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2005年08月31日
リアルタイム HTML エディタ
ウェブページ上で、HTML を編集すると、編集した結果がそのままもう半分の枠に反映されるというサービス。
クライアント側に商用の HTML エディタを入れれば、もちろんこんな機能はどこにでもあるんだろうけど、ブラウザで見に行ったらすぐ使える、というのは何かの際に役立つかも。と思ったり思わなかったり。
HTML ってどんなもの? っていうのをまったく知らない人にちょっと見せてみるのには使えるかなあ。
とはいっても、ここで調子に乗って HTML 中にフォントとか色とかをガシガシ埋めていくと、一昔前の HTML デザインになっちゃうので注意。というか、CSS もその場編集して3ペインというのがあればいいのか?
投稿者 秋元 : 16:50 | コメント (2) | トラックバック
Ruby on Rails の PHP 移植プロジェクト
メモ: PHP フレームワークと Ruby on Rails からの影響
PHP 用の Rails クローンや、Rails を移植したと主張しているプロジェクト達
CakePHP
https://trac.cakephp.org/
Biscuit
http://bennolan.com/biscuit/
PHP on Trax (旧名 PHP On Rails)
http://phpontrax.com/
2005年08月30日
ソースコード検索とコピペプログラミング
プログラマー向けにまた新しいサービスが出たようなのでご紹介。
code fetch { は、ソースコードに特化したソースコード検索エンジン。"{" 記号もサイト名の一部のようだ。
関数名などを検索すると、関数名を含むサンプルを、書籍のサンプルコードから抜き出して表示しているようだ。
言語ごとに検索することができる。以下はいくつか試してみた結果。
サイト自身は、紹介した書籍を買ってもらうことでビジネスとするつもりらしい。
ある関数を使うとき、関数の挙動はわかっていても、それを実際にどのように呼び出すのかが、マニュアルからだと簡単に把握できないことがある。
PHP のマニュアル などでは、マニュアルの末尾にユーザのディスカッションをつけて、そこでサンプルコード的なものが流れているが、サンプルから使い方のあたりをつける、という点ではこれも役立つ気がする。
ソースコード検索エンジンとしては、日本にも高林さんの gonzui があるが、同じような技術を基盤に、公開されているサンプルコードと amazon アフィリエイトを組み合わせてビジネス化しよう、という試みと言える。(検索してほしくない本の著者は連絡してくれ、とあるので、このあたりに問題点をはらんでいる可能性はある)
ビジネス的にこれがいけるのか、著者によってはこれを許したくないのでは、という話は別として、こういったソースコード検索によって「他者のソースを見る」という機会は重要なのではないかと僕は思っている。
究極的には、僕らプログラマーが書いているコードのほとんどは、過去にどこかで見た他人のコードを真似て、再構築しているといってもいい。本質を理解せずにコピーした粗悪なコードの氾濫も大きな問題ではあるものの、読むことや真似ることそのものが悪だとは僕には思えない。
ペアプログラミングなども「よいソースを書いている状態を目の前で見る」ことの教育効果が評価されている理由の一つではないだろうか。
検索によって良いお手本が簡単に見つかるようになっていくことは、決して悪いことではないな、と思うがどうだろう。
追記: codefetch.com は雑誌サンプルの検索だが、広くウェブに素で公開されているソースコードを検索する場合は
koders.com。
2005年08月28日
日曜は PHP 勉強会
昨日の Java 読書会に続き、日曜は PHP 勉強会に参加してみた。
mixi の PHP コミュニティから発生したらしいこの勉強会、会自体は3回目のようだが、当然これまでは参加していない。何か発表するものを、という話だったので、自分が書いたわけじゃないが CyDE2 の開発環境を持って行き、インストーラとユニットテストをどうやってるかあたりをちょろっと紹介させていただいた。他の発表を聞いてみて比べると、あまり技術的じゃない。宣伝臭いし。
他には、PHP フレームワーク Maple の作者の方が、AOP による DB アクセスの Maple へのウィービングについて実装発表されていて、面白かった。
あとは、PHP に関する洋書のレビュー発表など。アメリカに居たとき本屋でパラパラと見ていた本がいくつか出てきて興味深かった。
全体的に、昨日の Java 読書会が「最近面白い本出てないねぇ」といった感じだったのに比べて、PHP 勉強会のほうが活気があるように見えた。
でも、土曜日にあった Lightweight Language Day and Night (LLDN) に参加されてた方も多く、そちらでは Ruby や Perl のヒトタチが元気だったということで、PHP もがんばらないとね、という雰囲気もあった。
それと、いつも PHP 関連の雑誌記事などでお世話になっている著者のみなさんと直接お会いできたのは非常によかったと思う。来月もあるようなのでぜひまた参加したい。
2005年08月27日
土曜日は Java 読書会
Java 読書会 に参加してきた。一冊の本を、毎月一回集まって「読む」というもの。インターネット協会の部会ということになっているが、参加者は興味のある有志の集まりだ。
僕も、転職でアメリカのサイボウズに行く前はよく参加していた。今回はひさしぶりの参加となる。
