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2006年04月28日

9日間更新をお休みします

not falcon but maltese

ゴールデンウィークは途中に休みを追加して9連休。ブログ更新もお休み。

サイボウズ・ラボは5月1日、2日は開いている。面白い動きもあると思うので他メンバーのブログをチェックしてみていただければ。

投稿者 秋元 : 17:45 | トラックバック

2006年04月27日

超極める!PHP

「極める!PHP」の第二弾、「超極める!PHP」が出る。

今回お誘いがあったので、Webサービス解説のところを書いた。他の執筆陣が豪華。PHPを極めてるみなさんと一緒に本が出せてとても嬉しい。PHP開発者にとって読んで損はない出来だと思う。

書店には5月中旬に並ぶということ。

投稿者 秋元 : 16:04 | トラックバック

Google Sitemaps にルール違反指摘機能が追加

via Google Sitemaps Blog via Matt Cutts Blog

Google Sitemaps は、Google のクローラーに対して自サイトのページ群を能動的に教えることで、Google により最新のページを持ってもらおう、というサービス。うまく Google bot が探してくれないページを登録するという意味でも、SEO対策の一部として使われることがある(ちゃんとトップや他サイトからリンクされて見つけてもらうほうがいいはずではあるが)。

その Sitemaps のブログで、いくつか統計情報の提供機能などが追加されたというアナウンスがあった。

注目は ”Notification of violations of the webmaster guidelines" というセクションで語られていることで、Google のガイドラインに違反している場合に、違反しているのでインデックスされてない、とか、いつの時点から違反認定されているか、などが表示される、というのがサンプルの図からは読める。

AdSense 不正クリック絡みのトラブルや、インデックスから予告なしに突然消えてしまうトラブルなどで、サポートの人間味の無さ(当事者じゃないので本当に無いのかどうかは知らないけど)が非難されることが多くなってきた Google だけど、この機能が充実すれば(しないかもしれないが)、そういう非難も多少は解消するのではないだろうか。

その他にも、ロボットがいつ訪問して、どのページがエラーで取れなかったとか、いろいろ分析が表示されるようになっている。Sitemaps のページ登録機能を使って無くても、自サイトを登録してページのインデックス状態をチェックできるという意味ではいいかもしれない。

[参考]

グーグルは傲慢なのか

”検索エンジンのルールは検索会社が作成する”という大原則

サイバーエージェント、Googleの逆鱗に触れてインデックスより削除

Google AdSense顛末記

投稿者 秋元 : 12:20 | トラックバック

2006年04月26日

IE7 Beta2 がリリース

via TechCrunch

ベータ1のときにIE6が上書きされるとは思ってなくて大騒ぎしてしまったが、Internet Explorer のベータ2がマイクロソフトからリリースされた。

ベータ1で受けたフィードバックを元に、さまざまなバグ、特に CSS 関連のものをいろいろと直してきたということ。各ネットサービス運営者はIE7の本リリースに向けて動作確認が忙しくなってくると思う。

メニュー等が英語では嫌という人は、ベータ2の日本語版は2,3週後に出てくるということ。

[追記] 2006.10.19 IE7(英語版)正式リリース

投稿者 秋元 : 09:11 | トラックバック

2006年04月25日

開発合宿成果(2) 博物館地図

数件のサイボウズ関連会社情報を表示できるようになったので、もうちょっと大きなデータを流すことに。

住所のついた利用可能なデータが何かないか、ということで検索して見つけたのが、博物館にホームページを!というサイトにあった、全国の博物館データ。これをマップすることに。

博物館データは、都道府県ごとに分割してもかなり多い。SimpleAPI との連携ということもあり、今回は「URL 情報がある博物館」を地図表示することにした。

博物館地図

実際に各博物館に対してポップアップするとわかるが、ウェブサイトがある、と言っている博物館でも、サイトが止まっていたり、移転して URL が更新されていないものなど、かなりサムネイルが表示されないというのが問題だ。

(3) に続く

投稿者 秋元 : 14:51 | トラックバック

2006年04月24日

開発合宿成果(1) サイボウズ地図

3月末の開発合宿で作ったものを、やっと外からみえるサーバに移し終えた。風邪で寝込んだり、外サーバの設定でいろいろ遊んでたりしたのでかなり遅くなったけど、作ったものを出しておかないと。

行きの車の中で何を作るか考えてたんだけど、複数のサービスから持ってきたデータをマッシュアップして、何か、ということで考えてみた。

あと合宿参加者の赤松さんが SimpleAPI が面白いと薦めてたので、これも絡めてみようかな、と。

Google Maps API v2 の時にスタティックファイルとして出してしまってるけど、まず最初に、 Google Maps を使おう、ということでサイボウズ関連会社(グループ、一部出資など)をマップしてみた。

サイボウズ地図

使ってるのは

Google Maps API

その呼び出しライブラリとして PHP GoogleMapAPI

Geocoding API

SimpleAPI サムネイル

PHP GoogleMapAPI は、PHP側で Google Maps API のコードを生成するライブラリ。表示データを処理するのがサーバ側なので、ついでにサーバ側で Javascript を作っている。

内部的に、Google か Yahoo を使ってアドレスから座標を取得し( いわゆる geocoding )、取得した座標は DB にキャッシュすることもできる。これらは日本の住所から座標を返してくれない(Google のは調整したら住所によっては返ってくるようになったが)ので、CSISシンプルジオコーディング実験を使った Digital Life Innovator のサービスgeocoding.jp、など日本の住所に対応したサービスを使う。今回の(1)はどちらでもよかったのだが、後のことを考えて geocoding.jp を呼ばせてもらうことに。

座標とページのそれぞれはキャッシュしている。サイボウズの関連会社一覧はどうせ手動メンテなので、スタティックなファイルを吐かせてもいいんだけど、まあそこまでやるほど人は見に来ないだろう。そんなに変化する内容じゃないとは思ったら、昨日も一社増えてたそうで、なんだかすごい。

前に Google Maps API version 2 のデモとして出したのは、今回のページを手で version 2 に修正した html ファイル。依然として version 2 + IE ではこのページが動かない(Firefox では動く)けど、原因が生成されたコードのせいなのか version 2 のせいなのかわかっていない。

(2)に続く

投稿者 秋元 : 20:46 | トラックバック

使い捨てオーディオブック

via オーディオブック+プレイヤー+ヘッドフォンで34ドルから

今年のセンター試験でも、英語のリスニングに同様のメモリプレイヤーが使われ、受験生は持ち帰らされたという。メモリ別売だけど999円のmp3プレイヤーなんてニュースもあったし。

