには感謝。スポンサーの各企業へも感謝。ありがとうございました。
詳しいレポートは以下の方におまかせ
teon FACTORY Topics » Blog Archive » PHPカンファレンス2008
2008年07月18日
それPEAR::Text_Figletでもできるよ
Zend Framework使ってない人もPEAR::Text_Figletにあるのでできるよ。しかもstableだ。
> pear install Text_Figlet
サンプルソース
<?php require_once 'Text/Figlet.php';$figlet = new Text_Figlet();
$error = $figlet->LoadFont('slant.flf');
if (PEAR::isError($error)) {
echo 'Error: ' . $error->getMessage() . "\n";
} else {
echo $figlet->LineEcho('Read Asiajin!') . "\n";
}
実行結果
C:\>php figlet_test.php ____ __ ___ _ _ _ __ / __ \___ ____ _____/ / / | _____(_)___ _ (_)_)___ / / / /_/ / _ \/ __ `/ __ / / /| | / ___/ / __ `/ / / / __ \/ / / _, _/ __/ /_/ / /_/ / / ___ |(__ ) / /_/ / / / / / / /_/ /_/ |_|\___/\__,_/\__,_/ /_/ |_/____/_/\__,_/_/ /_/_/ /_(_) /___/
使えるFigletフォントはPEAR/data/Text_Figlet/fonts に。10種類もあるよ…
もっといろんなFigletフォントを使いたい人は、ここから263フォント入りのパッケージを入手できるよ。拡張子は同じflfだけどフォーマットは違うみたいだから要変換かな。
PEAR::Text_CAPTCHAからこれを呼んで、Figletのキャプチャを出すことも可能。
2008年06月18日
WordPress2.6のGoogle Gears対応というのはオフライン投稿機能ではない
WordPressの次期バージョン2.6で、Google Gears対応というのが乗っているのだけれど、これはGoogle Readerのようなオフラインになっても使える、という機能ではなさそう。
Google Gearsをローカルにインストールしていて、管理画面で有効にしておくと、管理画面の切り替わりの速度が向上する、というのが2.6でのGoogle Gears対応の説明だ。
チケットとソースの変更部分を見る限りでは、この機能をオンにしても画像とスクリプトのローカルへのキャッシュをしているだけに見える。
オフラインでもブログを書き始めたり、投稿して再接続時に実際に反映させたり、みたいな機能は当座は無さそうだ。
管理画面は2.5のAjax化で便利になったけれど、画像の挿入等は遅くなってるので、サクサク動くようになるということでGoogle Gears対応機能を使ってみる人も増えるかもしれない。
ちなみに、"Google Gears"改め"Gears"になったそうで。そんな無茶な。「Windowsは保護されるべき商標です」を思い出してしまうのだけれど。
via Digital Inspiration, geniosity musings
2008年04月14日
第一回symfony勉強会に参加してきた
ディノで開催された第一回symfony勉強会に参加してきた。
symfony(シンフォニー。一般名詞のsymphonyとはわざとスペルを違えている)は、mojaviの流れをくみPHP4を切り捨てることでPHP5の機能を最大限活用したPHPのフレームワーク。乱立するPHPのフレームワークの中でも現在最も盛り上がっていると言って問題ないだろう。
僕も最近symfonyでいろいろと遊んでいるので、他のsymfony開発者の状況を聞くためにも参加してきた。
メインの発表は三つ。
- symfonyのドキュメント翻訳や橙マンモス本で知られるbrtriverさんのsymfony概説
- もう一冊の方のsymfony本の著者、アシアルのyudoufuさんの開発事例紹介 (スライド)
- symfony.jpでおなじみ、最初期からsymfonyを活用しているディノの月宮さんのsymfony1.1の変更点