今回は翻訳者の瀬谷さんにも来ていただき、読んでいて難しい点など直接解説していただくこともあり、非常によかった。
今月分で読了となった、「アジャイルソフトウェア開発の奥義」だが、今回読んだ中で「付録C: 皮肉な運命」が読み物として面白かった。
同じプロジェクトを実施することになった二つの会社の話を、横に二つ並べて小説風に描く、というもので、一つはガチガチのウォーターフォールで大混乱になり、もう一方はアジャイル的な手法でなんとか成功する、というオチ。
悪い方の例では硬直したプロジェクト管理や理不尽な上司の要求、と言ったものが書かれている。思わず「あるある」と言ってしまうところも多い。ちょっとだけ触りを抜粋すると
上司「即刻開始する必要がある。分析にはどれくらいの時間がかかるかね?」
あなた「仕様要求がわからなければ分析にかかる時間を申し上げられません」
上司「仕様要求が出てくるまでには4~5週間かかるだろう。だから、仕様要求が今君達の目の前にあるものと仮定したまえ。君達は分析にどれぐらいの時間が必要なのかね」
さて上記の流れは変だ、とあなたは思うだろうか? あるいは、いったい何がおかしいというのだ、と思うだろうか。
アジャイル開発についての本なので、アジャイル開発に対してちょっと甘いかな、という気もするが、二つを並べて読むことで、果たして自分達の開発プロセスはどうだろうか、という良い自省ができる話かなあ、と思った。
もちろん、本文の方も充実した内容で、XP、デザインパターンについて実例をなぞりながら勉強することができる。いい本だと思った。
Java 読書会 は9月から新しい課題書(まだ決まっていない)で最初からスタートするので、会社の外で業務とは別に勉強してみたい、という方は参加してみてはどうだろうか。
こういった社外の勉強会は、Java 読書会の場合は「Java」というキーワードはあるものの、ウェブサービス系や組み込み系などさまざまな業務をしている人(もちろん仕事は全然 Java じゃないが自分で勉強してる人も)が集うので、見聞を広めるのにも役立つと思っている。
2005年08月26日
商用アプリ開発に関する PHP の利点と欠点
現在サイボウズ本社でいちばん使われているコンピュータ言語は、と訊かれれば、それは PHP という言語になるだろう。
PHP はそもそもウェブサイトを作るために開発された、目的のはっきりとした言語で、ウェブアプリケーションの世界では非常にユーザー数の多い言語である。PHP のエンジン部分を開発している Zend 社の調査では、インターネット上のウェブサイトの 20% 超は PHP で書かれているともいう。
また、PHP の言語としての文法は C 言語に似せて作られていて、C 言語風のスクリプト言語といえる。専門学校や大学などの授業で C 言語や C++/Java など C 言語に似た言語が使われることも多いため、比較的とっつきやすいとも言えるだろう。
そういった普及度からすると、PHP を多用することには、プログラマーが足りなくなったときに社外から人材を集めやすい、あるいは協力会社を探しやすい、という利点がある。
2年以上前から準備され、今回発売となったガルーン2 では、この PHP が大きな部分を占めている。それ以前は独自のスクリプト言語(Cybozu Labs 社長でもある畑の名前を冠した、Hata-Script である)を使っていた。これもまぁ、Office6 までのサイボウズ製品を見ていただければわかるように、軽量できびきび動く、いい言語ではあったのだが、やはり PHP のユーザベースの大きさというのは意味がある。
この変更では、内製も含めて様々なオプションが検討されたわけだが、サイボウズ製品の特性や技術者の確保のしやすさ、などいろいろな観点を総合し、PHP が選定された。
ただし、その選定の際には、満場一致ですぐに PHP を使うことに決まったわけでもない。(主に反対していたのは僕だが)
どんな言語も完璧ではありえない。PHP にも危惧されている問題点はあった。言語としての出来、や、インタプリタの安定度、リソースの消費量、処理の速度、利用できるライブラリの量や質、利用や配布に関する制約、などなど、について、問題があるかどうか、あるとしたらどう解決するか、解決法が現実的な対処であるか、といった事柄について多数の討論をおこなった。
そういった技術やライセンスの問題については一つずつ問題点をつぶしてきており、今のところ大きな問題点は残っていないと言ってもよさそうだ。僕自身は早い段階で CyDE2 のプロジェクトから離れており(==米国の子会社に帰った)、実際にそれらの改善を辛抱強くおこなってきたのは本社の開発部の面々である。
それでも残る問題は、一部の硬派プログラマーから、PHP は「初心者向けの言語」と思われていることにある。こればかりは、サイボウズの開発部ががんばるだけで解決する問題ではない。
まぁ、現在主流のバージョン 4、PHP4 では、言語としていいかげんなところや使いづらいところもたくさんあり、技術力のあるプログラマー達の多くが「一番好きな言語」とか「一番使いやすい言語」に選ぶ言語だ、とまでは言えないだろう。
「弘法筆を選ばず」というから、真にできるプログラマーならどんな言語であってもちゃんとした成果を残せるのかもしれない。しかし、実際問題として、そのとっつきやすさ、はじめやすさがかえって災いし、「PHP ができます」という人の中に「PHP *しか*できない人」も多い。
理想としては、どんな言語でもすばやくマスターでき、PHP インタプリタの挙動に疑問点があれば、PHP のソースまで遡って調査することも全然苦にならない、といった人がたくさん来てくれるといいんだろうな。ま、これは主に本社側の話だが。