若い人だと気がついたときからあるのかもしれないが、昔はじめて「使い捨てカメラ」、というものを目にしたとき、何かの冗談かと思ったものだ。カメラ、というのは、日常生活で目にする(生活必需品で無い)ものの中では一、二を争う高級品で、一度使ったら捨ててしまう、などという発想はまったく出てこなかった。カメラの場合はプレイヤーではなくレコーダだけど。

あと、「使い捨てコンタクトレンズ」も最初は驚いた。今では使い捨てじゃないコンタクトを使ってる人のほうが珍しいのではないか。

そんなわけで、高い再生機器に取替え可能なメディアを入れる、のではなく、データのおまけとしてプレイヤーやレコーダをつけてしまう、というのは大きくビジネスを変える可能性があるように思う。

オーディオブックは作るのに人手がかかるから文字の本より高い、というのが過去の常識だったけれど、メモリを含め一式がさらに安くなっていくと、文字の本と逆転するかもしれない。車通勤の多いアメリカでは、書店でオーディオブック(カセットやCD)がそれなりに売られていたし、気がついたら本は読むのではなく聴くのが主流になっている、ということも文化によってはあるかも。

物の(サービスの、も)コスト変動をちゃんと把握せずに、それまでと同じものを作り続けてると足元をすくわれることもあるんだろうな。

投稿者 秋元 : 15:37 | トラックバック

2006年04月23日

巨大テトリス

via TechEBlog

ビル壁面のクリスマス用電飾を使った「ちゃんと動く」テトリス


上記テトリスは 2000 年アメリカでの作品ということだが、実はその前、1995 年からもっと大きなビルでのテトリスがオランダで動いているということ。

2年前にビルを使って行われた Pong というのもある。こちらのコントローラは携帯電話とのこと。

投稿者 秋元 : 18:47 | トラックバック

2006年04月21日

CSS nite vol.7 に行ってきた

銀座のアップルストアで行なわれた、CSS nite vol.7 に行ってきた。

19:00 開始だけど、18:30 から Skype の知人が動画チャットのデモをするというので、それも見ようと早めにオフィスをでた、がしかし、18:30の時点で席は全部埋まり、立ち見状態。19:00 には立ち見でも部屋に入れないぐらいの大混雑となった。以前に一度 CSS nite に来たときも立ち見はあったけどこれほどではなかった、まわりの人の話を聞くと会を追うごとに参加者が増えてるようだ。いつもアップルストアだから関係深いのかもしれないけど、もっと広いところに移ってくれればなあ。

それで今回どうしても聴きたかったのが、サイバーガーデンの益子さんによる講演。

この方のWeb標準の教科書という本がとても面白く(といいつつ、まだ一部しか読めてないけど)、きっといい話が聞けるに違いないと思っていたからだ。

以前アメリカにいたときに一緒に仕事していた優秀なウェブデザイナーが CSS についていろいろ教えてくれたけど、上記の本で同じポイントについて書かれていることが多かったのもある。

講演の資料は太っ腹にも公開されている。

Web制作現場の対立を解消する! XHTML+CSSガイドライン作り

CSS をグループで作成・管理する際のルール作りについての解説で、それぞれのルールについて、どういう技術的な理由でそのようなルールにするのか、といったところまで解説されていて、たいへん参考になった。

僕の場合は、ウェブアプリケーション製品の負荷問題と、SEO の二つのポイントから、CSS によるレイアウトの重要性を痛感させられて、このあたりに興味を持っている、というのがある。CSS nite に来ている人たちは、普段よく行くプログラマーの勉強会やカンファレンスとはかなり異なっていて、見知った人も少なかった。

ここのところ、どのセミナーに行っても同じ人達とばかり会うことが続いていたけど、XHTML+CSS などの分野でも、これだけたくさん(200人ぐらい?)の人が熱心に勉強しに来てるんだなあ、というのが今回一番の感想。

2時間半の立ち見だったけれど、行ってよかった。その後 CSS Lite という懇親会もあったらしいのだけど、立ち見疲れと事前申し込みしてなかったのもあって帰ってきてしまった。デザインや CSS のすごい人にもサイボウズ・ラボに興味持ってもらえるにはどうしたらいいかねえ。

投稿者 秋元 : 11:23 | トラックバック

2006年04月20日

英語技術書シェア

O'Reilly のブログで、今出している技術書のジャンルと、前年度からの伸びを図にしたものが出ている。

O'Reilly Radar > State of the Computer Book Market, Part 1

緑色の明るいのが、増えているジャンル、赤いのが減っているジャンル。面積が全書籍にしめるそのカテゴリの割合を表す。

ジャンルはさらにサブジャンルに分けられている。

伸びている明るい緑は、iPod/iTunes, sql server, Ruby, Javascript, Google, Data Ana(lysis?), Adobe などか。解像度低くて良く見えない。ぐりぐりいじれる元のページは公開されてないのかな?

一年前の同じ図はこっち

O'Reilly の本だけで、O'Reilly の営業エントリでもあるとは思うけど、業界全体の動向もそんなに違わないのでは。

投稿者 秋元 : 14:43 | トラックバック

ajaxTunes - ajaxLaunchの第5週目リリース

ajaxTunes

いつものように Ajax とついてるけど、プレイヤー部分は Flash だ。今回は XUL アプリではないので、Internet Explorer でも OK。

用意されている4万曲を聴くことができて、自分の持っているファイルを自分のlocker(ロッカー)にアップロードしてそれをブラウザから聴くことも可能。「共有」とかそういう危険な言葉は出てきてない。

mp3.com をやった人なので、音楽配信はやっぱり好きなのかも。ワープロドローイング動画編集Excel ビューワ音楽プレイヤー、とシリーズの統一性(技術もだけど)がないなあ。

[過去エントリ]

ajaxWrite のCEOは mp3.com/Lindows(Linspire)のマイケル・ロバートソンだった

ajaxLaunch のワープロに続く第二弾はお絵かきサービス

ajaxLaunch.com の毎週リリース第4弾は Excel ビューワ

投稿者 秋元 : 14:29 | トラックバック

Ziki - オープンなソーシャルネットワーク

Ziki というサービスが始まっている。

ziki_logo_header.gif

さっそく試してみたところ、これはオープンな SNS を狙っているのではないか、と感じられた。

ユーザ登録して、自分にタグをつけていくと、タグのついたほかのメンバーの一覧ページができる。これは mixi などでいうコミュニティにあたる。

とりあえず作ってみた My Ziki がこれ

自分の属性には、自分のブログをはじめとして、RSS で提供されているさまざまなものを含めることができる。例として推奨されているのは、Blogger.com などのブログサービス、写真共有サービス Flickr 、ブックマーク del.icio.us/Blinklist など。カレンダーサービスの RSS 出力などを食わせるのもありだろう。

