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2006年01月31日

ウォーターフォール2006

ナイアガラの滝で「ウォーターフォール 2006 カンファレンス」が開かれるらしい! (さっそく日本語ページも!)

スピーカーの面子がすごい。アジャイルで知られた諸氏が、ウォーターフォールのすばらしさをウォーターフォール形式のカンファレンスで教えてくれる。温故知新ということか。

# いやもう、ネタの一つ一つが面白すぎ。涙出そう

投稿者 秋元 : 11:38 | コメント (2) | トラックバック

2006年01月30日

Windows への Ethna-0.2.0 インストール

PHP 勉強会でいろいろと聞かされたし、藤本さんともお話したので、PHP の和製フレームワーク Ethna を見てみようと手元のマシンに入れてみる。

環境: Windows XP Professional SP2, PHP5.1.1, PEAR1.4.6

PEAR のアップデート(念のため)

  • cd C:\php-5.1.1 (このパスは一例。自分が入れた場合の場所)
  • pear update PEAR

Ethna のダウンロードとインストール

  • Ethna のダウンロードページから、
  • Sourceforge.jp の配布ページ
  • Ethna-0.2.0.tar.gz を選択、ダウンロード
  • コマンドプロンプトを開き、ダウンロードしたファイルの場所へ
  • pear install Ethna-0.2.0.tar.gz
  • PEAR と同じ場所に Ethna というディレクトリができる
  • PEAR に PATH が通っていれば使える。なければパスを通す

関連ライブラリのダウンロードとインストール

  • pear install DB
  • pear channel-discover pearified.com
  • pear install pearified/Smarty

pear コマンドでインストールできる Smarty についてはこちらを参照。Smarty への include_path 指定さえ確かなら、Smarty サイトから持ってきて自分で展開しても同じ。

UTF-8 化

Ethna のソースは EUC-JP。新規に何かやるなら UTF-8 かな、ということでコード変換を。Windows 上で cygwin も入れてないし、一括コード変換ツールを探した。これ KanjiTranslater 。(フリーで使わせてもらってなんだが、translater じゃなくて translator のような気がする)

  • ダウンロードした KanjiTranslater の zip を展開
  • KanjiTranslater.exe を実行
  • 変換先文字コードを UTF-8 に。改行はお好みで
  • C:\php-5.1.1\PEAR\Ethna フォルダをドラッグアンドドロップ
  • 「変換」を実行

あと、Ethna のコード中で EUC-JP と指定されているところを、UTF-8 に変更。0.2.0 では以下のファイルだった。

  • skel\template.index.tpl
  • tpl\info.tpl

class\Ethna_SmartyPlugin.php は、ワードウラップ処理で、EUC-JP 専用らしいので単純に UTF-8 にしても無意味。UTF-8 用の wordwrap 処理が必要だな。

とりあえず間違って使われないように exit で止まるよう仕込む。関数の最初に、

exit ('smarty_modifier_wordwrap_i18n does not support UTF-8 yet');

投稿者 秋元 : 17:49 | コメント (5) | トラックバック

feedpath と Fresh Reader

さきほど、本社の新ネットサービス feedpath が公開されたらしい。

フィード(RSS)界隈では、先週、Fresh Reader というパッケージ製品が公開され、話題を呼んでいる。じつは、feedpath と Fresh Reader には、浅からぬ因縁があるのだ。

  • feedpath は、これまで主に企業向けのパッケージ製品をダウンロード方式で販売してきたサイボウズ本社による、本格的な一般向けネットサービスになる。
  • Fresh Reader は、ブロガーなど一般向けへのネットサービスを多数運営してきたサイドフィード社による、初の企業向け(個人でも使える。特にブロガーは無料だとか)パッケージ製品となる。

Fresh Reader については、一昨日の PHP 勉強会でも発表者の方が「要注目」と薦めていた。

本社のサービスと、元サイボウズ社員のパッケージ製品が、同じ RSS リーダーという土俵でほぼ同時に公開されたというのが興味深い。それぞれが、これまで得意と思われてきた分野ではない反対側の領域に進出しようとしているというところも、どういう思考過程でそのようになったのか訊いてみたいところだ。

二つの製品は、直接の競合はしない。feedpath が、無料ブログスペースや SNS などを利用してきたライトユーザのためのものであるとすれば、Fresh Reader は、自分でスクリプトのインストールができるぐらいの詳しいユーザのためのものだろう。