サイボウズ・ラボでのこれからの開発は、必ずしもサイボウズ本社と同じ言語を使う必要はないため、たとえば Python や Ruby のような言語を使ってもよいし、Lisp や JSF/Java でもいい。それは入ってきた人が自分で先導して決めていってしまえばいいのだ。いまのところ、そのへんはまるっきり流動的だ。
むしろ、自分の好きな言語や環境について熱く語れて、まわりを引っ張って巻き込んでいけるような、そんな人であれば面白いし、僕もぜひその人からいろいろ学んでみたいものだ、と思う。
2005年08月25日
成功する Web2.0 企業になるための 10 のステップ
成功する Web2.0 企業になるための 10 のステップ より。
- 利用者の問題をよく理解したうえで、最小単位から解決せよ
- 反応のよい、意見を言ってくれる利用者を獲得せよ
- 今すぐ公開せよ。明日公開せよ。毎日公開せよ
- データを配布しまくれ
- 利用者のデータを囲い込まないこと
- おどろくほど単純にせよ
- 無料でありつづけよ
- マーケティング費用は無駄
- 投資しすぎないこと
- どのサービスにも見るべき点がある
詳細は元エントリをどうぞ。いくつもの実サービスを例にあげて、成功したネットサービスに共通の要素を解説してくれている。
投稿者 秋元 : 13:25 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月24日
Google Talk 登場
Google の新サービスが水曜日に登場か で書いた、噂の Google 新コミュニケーションツール、やっぱりあったようだ。その名も Google Talk。
ベータということだが、早速ダウンロードしてぶちこんでみた。Gmail のアカウントが必要ということ。入れるとほどなくログイン状態に。
Google Talk は gmail のアドレス帳と連動していて、検索窓に名前やメールアドレスを入れると過去に gmail でやりとりした相手がリストアップされる。相手が Google Talk を使っていなければ、使うための招待メールが送れる。
メールも IP 電話も、個人と個人を結ぶメッセージングツールという点では同じなので、gmail と共通アカウントにしてきたのはうなづける。
2005年08月23日
ユーザ名簿とタグ(Folksonomy)機能
企業内のアプリケーションに関して、タグによる分類機能は助けとなるか? というブログ記事を見つけた。
サイボウズのグループウェアで言えば、たとえばユーザー名簿に「技能」のタグづけをできたとする。使われるだろうか?
全員が「私はこんなこと知ってますよ」「こんなことできますよ」というのを登録して、社内でわかる人を探せるようにする、というのは結構いろんな会社でやろうとするけれど、実際に大きく成功している、という話は聞かない。
原因のひとつは、そうやって質問や作業が依頼される人にとってのインセンティブ不足だと思われる。社内のいろんな人を助けても、自分の仕事をする時間が無くなるだけかもしれないし。
与えられたタスク以外の、そういった突発的な依頼への対応が、ちゃんと労働時間として評価されて、見合った報酬が得られれば、あるいはまわるのかもしれない。そして、そういうこまごました時間のやりとりを支援できるとしたら、それは IT の仕事なのだろう。
Experts Exchange みたいな Q&A システム(日本だったら はてな みたいな、と言うべきか)をイントラネットで運用する、というのもその一つの方法だと思う。誰が誰を助けた、という仕事の評価が、ポイントといった数値で見えてきて、その数値がちゃんと会社からの評価につながる(ここ重要。数値化しただけで何も起こらなければ、インセンティブが働かない)といいのかも。
2005年08月22日
Google の新サービスが水曜日に登場か
ニューヨークタイムズの記事によると、Google が新しい「コミュニケーションツール」を今週水曜日(日本だと木曜か)にリリースするとか。
このツールとは Google で長らく開発されているというメッセンジャーではないか、というのがこの記者の見方。
追記: この新ツールは、Desktop 検索の新バージョンと、それについてくる サイドバーアプリケーションだった模様。
サイドバーに関連してその開発キット(SDK)も公開されていて、ユーザが自由にサイドバー上のパーツを作成できるようになっている。
このパーツ作成者にプレゼントがあたるキャンペーンなどもしており、デスクトップ上の小ツールでも他社(Windows OS を持つ Microsoft はもちろん、Konfabulator を買収した Yahoo や IM の新版を出したばかりの AOL など)と張り合おうということのようだ。
さらに追記。24日にはやっぱり IM (Google Talk?)が出る、という噂もまだある。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086600,00.htm
投稿者 秋元 : 16:49 | コメント (9) | トラックバック
Google 的国際化と Yahoo 的国際化
Google 的国際化
最初から多国語対応した製品をつくる。
現地の事情にはあまりあわせない。
訳もいいかげんだったり、ところどころ英語のままだったりする
データが無い地域でも、とりあえず機能は公開(cf. Google Maps の世界地図)
とりあえず使い始められる
Yahoo 的国際化
一カ国版が熟成してから、コードを使って2ヶ国語目を作る
現地の事情にあわせた新機能を作りやすい
現地で現地人による開発なので、言葉は滑らか。完成度も高い
サービスがその国にこなければ何もできない
Share360 の失敗は、一つは Yahoo 的国際化にあったように思う。日本のコードをアメリカに持って行き、そこでアメリカ向けの英語版を別のチームで開発しようとした。