RSS を追加する際に、RSS のカテゴリーを指定させられる。フィードの性格ごとに違う表示をするのかも(あるいは、将来するつもりなのかも)しれない。そのカテゴリは、投稿、写真、ビデオ、音声、リンク、推薦、個人広告、イベント、地図、コメント、その他、となっている。

また、グループというのを別途作り、グループに参加し、タグを持たせることもできるようだ。グループは特定の URL を属性として持たせることができて、たとえば Flickr というグループでは Flicker.com がポイントされている。グループを代表するサイトやサービスが存在するのであれば、内部でグループの情報を持たずにそれを指してしまうというのも、マッシュアップ的ではないか。

個人タグやグループ以外にも、ネットワークというところで他メンバーを自分のネットワークに登録したり、他のメンバーやグループをお気に入りに追加したりもできる。

実際に他のメンバーとやりとりしてみないと、このあたりのネットワーキングの種類が妥当なのか、いろいろやりすぎて混乱しそうなのか、まだちょっと見えてない。

日本語もそれなりに入ってる。ただ、入れる箇所によっては、タグで日本語をはじかれることもあるようだ。

運営者のブログによれば、ニューヨークベースで今年の2月に始めたばかりの会社ということ。写真の出ているメンバーは5人。

個人的には、ASP型のブログサービスが勝手に FOAF を生成し、それをプログラムで集めてまわることで人の関係などを視覚化したり検索させたりするようなサービスができればいいと思っていたが、FOAF 絡みで面白い動きは最近無いし、Ziki のようなやり方も参加者を一定数集めることができれば(ここが難しいけど)、その先いい展開につなげられるのではないかと思う。

また、MySpace は 2000 万人、国内の mixi でも 300万人いるわけで、大手は閉じた SNS とは言いにくい状況になっている。どうせ個人情報などに気をつけて書かなければならないようになっているのであれば、オープンにできる情報だけを載せたオープンな SNS もあってもいいし、相手が加入しているかどうか無関係に自分の名刺代わりに見せることができる代表ページがあってもいいかとも思う。

運営者ブログでは、このあと Ziki Marketplace という、個人売買のマッチングサービスも追加する予定、ということで、期待したい。

[追記] Techcrunch のレビューが出た。ただし、ユーザ登録でトラブルが多く散々だった、というだけのエントリ。Techcrunch にこの扱いをされると今後の勢力拡大はたいへんかも。自分の場合は、確かに訊かれる項目数が多すぎるとは思ったものの、登録自体は問題なく完了したけど。

また、SNS機能を足した Suprglu だ、という指摘も。Suprglu は知らなかった。

[追記2] Zikiから一週間遅れでベータサービスが始まった excite ネームカード、非常に近いコンセプトのサービスのようだ。やはり、オープンなブログ等をつなげて SNS 的な関係を作らせたい、というサービスはみんな考えているようで。

投稿者 秋元 : 01:03 | トラックバック

2006年04月19日

Open Directory コピーサイト記事に関する補足

昨日のコラム記事 ディレクトリサイトに関する SEO の常識がまた一つ変わった について、渡辺隆広さんのブログでご指摘をいただいた。

4月の Google アルゴリズム変更で Open Directory クローンがインデックスから多数外された事実は無いということなので、この点を撤回させていただく。

今回のアルゴリズム変更では、僕がウォッチしているいくつかの分野で Open Directory クローンを活用しているサイトが順位を大きく下げたために昨日のコラムのような判断をしたが、渡辺さんが違うと書かれてるのであれば間違いの可能性が高いと思う。

指摘いただいたのは渡辺さんの個人ブログだが、この方は日本でのSEO対策を長年研究されているSEO/SEMのプロで、怪しいSEO業者が多い中で、インチキではない(というのも僕の個人的判断だが)SEO対策を指導されている数少ない方だ。覚えておられるかどうかわからないが僕も一度だけお会いして、短時間だがいろいろ教わったことがある。

コラム全体の主張は変わらないが、上記の点、訂正を入れさせてほしい。ごめんなさい。


あと、今回のコラムはやや多目のトラックバックやリンクをいただいている。

先日Googleの検索デフォルトが「ディレクトリ」から「ローカル」へと変更した事により、Google自身が今後ディレクトリに注力しない方向へシフトチェンジするのかなと予想してみました。

Google のトップページから、ディレクトリが削除され、サブページへ移動されたのは、Google がディレクトリ検索の重要性を無くそうとしている、という点で同意。もともと、人力による作業を排除するのが、Google を Yahoo や AOL とは違わせている特徴なのだし。

また、「SEO はいずれ Google の努力ですべて効かなくなる」という予想がいくつかトラックバック先やさらにその先で書かれているが、僕個人としては SEO や不正なSEO(スパム)が完全に無くなることはないと予想している。

たとえば、友人親戚一同にブログで紹介してもらったら、それはマーケティング活動なのか不正なSEOなのか? そんなことがプログラムで判定できるわけがない、というかそれをさせるための仕様が書けない。

つまるところ、何が不正かを決める明確なラインがあるわけではないから、SEOの考えがなくなることはないだろう。もちろん各検索エンジンは進化するだろうし、十分使える検索結果を出し続けてくれるよう期待もするけど。

投稿者 秋元 : 13:57 | トラックバック

2006年04月18日

Google Travel

via Times UK

Google が旅行広告のチームのために ニューヨーク、シカゴ、ダラス、シアトルで求人してるようだ。書き方からすると、単に現状の広告システム(AdWords)を旅行業界に売り込む話でもなさそう。となると Google Travel か!? という話になっていくわけだ。

Times の記事で書いているが、地図データベーススケジュールの仕組みを用意した上では、旅行検索・旅行広告へ参入するのも自然な流れに思える。

それにしても、求人広告からニュース記事が書かれてしまうとは、さすがとしか言えない。

ちなみに(とつなげるにはちょっと無理があるか?)、サイボウズ・ラボサイボウズ本社の求人はこちら。サイボウズの次製品・サービスを推測してみたい方はどうぞ。もちろんサイボウズ|サイボウズ・ラボでの研究や開発に興味のある方も。

[追記] 渡辺聡さんからトラックバックでするどいご指摘をいただいた

Googleの最近の競合は何よりIACになりつつあるというのはどこかで書いただろうか?

