「クラウドファンディング」タグアーカイブ

TechDen – 子供の「スマートフォン中毒」にハードウェア+アプリで利用制限をかける

TechDen は、子供のスマートフォン利用を制限するための新しいガジェットです。

「より健康的なスクリーン習慣を子供につける」と謳うこの商品、スマートフォンやタブレットにインストールする監視アプリだけでなく、デバイスを格納するためのハードウェア「箱」がセットになっています。

この箱に充電機能(iOS, microUSB 両方)が備わっていて、使い終わったスマートフォンをここに入れて充電させるよう。目に見えないところに隠すことで、すぐにまた触るのを防ぐ、という感じですかね。

# 鍵が掛かったり、充電ができなくなったり、とかそういう凝った機能は無さそう。充電自体は別の充電器、親の使ってるものとか、が家にあればそちらでもできてしまうような…

アプリの方は、デバイスが使える時間帯や使える時間の上限を親がセットして守らせたり、「あと何分で終わり」といった通知を出したりするもので、これについては同様のものが既にいろいろとあるでしょう。

使い方や時間制限を守るとごほうびが貰えるようなインセンティブの仕組みについても何かしら作ってるようです。

クラウドファンディングの Kickstarter 上での募集で、予定では今年の年末に製品発送ということ。今だと早期割引で $119(1万3090円) 。アプリやサービスは無料で購読料等もないそうです。

「スマートフォン中毒」自体も、まだ本当にそれが害なのか、それともこれからスマートフォンやタブレットが当たり前の時代に生きていく子供たちのための当たり前の適応なのか、はっきりわかってないところです。

しかし、それが当たり前でない時代に生きていた親世代にとっては、好きなだけ自由に使わせていいものかどうか、不安なデバイスであることは確か。日本でも「子供に使わせるな」とか「子供がだめになる」とか、雑誌や本やテレビ(娯楽という意味ではスマートフォン/タブレットの競合でもあります)でもいろいろ言ってますね。そういった親世代へ売れそうという意味では将来性がある商品かもしれません。

via Digital Trends

身の回りの色をスキャンして使えるペン Cronzy

クラウドファンディングサイトIndiegogoで募集が始まった Cronzy は、身近にある様々な色を取り込むスキャナと、その取り込んだ色を使って描くことができるボールペンが一体となったガジェットです。

cronzy

cronzy-video

cronzy_S_ldn3t1

スキャナ部およびペン部分は1600万色以上を再現できる、と謳っています。1600万色という単位、昔のパソコンのカタログで見たような懐かしい数ですが、24bitカラーということなんでしょうか。

ペン本体にはインクカートリッジを持ち、このインクをペンの内部で混ぜ合わせて色を作るようです。

cronzy-parts

こちらの動画でプロトタイプを使っている様子が公開されています。

動画の02:00から、色の切り替えに40秒、さらに前の色のインクを使いきるまで捨て紙に5秒ぐらい描いていますね。切り替えにはそれなりの時間と手間が掛かってしまうようです。

このブログでも、2009年にColor Picker Penという同様のアイデアのコンセプトモデルについてご紹介したことがあるのですが、7年経った今、そのアイデアが実現しようとしているわけですね。

クラウドファンディングのガジェットなので、まだ宣伝文句通りに動くのか、本当に完成して入手できるのか、は保証されませんが、ちょっと無理そうだったアイデアが実現されるかもしれない、というのを目の当たりにできるのは嬉しいですね。

via The Verge

Fotokite Phi – セルフィー(自分撮り)のための有線ドローン凧

ドローンといえばラジコンが普通ですが、Fotokite は有線でつながったリモコンのクアッドコプターです。

なぜ今さら有線? と思うかもしれませんが、有線であることをうまく使って新しいセルフィー(自撮り)を提案しています。

fotokite-1

その利点とは、操作が簡単で勝手にどこかへ飛んで行ったりしないこと。ドローンは糸で犬の散歩のように自分の周りに引かれていますし、上下左右への動きは手首をそちら側へひねるだけ。自由度の大きな一般のクアッドコプターを操縦するのに比べると、あっという間に扱えるのが利点だとか。