Yahoo ほどの体力や資金があれば、その手法でできたものは現地の事情に完全に適合した、よいものとなりうると思うが。
今回は、Garoon2 で採用した新フレームワーク CyDE2 のように、最初から国際化対応できる機能が日本にて開発されている。いわば Google 的な国際化の準備ができているという感じ。
2005年08月19日
ブログ執筆を中国にアウトソースするマーケティング企業現る
中国にブログ書きの仕事をアウトソースする会社ができたそうで。
英語のできる中国人に、アメリカにいるアメリカ人が書いたかのようなブログを書かせはじめたとのこと。当座25人の中国人ブロガーが、独立した、まったく無関係に見える500個のブログを書いているらしい。
それで、ある企業が特定の商品名を宣伝したいときに、この500個のブログが一斉にその商品について書く、そうすると、一般ネットユーザがその商品が流行しているのか、と誤解する。ということだが。。。。いやはや。すごいこと考えるな。
しかし、なんでこのビジネスをやってることをブログで公開してるんだ。反発を喰うのは必死だと思うんだが。
投稿者 秋元 : 18:23 | コメント (1) | トラックバック
Tortilla を基盤に
ブリトーやケサディラでおなじみのトルティヤにこんな使い道があるとは。ハバネロとドライドトマトによる電池駆動にも成功したそうです。。。
Bugzilla クライアント Deskzilla が リリース1.0目前
Deskzilla のベータ2が出たもよう。
Bugzilla(日本版)はバグ管理システムとしては好きで、すきあらば使おうとするのだけど、プログラマとQA以外にはあんまり受けが良くない。無骨な UI とかで損してる感じがする。
こういうクライアントアプリも、サポートの人とか、あるいはエンドユーザに直接とか、バグ報告してもらうためには重要かも。
2005年08月18日
ブログにグラフィカルな要素を追加するのって
スクリーンショットを取ったり、画面操作を録画して見せたりって、どんなツールを使うと楽なんだろう。お勧めのツール(いまのところ Windows)があればご教授願いたい。
現状、スクリーンショットは Ctrl+PrintScreen でペイントに張って jpg で保存。画面操作を見せるのは、そういう専用ツールを使うんだろうなあ、とぼんやり思うのみ。
世の中のブログの華やかさをみると、そのへん簡単にできるクライアントツールがあるに違いない。
なにせブログ書き始めてまだ一月経ってないもので。。。
投稿者 秋元 : 12:37 | コメント (5) | トラックバック
World66 の Google Map 版とかどうだろう
行った事のある国を赤く塗った地図を作ってくれる、World66というサービスがある。
国に色がつくのも面白いけれど、今だったら Google Map で行ったところにマークがついたり、行ったときの写真が載った flickr のページへ飛べたりすると楽しいのでは。Google Map はまだ詳細地図が出る国が限られてはいると思うけど。
誰か作ってくれないかな。と書いてみる。
RSS か "Web Feeds" か
「RSS じゃシロートはわからん。Web Feeds と呼ぼう!」というマイクロソフトの提案に、RSS の父 Dave Winer が「RSS は RSS だ。変な名前で呼ぶな」みたいな反発をしている。
eWeek の記事 RSS Is a Label We Don't Need to See では、単なる技術の名前である RSS から、わかりやすく大衆化しようとするマイクロソフトを支持している。(やり方がまずい、とも書いているが)
謎の略称よりは feeds のほうが多少は意味があるかもしれないけど、それだけのことなら表記が二つに分裂する(今でも RSS とか XML とか分裂してるが)危険を冒してまで変えないといけないものなのかな。日本人からしてみれば、RSS でも Feeds でも新語であることには変わらない。英語的には "feed" と言われるとすんなり理解できる、というならそれまでだけど。
これまでのブックマーク/お気に入りが、ウェブサイトの新着情報があった場合に、勝手に新着情報を整理して並べてくれるところまでいけば、つまり、すべてのブラウザには標準で何らかの RSS リーダーがついているような状況になれば、ページに RSS ボタンを表示する必要も、ブラウザとは別の RSS リーダーを用意することも、なくなるような気がする。
Firefox の Live Bookmark なんかも近いけど、IE7 でそういうことまで含めて Web Feeds と言っているのなら(ちゃんと追ってないので知らんけど)、RSS は Geek のものではなくなるし、存在を気にもしなくなるようになれるんじゃなかろうか。
追記:
RSS マーケティングガイドさんでもこの話題を取り上げられていたのでご紹介。
この話題についての他のブログ記事。
この件に関しては Dave Winer 側が劣勢に立ちつつあるように見える。
投稿者 秋元 : 08:48 | コメント (4) | トラックバック
pear install で stable でないパッケージを追加する
おぼえがき
> pear remote-info パッケージ名
で最新バージョンがいくつか調べ(例: Latest: 0.17.2)、
> pear install パッケージ名-バージョン番号
で無理やりインストール。こんな感じ
> pear upgrade HTML_QuickForm
> pear install DB_DataObject_FormBuilder-0.17.2
-f で強制インストールもあるが、こっちの方がいい、とのこと。ん、何でこっちの方がいいんだ?