たしかに Google は IAC と各所でぶつかっている&いくのかも。IAC って他の勢力みたいに共通ブランドを押し出してないので、総体としては大きいのにすぐ存在を忘れちゃうなあ。自分だけじゃなく、ブログ界全般からも G/Y/M/A/e なんかと比べて言及されることが少ないように思うし。

IAC の解説はこちらなど

投稿者 秋元 : 18:08 | トラックバック

ディレクトリサイトに関する SEO の常識がまた一つ変わった

japan.internet.com 併載コラム

Open Directory(オープンディレクトリ)というディレクトリサイトが古くから存在する。

SEO の指南書では「Yahoo! ディレクトリ以外に、この Open Directory にもサイトを登録すると良い」と書かれていることが多い。実際、Open Directory に登録されると Google などのロボット検索で検索順位が上がる現象は存在していた。

しかし、今月あったとされる Google のアルゴリズム変更によって、Open Directory に登録されていることで順位を上げていた Web サイトが多数、順位を落としてしまっている。

今回は、いったいその背景で何が起こっているのか、今後サイトの上位表示を目指すために、Open Directory はどう扱うべきか、について説明してみたい。

Open Directory の歴史

Yahoo! Japan も今は Google のようなロボット検索がメインに切り替わったが、Open Directory は Yahoo! ディレクトリなどのディレクトリ検索サービスが主流だった頃に「企業に紐づいていないオープンなディレクトリサービスを作ろう」という趣旨で立ち上げられた。

このような、全世界から多数の人が少しずつコンテンツを貢献するというサービスで、最近もっとも有名なものはオンライン百科事典サイトのウィキペディア(Wikipedia)だろう。

Open Directory、ウィキペディアともに「みんなで作った巨大なデータ」であり、みんなで作ったという性格上、他の私企業のサービスと大きく異なる点が一つある。それは「データはオープンなもので、誰でも再利用してよい」という点だ。

Yahoo! のディレクトリのデータを丸ごとコピーして勝手なタイトルをつけて公開したら、Yahoo! に訴えられるのは必至だ。多数のデータを蓄積したことでユーザーを惹きつけ、広告収入などにつなげているのだから当たり前ではある。しかし、Open Directory やウィキペディアはコピーサイトを作ることを禁じていないのだ。

その結果、Open Directory と同じ内容を持つ、ちょっとデザインだけ違う Web サイトが数百から数千、Web に存在するようになってしまった。

Open Directory で使われているカテゴリ名などを使って検索してみれば、このようなコピーサイトはいくらでも見つけることができる

ただ、Open Directory のデータは丸ごとコピーしたサイトを作ってもらいたくて公開されているわけではない。本来は特定の地域やカテゴリのデータに独自の工夫を加え、よりすばらしいサイトを作ってほしいという意図だろうが、実際は「タダで入手した大量データで簡単に立派なサイトを作る」という使われ方がほとんどだ。

また、Google Directory という Google 自身のサービスでも、この Open Directory のデータは使われている。Google は元々、ディレクトリ検索に力を入れていなかったが、Yahoo! や MSN、AOL などとの対抗上、手間をかけずにディレクトリ検索も提供するために Open Directory のデータをコピーしたサービスを持っている。

Open Directory に登録すると順位が上がっていた理由

これまでは、以下のような手順で、検索順位の押し上げが発生していた。

(1) 本家の Open Directory に登録申請して、「花形自動車」という名前で自社サイトが登録されたとする。

(2) 本家を500のコピーサイトが順次本家の更新内容をコピーしていき、最終的には500の異なるサイトから「花形自動車」というリンクが自社サイトに張られることになる。

(3) 「500のサイトが『花形自動車』と紹介しているから、Google などのロボット検索エンジンはこのサイトが『自動車』に関係深いサイトに違いない」と判断し、「自動車」で検索したときにこの登録サイトを上位に表示する。

「自由にデータを再利用してよい」というポリシーが、悪い SEO 業者がおこなうリンクファームと言われる不正手法と同じ結果になってしまっていたわけだ。

今回 Google が行った変更とは?

SEO 研究者らのフォーラムで報告されている話では、Google は今回のアルゴリズム変更で、Open Directory のコピーサイトのうちかなりの数をインデックスから除去したという。

このため、Open Directory に登録されていることが原因で上位表示されていたサイトが軒並み順位を下げるという結果になってしまった。

今後の見通し

Open Directory をただコピーしたサイトには価値が無いとする Google の判断は、一般から見ても自然ではないだろうか。今後もコピーサイトをインデックスから追放するという流れは逆戻りすることはなさそうだ。

では、Open Directory に登録申請することにまったく意味がなくなるかというとそうではなく、多少の効力は残るだろう。なぜなら、

- Google 以外の検索エンジンでは、Open Directory+そのコピーサイト群からのリンクがまだ効いている可能性があるし、

- Google は単なるコピーサイトを排除しているだけで、Google 自身も Google Directory というコピーサイトを運営している(このあたり矛盾を感じるが)。このためオリジナルの Open Directory がインデックスから外されるとは考えにくい。

Open Directory への登録は、これまでのような「重要な手法」ではなくなり、数多くある対策のひとつに過ぎなくなるだろう。

投稿者 秋元 : 09:00 | トラックバック

2006年04月17日

宇宙の歴史 on Flash

http://dl.xferla.net/mirror/ovelho.com/evolution.swf

赤い三角のスライダーを右へひっぱっていくと、それぞれの年代に起こったこに関する絵や解説が現れる。おもしろい。

投稿者 秋元 : 20:07 | トラックバック

MySQL が Solid を買収

zdnet の記事によると、MySQLSolid を買収するらしい。

MySQL は、バックエンド側のストレージエンジンとして使っている InnoDB と BerkleyDB(Sleepycat) を立て続けに Oracle に買収されていた。買収されてもこれまでの契約もあるので、すぐにそれらが使えなくなるわけではないが、DBMS ベンダとして競合である Oracle が今後どうでるかわからないため、不安視されていたのも事実。

これで今すぐ何か変わるわけではないだろうが、近いうちに MySQL のストレージエンジンとして Solid が選択肢に入ってくるのだろう。

zdnet の記事では、MySQL がフィンランド発だと書いてあり、フィンランド勢が連合して反撃を始めた、みたいにまとめてあるけど、MySQL ってスウェーデンじゃなかったっけ? Oracle に買われた InnoDB はフィンランドの企業だったが。

投稿者 秋元 : 12:35 | トラックバック

2006年04月16日

マンガのフキダシ型携帯電話

変な発明品を次々発表しているロシアのプラスマイナス社より、新作 balloophone (バルーフォン)の発表。

balloophone.jpg

フキダシ型の携帯電話機で、液晶画面にすきなセリフを表示できるらしい。これを使って話していると、フキダシい表示されたセリフを話しているように見える。

……一発ネタだよね。携帯電話として使い続けるのはきついと思うが。

# 実際に発売されてるわけじゃなくて、デザインコンセプトの発表か、この会社自体が冗談かとも思うのだけど。よくわからん

投稿者 秋元 : 12:59 | トラックバック

サイボウズラボ大量入社.......か?

