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ネットのサービス

Wheelmap.org – 車椅子アクセスのウィキペディア

Wheelmap は、車椅子で入れる場所かどうかを地図上に表示してくれるwebサービスです。

場所の種類や、アクセシビリティの対応度合いを選ぶことで、絞り込んで表示することができます。

スターバックスやタリーズなどいくつかのチェーン店の情報はかなり入力されているので、企業が持っているデータを企業自身やチェーン店のファンがまとめて登録しているのかもしれません。

情報がないところには、車椅子でのアクセスが可能かどうか、トイレへのアクセスはあるか、場所の画像などを投稿し、地図の改善に貢献することができます。

投稿されたデータは OpenStreetMap のデータの一部として蓄積され、ODbLライセンスの元で自由に利用できます。

AndroidアプリiOSアプリも存在します。

車椅子対応の有無については、Googleマップでもたまにユーザーに訊ねてきますし、情報を拡充しているようですね。

ユーザー投稿の正しさの保証とか、登録する情報の判断に関して揉めたりとか、Wikipedia でも起こっているような問題は起こりうるのでしょうけれど、多くの人の手で正確な状況が共有されることで、車椅子やベビーカーでの移動の計画が立てやすくなるのだろうと思います。

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データ

欧米のラウンドアバウト率をオープンデータから求める

ラウンドアバウト、信号を使わずに縦横の交通を通すための仕組み、日本でも2014年から地方中心に導入されて何度もニュースになっているようです。

僕はイギリスの田舎にいた時に会社が借り上げた車で通勤していたため、交差点のほとんどがラウンドアバウトな街で運転していた経験があります。最初は慣れずに怖いと思ったこともありましたが、慣れてくると信号待ちが無くて楽だなという感想を持ってます。

データで仕事をしている、というエリンさん(Erin)がブログで公開したのは、そんなイギリスのラウンドアバントの全てを地図にプロットするという個人プロジェクト。

OpenStreetMap のデータを使ったということですが、このデータ、ラウンドアバウトについてのデータは存在するものの、普通の交差点のデータは含まれていないそうです。そこで、道路データと別の道路データが同じ地点で交わっているところを交差点として抽出する作業を行ってまず交差点の位置を得る必要があったと。

ヨーロッパ(対象がイギリス外にも広がってます)の交差点を抽出するのに、ラップトップPCで2週間掛かったということ。また、アメリカの交差点については、米国勢調査の別のデータTIGER/Line Shapefilesから同様の処理を行ったと。

ヨーロッパから9か国と米国のデータを処理して、ラウンドアバウトと交差点の比を求め、また地図上にラウンドアバウトをプロットした地図ができています。

僅差ですが、フランスが交差点81か所につきラウンドアバウト1か所で、これらの国の中でもっともラウンドアバウト比率が多い、ということです。スペインやイギリスも多い。また、アメリカは636対1と、ヨーロッパに比べてとてもラウンドアバウトが少ないことがわかります。

前記のように求めた交差点は、住宅街の中、家と家を結ぶ小路の分岐もすべて当てはまりそうなので、街と街をつなぐ街道で見ればもっとラウンドアバウトは多いのではないかな、とも自分の少ない運転経験からは思ったりもします。

エリンさんはまた、人口に対するラウンドアバウトの数、という計算も行っており、これで計算したラウンドアバウト率の高い街の上位25位のほとんどはヨーロッパなのですが、1位はアメリカ インディアナ州のカーメル市となったということです。このカーメル市、1990年代から信号交差点をどんどんラウンドアバウトに置き換え続け、今では125か所以上のラウンドアバウトを持つ米国一ラウンドアバウトの多い場所となっているそう。事故も激減してるそうですが、これができるのは交通量がそこまで多くないというのもあるんでしょうね。

ブログ記事を見ていると、欧州と米国で入手できるデータが異なったり、データを使える形に揃えることが大変だったよう。他の国々についてもわかればもっと興味深いでしょうが、なかなか国ごとに整備されたり公開されたりしているデータがまとまっていないとか、見つかりにくいとか、そんな感じなのかもしれません。

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データ可視化

🎬Film Map of the World – 地名に関係した映画を配置した「映画世界地図」

🎬 Map of the World は、世界のそれぞれの国について10本、最もウィキペディアで閲覧された映画を抽出し、その都市や地名の場所にプロットした地図です。

日本を拡大したのがこれ。

東京の「キル・ビル」はいいとして、「パール・ハーバー」で福岡、「(七人の侍ではなく)荒野の七人」で神戸、「もののけ姫」は埼玉、と、よくわからないプロットもあります。英語版ウィキペディアの記述の中に地名があったら、それを使っているということなのですが、英語版のもののけ姫の項目、今見ても埼玉とか書いてないんですよね。

最近閲覧数の多い項目で、日本の地名を含むもの、という条件、さらに英語版のウィキペディア、ということで、日本人から見るとよくわからない選定にも見えますけれど、英語版の世界から見ればこれが日本の映画で、その映画に縁の深い場所、ということになってしまうのでしょう。

日本の10選がこんな感じなので、他の国についても推して知るべし、という程度のいい加減さではあるかもしれません。地図の作り方は面白いけれど、データの取り方にもう一工夫必要なのではと思いました。

via Maps Mania