2005年08月16日
地震
帰国してはじめて地震を感じた。東京で震度4だそうだ。
オフィスが高層階にあるからだろうか、ビルの免震構造によるものなのだろうか、揺れがひたすら長く続く。少しずつおさまりながらも、何分も揺れていた。
乗り物酔いするのでこれはきつい。。。。
プロジェクト管理ツール Trac を入れてみた
社外の情報共有ツールを調査する(よければ使ってみる)ということで、Trac を入れてみた。
要求するコンポーネントが非常に多いのと、バージョンの組み合わせ等で動かなかったりで苦労した。Linux ではパッケージ一発という記述も WWW にあったので、Windows でやったのがまずかったのかも。
これまであった issue 管理システムに、Wiki との統合、Subversion ビューワを追加したもの、と考えていいのだろうか。
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主にここを参考にした
Python 日本語環境用インストーラ
http://www.python.jp/Zope/download/pythonjpdist
ダウンロード (v2.3.4)
インストーラ実行 (C:\Python23)
環境変数PATH に、 ;C:\Python23 を追加
ClearSilver
http://clearsilver.yi.org/
py2.3 用exe を
ダウンロード
インストーラ実行 (Python を見つけるのでそのまま実行)
Trac
http://projects.edgewall.com/trac/wiki/TracDownload
zip で Windows installer 版をダウンロード
インストーラ実行 (Python を見つけるのでそのまま実行)
Swig
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=1645
zip でダウンロード(v1.3.25)
SQLite
Windows 版をダウンロード
pySQLite
http://initd.org/tracker/pysqlite
Windows 版、Python2.3 用をダウンロード
インストーラ実行 (Python を見つけるのでそのまま実行)
なぜか、Old stable branch (1.1.6) にしないと動かない。Latest はだめ。
Subversion の Python Bingind を追加
http://subversion.tigris.org/servlets/ProjectDocumentList?folderID=91
svn-win32-1.2.1_py.zip
内部の libsvn と svn フォルダを Python23\Lilb\site-packages に展開
> python.exe Scripts\trac-admin c:/home/trac/testproject initenv
Project Name [My Project]> Test Project
Please specify the absolute path to the project Subversion repository.
Repository must be local, and trac-admin requires read+write
permission to initialize the Trac database.
Path to repository [/var/svn/test]> C:/home/repos
Please enter location of Trac page templates.
Default is the location of the site-wide templates installed with Trac.
Templates directory [C:\Programme\Python\2.3\share\trac\templates]> C:/Python23/share/trac/templates
templates dir として正しいものを渡しても、それが受け付けられない。
trac-admin の 1行目が変なのが原因のようなので、これを c:\python... に書き換える。
実行すると、Congratulation と出る。これで trac プロジェクトは完成。
あとは、ウェブからのアクセス
Alias /trac "D:/Python23/share/trac/htdocs"
日本語化
インタアクト株式会社から日本語リソースをダウンロード
http://www.i-act.co.jp/project/products/products.html
英語リソースを上書きする。(Trac は国際化対応していない)
[2007.1.5 追記] Windows用にパッケージされたTracPack
投稿者 秋元 : 10:21 | コメント (3) | トラックバック
2005年08月15日
無料のオンライン技術書リポジトリ
****** というサイトで、Java, Perl, PHP など様々な IT 関連書籍がオンラインで無料公開されている。O'Reilly の書籍が多いようだ。
しかし、O'Reilly は Safari という有料ベースのオンライン購読サービスをやっているので、このサイトがちゃんと許可を受けてるものなのか、がいまいち不安ではある。
それとも、無料公開されている本を集積しただけなんだろうか。最近の書籍も載ってるんだけど。
追記: これらの本は違法に公開されているのだという指摘をコメントにて受けました。そのため、サイト名やリンクの紹介を削除いたしました。
投稿者 秋元 : 13:10 | コメント (2) | トラックバック
確認の日本製品、Undo の米国製品
アメリカの子会社では、当然アメリカ向けの製品 Share360 をメインにつかっていたが、サイボウズラボに移ってからは日本の主力製品である Garoon2グループウェア を使っている。
どちらも同じサイボウズ製品で、画面構成、使い勝手も大きく共通しているはずなのだが、使っているとどうしてもひっかかってしまう。Share360 に慣れていた自分にとっては、細かな違いが気になってしまうのだ。
たとえば、メールの削除。Garoon2 では、メールの一覧からいくつかのメールをチェックして「削除」を押すと、「○件をゴミ箱に移動します。よろしいですか?」という確認画面が出てくる。
海外向けの Share360 では、複数選択して削除を押せば、そのまま削除される。
Garoon2 にもごみ箱に捨てたメールを復活させる機能はあるので、確認しなくてもいいように思うんだけど、データを書き換えする際は確認画面を出す、というのが日本側での仕様決めの鉄則であり、確認画面を出さないとお客様から苦情が出たりもするらしい。