サブテクの名だたるスーパーハカー達がサイボウズラボに入ったよ! (1) (2)


と思ったら一瞬で出られてしまった

まあそれはともかく、一言だけ伝えるとするなら、サイボウズラボはすばらしい環境で、Hackathon にも最適w

投稿者 秋元 : 10:14 | トラックバック

2006年04月15日

Google Maps 本体も俯瞰地図を採用

Google Maps API version 2 で使えるようになった、今見ている地図の場所を見せるための小さなサブ地図が、Google Maps/ローカルで表示されるようになった

投稿者 秋元 : 16:42 | トラックバック

Google Maps でもプロポーズ(2)

google-maps-propose.png

これは労力がかかってる気がする

[参考]

Google Maps でもプロポーズ

インターネット広告でプロポーズ

誰が見るんだ?広告

投稿者 秋元 : 16:39 | トラックバック

2006年04月14日

ajaxLaunch.com の毎週リリース第4弾は Excel ビューワ

ajaxXLS は、エクセルファイルのビューワとなる XUL アプリケーション。

# やっぱり、自信のある順に公開してるんだろうか。先週は1,2 週目と関係無い、別設計らしいアプリだったし、今週はビューワ。。。

投稿者 秋元 : 23:47 | トラックバック

Shibuya.js テクニカルトーク #1へ行ってきた

一日経たないうちに150人埋まったという、第一回目の Javascript イベント

喋ってる人や聴いてる人が YAPC とすごい被ってるような。

発表は面白かった。

投稿者 秋元 : 22:28 | トラックバック

究極のユーザビリティテスト Eye Tracking

via del.icio.us/popular

Eye Tracking がすごい。技術がすごい。

まだ自分で試せるわけじゃないので、「本当にこれ実現してるの?」という気持ちもあるのだが。

動画デモを見てもらうとわかるけれど、変な道具や特別なメガネをかぶったりすることなく、ディスプレイを見ている被験者の目の動きを追うことができるシステムを開発した、と言っている。

被験者をカメラで映し、その両目の動きを分析することで、画面上で何を見ているかを追尾できているのだそうだ。

動画デモでは、ユーザの視線が青い線で、ユーザの視線が何かに注目している間は、青い円で、注目時間が長ければ円を大きく、表示している。

また、複数のユーザの視線データを集め、視線が多く/長く滞留しているところを、温度表示してみるというのもデモではやっている。中央に目立つように置かれた広告がまったく視線に止まっていない(笑)のは、予感はしていたが面白い。

最近の iMac のように、PC にユーザを撮るためのカメラがついてくるのが普通になり、今回の技術を積んだソフトウェアが広く使えるようになったら、これまでのようなサービス公開前にサンプルユーザで確認するユーザビリティテストではなく、実際にサービスを使っているユーザ(当然、本人の同意を得るようにはするだろうけど)のデータを集積し、その結果を元にユーザビリティ改善をおこなう、といったサイクルを作ることも可能になるかもしれない。

この技術にもっとも興味を持ってお金を払ってくれるのは、たぶん広告代理店だと思うけど、ウェブデザイナーやウェブアプリケーション開発者にとっても、恩恵の大きなサービスになりそうではないか。

[追記] 2006.06.08 こんなニュースが

Web や動画閲覧時の“目の動き"をデータ化、ビジネスに応用する「Web Eye」

投稿者 秋元 : 13:34 | コメント (1) | トラックバック

ウノウ社との出張オフィス第二回

ウノウ社との出張オフィス。前回は渋谷のウノウオフィスにみんなでお邪魔した。

unohlogo.gif

今回は、サイボウズ・ラボの新オフィス見学ということもあり、山田進太郎社長をはじめ、エンジニアの方を中心に5名の方にラボオフィスへ来ていただき、いっしょに仕事した。仕事自体はそれぞれ自分の仕事を、サイボウズ・ラボの誇る環境ですすめ、最後に各人の近況報告と意見交換・雑談で締め。

ウノウも新オフィス移転の予定があるそうなので、次はウノウ新オフィスの見学かな。

投稿者 秋元 : 12:05 | コメント (2) | トラックバック

素人くさいSICP読書会 at サイボウズ・ラボ

素人くさいSICP読書会の会場として今回サイボウズ・ラボが利用された。

途中まで仕事しながら、後方での勉強会の様子を見学。「計算機プログラムの構造と解釈 第二版」の中の演習問題を、ホワイトボードを使いながらみんなで解いていく、非常にまじめな勉強会だった。

毎週水曜日、仕事を終えたあと集まって勉強している、ということで、参加者のみなさんの学習する姿勢がすばらしい。

サイボウズ・ラボでは、まだ新オフィスが埋まりきる前のふんだんなスペースを活用し、業界への貢献(と、もちろん求人やオフィス環境の宣伝も兼ねて)として、技術勉強会やオープンソースの会合などに会議室を貸し出すことができる。

専用の貸し出しスペースがあるわけではないので、有料の会議室のようにケアが行き届かないところはあるかもしれないが、サイボウズ・ラボの社員も一緒に参加できるようなものであればこちらにもメリットがある。

[参考]

たつをさんの日記 SICP読書会に行ってきました(4)

投稿者 秋元 : 11:12 | トラックバック

2006年04月13日

Google Calendar なんか怖くない

と、 Kiko の人が言っているようで。

よく出来てることと、普及するとか使われることとは別だからね。それは Kiko にも言えるけど。

投稿者 秋元 : 17:56 | トラックバック

Google Calendar 公開開始

via 平田さんのブログ

前から噂のあった Google Calendar が公開された。

Google Calendar

スケジューラ本体機能

マウスによる直感的なイベント作成

ドラッグ&ドロップ操作による日や時間の変更

自然文によるイベント追加( 30 boxes などで使われていたもの ) これは日本語非対応

カレンダー、イベント名、住所などすべて日本語OK

住所から Google Maps へのリンク生成

タイムゾーン対応

ロケール

日欧米3形式での日付表示切替

午前午後, 24時間表記の切替

週の開始日を 日(日米)、月(欧州大陸)、土(どこ?)から切替

週末の色分け

こちら側対応機能

印刷用画面 (日本語のイベント名が消える!!)