fotokite-wedding

この結婚式の例なんかはうまい使い方と言えるでしょうね。集合写真などでカメラマン役の人も全員写れるのがドローン自撮りのいいところ。

有線であることから、GPSや着陸用の装備が不要(紐を引っ張って回収できる)なので、カメラへの給電をしながらも15分間バッテリーを持たせることもできるそうです。

折りたたむと円筒形のパッケージに小さく収まるのも考えられています。普段鞄に入れておけることで使いたくなった時にすぐに出せそう。

カメラ部分は別売、というか、他社製品のスポーツカメラ GoPro を買ってきて載せろ、ということのようです。

今回の製品には8mのケーブルがついてくるそうで、8メートル離れた空中からの自撮りは、せいぜい1,2メートルの自撮り棒とは異なる風景となることでしょう。

クラウドファンディングサイトのIndiGogoで購入者を募っていて、早期申込者の割引価格が$249(2万7390円) から始まって、一般販売予定の定価が$500(5万5000円) のところ、$349(3万8390円) 以下で入手できるようです。クラウドファンディングなので製品が届くまで安心はできませんが。

Fotokite Pro という上位機種もあり、こちらはケーブル経由での給電や、リアルタイムでの手元での動画の取得にも対応しています。そのままネットにライブ中継するのも考えられるとか。無線でHD画像をリアルタイム受信するのはうまくいかない環境も多いでしょうから、ケーブルでつながっているというのを制約ではなく優位点としてうまく活用しているといえます。

via The Verge

Jaasta – eインクによる配列自由・表示自由のキーボード

Jaasta Keyboard は、e-インクを使って自由にキートップの表示内容を切り替えられるというキーボードです。

Black_blackKeyboard_Angle

ごく普通に見えるこのキーボードが、

Slider_5

Adobeイラストレーター用のキーボードや、

Slider_7

顔文字キーボードなどに変身するというわけです。

exploded model

キートップの中がe-inkになっていて、この表示内容を書き換えられるということですね。

アイデア自体は特に新しいわけではなく、たとえば2008年に発表された、有機ELディスプレイをキートップに組み込んだロシアのOptimus Maximus がありますね。(日本で買った方のレビュー)

optimus-popularis

今はMaximus は売り切れで、液晶のキートップを使って少しキーの数も減らしたコンパクトキーボードのOptimus Popularis が売られているようですが、値段が$1500(16万5000円) 。

それに対して、まだクラウドファンディングによる出資者募集前の段階ではありますが(要注意ポイント)、 Jaasta の予定価格は$299(3万2890円) 。

OLED やLCD を使った Optimus は当然カラー表示や高速な表示の切り替え(Popularis は秒間10フレーム以上ということ)に対応しているわけですが、その分キーボードとしてはかなり高価です。

キートップに色やアニメーションまでは必要ないと思うなら、価格もかなり違いますし、こちらのe-ink の方が電池も長持ちするし、部屋が明るければキーもはっきり見えていいかもしれません。

via Technabob

うんこ絵文字シャツ

おととい世界でも人気の高い「あの絵文字」の枕を紹介した際、

この絵文字、ユニバーサルに通用するアイコンとして、いろいろなグッズが続きそうです。

とは書いたんですが、これは半分冗談だったんですよ。「なんか英語圏ではこの絵文字がやたら受けてるなあ」とは思いつつ。

そしたらまた新作が来ました。

poo-emoji-shirt-1

決まってますね。

poo-emoji-shirt-2

高そうな家から外を眺める。かっこいいです。

poo-emoji-shirt-3

あまり見たことがない柄ですが… ん?

poo-emoji-shirt-4

またオマエか!

ということで、Poo Emoji デザインのドレスシャツです。クラウドファンディングで出資を募っていますが、すでに7割方集まっていますね。今申し込むと $74.80(8140円)

ひとつふたつならジョークグッズですが、こう続いてバズってくると、もしかしたらうんこ絵文字の世界的ブームが立ち上がろうとしてるんでしょうか。世界のネットの小学生低学年成分が、日本から来たこの絵文字に魅了されつつあるのかもしれません。