残念ながら、サイドフィード社にはサイボウズとは「元社員」という以外の関係はない(会社として出資関係とかは無いようだ。円満退社ではあるようだが)と聞くので、Fresh Reader が成功してもサイボウズとしては特にいいこともないわけだが、日本の RSS 界隈のさらなる盛り上がりや一般化に向けて、どちらもうまくいってほしいものだと個人的に思う。

投稿者 秋元 : 10:46 | トラックバック

2006年01月27日

警察署の電話番号は末尾が 0110

via サイボウズ・ラボ内の雑談より

雑談してて、「警察署の電話番号の下4桁って 0110 だよね」、という話になった。緊急時の連絡先はもちろん 110 番なんだけど、普通に警察署に連絡する必要があるときの番号。

「警察署 電話番号」で検索すると各都道府県単位のものがたくさんでてくる。たしかにどの警察署の電話番号も 0110 で終わっている。

「着信通知で知らない番号は出ないという人でも、0110 で警察とわかったら出るとか?」

じゃあ、逆(0110 で終わったら必ず警察署)は成り立つのか?

「下4桁の 0110 を必ず予約してるんじゃないか」
「でも、所轄にたくさん局番あるだろうから、ネームスペースの無駄?」
「全体の番号数から言えば、たいした量じゃない」

反例を探してみよう、ということで、こんどは "03-*-0110" で検索

たしかに警察署の情報ページばかり出てくる。また、警察署じゃないけど公的な人助けサイト(人権関係など)でも、0110 を使ってるところがいくつも出てきた。

だが、検索結果も下の方に行くと、警察と関係の無い一般の店舗などでも、0110 で終わる番号が使われていることがわかった。

「中途半端にこの話を知ってると、0110 番号から番号通知でかけてこられただけで自動的に警察からの連絡と思い込むかもしれないね」
「オレオレ詐欺の悪徳業者とかが 0110 番号を取って悪用するんじゃないの」
「いや、警察がNTT と協力して、0110 番号を取った民間業者を逆に全部監視するという犯罪予防もあったりするかも」

と、議論は深まっていった。直接仕事と関係ないこんな雑談ても、相手をどう認証するか、相手を騙そうとする人はどんな手を使うか、という点ではネットワークセキュリティの話と共通点が多い。なんといってもラボにはこのあたりのセキュリティ話に非常に強いメンバーもいるので。

雑談するにしてもラボは楽しいところだ。

研究だからこそ雑談もあり、その範囲も幅広くていいのかなと思う。ピタゴラスイッチの話とかも出るわけだ。

投稿者 秋元 : 10:14 | コメント (3) | トラックバック

2006年01月26日

企業間で安価に情報共有するには

この前のとある飲み会で、「他の会社の人たちとか、フリーランスが集まったプロジェクトで、進捗管理したりディスカッションしたりするのに使えるサービスってないですかね?」という質問を受けた。

「毎回のプロジェクトの構成員はけっこう異なってて、プロジェクトの期間も短期が多いんだよね。ものが良いなら有料でもいいんだけど。」
「.... 宣伝不足ですいません。うちの親会社のサイボウズにも、コラボレックスという社外共有グループウェアがありますよ」
「あ、そうなんだ。それは失礼」
「まあ、最近は無料のサービスもいろいろありますけどね。たとえば、Basecamp 。これは、37 Signals という会社がやっている ASP 型のプロジェクト管理ツールで、ごく小さい規模なら無料で使えます。気に入ったら有料でもっと使ってくれというモデルで、最近はこういうの多いです」
「なるほど」
「ただ、日本語じゃないので使う人は選ぶかもしれないですね。あとは、一般的なプロジェクトというより、ソフトウェア開発向けですけど、nulab というところがやっている Backlog というのも一番下のサービスは無料だったと思います。ソフトウェアのバグを管理するサービスなので、ちょっと違うかもしれませんが」
「けっこうあるんだね」
「あと、プロジェクト管理というほど多機能ではないですけど、ToDo を管理するような無料サービスとか。日本語で複数人の共有ができるのは checkpad.jp とかですかねえ」
「英語だと他にもあるの」
「こないだ調べたときは30個ぐらいありましたね。中身はピンキリですが。」
「ふむ」
「無料にするとそれなりにユーザがつくので、サービスを広めるためには無料が有利なんですが、完全無料だと開発費や運営費が出なくなってしまう、そこで、機能限定版は無料、というネットサービスが増えてきてるのが現状です。あとは、そのプロジェクトの扱うデータの機密性がどれぐらい高いか、そのサービスが突然中止になったり、データが無くなったりしても大丈夫なプロジェクトか、これはつまり、サービスレベルが低くてよければ運営費は安くできるからなんですけど、といったことを念頭に、サービスや有料/無料コースを選べばいいんじゃないかと思いますよ」