共有機能

他の Google ユーザとの共有カレンダーの作成

個別イベントごとに、ゲストユーザを招待することも可能。ゲストは Google アカウントの有無に関わらずメールで参加不参加を返答することが可能

複数カレンダーを重ね合わせた個人カレンダービューは、日、週、月、4日先、リスト形式、での表示を持つ

個別カレンダーへの色づけ機能

各国祝日データのオーバレイ、iCal などの外部カレンダーの取り込み、他ユーザとの共有カレンダー

イベント詳細まで公開するモード、イベントの存在(時間が空いてないこと)だけを公開するモード、非公開モード

公開レベルによっては Google 検索から登録カレンダー/イベントが見えるようになる

イベントについたディスカッション機能

移行

Apple iCal からの移行機能

Microsoft Outlook からの移行機能

Yahoo! Calendar からの移行機能

API

Atom および iCal による個別カレンダーデータの公開

通知

メール、SMS、ポップアップによるイベント通知

招待、拒絶等のメール/SMS による通知

一日の計画をメールで通知

米国内携帯電話各社に対応した携帯電話への通知

CSI/ブログパーツ

特定イベントにリンクさせた Google Calendar パーツを自ページ上に貼り付け可能


ここまでの感想

- Google らしく、手堅いつくり
- 「驚愕の新機能」は無いが、これまで出てきたオンラインカレンダーサービスにある機能は網羅している
- Firefox 1.5.0.1 で、ときどき思ったようにイベントをつまんだりクリックしたりできない。アクセス集中で重い?
- Google Maps との連動はかなり物足りない。もっと面白くできるのに
- 携帯関連は米国中心、さすがに日本のユーザに手は回っていない。メニューの日本語化が先だろうし。

よくできているが、これまで出た他サービスと大きく違うわけではない。ただし、Google のブランド力、Google Account で大量のアカウントユーザがすでに居ること( GMail などとの連携を強化していけばユーザは流し込める )が差別化要因か。

また、このあとユーザ数が大量になったときに、小ベンチャーでサーバ数台でやっているところに比べて、パフォーマンスを落とさずに対応していくノウハウが多いだろうから、使い手にとっては安心感があるかもしれない。

[追記] 15:24 現在、設定した祝日や共有された他人のカレンダーが一切表示されず、表示しようとしてもエラーになる。アクセス集中の影響かもしれない。

[参考]

モダシンさん、渡辺聡・情報化社会の航海図河村さん

TechCrunch

CNET Japan

投稿者 秋元 : 12:55 | トラックバック

Google の音声検索特許

via tech.memeorandum

あらたに公開状態になった Google の出願特許の中に、音声で検索するインタフェースについてのものがあるそうだ。( CNET News )

パソコンで音声入力することは、特にオフィス内では、まだまだ普及しないとは思うけれど、検索ワードを入力するのがたいへんな状況、たとえば携帯電話、では有用だと思う。

アメリカにいたときは、すでに電話の自動応答システムが音声認識をかなり採用していて、プッシュホンで数字を入れれ宇だけじゃなく、「ビープの後にあなたのフルネームを喋ってください」みたいな入力をした記憶がある。

より広範囲な単語やフレーズに対して認識精度が向上すれば、話し言葉で尋ねて音声で結果が得られるという、うちの両親にもやさしい検索サービスが実現するだろう。

また、Google Maps が多くの新アプリケーションを生んだように、音声で検索できる、という新機能が実際に出てくれば、これまで出てこなかったアイデアで新しいアプリケーションも出てくるだろう。

投稿者 秋元 : 11:13 | トラックバック

2006年04月12日

メタメタWeb2.0サービスが必要かも

新規登場のサービスとは気づかず、そのまま流してしまうところだった。

10日に紹介した BuzzShout みたいなサービス。以上。

。。。というのも、作ってる人には悪いかなあ。

web2list_logo.gif

Web2.0 List は、Web2.0 サービスについて、登録、レビュー、タグ、レーティングづけ、ができる、ソーシャルレビューサイト。

# やっぱり説明が同じだ。

ほぼ同じコンセプトのサービスが、ほぼ同じ時期に出る、というのは、独自性が無いとも言える。同じのが先に出ちゃったので、あわてて公開を早めた可能性もあるけど。

Web2.0 サービスを整理するブログエントリやサービスの登場は、Web2.0 を標榜するサービスの乱立状態に惑わされている人がそれほど多いんだ、ということでもあるかもしれない。あとお金の匂いがするのかもね。

こうなったら、Web2.0 サービスを整理する「メタ Web2.0 サービス」を整理するための「メタメタ Web2.0 サービス」が必要だ。うん、そうに違いない。

投稿者 秋元 : 20:22 | トラックバック

あとで読むサービス

開発合宿の成果がまた一つ公開されたようで。

あとで読む

ブックマークレットで取得したページを、メールで受け取るサービス。これはシンプルで機能がわかりやすいから英語版もいけるかもねー、という話をしていたが、英語版と同時公開らしい。

投稿者 秋元 : 12:22 | トラックバック

非CSSのデザインをCSSデザインにする会社

xhtmlized-logo.jpg

XHTMLized では、一画面分のウェブページを送ると、一週間以内に XHTML/CSS で同じデザインを作り直して返送する、という単機能に特化した有料のサービスを提供している。

「非CSSのデザインをCSSデザインにする『ネットサービス』」だったらすごいなあ、と思うが、残念ながら人力。さすがにプログラム的にそれを実現するのは難しいと思う。

一般のサイト訪問者から見れば、CSS デザインであろうとなかろうとたいした違いはないが、提供者側からみた多数のメリットを考えると、今からサイトを作るときに CSS デザインにしないことは考えにくいだろう。

  • コンテンツ製作者がデザインを気にする必要がなくなる(分業による効率化)
  • デザイナーがコンテンツを気にする必要がなくなる(分業による効率化)
  • 将来のデザイン変更にかかる工数の削減
  • コンテンツ追加時のデザイン再利用(工数削減)
  • 検索エンジンにコンテンツがより認識され、上位表示につながる
  • デザインの分離により、音声読み上げブラウザなどでも理解しやすいコンテンツに
  • 分離CSSのキャッシュによるページ表示の高速化

しかし、ウェブデザイナ側に旧来の製作手法しか知らない人が依然多いのも事実。ウェブ全体としては、CSS デザインへの移行は非常に緩やかだと言える。

ここで、サイトの代表的なページを一つ、XHTML/CSS 化してくれるこのようなサービスにまかせれば、現在の旧スタイルを、どのようにすれば CSS デザインに変更できるのか、自分のサイトで対比を知ることができるため、デザイナが覚えながら移行をするためにも非常に使えるのではないかと思う。