このままだと、うんこ絵文字発祥の地である日本を差し置いて、うんこ絵文字長者が世界にたくさん生まれるかもしれませんね。後々になってから「どうして日本は成功するうんこ絵文字グッズを作れなかったのか?」「今の若者はうんこ絵文字に身を捧げる覚悟がない」「金のある年寄りがもっとうんこ絵文字に出資すべき」「政府の適切なうんこ絵文字支援が必要だった」などと言わずに済めばよいのですが。(ヤケクソ)

ところで、この絵文字のデザイナーとか著作権とか、どうなってるんでしょうねえ。

via DesignTAXI.com

ターン制シューティングゲーム Mighty Tactical Shooter

シューティングゲームは好きだけど反射神経に自信がなくて、という人や、年を取って反射神経が追い付かなくなってきたという往年のシューターのための新プロジェクトが、Mighty Tactical Shooter。なんと、ターン制で遊べる、グラディウスのような横スクロール型のシューティングゲームです。

ゲーム画面内では、静止した状態で、敵の進行方向や敵が撃ってくる弾の軌道の予測なども表示される中、自機の次の移動方向や弾の発射方向を入力します。

mighty-tactica-shooter

時間を掛けて次のムーブを決めたら、ターンを進めて結果を見ます。結果やられていなければ、また新しい状況で次のターンのムーブを設計します。

mighty-tactical-shooter-1

自機の移動を決め、発射する武器を決め、武器の軌道を決め、と、ターンごとにすることはかなり多いです。

mighty-tactical-shooter-2

重力を変化させて敵の弾の軌道を変え、さらには敵の同士討ちまで誘えるような、ターン制の特徴を生かした武器などもあります。

Kickstarterで1万ポンドの支援を呼び掛けており、4割がた集まっています。完成したゲームを入手する最低寄付金額は10ポンド、早期申込みで8ポンド。

Unityベースで作られたプレ・アルファ・レベルのデモ版がすでに提供されていて、Windows/Macintosh/Linux で2面のサンプルを遊ぶことが可能です。

ちょっとだけプレイしてみたのですが、ものすごく面倒です。一面プレイするのにそうとう時間が掛かりそうだということはわかりました

via Technabob

匿名ハッカー集団アノニマスで寄付金に絡んだ内紛が発生

匿名のネット活動家集団アノニマスの中で、100万人以上のツイッターフォロワーを持つ@YourAnonNewsの所有権を巡っての闘争が発生しているようです。

(photo credit: liryon)
(photo credit: liryon)

このグループは、(今やっているようなTwitter/Tumblrを使ってではなく)アノニマスが集めたニュースを紹介する専用サイトを制作・運営するためのプロジェクトを立ち上げ、昨年クラウドファンディング・サービスのIndiGogo上での寄付を呼びかけ、$54,668(601万3480円) を集めてプロジェクトを成立させていました。

今回、このグループ内の一部によって、寄付金集めを主導していたらしい人物@JackalAnon が寄付金の結構な割合を使い込んだこと、アクセスできないように締め出されたツイッターのアカウント@YourAnonNews を奪い返そうとしているらしいこと、がTumblr上で告発されました。ツイッター社に対しては、@YourAnonNews を@JackalAnon に渡さないように、という依頼も公開しています。

現@YourAnonNews 側の主張によれば、$54,000(594万円) 以上集まったはずの寄付金のうち、集金に掛かった手数料・寄付者へのTシャツやマグカップなどのノベルティ、開発用として購入したMacとDellのPC、サーバ代、通信費などを差し引いても残っているはずの$30,000(330万円) が行方不明な状態で、サイトの開発を依頼されたプログラマーはいまだに一セントの報酬も受け取っていない状態だということ。

現@YourAnonNews 側は昨年の11月時点で@YourAnonNews から @JackalAnon を締め出すことに成功したと主張していますが、何かしらアカウントが奪い返されそうな情報が有ったか何かで、先週末のツイッター社およびネットへの呼びかけが公開されたようです。

アノニマスにはリーダーも指揮系統も存在しない、あるいは一般に考えるような組織ですらない、ということになっていますが、今回の件はこれが裏目に出ているように思います。メンバーが何百人いるかわかりませんし、100万人超のフォロワーはかなり多いですがこれだけがアノニマスの公式アカウントというわけでもありません。