投稿者 秋元 : 12:14 | コメント (2) | トラックバック

2006年01月25日

猫ヘルメット

えらい神妙な顔だ

cat_orange_helmet.jpg

投稿者 秋元 : 11:03 | コメント (1) | トラックバック

2006年01月24日

あなたのドメインは本当にあなたのものか?

japan.internet.com 併載コラム

ブラウザで Web にアクセスする際のアドレス(ドメイン名)は、World Wide Web におけるあなたの企業の住所である。

実際の土地に建っている建物なら、住所を決めたり管理したりするのは市町村だが、実体物が無い Web においては、ドメインを管理するレジストリ(*1)という団体があり、その元でドメインの登録や更新を処理する多数のレジストラという団体が、ドメインを誰にいつまで貸し出しているか、といったことを管理している。

「うちの会社の Web サイトを作ってくれませんか」と頼んだときに、頼まれた相手はあなたの会社のドメインを借りるところから作業してくれることだろう。ドメインと Web サーバーを結びつける作業も。

あなたからみれば、お金を出して発注したのだから、成果は当然自社のものだ、と思われるだろう。しかし、時々、Web サイトの制作を頼んだ相手が、あなたの会社のドメインの所有権を持ちっぱなしということがあるのだ。

これは、家を建ててもらって住み始めたはいいが登記簿は確認しないようなものだ。お金を出して自分の家を買ったつもりが、実は所有権は仲介者のはずの不動産屋のものになっていて、自分は借りているだけの立場になっていた、みたいなことが、ドメインの管理ではときに起こっているのだ。

何も問題が起こっていないとき、制作会社との仲がうまくいってるときは、だれがドメインの所有者であろうとあまり問題は無い。

しかし、業者を変えるなどで関係がこじれたり、業者の担当者が引継ぎをせずにいなくなったり、といったことで、そのドメインの管理や更新ができなくなってしまう、という危険性が存在するのだ。

レジストラの管理画面にログインできて、そのドメインの情報を更新できるのは誰なのか、ということは、はっきりさせておかなければならない。

レジストラに登録された、今ドメインを借りているドメインオーナーが自社になっていることは確認しなければならない。レジストラの管理画面にログインするためのユーザー名やパスワード等は、あくまで自社のもので、それを発注先の製作会社に一時的に使わせている、という形式にすること。

インターネット側から、ドメインの所有者・管理者情報を見るには、whois と呼ばれる検索サービスを使う。whois はオープンな規格で、いろいろなサイト検索できる(詳しくは"whois"で検索してほしい)が、たとえば".jp"ドメインであれば、

!JP WHOIS

などで、「検索キーワード」に"example.co.jp" などを入れて検索できる。".com/.net/.org/.info"などであれば、たとえば、

Whois.net

などで調べられる。

ここで出てくる Contact Information(公開連絡窓口)や Administrative Contact(管理者連絡先)といった情報が自社になっているか、なっていないとしたらそれは誰になっているか(*2)、を確認することができる。

ドメイン名の管理に限らず、外部のサービスにアカウント持つことで管理しているものはすべて、同様のリスクを孕んでいる。ASP 型のアクセス解析サービス、ブラウザ管理型のネット広告出稿サービスなどがそれで、いざという時には自社のスタッフがログインできること、それまで外注していた業者のログインを停止させられること、などを確認するべきだろう。

*1 .com や .net、日本向けの .jp などトップレベルドメイン(ドメインの一番右端にある大分類)ごとに担当しているレジストリが存在する

*2 発注先の社名でもなく、レジストリの情報が表示される場合もある。この場合は、発注先がドメインを所有しているわけではないかもしれない。レジストリに対して、ドメインの所有権が自社にあることを確認する問い合わせをすればよい。