投稿者 秋元 : 11:40 | トラックバック

2006年04月11日

○○進化論

via 知人からメッセンジャー

コンビニ弁当進化論

サイボウズ・ラボ進化論

伏字進化論

# 実験サーバ akimoto.31tools.com の環境早く整備しなきゃ

投稿者 秋元 : 11:44 | コメント (1) | トラックバック

LDAP Super Expert に寄稿した

技術評論社の LDAP Super Expert に少し書かせていただいた。本日発売日。

LDAP_Super_Expert.jpg

僕の書いたのは、PHP からの LDAP サーバ呼び出しについて。簡単なサンプルを含んだ数ページ。

同僚の竹迫さんが、LDAP クライアントプログラミングの全体像、および Perl からの LDAP 機能呼び出しを執筆している。

本は、各言語からの LDAP サーバの呼び出し方法や、LDAP を使った大規模な認証システムの構築や運用についてなど、LDAP の実践的な知識が詰まっている。いい感じの記事がたくさん載っているので、僕もこれから読んで勉強しよう。

投稿者 秋元 : 11:10 | コメント (5) | トラックバック

2006年04月10日

メタWeb2.0

via TechCrunch

buzzshoutlogo.gif

Buzzshout は、Web2.0 サービスについて、登録、レビュー、タグ、レーティングづけ、ができる、ソーシャルレビューサイト。

Web2.0 的なサイトを作って、この「Web2.0 サービス」乱立の状況を整理しようという、「メタ」Web2.0 サービス。

[参考]

Web2.0 ディレクトリ - 900 以上の Web2.0 サービスを 50 以上のカテゴリに分類

2006年の飛躍が期待される Web2.0 サービス

投稿者 秋元 : 11:29 | トラックバック

2006年04月08日

子猫認証

via del.icio.us/popular

kittenauth.png

スパム行為を行うロボットスクリプトを、正規の人間ユーザとどう見分けるか、ということで、「プログラムには(まだ)わからないけれど人間なら簡単にわかる」ような問題を使う、という方法はよく使われる。いわゆる CAPTCHA (キャプチャ)である。

CAPTCHA と言うと、まず思い浮かぶのは、ぐにゃっと曲げられたり上から線をかぶせられたりした文字列を入力させられるものだろう。機械読み取りでは認識できないように文字列を崩すことで、スクリプトの攻撃をある程度防いでいる。

しかし、特に意味のあるわけでもない読みづらいテキストを、投稿のたびに入力させられるのは、利用者にとってあまり楽しい作業とは言えないだろう。サービスがスパムで汚染されるのを防ぐために、仕方なく協力しているというところだ。

であれば、CAPTCHA の入力が、それなりに人間にとって楽しかったり、気晴らしになったりするほうが、そうでないよりはましかもしれない。

KittenAuth Test は、3 x 3 の 9枚の写真から、猫の写真だけを 3枚選択することで先に進めるような仕組みをデモしている。

子猫の写真が3枚、その他の動物の子供の写真が6枚、ばらばらに表示され、正しく子猫の写真だけを選べば、テストに合格したことになる。

実際には、子猫の写真のストックが少ないようであれば、出てきたイメージについて子猫かどうかを一通り教えてしまえば、写っている中身ではなくイメージファイルの特徴で突破してしまうスクリプトは書けそうだが。それとも、子猫( kitten )タグとかで flickr とかから持ってくるのかな。

[2007.08.06 追記]

マイクロソフトの研究者が「子猫認証というのを考えた」と発表したそうだけど、これはhotmailに適用すべく実装中、という話を書いた人がふくらませたのかなあ。

前からアイデアはあるし、サイボウズ・ラボでは実装まで公開してるよ。

投稿者 秋元 : 17:24 | コメント (4) | トラックバック

2006年04月07日

電話番号に対応する綴りを教えるサービス

アメリカの広告で、1-800-WILDLIFE みたいな形式で電話番号が書いてあることがある。電話機の各数字には、一緒にAからZまでの文字も書いてあるため、文字をみながらナンバーを打つと、元の電話番号にかけられるというものだ。

数字の羅列を記憶するのは人間にとって苦痛だし間違いも多いが、意味のある単語だったらひとかたまりとして覚えやすいので、広告効果もあるのだろう。

pslogo.gif


PHONESPELL
は、電話番号を入れると、その電話番号になるような英単語の候補を教えてくれるサービス。

これが日本向けであれば、たとえば、いい語呂合わせ( 4126 良い風呂! )を教えてくれる、というサービスもありうると思う。

また、非常に限定されるが、全部が「あ」段の店名・人名であれば、オリジナルの PHONESPELL と同じように、携帯電話のボタン上の「あかさたなはまやらわ」を組み合わせた番号を使えるかも。

# 0120-かわらやかわらや (20982098)、という瓦屋とか。瓦屋は電話重要そうじゃないけど。

日本語の語呂合わせを見つけてくれるソフトウェアは、クライアント型のツールとしては存在したようだが、ネットのサービスとしては語呂合わせのものは見つけられなかった。

もっとも、電話番号を語呂合わせで覚えさせるというのは、電話機のアドレス帳機能やQRコードなどが充実している現状では、もう流行らない手法かもしれない。ただ、語呂合わせなら、電話番号に限らず、車のナンバー、ダイアル式の鍵、試験の暗記物とかいろんな番号を覚えるための手助けになるかもしれない。

ネットサービスとして語呂合わせ提案機能があって、さらにその番号を販売できたりすればいいかも。電話事業者や車のナンバーの交付者など、番号を割り当てる商売をしている事業者が、これまで魅力的と思われていなかった番号にも価値を追加することができるかもしれない。他にユーザに数字の並びを割り当てる商売って、どんなものがあるだろうか?