ブログや書籍・記事等で情報を発信してない人で他にもいるのかもしれないけれど、知る限りでは日本でもっともsymfonyに詳しい発表者が揃っていた。実際に業務でsymfonyを使った体験談や、ベータ状態の1.1を使っての感想なども聞けて、自分のモチベーションも高まったように思う。
最後のライトニングトーク、枠3つの最後の空きに飛び入りして、symfony関連で注目しているサイトやアプリケーションについてちょっとだけ紹介させていただいた。資料は作ってなかったので、以下軽くご紹介。
Symfonians.net
Symfoniansは、symfony開発者のためのソーシャルサイト。symfony開発者やsymfonyを使う企業が登録し、仕事の発注や求人などをかけることもできるコミュニティサイト。
サイトは英語・フランス語・ポルトガル語に国際化されている。
登録したあと登録地域"Japan"で参加者を絞り込むと閑散としていたので紹介してみた。こういったサイトを使えば、英語(フランス語でもいいけど)でsymfonyの仕事を受発注することも無理ではないだろう。
また、Symfoniansはこの3月に、このサイト自体をオープンソース化して公開している。symfonyの実用的なサンプルとしても使える(実際、4月1日に公開したsutetterの国際化はSymfoniansを参考にした)し、ユーザ間のメッセージや掲示板を追加していけばフル機能のSNSにもなりそうだ。
# よく出来てるので、日本語リソース作ればそのまま日本語のサービス始められそうだなあ、などと思っている。
UltraSuperNew
青山にある外資系Web制作会社。PHP/symfonyを使っている。Tokyo2point0というバイリンガルのIT meetingで発表を聞き、PHP/symfony/MySQL/Amazon S3/EC2を使っているということで興味を持っていたのだが、日本語でそれほど露出してないせいかsymfonyをよく使ってる会社として知られていないようだったので紹介した。
上のSymfoniansで場所"Japan"で最初に登録している二人はUltraSuperNewの人達だ。勉強会にも日本人社員の方が一人いらしていた。
# Tokyo2point0では、価格.comのphotohitoというサービスも発表されていて、偶然だがこれもPHP/symfony。勉強会の懇親会でもphotohitoの中の人がいらしていた。
ということで、PHPは元々開発者の母数が多いんだけど、その中でもsymfonyはいい感じだよ、と。
[追記]
第1回symfony勉強会レポート - GRANADA Hatena @ sotarok ないわー
投稿者 秋元 : 16:19 | コメント (1) | トラックバック
2008年02月25日
php|architectのコンテスト
カナダのPHP専門オンライン雑誌php|architectで、PHPスクリプトのコンテストがはじまっている。
課題はvalidなHTMLページの中からリンクをすべて抽出するというもので、書いたことがある人もいるのではないか。
応募されたスクリプトは、速度とサイズの小ささの順にポイントをつけて順位が決まる。
# サイズの小ささを評価に入れるのは、個人的には危険だと思うけど
賞品はphp|architectのギフト券$100や一年間の無料購読権だけど、この雑誌はPHP使いなら面白く読めるので、いい賞品だと思うよ。
締め切りは3/29まで。もろもろ細かい質問とそれに対する回答も載っているので、それらを読んだうえで、腕に覚えのある人は挑戦してみてはどうだろうか。
2007年06月29日
PHPプロ!マガジン2007年夏号の記事を執筆しました
PHPプロ!マガジン 2007年夏号の特集1 part1 Webサービスとマッシュアップを執筆させていただき、本日発売となったのでお知らせ。
執筆はフリーエイティブの吉武さんと共同で行なった。また、part2の実践篇はZAPAnetのZAPAさんが書かれている。何日か前にZAPAnetさんのまったく別のブログ記事を紹介したけど、そういう縁になってるとは知らなかった。
PHPプロ! マガジンは、オンラインPDFのみの雑誌なので書店では購入できない。バックナンバーも含めてオンラインで購入できる。立ち読みはこちら。
この号で休刊してしまうということを知り、たいへん残念だ。PHPプロ!やその前身のPHPプログラマーズマガジンは、php|architectという英語のPHP雑誌からPHPの良記事を多く翻訳されている。