投稿者 秋元 : 09:00 | トラックバック

2006年01月23日

人材募集中

# ブログに書いた直後だけガーっと応募が来るんだけど、ちょっと経つとまた少なくなってしまう。

サイボウズ・ラボではずっと技術者募集中2,30人は入れる場所に移る(ちなみに現在常駐の社員数は5名)ので、当面募集を止めることはないはず。

転職の意思が固まってなくても、見学歓迎。目先の納期やプロジェクトがあっての募集ではないので、個人のいろいろな都合にも柔軟に合わせられると思うよ。

投稿者 秋元 : 12:46 | トラックバック

How to make 泥だんご

via Digg

How to make DORODANGO というサイトが英語圏で話題になっていたので見てみたら、日本人によるものでオリジナルは日本語だった。なんとドイツ語まである。

dorodango.jpg

さらに詳しい情報、さまざまな泥だんごの情報については、日本泥だんご科学協会(Association of Nippon Doroーdango Science、略称ANDS、 日本語呼称:アンズ)のサイトを見るとよいらしい(笑)

こんなに泥だんご愛好者がいるというのは不覚にも気づいてなかった。

投稿者 秋元 : 12:05 | トラックバック

Ning 本サービス開始 - 改善はあるものの

Ning 登録ユーザ宛てのニュースレターが来た。Ning にいくつか動きがあったようだ。

- ベータの終了
- サイドバーの改良(より多くの情報をスクロール無しで表示)
- パフォーマンスの改良

有料オプションの追加
- Google か Yahoo の広告を自分の Ning サービスに貼って稼げるようになった (6月まで無料)
- 独自ドメインを自分の Ning サービスにマップできるようになった ($4.95/ドメイン/月)
- 自分のソースコードを非公開にできるようになった ($7.95/月)
- ストレージと帯域の追加 ($9.95/月)

以前に指摘した問題点に対しての一応の回答になっているようだ。

ホスティングに運用管理、大規模アカウント管理/ユーザベースや再利用できる多数のソーシャルアプリケーションのソースコード、が揃っている有料ホスティングだと思えば、これはこれで使えるサービスと言える。Ning のクローズトなフレームワークに囲い込まれる点は変わってないけれど。

もっと早く、Ning が大きく話題になっているときからこの方針が出ていれば、と思うが。また、ソースを非公開にする有料オプションは、作成されたコードの強制公開により全体での開発効率を上げるという当初のモデルと真っ向から反している点も難しい。

Ning のオペレーションを続けるために稼がなくてはならないということで、今回の有料メニューの導入となったのだろうが、もし可能であれば、もう少し一般ユーザ向けの開発機能がついてユーザベースを確保するまで、無料で続けることはできなかったのだろうかとも思う。


Ning についての過去の記事
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(1)

Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(2)

Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(3)

Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(4) ビジネスモデルは?

Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(5) 開発してみる

Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(6) そういえば Ning はどうなった?

投稿者 秋元 : 10:31 | トラックバック

2006年01月20日

日本地図へのトラックバックサービス

サイボウズ・ラボの住所でやってみるか。

カレーの会で「明日新サービスでるよーまだ言えないけど」と河村さんが言ってたわ。ブログ人マップ

地図へのトラックバックを元にブログ記事を地図上に集約。

トラックバック活用系では僕も一つ考えているんで、参考にしようと思う。

あれ? ひょっとして日本偏見地図とかもこれで作れるか?

投稿者 秋元 : 13:30 | トラックバック

GMail のインタフェース変更 - Delete ボタンをトップへ

Google の無料ウェブメール gmailだが、ユーザインタフェースを少し変更してきたようだ。これまでプルダウンの奥にあって使いづらかった Delete ボタンをトップへと移してきた。

これまでの Delete 機能の使いにくさは、gmail の開発者側からみれば、スパムは完璧なフィルタで除外しているし、すべてのメールを保存しておくだけの広大なディスク容量を提供しているから、メールを削除することはあまりないでしょう、というメッセージだったのだろうと思うが、実際にはフィルタをすりぬけるスパムもあるし、容量はあっても完全に保存が無意味なメールというのは消したくなるものだ。

理想のウェブメールを目指す開発者と、実際の使いやすさを要求するユーザの意思のせめぎあいを見たような気がして興味深い。

と思ったら、メニュー表示を日本語にしたときは、まだ削除ボタンはトップに無く、今までどおり「その他の操作」プルダウンから選ばなければいけないようだ。From を切り替える機能も、最初は設定を英語にしたときだけ動いていたように、日本語メニューにしていると最新の変更がすぐには使えないことがある。

