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オープンソースプロジェクト内のTODO個数調査

マーティン・シュライスさん(Martin Schleiss)がブログで公開したのが、Linux をはじめとする巨大オープンソースプロジェクトのソースコードにおける「やらないといけない」あるいは「後で考える」マークである“TODO”の個数の移り変わりをグラフ化したものです。

基本的には、プロジェクトの年月が重なるほど、コードに書かれた TODO の個数は増えていくようです。上の PHP のグラフでは、メジャーリリースや通常リリースの時期の少し前に TODO が増えているようにも見えます。

プロジェクトによっては単調増加ではないものも。Rust は TODO の個数自体が少ないように見えるし、途中で数個まで減っている時期もあるので、意識的に TODO の解消を目指したりしていたのかもしれません。

Next.js 、version 10 と 10.1 のどちらのリリース時期でもなく、突然増えています。

ブログ記事では言語処理系やライブラリなど、有名なもの20個弱についてグラフ化されています。

プロジェクトの規模、歴史の長さによってもTODO の個数は変わりますが、規模や歴史と無関係に多い少ないもあったりもします。シュライスさんはTODO が有ることはどのオープンソースプロジェクトにおいても貢献をする余地があるということだ、と言っています。あなたが良く使っているツール/ライブラリのTODO は増えているでしょうか?

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技術

名刺の裏にニューラルネットワークプログラム

Card Network は、名刺の裏に印刷されたコンパクトなニューラルネットワークのソースコードです。

名刺の裏にソースコード、という他の人のアイデアを見たアイルランドの大学で計算機科学を学ぶ修士生の Oisin さんが選んだのは、小さなニューラルネットワークを作る 878文字のC++のコード。

#include <bits/stdc++.h>

typedef float f;typedef std::vector<f> v;f K=0.01,R=0.01;struct L{int w,h,i;v W,x,z;L(int i,int o){W.resize(i*o);for(f&a:W)a=(rand()/(1.1-(1<<31))-0.5)/sqrt(i+o+0.);w=i;h=o;}v F(v X){x=X;v a(h);i=h*w;while(i--)a[i/w]+=W[i]*x[i%w];z=a;for(f&i:a)i=K>i?K:i;return a;}v B(v Y){v (w);i=w*h;while(i--){f Z=Y[i/w]*(z[i/w]>0?1:K);X[i%w]+=Z*W[i];W[i]-=R*Z*x[i%w];}return X;}};int main(){L n[]{L(40,50),L(50,50),L(50,1)};int l,z,k,i=500337;while(i--){z=242-i%243;k=40;v x(k),y;while(k--)x[k]=sin((k%2?z/27/3.:z%27/5.)+6.14*k/20);y=x;for(l=0;l<3;l++)y=n[l].F(y);v Y{2*(y[0]-("\x1e\0(0ドル)\\0(0ドル)\b\x01\0(0ドル)@H\374(3ドル)\377(3ドル)B\x12@\x18\x12G\302(3ドル)\\x10@\x12\372(3ドル)\377(3ドル)\221(2ドル)\x10\0(0ドル)\0(0ドル)\200(2ドル)\0(0ドル)\0(0ドル)\0(0ドル)\\x02"[z/8]>>z%8&1))};while(l--)Y=n[l].B(Y);putchar(" .,-*oO##"[(int)(y[0]*8)%9]);if(i%27<1)puts(i?i%243?"":"\033(0.3ドル)[9A":"\r\   --- Oisin Carroll ---\n\ gh:Oisincar  web:imois.in");}}

ここではCのstructで3層のニューラルネットワークを作り、Oisin という名前の図形を表示できるように学習させています。

エンジニアのスキルアピール、カンファレンスでの話題作り等に、自分の得意分野のコードをミニマムに名刺裏に掲載するアイデア、どうでしょうか。

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ゲーム

オリジナルZorkのソースコードがMITにより公開される

往年のテキストアドベンチャーゲーム Zork の1977年のソースコードが、MITにより発見されて公開されました。

MIT の説明によれば、1973年から1990年前半にかけての人工知能研・計算機科学研のバックアップテープから復元したデータが収集されているそうで、今回はその中から1977年のZork のソースコードが見つかったというわけ。

コードを見てみるとこんな感じ。


<GDECL (FF) STRING>
<DEFINE ILO (BODY TYPE NM1 NM2 "OPTIONAL" M1 M2)
#DECL ((BODY NM1 NM2 M1 M2) STRING (TYPE) FIX)
<COND (<==? .TYPE *400000000000*>
<COND (<OR <AND <MEMBER "<FLUSH-ME>" .BODY>
<NOT <MEMBER ,XUNM ,WINNERS>>>
<AND <MEMBER .NM1 ,WINNERS>
<MEMBER ,FF .BODY>>>
<EVAL <PARSE .BODY>>)>)>
<DISMISS T>>

;"ROOM FUNCTIONS"

往年のメインフレーム機 PDP-10 上で動くLISP系のMDPという言語だそうです。

2019年の4月にGitHubで公開された「Zorkのソースコード」と何が違うかですが、この時公開されたコードは、後に Zork を商用化(1979)して販売したインフォコム社が買収の後閉鎖された1980年代終わりに、社内のソースコード管理システムから取り出されたものなのに対し、今回のコードはInfocom 以前の MIT 時代に メインフレーム PDP-10 の上で動いていたものだということ。

(image Michael L. Umbricht, Wikimedia)

Infocom 版 Zork コードの発見者として知られるインターネット考古学活動家のジェイソン・スコット氏(Jason Scott)も早速、MIT のコードを fork しています。Zork ファンや Zork 研究者による調査がさらに進むのでは。

via Hacker News