ネットで検索しても簡単にはまとまってないような内容も記事化していることがあるので、PHP使いの人はバックナンバーの目次をチェックしてみるのもいいのではないか。英語が読めるならphp|architectもオンラインPDF版があるので読んでみるのもいいかと。
2007年04月18日
PHP+Windowsでスクリーンショットやサムネイル作成
via The Pimp
Windowsだけだが、COMで取ったウィンドウハンドルからウィンドウの画像をキャプチャする機能をPHPのGD拡張に追加した、という話が。
Screen capture with PHP and GD
"here"で配られているビルド済みの php_gd2.dll を、PHP5.2にもともとついてる php_gd2.dll に差し替え、リンク先の記事にあるサンプルを呼んでみると、Windowのキャプチャも全画面のスクリーンショットも取れて、pngファイルになった。
ということは、SimpleAPIみたいなサムネイル生成サービス
を簡単に作れるようになった、ということだな。
Windowsのスクリーンショットなんて下の2行で取れるので、
$im = imagegrabscreen(); imagepng($im, "myscreenshot.png");
PHPで各種Webサービスにアクセスするライブラリと組み合わせると面白い使い方ができるかもしれない。一時間おきに自分のスクリーンショットをFlickrで公開するとか(意識的なAntinny.G)。今見てるURLをtwitterでみんなに見せる人がいるぐらいだから、現れないとも限らない。
次のPHP5.2.2ではこの機能が最初から含まれるようになる(= gd2 拡張を指定するだけで動く)ということなので期待したい。
投稿者 秋元 : 14:06 | コメント (1) | トラックバック
2006年11月30日
PHP5のフレームワークsymfonyが1.0beta1をリリース
活発なアップデートが続いていたPHP5用の人気フレームワークsymfonyが、バージョン1.0に向けた最初のベータ版を公開した。
1.0の機能はこれでフィックスで、あとは不具合修正を行いつつ何度かベータを更新し、1.0リリースへつなげるということだ。
2006年10月04日
PEAR::Services_SimpleApi_Station-0.1.0をリリース
SimpleAPI「最寄り駅Webサービス」にアクセスする PHP5 のライブラリを書いてみた。
最近、Webサービスの公開が多く、公開直後にいろんなスクリプト言語のラッパが各ブログで公開されているので、僕も一度やってみようかと。
PHP の場合は PEAR Package 形式での公開が多いみたいなので、PEAR Package で作ってみた。(参考: WEB+DB Press Vol.33 page72 上鍵さんの記事)
パッケージダウンロード
Services_SimpleApi_Station-0.1.0.tgz
インストール
pear install Services_SimpleApi_Station-0.1.0.tgz
サンプルコード
インストール先の docs/Services_SimpleApi_Station/examples/*.php を参照
デモ
SimpleAPI「最寄り駅Webサービス」には php の serialize 形式で返してくれるオプションがあった(Yahoo.com とかと同じような感じ)ので、呼び出しは非常に簡単。
はじめて書いた PEAR Package なので、いろいろ変なところがあるはず。あとたぶんバグも。コメントで指摘していただければ幸い。
チャネルサーバの開設方法とテストコードについてはこれから覚える。かもしれない。
投稿者 秋元 : 14:51 | コメント (1) | トラックバック
2006年07月20日
PHP入門のビデオ in 英語
Killerphp.com というサイトで、PHP の入門、それもかなり初歩的なレベルのレクチャーをビデオ化して公開している。
今のところ、以下のような内容。
とても初歩的な内容なので、職業プログラマならマニュアルを読んだ方が早いと思うけれど、前編英語で話しながらの説明なので、PHPがちょっとわかって英語も勉強中、みたいな人は両方の訓練になるのではないかと思う。
また、知っていることでも英語で説明しようとするといろいろつまるものだ。英語ではどういうか、というのもこういった教材で身につけられるかもしれない。今後もっといろんな題材のものが公開されるということなので期待したい。
2006年05月24日
超極めるPHP打ち上げ宴会
新宿で打ち上げ。著者・関係者が13人も集合!