投稿者 秋元 : 13:14 | トラックバック

日本偏見地図(リスト?) inspired by 世界偏見地図

世界偏見地図 で紹介した、Google を使って世界各国へのイメージ/偏見をまとめた地図だが、日本版を調べてくださった方からトラックバックをいただいた。


○○で有名な○○県

…というわけで、やってみましたよ「*で有名な○○」検索(Google使用)。

以下の表は、「*で有名な○○」の○○部分に「北海道」「京都府」等を入れたフレーズをGoogle検索にかけて、結果一覧画面の「*」にあたる部分を 上から順に重複を除きつつピックアップしたものです。



47 都道府県全部について、上位5位までのイメージ(偏見?)が表としてまとめられている力作だ。非常に面白い。

僕の故郷である富山県を見ると、「風の盆」、「チューリップ」、「寒ブリ」と、まぁそれほど外れてもいないかな、と思うけど、他県の人のイメージというより県内の人が誇っているものという気もしないでもない。

ただし 4 位の「BBS ホイールの製造」はまったく不明。そんなもので有名だったのか。

投稿者 秋元 : 12:48 | トラックバック

2006年01月19日

アルファブロガーを「もっと」探せ 2005 投票用エントリ

年末の Japan Blogger Conference 参加のお礼メール兼、アルファブロガー(A-Lister) の追加発掘投票への催促メールが来た。明日20日が投票締め切りとのこと。

いい機会なので今僕が一押しするブログを紹介がてら投票(トラックバックをうつと投票になるとのこと)する。

(1)職場の同僚に、「仕事やキャリアに役立ちそうなブログを3つだけ教えて欲しい」と頼まれました。 あなたはどのブログを薦めますか?

特殊な職場だし技術系に偏ってるけど。Bloglines の購読リストをみながら3つ選んでみた。今日の気分や最近の記事に影響されて選んでるかもしれないけど、読んで損のない3つ。

 ・Rauru Blog

謎の秘密結社による匿名グループブログ。海外技術情報の宝庫。複数人で書かれているということもあるけど、情報のカバー範囲も鮮度もすごい。言いたかないけどこのブログより Rauru Blog 読んだほうが役に立つと思う。

「ブロガー個人を指定してください」ということなので、僕が一番好きなライターをあげるとしたら ultraviolet さん。

 ・Dave's Blog
 ・Goodpic.com

どちらも非常に勉強になる。僕のような超訳早訳翻訳エントリじゃなく、ご自身の意見や考察が多く含まれていて、またその部分が示唆に富んでいる。激しく劣等感を刺激される至高のブログ&究極のブログ。

 (2)友達や家族に、「何か『面白いブログ』を教えてくれない?」と言われました。 あなたはどのブログを薦めますか?

かなり悩んだけどこっちは特に無し。

友達や家族はブロガーじゃないしネットもほとんど触らないので、ブログを読むことを薦める、というのは想像できない。

情報収集/交換/共有したいような人しかブログって関係ないのでは。一般人は Yahoo! は理解できても Google は使い方がわからないのと同じで、他人の書いた日記なんて読みたくないだろう。

ブログ界の中は内輪ウケ用語や業界用語が多すぎて(説明もなく「グーグル」とか書いたり)、そのまま見せて楽しく読める文章って少ないのではと思う。唯一、自分のブログを生存確認用に教えてもいいかもしれないけど、書いてあることを読んでもたぶんさっぱりわからないことだろう。

ブログ以外でもよければ、デイリーポータルZぐらいを暇つぶし用に薦めるけど。

以上。賞品の iPod 当たったら(当たる気でいるらしい)、会社ブログの場合会社のものになっちゃうのだろうか。。。

追記: 某所から聞こえてきた情報では、ブログについて何も知らなくても普通に読める面白いブログ、どうやらいろいろあるっぽい。単に僕が仕事や技術に絡むブログしか知らないというだけなのかも。ま、ちゃんと知らないものを推薦することはできないから結果は同じだけど。自分が悪い。

さらに追記: もう一個忘れていた。今 bloglines で巡回してて見落としに気づいた。もう遅いけど
Zopeジャンキー日記 の mojix さん
も3つに入れたい。4つになっちゃうけど、まあもう集計も済んでるだろうけど。