英語版でも確認するものもあり(MS-Windows でのファイル削除など)、海外製品だから確認は無し、と一律に言えるものでもない。が、英語版製品のほうが確認されることは少ない気がする。こういう小さな差の積み重ねが、違う国でのソフトウェア製品の仕様の違いとなってくるのだろう。
投稿者 秋元 : 10:49 | コメント (3) | トラックバック
2005年08月14日
ペン回しの極意
学生だったころ、授業中や試験中にペンを手のひらでくるくる回してた人は多かったと思う。
ペン回し(Pen Spinning)のサイトは、どうやったらこのペン回しができるようになるか、ペン回しの動画などを扱っている専門サイト。
図解入りの解説は、「箸の持ち方」みたいだが、この人たちはいたって真剣なようだ。これを読めば、レベル1やレベル2のペン回しは簡単に身につけられる、かもしれない。
さらに、このサイトから紹介されている達人のサイトでは、レベル4、レベル5(笑)の超絶技巧トリックが多数、動画で置かれている。
追記: 日本にもペン回しの猛者が沢山いたようだ。知らなかった。。。 むしろ日本語のサイトのほうが多かったりして。
2005年08月13日
誰でも漫画を作れるサービス
今日はこんなサービスを発見した。訪問者が自由に漫画(strip)を作れるサイト。
CREATE をクリックすると、作者名と題名を訊かれ、next で作成画面に移る。
人物、背景、吹き出しを自由に配置して、セリフを書き込めば、もう短編漫画の完成だ。過去に作成された膨大な漫画は、gallery で閲覧できる。
以前、鳥獣戯画や中世西洋風物語を作るフラッシュサイトがあったが、基本的にはあれらと同じような構成。
漫画を「描く」ではなく「作る」ことができる、というのがすごい。絵の描けない人でもそれっぽいものを作れてしまう。
このサイトでは人物や背景は海外風(スロベニア風?)だけれど、日本風のパーツを用意すれば、「コボちゃん」とか「OL進化論」のような4コマだったら本物に近いところまで作れるんじゃなかろうか。
漫画ではないけど、ちょうど、配信もいいけどインターネットを新しい物を生み出す道具として使おうという話を読んだところだったので、WWW(いわゆる「ホームページ」)やブログで起こったことを、他の分野にも広げていくという方向性は試す価値があるのではないかな、などと感じた。ブログがみんなをエッセイストに変えてしまったように、技術でもって誰もが(ある分野の)漫画を作れるようになるといいかも。
投稿者 秋元 : 11:43 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月12日
クールな名前生成サービス
単語を渡すと、その単語を含んだ(上で、英語的にそれっぽい)名前を考えてくれるサービス
"rss" などと入力して 25 個ぐらい生成させてみると、"rss" を含むいろんな造語が意味とともに表示される。
新しいサービスを始めたり、会社作ったりする人は、名前の検討ですごく悩むだろうと思うが、こういったサービスを使うと、思いもよらないよい名前にあたるかもしれない。
人間の創造性を、機械が力技で支援する、というのがなんかいい感じ、と思った。
# "baka" とか入力してもそれっぽい出力がきた。それはそれでよし。
T 社が大手検索エンジンから買収交渉を受けているとか
噂がネットで流れてるけど。。。
一次情報は見つけられなかった。
投稿者 秋元 : 10:33 | コメント (4) | トラックバック
「世界最大の PHP 雑誌」には英語版が無い?
Zend 社からの ニュースレターで案内されていた、PHP Solutions Magazine という雑誌。聞いたことがない。PHP Architect は読んでたことあるし、PHP Magazine も知っていたけど、このどちらでもない雑誌が最大(自称)とは、まったく知らなかった。
それで、雑誌のサイト PHP Solutions Magazine に行くと、サイトは英語であるものの、この雑誌、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポーランド語(!) しか存在しないらしい。そんなの読めんよ。。。
この5ヶ国語版の合計が4万部発行、ということなんだけど、これって世界最大規模なんだろうか。
PHP Magazine も、英語のは「インターナショナル版」とあるように、本家はドイツ語らしい。PHP は欧州でもっとも普及しているということなのだろうか。
XAMPP/Win に入ってる PEAR
新オフィス・新PCになったので、手元の開発環境構築に、PHP/MySQL 開発環境の簡単インストーラキット XAMPP を試してみた。
Windows 版は、インストーラをダウンロードして実行するだけで、一通りのオープンソース製品が入った状態になる。CyDE2 とはまた少し違うけど、インストーラの改善という方向性は似ているので、注目はしていた。
PHP では PEAR(公式ライブラリ集) 依存症な僕としては、まず go-pear.bat を叩いた。なんかエラーになる。エラーメッセージからは原因がさっぱりわからんが、検索したら pear も XAMPP には既に入ってた。よく見てなかった。
じゃあ、ということでこんどは pear.bat を実行すると、環境変数が正しくない、とかでエラーになる。XAMPP に入ってる pear.bat は、 phpcli.exe を探すんだが、これ php4 の方にしか無い。
pear.bat 中の phpcli.exe を php.exe にリネームして、pear は動くようになった。
CyDE2 みたいに、構成要素をガチガチに決めても、ユーザ環境にあわせて柔軟に動かすのがたいへんなのに、汎用開発環境としてこんなインストーラを提供するのはすごいよ。
2005年08月11日
del.icio.us のデータのバックアップ
ネットサービス上の自分のデータの自由度、について書いたばかりだが、別件にて、 Excel で del.icio.us のデータをバックアップする、というページを発見。
さすがに OpenOffice では動かなかったので動かしてみてはいないが、スクレイプしているんだろうか、と思っていたら、del.icio.us はちゃんと API で全ブックマークを取得できるようになっていた。
こんな感じで、XML となって落ちてくる。ちゃんとタグ情報もついている。
http://del.icio.us/api/posts/recent?count=10000
これで自分のブックマーク群を解析しよう、みたいなことも書いてあるが、backup に対する resume はどうするんだろう?