超極めるPHPの売れ行きは上々ということ。うまくいってぜひ第三弾の話も出てほしい。
2006年04月27日
超極める!PHP
「極める!PHP」の第二弾、「超極める!PHP」が出る。
今回お誘いがあったので、Webサービス解説のところを書いた。他の執筆陣が豪華。PHPを極めてるみなさんと一緒に本が出せてとても嬉しい。PHP開発者にとって読んで損はない出来だと思う。
書店には5月中旬に並ぶということ。
2006年02月03日
PHP クイズ Flash
PHP Flash Cards は、PHP の文法とか標準関数(やたら日付関数が多い)のクイズをしてくれる Flash サイト。
10問やっても20問やっても終わらない。一度出た問題もまた出るし。100問やっても終わらなかった。特に終わりがあるわけじゃなくて、延々と繰り返すだけみたい。(もし1000問解いたら終わり、とかだったらごめん。さすがにそこまではできん)
最近、携帯ゲーム機とかでクイズや勉強するのがちょっと流行ってるんじゃないかと周りの人たちを見て思うが、やはりゲームという形にすることでやらなかったことをやることもあるんだろうな。
英語とクイズと PHP に興味のある人はどうぞ。
2006年01月30日
Windows への Ethna-0.2.0 インストール
PHP 勉強会でいろいろと聞かされたし、藤本さんともお話したので、PHP の和製フレームワーク Ethna を見てみようと手元のマシンに入れてみる。
環境: Windows XP Professional SP2, PHP5.1.1, PEAR1.4.6
PEAR のアップデート(念のため)
- cd C:\php-5.1.1 (このパスは一例。自分が入れた場合の場所)
- pear update PEAR
Ethna のダウンロードとインストール
- Ethna のダウンロードページから、
- Sourceforge.jp の配布ページへ
- Ethna-0.2.0.tar.gz を選択、ダウンロード
- コマンドプロンプトを開き、ダウンロードしたファイルの場所へ
- pear install Ethna-0.2.0.tar.gz
- PEAR と同じ場所に Ethna というディレクトリができる
- PEAR に PATH が通っていれば使える。なければパスを通す
関連ライブラリのダウンロードとインストール
- pear install DB
- pear channel-discover pearified.com
- pear install pearified/Smarty
pear コマンドでインストールできる Smarty についてはこちらを参照。Smarty への include_path 指定さえ確かなら、Smarty サイトから持ってきて自分で展開しても同じ。
UTF-8 化
Ethna のソースは EUC-JP。新規に何かやるなら UTF-8 かな、ということでコード変換を。Windows 上で cygwin も入れてないし、一括コード変換ツールを探した。これ KanjiTranslater 。(フリーで使わせてもらってなんだが、translater じゃなくて translator のような気がする)
- ダウンロードした KanjiTranslater の zip を展開
- KanjiTranslater.exe を実行
- 変換先文字コードを UTF-8 に。改行はお好みで
- C:\php-5.1.1\PEAR\Ethna フォルダをドラッグアンドドロップ
- 「変換」を実行
あと、Ethna のコード中で EUC-JP と指定されているところを、UTF-8 に変更。0.2.0 では以下のファイルだった。
- skel\template.index.tpl
- tpl\info.tpl
class\Ethna_SmartyPlugin.php は、ワードウラップ処理で、EUC-JP 専用らしいので単純に UTF-8 にしても無意味。UTF-8 用の wordwrap 処理が必要だな。
とりあえず間違って使われないように exit で止まるよう仕込む。関数の最初に、
exit ('smarty_modifier_wordwrap_i18n does not support UTF-8 yet');
投稿者 秋元 : 17:49 | コメント (5) | トラックバック
2005年12月19日
第7回 PHP 勉強会に行ってきた
株式会社びぎねっと さんのセミナールームにて。参加者は20名ほど。
CBL_ActiveRecord の話題が 2 回、CBL_RememberMe の話題が 1 回出てきた。サイボウズラボの成果物公開が、PHP コミュニティへも何らかの影響を与えることができているということで、とてもありがたいこと。
いろいろ発表がありよかったが、個人的に一番気になったのは ActiveGateway。CBL_ActiveRecord が PHP5 の新機能を最大限活用しているのに対し、Maple の kunit さんが発表された ActiceGeteway は、PHP4 による ActiveRecord 実装。非常に使いやすそうで本リリースが楽しみ。Maple とは独立したライブラリとして使えるようになるということで、まだ PHP4 から抜けられない人にとても嬉しいライブラリ。
社長と同じ苗字と思っていた hata さんに会えて、漢字は違うことが判明とか。僕は元々 Java+Ant ラヴなので S2Container.PHP5 とか phing が気になる。
東京進出された nazoking さんに会えたのも収穫。ずいぶん昔から nazonoDiary と nazonoWatch は Bloglines 経由で読んでいたので。
勉強会後の懇親会、今朝まで忘年会議で飲んでたのもあってあまり元気出せず。