投稿者 秋元 : 11:18 | トラックバック

2006年01月18日

五反田でカレーを食べた

五反田カレーナイトというのに呼んでいただき初参加。

追記: 参加者のブログリストをまとめてくださった方がいたのでご紹介。感謝です。
http://blog.drikin.com/2006-01-20-1.html

投稿者 秋元 : 23:59 | コメント (4) | トラックバック

誰が見るんだ?広告

via MIT Advertising Lab

アメリカに Target というディスカウントストアチェーンがあって、赤い二重丸のロゴを使ったいろんな広告をやっている。

参考: サンフランシスコ ユニオンスクエアにある TARGET の広告

で、アメリカだから店舗も平屋とかで、だだっぴろい。そんでもって Google Map で衛星写真が身近になった。となると、ということでこんな結果に。屋根いっぱいに描いたんだろうな。

さすがは広告の国、広告の置き場を見つけることにかけては一級品だ。(ひょっとしたら大きな空港の近くなのかもしれないけど。それにしたってねえ)

あたらしいネットサービスによって生まれた新しい視点に、新しいビジネスチャンスが落ちているものなのだな、と感じた。

投稿者 秋元 : 00:35 | コメント (4) | トラックバック

2006年01月17日

人間ドックに行ってきた

人生初人間ドック。早起きした上にほぼ一日つぶれた。。。 日帰りコースというやつだったせいか、普通の健康診断とあんまり変わらない気もしたけど。

でもタダで受けさせてもらえるのはありがたいことだ。サラリーマンでよかった。

ちなみにアメリカに居たときはそういうの無かったなあ。会社にもよるのかもしれないけど。(会社の保険を使って申請して安く受けに行くことは可能だった)

予防医療自体がアメリカでは日本ほど盛んじゃないような印象も受ける。自分の健康も管理したい人だけするということなのか。

投稿者 秋元 : 17:14 | トラックバック

2006年01月16日

日経BP社の新オフィスに訪問

新年から日経 BP 社NBF プラチナタワーに移転している。

帰路にあるということもあり、夕方の帰宅時に、とある編集の方と打ち合わせということで寄らせていただいた。とはいっても受付横の会議室までしか入れず。打ち合わせの方は、取材というか取材前の雑談というか、そんなかんじで。

この新しいオフィスビル、ラボの新オフィスにどうですか、と(理由は僕の家に近くなるから、というだけだが)社長に冗談半分で言っていたが、さすがに埋まっていたのか候補にも出てこなかった。まあ、ラボの新オフィスもスゴイいいビルになったんだけど。駅直結だし便利だとは思うけど、日経 BP さんにしてみればこれまでの場所に比べると外に取材に行くのは不便なのかな。

投稿者 秋元 : 18:52 | コメント (2) | トラックバック

バーチャルニューヨークツアー

via digg.com

virtualnytour.jpg

Virtual NY Tour は、ニューヨークの徒歩観光コースガイドを追体験できるサービス。

タイムズスクエア
VirtualNYCTour_timessquare.png

道路を進みながら、通りの左右の写真や、場所によってはその上下の写真を見ることができる。画面右側には、Google Maps による現在地やルート表示もある。

主要都市の街路写真を網羅した A9 Maps というのがすでにある ( A9 Maps によるタイムズスクエア )が、「徒歩観光」というテーマに絞って機能やコンテンツ(さしあたり、ユーザレビュー機能などがあるようだ)を追加していけば、面白いサービスになりそうだ。

日本でもほしいね。こういうの。

投稿者 秋元 : 11:55 | コメント (8) | トラックバック

2006年01月13日

米Yahoo! 無名 Web2.0 企業を設立前に買収

Yahoo! Announces Acquisition of Company Before Its Foundation の翻訳

カリフォルニア州サニベル, 2006年1月11日 (ヤードリープレス発) — 本日、グローバルインターネット企業である米ヤフー(Nasdaq:YAHOO)は、まだ名前のない Web2.0 企業を設立3日前に買収したと発表した。ハイプ・プロダクション社のクリス.P.ベーコン執行役員は「ヤフーは、利益の出ておらずビジネスプランの無い企業群を、他のどのグローバルインターネット企業よりも早く獲得することで、無料で大量のニュースへ露出していきます」と語った。

「ベンチャーキャピタルよりも早く、利益よりも早く、時には製品が出来るよりも早く、我々は早め早めの買収を行ってきました」新たに早期ビジネス開発部長に任命されたヒュー・ジョーガン氏は語った。「企業を創立よりも前に買うことで、明らかなこのトレンドの先取りをすることができるのです」

