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Unselfie – 自撮り(セルフィー)を自然なポートレイト写真に変換する技術

バークレー大学アドビ研究所の論文(pdf)で、手を伸ばして撮影した自分撮り(セルフィー)を、他人が撮影してくれた肖像写真のように自動変換するアンセルフィー(unselfie)という技術の研究が発表されています。

左のようなセルフィー写真を、右のように変換してくれるということです。

「写真家や三脚の助けを借りずにスマートフォンで気軽に自分の肖像写真が撮れるようになりましたが、撮られた写真のポーズは不自然になります。この研究では、セルフィーから自然なポーズの写真を作る unselfie という変換を導入しました。」

学習データとして「同じ場所、同じ人物、同じ服装でのセルフィーと自然な写真の2枚のセット」を入手することは難しいため、大量のセルフィーと大量のポートレイト写真をそれぞれ用意し、元のセルフィーと似たようなポートレイト写真への変換が行われるような生成器を学習させるようにしたそうです。

普通に撮っていたならこんな感じだったろう、という写真を見つける部分はまだまだ完全ではなく、肩幅や腕の太さが不自然に太く/細くなったりするし、腕の位置が変わったことで見えるようになる背景部分の生成や脇の部分も失敗することはあるそうです。

他の画像変換と同様、このような変換もあっという間に改良されていって、よりカジュアルに使えるようになるかもしれませんね。そうなると、証明写真とか遺影みたいなものも、セルフィーしかないところから調達できてしまうのかもしれません。変換してできる自然な写真を「証明」用にできてしまうとしたら、写真による証明という概念自体も揺らいでしまいそうですけれど。

via VentureBeat

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ガジェット

あなたについて飛んでくる自撮り用ミニドローン Hover Camera

北京のゼロ・ゼロ・ロボティクス(Zero Zero Robotics)社が発表したHover Camera は、自分の周りを飛んでセルフィー(自撮り)を撮れる小型ドローン。

Hover Camera - 360 Pano

その重量はなんと250gを切るということで、折りたためて鞄に入れてしまえる小ささです。

Hover Camera in bag

Pushing Hover Camera

顔認識をして、自動的にあなたについてきます。

Hover Camera - Release & Hover (big)

周りをついてきて、ちょっとぐらい押してもバランスを取ってそこに浮かんでいるということ。動画も撮れるので日常の記録や個人のビデオ撮影などで、これまでできなかった視点での映像が作れそう。

現在はベータテストの参加者をサイトから募っており、いずれ600ドル(6万6000円)ぐらいで売り出したい、ということ。

一つ難点を上げるとすれば、The Next Webのライター @natgarun さんが指摘しているように、このドローンかなりうるさいみたいです。こちらに数秒間の動画があり、飛ばしている時の音が聴けます。

via The Next Web

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fun

自撮り棒もここまで来た – MacBookセルフィースティック

スマートフォンのカメラで自分の姿を撮るための自撮り棒(セルフィースティック)、外国人観光客が良く使っているので実際に使っていることを見る機会も増えています。

ニューヨークのMoisesさん (Art404)John YuyiさんTom Galleさんらによるアートグループが発表したのは、スマートフォンじゃなくてラップトップパソコン MacBook を使って自撮りできるようにした、マックブック自撮り棒です。

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MacBook の重さを考えれば、両手持ちになりますね。

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今はスマホのカメラもいい性能ですし、パソコンを使う利点って大きい画面ぐらいですかねえ。

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現段階ではアート作品だということですが、もしパソコンでセルフィーを撮りたいという需要があれば、商品化されるかもしれないですね。

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via Mashable

(all photos are from macbookselfiestick.com)