« Yahoo! が Upcoming を買収 | メイン | 共有イベントサービス Zvents がオープン »
2005年10月05日
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(4) ビジネスモデルは?
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(1)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(2)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(3) の続き。
Ning のビジネスモデルについても、FAQ で解説されている。
Playground 自身は無料サービスを守り、収入源としては広告とプレミアムサービス(有料による機能強化)を考えているという。必然の結果として、アプリの開発者が Ning 以外の他社の広告を出すことはできない。(商用サービスを作って自分で課金する分にはかまわない)
有料ユーザは広告が出ないとか、より多くの容量を使える、というのはよくある話。Ning の上では、PHP などで書いたアプリも強制的に共有されてしまうが、たとえばこのソースを有料で「隠せる」とかいった課金も考えているらしい。
この、作ったソースが共有されてしまう、というモデルは、実は Ajax が大流行している理由と同じところをついているようにも思う。
Google Map などすごいものを作れるんだけど、それがどう動いているかはあっという間に解析されて類似のサービスが出てくる、というのは、Javascript がソースを隠せないことで起こっている現象だ。
Ning の上に展開された PHP (や Python や Ruby)のコードが強制的に公開されるとなれば、Ning の上でアプリケーションソースコードの大規模な共有が発生し、そこでは衆知が集まったことによるソースコード改善プロセスの高速化が起こらないとも限らない。
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(5) 開発してみる へ続く
投稿者 秋元 : 2005年10月05日 15:07
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://labs.cybozu.co.jp/cgi-bin/mt-admin/mt-tbp.cgi/162
このリストは、次のエントリーを参照しています: Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(4) ビジネスモデルは?:
» Ning 本サービス開始 - 改善はあるものの from 秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog
Ning 登録ユーザ宛てのニュースレターが来た。Ning にいくつか動きがあった... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年01月23日 10:57