ヤフーに対する好意的なニュースだけを集めて役員に報告するヤフーの部門では、予想されるマスコミからの賞賛の嵐に備えている。「一番新しい『買収』では、サービスの創始者自身が『もしかしたら、かなりの確率でブラウザがクラッシュし、あなたのパソコンを壊すかもしれない』『バグだらけのソフトウェア』と言っていますが、にもかかわらず、業界で最もホットな話題の一つとして言及されています」ホッチキス担当役員のケリー・オキは笑う。「次の買収では、新しい宗教の誕生並みかそれ以上の盛り上がりが期待できます」

この被買収企業の創立者だった"かもしれない"タッド・ポールは、ミスタイプ訂正長としてヤフー検索マーケティングに合流した。「はじめは、単に採用のオファーを貰ったのかと勘違いしましたよ」「しかし、ヤフーは、私がネットゲームに接続する待ち時間中の暇つぶしとして考えていた起業アイデアの中に、可能性を見出してくれました。」

ヤフーは、この未設立の企業が持つすべての知的財産権を入手した。その中には「タグと RSS を使い、Google Maps ともマッシュアップするような何か」や「全部小文字でパステルカラーを使った素敵な会社ロゴ」も含まれる。

米ヤフーでは、2006年中に、2000を越える未設立の個人企業を買収する予定で、これによってヤフーは史上最大規模の未設立企業買収者となる。「我々の戦略的買収計画は、第一に今後何年も続くブログ界における存在感を持つためなのです」と、ベーコン氏は説明した。「これは噂されているグーグルの新製品、使い捨て4枚刃カミソリよりも大きなものとなるでしょう」

投稿者 秋元 : 16:53 | トラックバック

Web2.0 Mashup データベース

via digg.com

MashupFeed_headerLogo.gif

Mashup Feed は、ネットサービスの API と、それらを使ったマッシュアップ(複数の API やデータを掛け合わせて新しいネットサービスを作ること)の事例を蓄えて公開しているデータベースサイト。

同種のものとしては、9月にご紹介したオープンな Web サービス API のデータベースや、表としてオープン API の mashup 状況をプロットした Web 2.0 Mashup Matrixなどもある。

何か新しいサービスの発想が出たときに、組み合わせて使えるサービスがないか探すときや、未知の新サービスを考えるときなどに有用だろう。

投稿者 秋元 : 08:51 | トラックバック

2006年01月12日

世界偏見地図

世界偏見地図

world_prejidice_map.gif

世界の各国へのイメージ(というより偏見)を調べてプロットしているジョーク地図。

日本への印象としては、次の4つが載っている

  • technology (技術)
  • politeness (礼儀正しい)
  • longevity (長寿)
  • indirectness (遠まわしな、直接物を言わない)

longevity なんて単語、知らなかった。各国への偏見の単語を見てると英単語の勉強になるなあ。

これをどうやって作ったかというと、Google で

"japanese are known for *"

などとワイルドカード検索をして、見つかった文章から適当にみつくろったということ。選択は「適当」で、多いほうから並べているわけでもない。なので、あまり真剣にこれらのイメージを捉えるべきではないと思う。単にそういう印象を持った人が一人はウェブに居たということ。

日本語でやるなら、こんな感じ?

"*で有名な大阪"

"*で有名な京都"

検索エンジンを使って同様のいろいろな遊び方が考えられそうだ。folksonomy サービスでもいろいろできそう。

投稿者 秋元 : 11:30 | コメント (4) | トラックバック

2006年01月10日

あなたの企業、URL で損していませんか (3) ページ名の統一

japan.internet.com 併載コラム

前回前々回のコラムで、ネットに露出している URL で www の有無を揃えることの重要性を述べてきた。

今回は、ドメイン名以外の URL の不統一に関して説明する。

Web サイトを自分で作成されたことのある方は、index.html などの、サーバーに置いたファイル名がアクセスする際の URL の一部として現れることをご存知だろう。

企業の代表 URL が、こういった index.html などのファイル名を含むかどうか、というのも、前回説明した SEO や口コミサービスに影響してくる要因である。

例をあげてみよう。(*1)(*2)

Google で "http://panasonic.jp/" を検索(890件)

Google で "http://panasonic.jp/index.html" を検索(77件)

おそらく、http://panasonic.jp/ が Panasonic ブランドの代表 URL として設計されているのだろう。しかし、Web 上を探してみれば、http://panasonic.jp/index.html でリンクや言及をしているところが少なからず存在する。