新デザイン
これまで MovableType のデフォルトデザインのままこのブログを書いてたが、ウェブデザイナーのO氏が新デザインを作ってくれた。僕の希望通りのワインレッド色。
ありがとうOさん。
# 昨日飲み会で催促しちゃったからだね。忙しいとこをすまぬ。
データの囲い込みは利益か不利益か
先日書いたFlickr は昔、ウェブゲームだったへのコメントにて kwmr さんから Six Apart の Ben Trott によるエントリを教えていただいた。
データの可搬性については、僕個人としてもまったく同感で、サービスでも製品でも、ユーザが作成したデータはいつでも持ち出せるようにするのがよいと思っている。(過去の開発物を見ると、必ずしも実現できていないが)
競合他社サービスに逃げられるとかそういう心配もあって、こういったエクスポート機能は後回しにされたり、搭載されなかったりするのだろう。でも、そもそも最初に導入する際、登録や購入前にこそ、「何かあったときでも、データは自分のもの」と保証されることが、その製品/サービスを選ぶことへの大きな動機付けになるのではないかと思う。
また、データのエクスポート機能を充実させることは、開発側から見れば、「変なものは作れない。使いやすくなければデータごと他所へ逃げられてしまう」という危機感も生むような気がする。背水の陣的プロダクト開発とでもいおうか。
投稿者 秋元 : 10:01 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月09日
ラボの年齢制限撤廃!
プログラマーに定年はあるかで社長に聞いてみたら募集要項が変わり、35歳制限が取っ払われた。
僕も 35 歳オーバーしてるので、ちょっと不安だったんだよね。普段は自分の歳を意識したりはしないし、プログラマーとして腕が落ちたとも思わないけれども。
投稿者 秋元 : 18:17 | コメント (1) | トラックバック
Google News(英語)が RSS&Atom 対応
Google News がやっと RSS (と Atom)に対応したようだ。
Google Alert もあるとはいえ、新着ニュースのチェックならやはり RSS リーダーを使いたいところだ。これで情報収集がはかどる、と思いきや、、、
Google News 日本版の対応はまだのようだ。期待してます > Google の人。
いずれにしても、自社や特定技術に関するニュースを集めるには、Google News が非常におすすめ。
Flickr は昔、ウェブゲームだった
写真共有サービスとしてあっというまに普及した Flickr の開発者インタビューが、Ajax の名付け親 Adaptive Path 社の部ログに載っていた。
このインタビューで興味深いのは、今ある Flickr は、当初計画されていたサービスとはまったく違っているということだ。
彼らが最初に作ろうとしていたのは、なんとウェブベースのマルチプレイヤーゲーム(The Game Neverending)だったというのだ。
We launched it in February of 2004, so it’s about a year and a half old. But it’s radically different now than it was at that time.
また、一年半前に写真共有サイトとなったときも、Flash ベースでアップロードされた写真を肴に、みんなでオンラインチャットをするという、コミュニティサービスだったという。
Flickr 自身が認識している、Flickr 成功の理由は、以下のようなことだという。
- 各写真に一意の URL を与え、他のサイトから参照可能にしたこと
- 最初の Flash アプリにこだわらず、開発力を他に向けたこと
- クールな機能より、万人が理解できる「たくさんの写真の表示、共有」機能に注力したこと
それを実現できたのは、熱烈なユーザーからの要望、アジャイルな開発、日に10度にもわたるリリースだということだ。
このインタビューでは、del.icio.us や netflix などから Flickr が受けた影響、Flickr のベースとなったゲームについてや、今後 Flickr がどのように進化していく予定か、などについても語られている。
今月末に Flickr の開発体制などについてもっと喋る、とあるんだけど、それ聞けたら面白いだろうなあ。
投稿者 秋元 : 10:55 | コメント (1) | トラックバック
2005年08月08日
プログラマーに定年はあるか
はてなの近藤さんによるブログ開発者が楽しく仕事できる環境とはを読んで。
例えば僕自身は今でも日々プログラムを書き続けていますが、「プログラマとして活躍できるのは35歳くらいまで」といった考えには少し疑問を感じています。
35歳説というのは「その年齢くらいまでに管理職にならないといけませんよ」といったキャリアプラン的な要素が入っているように思います。
プログラマーの35歳定年説、40歳定年説、などというのが日本にはあって、かなり広く受け入れられている。実際に、その年代を超えたプログラマーって、零細企業の社長兼プログラマーみたいな人ぐらいしか見ない。でも、これって日本固有の現象なんだよね。