この件に絡んでいるのはアノニマスのごくごく一部だけなのかもしれませんが、その知名度を使って5万ドル(550万円)以上の寄付を集め、サイトを作る約束をしたのは事実です。抑圧的な国家や悪意のある企業などに対しては滅法強い闘いをすることもあるアノニマスですが、自分たちがお金を集めたり、組織のような活動をしようとすると、お互いが誰かもわからないという性質から、詐欺師(今のグループの言っていることが正しければですが)などに手玉に取られてしまうと対処に困るというのが明らかになった事件かとも思います。

via Anonymous' Plan for News Site Allegedly Derailed By Rogue Member, Missing Money Threatens to Implode Anonymous' Largest Twitter Account | Motherboard

Contributoria – クラウドファンディング・ジャーナリズムの試み

イギリスの新聞社ガーディアンのメディア研究所が新たに開設した Contributoria.com は、Kickstarterに代表される、広く訪問者から出資を募ってプロジェクトを遂行するクラウドファンディングの仕組みを、ジャーナリズムと組み合わせた、オンラインマガジンです。

contributoria-top

KickstarterやIndiGoGoなどと同様に、プロジェクトが並び、プロジェクトに賛同した人の人数や、何人集まればプロジェクトが成立するか、が表示されています。

contributoria-proposals

違うのは、プロジェクトというのが将来の号で書かれるニュース記事だという点です。参加ジャーナリストが「こんな記事を書こうと思っているんだけど」というのをプロジェクトとして発表し、サイトの有料購読者が「自分はこれを読みたい」と思ったプロジェクトを応援するわけです。

有料読者は、自分の読みたいプロジェクトに投票を振り分けることで、次回以降の雑誌が扱う内容が自分の好みの方向に変化していくことになります。

また、書き手についてもサイトは開かれており、フリーのジャーナリストが登録して、記事のアイデアを公開し、読者を募ることができます。メディアからの依頼ベースではなく、自分が書きたいものを提案し、それを本当に読みたいという人がいるかどうかが測れるのはよいのではないでしょうか。

面白そうな記事のアイデアを発表してしまって、どこか他所で他の人が同じテーマで調べて先に発表したりしないのかな、という懸念もありますが。

もしこのプラットフォームが回り、有料会員が増えれば、無名だが良い記事を書けるジャーナリストが発掘されるようになったりするかもしれません。

今月2014年1月の創刊号は、サイトの公開前からの関係者が提案した記事、投票した結果で作られたものが公開されています。創刊の辞を除く記事は以下のようなものになっています。

  • エドワード・スノーデンに注目すべき理由
  • 女性向けエロチカの隆盛
  • イギリスに残る、ショッピングセンターなどになった穀物取引所の建築や将来
  • フィッシュ&チップスで移民者がイギリス人になるのか

Contributoriaのアイデアはグーグルなどが開催したコンテストで優勝したものだそうです。

via release via The Next Web

動くファッション、ビデオイヤリング

スマートフォン、タブレットの大流行によって、小さいサイズの液晶は部品としてかなり安くなったんでしょうね。それを感じさせる新しいファッションアイテムが、クラウドファンディングのIndigogoで提案されています

それが、小さなスマートフォンといった感じのイヤリング Video Earring。

video-earrings

スクリーンサイズは2.01インチ x 1.01インチ (5.10cm x 2.57 cm)

ビデオ・イヤリングの充電と動画の転送はUSBケーブルで行います。動画フォーマットはMOV, AVI, MP4, WMV, MPEG などに対応、再生時間は4~8時間。朝つけて夜まで再生はできませんが、パーティーの間は持つかもしれません。

video-earrings-diagram

動画プレイヤーではありますが、音声の再生はオプションでの対応となります。ファッションアイテムとしては常時音を鳴らしてるのは良くないでしょうからこれは構わないかと。

video-earrings-box

イヤリングなので2個セットでの販売です。価格は$150(1万6500円)、北米以外への送料は$15(1650円) なので、合計で$165(1万8150円) ですね。クラウドファンディングなので、制作が成立するかはまだ未定なことに加えて、(プロジェクトの失敗などもあり)必ず入手できるかどうかは今のところは保証されません。

via High Tech Bling: Video Earrings with 2.2-Inch Screens | OhGizmo!