そもそも、ほとんどの Web サーバーには、「ファイル名が指定されていなければ、○○というファイル名(もっとも一般的には index.html)を探す」という機能があり、この機能のおかげで、http://example.co.jp/ という URL でも実際の http://example.co.jp/index.html の内容が表示されるようになっている。

結果として、index.html のついた URL とついてない URL が二つ、内容はまったく同じものなのに Web 上で流通してしまうことがよく起こっている。

このようなことが起こるには、いくつかの異なる原因が考えられる。

(1)自社サイト内のリンク管理ができていない

自社サイト内のページからページへのリンクが、二つの方法でばらばらに張られている。たとえば、ファイル名を見せない URL を代表 URL にしておきながら、ページ内や子ページからは

<a href="/index.html">トップへ戻る</a>

とリンクを張ったりすると、不整合が発生する。トップページに訪れたユーザーは、

a) http://example.co.jp/

b) http://example.co.jp/sub/subpage.html

c) http://example.co.jp/index.html

とサイト内を移動し、a) ではなく c) の、index.html つきの URL にリンクしたり、ブックマークしたりするかもしれないからだ。

a)を開いているときに URL を取ったユーザーと、c)を開いているときに URL を取ったユーザーで、指している URL が別ものになってしまうということだ。

その結果、a)と c)の二つの URL で企業サイトの人気指標が分断されてしまうことがある。

これは Web サイトの製作時に製作者が気を配ることで防ぐことができるポイントだ。

(2)他社サイトや雑誌等に URL を載せてもらう際のリンク管理ができていない

企業の URL を社外に紹介するケースとして、以下のようなものがあるだろう。

  • 検索エンジンへの登録
  • プレスリリース
  • 雑誌等からの取材
  • メールの署名
  • 名刺上での表記

こういった場所で URL を外部に紹介する際に、


  • うっかり代表でない方の URL を紹介したり、

  • 会社として代表 URL をどちらかに統一せずにその場その場で適当に紹介したり


していると、URL の不統一は発生してしまう。

検索エンジンの Yahoo!と Google に登録申請する際に、一方は index.html 無し、一方は index.html 有り、などと申請すれば、これはもう最悪だ。ネット上での代表 URL が、まさに二分して伝播していくこととなる。

こちらは、マーケティングや IR の担当者が留意すべきポイントとなる。

(3)ユーザーが勝手に探してリンクやブックマークをする

実際には一方しかリンクが張られないように注意していても、URL を直打ちして望まないほうの URL でリンクされてしまうことも、少数だが無いわけではない。

このケースまでケアすることができれば完璧だが、実際には(1),(2) ができていれば問題になるほどのことはないだろう。

どうしても完璧にしたければ、二つの URL が並存することが無いように設定をすることになる。

’/’ のほうに手入力で直接アクセスしても、 ’/index.html’ のほうに転送してしまう、といったように。たとえば、JACCS のサイトでは index.html を外してアクセスしても、必ず index.html つきの URL になるようだ。逆に、’/index.html’ をつけてアクセスしても、’/’ に転送するという手もある。

以上のように、URL 一つ伝えるにしても、気をつけるべき点を知らないと思わぬところで損や取りこぼしをすることがある。

逆に言えば、自社のページから協業他社等へリンクを張る場合にも、相手側がそういった点まで気を配っている会社だとすれば、その気配りを無駄にするような勝手な改変が失礼に当たることもあるだろう。

相手が指定してきた URL に、勝手に index.html をつけたり消したりして使ってしまうことで、相手の URL が最大の効果でネットに広まるのを妨害しているかもしれない。

実社会でたとえてみれば、「株式会社」が前につくか後ろにつくかを確かめずに共同プレスリリースに書いてしまう、といった程度の間違いと言えるかもしれない。致命的な間違いということは無いが、やらずに済めば越したことはないとも言えるだろう。

注1: 記事中の検索結果数やブックマーク数は、2005/12/12 時点のもの

注2: Google では、被リンクを調べる link: ではこの両者を区別しないように工夫されているので、単なるテキストとしての出現を比べた。Google に関しては今記事で示したような index.html の有無によるぶれが問題にならないような処理がされている可能性はある。

投稿者 秋元 : 11:03 | コメント (5) | トラックバック

新年あけましておめでとうございます

18日ぶりのブログ再開は、まず軽くご挨拶から

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