僕自身の経験からいうと、イギリスで仕事したときの同僚には60歳過ぎのおじいさんプログラマーが居た。彼は何の問題もなく同じようにプログラム書いてたので、年を取ったらプログラムできなくなるとは思えない。このときのプロジェクトマネージャーは、大学院でマネージメントを専攻した(==プログラミングは知らない)35ぐらいの女性だった。
また、アメリカでは40過ぎのプログラマーを部下にも持ったし、このときのマネージャーも MBA を持ってる僕と同い年ぐらいの女性(==非プログラマ)だった。meetup などで見つけた技術系のオフ会に参加したときでも、20代から50代ぐらいまで、あらゆる年代のプログラマーと会うことができた。
欧米では、マネージャーはマネージメントの勉強をしたマネージメント専門家がやるんだなと感じたけど、日本だとプログラマーを長くやるとマネージャーになるという感じ。
日本の学校にだって経営学部や経営学科はたくさんあるんだけど、そこを卒業してもいきなりマネージャーになるなんてことはまずない。せっかく学校で最新の経営について学んだばかりの人を活用できてない、とも言える(まぁ日本の歴戦のマネージャーは、「仕事はそんなもんじゃない」と言われるのかもしれんけど)。
10年20年と経験を積んでいろんなことを知ってる達人プログラマーに、プログラム以外のことをさせるのも、もったいないといえばもったいない。
とはいうものの、ラボの募集要項にも「35歳位迄の方」って書いてあるんだよなあ。そんな厳格なものではないだろうと思うんだけど、日本の企業として無難に書くとそうなっちゃうのかな。あとで社長に聞いてみよう。
2005年08月04日
アメリカの技術者が読む無料雑誌
3年半、アメリカの子会社で働いていたわけだが、会社のポストには毎日のように雑誌が送られてきていた。
カンファレンスで名刺を渡したり、オンラインニュースレター(日本でいうメールマガジン)の購読をしたりすると、そのうちに「無料の雑誌を購読しませんか?」という案内がメールでやって来る。ウェブサイトでちょっとしたアンケートに答えると、毎日山のように無料雑誌が郵送されてくることになる。
帰国直前まで僕に届いていたのは eWeek, InformationWeek, InfoWorld, SD Times, Optimize, Software Development, Dr. Dobb's Journal, Java Developers' Journal, C/C++ Users Journal, Java Pro, VAR Business など。月刊のものも週刊のものもある。書店では有料で売られているものも。
その他に、Dell, HP などが PC やプロジェクター、液晶 TV などのカタログを、Office Depo などが文房具のカタログを、毎週のように送ってきていた。
開発ツール製品やミドルウェアの販売元からすれば、これらの雑誌に紹介されたり、広告を出したりするのは非常に大きな影響を与えるだろう。
ほとんどの雑誌は、北米以外の住所にはこの無料誌を送ってくれない(送料負担すれば送ってくれるのも多いが)。ただ、最近は PDF などのオンライン版が入手できるのも多いため、アメリカの技術者達と同じ読み物を読んでみたい人は、それらのサイトからオンライン版の購読申し込みをするのもいいのでは。
投稿者 秋元 : 08:35 | コメント (3) | トラックバック
2005年08月02日
会社持ちの技術書・技術雑誌
できる技術者はよく勉強している。技術誌や書籍をたくさん読むし、月に数万円は技術本の購入にあてる、という人も多いだろう。
サイボウズ本社では、開発者陣のリクエストをベースに、雑誌や書籍を会社として積極的に購入している。むろん、会社の金であらたに雑誌を講読するからには、なぜそれが必要か、どんな役に立つか、は説明しなければならないが、だいたいの場合は希望が通るといってよい。
他社のエンジニアと話していると、とても名前の通った巨大企業であるにもかかわらず、会社のお金で雑誌や書籍を買うのは非常に面倒で、そのうえ上司や経理に嫌がられ、その結果として、なんでも自腹で買っている、という話を聞くことは多い。
技術書は、個人で何冊も買うには高いが、会社の人件費等に比べれば微々たるもの。書籍をちょっと参考にしたことで一日早く作業が終われば、コスト的にはおつりが来てあまりあるはず。
サイボウズラボでも、雑誌をどうしよう、という話に今なっているが、せっかくブログがあるのだから、どんな技術誌を購読すべきか、ということについてコメントで伺ってみたい。どんな雑誌がオフィスにあれば、あなたの仕事が楽になるだろうか? どんな雑誌をあなたの同僚が読んでくれれば、より理想的な開発に近づけるだろうか?
投稿者 秋元 : 19:39 | コメント (12) | トラックバック
日本到着
日本へ戻ってきた。まだ真昼を経験してないけれど、夕方でも十分蒸し暑いなあ。
とりあえず携帯電話が必要なように思うが、会社名なども以前と変わっているし、携帯にもいろんな付加機能がついているようで、何をどう選んだものかよくわからない。基本料が安くて WWW にアクセスできて緊急時に pop server がチェックできればいいんだが。
早く住処も探して、全力で仕事できるようにしていこうと思う。