投稿者 秋元 : 22:32 | コメント (4) | トラックバック

2006年04月06日

バカの本

"* fof dummies"という洋書のシリーズがある。日本語で言うと「バカのための○○入門」みたいな意味か。

で、こちらがそのニセ表紙を作るためのジェネレータ

cybozulabs_for_dummies.png

ちょっと変だけど日本語も出るところがえらい。

amazon.com で "for dummies"で検索すると4000件以上出てくるし、そうとう人気のあるシリーズだ。日本人だったら「バカのための」というタイトルはつけないと思うが。

アイデア自体は O'Reilly 表紙ジェネレータと同じなんだけど、あっちは技術者にしかわからないので、一般向けにはこの dummies ネタのほうが面白いかもしれない。

投稿者 秋元 : 19:20 | コメント (4) | トラックバック

2006年04月05日

Digg のようなサイト一覧 英語圏&各国版

via del.icio.us/popular

Digg は、Slashdot をページビューで越えたと言われているニュース論評サイト。

ユーザから「これ面白いよ」と投稿されたニュースに対して、登録ユーザみんなで「面白い」というクリック(本家なら "Digg"、「へぇ~」ボタンみたいなもの)を押す。

たくさんの人がいいと思ったニュースから順番に表示されるので、訪問者は今どんなニュースが話題か、というのを知ることができる。

流行にしたがい、ものすごい数の亜種サービスや、オープンソース実装などが登場している。

以前にも、 Digg とそのフォロワー達、という、10個の類似サービスについて書いた記事を紹介したが、今回の紹介記事は、とにかくリストの長さに圧倒される。

  • Digg や類似サービスに関するブログ記事リスト
  • Digg と Digg のようなサービスリスト (カテゴリが細分化されているのが多い)
  • lots of kicks シリーズ
  • Meneame/Pligg の利用サイト
  • 英語以外の Digg 風サイト
  • 英語以外の Pligg 利用サイト

"lots of kicks"シリーズというのは、ユーザが投稿するときに Google AdSense の ID を登録できて、もし大ヒットするような投稿ができたら、AdSense からの広告収入を "lots of kicks" と投稿者で折半する、という、投稿者の参加インセンティブを高めた Digg スタイルのサービス群。

Digg 風サービスのオープンソース実装としては、スペイン語の Meneame がまずあり、それを英語にローカライズした Pligg が多く使われている。Meneame/Pligg は PHP/Smarty によるアプリケーション。

日本語化されたものは Rauru-blockOpensources.jp で運用されている。

Slashdot の Geeky さを薄めた感がウケているのかなあというのが僕の見立て。

投稿者 秋元 : 18:29 | コメント (2) | トラックバック

2006年04月04日

Google Maps API バージョン2による地図表示サンプル

Google Maps API のバージョン2が正式リリースでご紹介したバージョン2の API を使ってみた。

バージョン1による地図

バージョン2による地図

サイボウズ・ラボは全社員それぞれに遊び場用のサーバ環境をくれているので、(ほとんど使ってなかった)僕のサーバに置いてみた。

ちなみに、元の HTML は PHP 用の GoogleMapAPI というライブラリで生成したもの。こないだの開発合宿でちょっと遊んでみたので、生成されたバージョン1用のコードを、Google の移行ガイドに従ってバージョン2用に書き換えた。

一番大きな変更は、GPoint を GLatLng に(パラメータの順番も逆に)置き換え。あとはいくつかのメソッドが変わっているのでそれらの呼び出しを書き換え。で、なんとなくうまくいってる。もちろん、もっといろんな機能を使っている場合は書き換えも多くなるだろうけど。

上記のサンプルで、バージョン2用に読み込まれた Javascript のサイズは 1536バイト、バージョン1用が 2104バイト。減ってるけど「サイズが約半分」ってことはないなあ。何か間違ってるんだろうか。

投稿者 秋元 : 16:31 | コメント (3) | トラックバック

Google Maps API のバージョン2が正式リリース

via Google 公式ブログ

機能

  • ライブラリ Javascript のサイズが約半分になり、読み込みが高速化
  • 日欧米と主要都市で2段階細かな衛星画面が出るように
  • 地図の角により広い範囲を表示するオーバービューマップを表示できるように(Yahoo! Map みたいなやつか)
  • ユーザが拡張しやすくなった GMap2 クラスの追加
  • 不要なオブジェクトを解放するメソッドの追加。IEでのメモリリークの解消
  • デバッグログ機能の追加
  • 緯度と経度の順番を間違えない新メソッドの追加

また、利用条件に二つ変更が。

  • 呼び出し回数の上限が無くなった。ただし一日50万回以上の呼び出しがあるサイトの場合は事前に連絡してほしいとのこと。
  • もし Google が API 経由で広告を入れるようなことがあれば、90日前に予告をするということ

バージョン2は、バージョン1との互換性を 99% 保っているということで、現在のコードも少しの変更で動くということだ。バージョン1は使い続けられるようだが、ある時点からデフォルトがバージョン2になる予定とのこと。

# インタフェースを変えて、古いインタフェースも保ちながらサイズ半分というのはすごいな。

API ドキュメント

v1 から v2 への移行ガイド

[追記] 簡単な地図だが、v1とv2で作ってみた

[追記] Google Maps Mania でも説明が

投稿者 秋元 : 09:46 | コメント (2) | トラックバック

Google ページランクにだまされるな

japan.internet.com 併載コラム

ページランクとは

Google ページランク(PageRank, PR)という指標を耳にされたことはあるだろうか。一般的には検索エンジンGoogle の検索結果が決まるときの重要な数値、ということになっている。

この数値は、できるだけ簡単に言うと「良いページからリンクされたページも良いページ」という原則に従って、Web 上の大量のページ間の関係から計算で求められるものだ。0から10で表され、10が最も高い。

PageRank 0 は、Google の検索エンジンに登録されていないときや、以前は登録されていたが何らかのペナルティで未登録の状態に戻されたときにつく値で、つい最近ドイツの BMW や サイバーエージェントなどの企業サイトが不正な SEO と判定され、Google の検索結果に表示されなくなるニュースがあったが、そのときも PR は0となっていた。

たとえば、高いページランクを持つ日本語の Web サイトとして以下などがある(*1)

ページランク企業/団体
10慶応義塾大学
9グーグル
8ヤフージャパン
8goo
8外務省
8文部科学省
8首相官邸
8リアルネットワークス
8マクロメディア
8CNET ジャパン
8アップルジャパン
8アドビ
7ニフティ
7楽天市場
7総務省
7アサヒコム

自分のサイトについてページランクを調べるには

自分のサイトのページランク(ページランクはページごとに付与されるので正確には自分のページのページランク)を調べるには、いくつか方法がある。 Google に認められている正規の方法は、Google Toolbar という Google の提供するツールバーをインストールすることだ。

Windows の Internet Explorer の場合はこちらで、ブラウザが Firefox の場合は、Windows、Mac OS X、Red Hat Linux など用のツールバーが、Google 自身により提供されている。

このツールバーをダウンロードしてインストールすると、現在訪問中のページについて、そのページランクがいくつなのかが、白地に緑色の棒グラフで表示される。

ページランクは、Google ツールバーをインストールすることでもチェックできるが、外部のプログラムをわざわざインストールしたくないとか、会社のポリシーで勝手なものを入れられないという人には、ブラウザ上で確認できるサービスが多数提供されている。

http://pagerank.bookstudio.com/

http://www.gssm.musashi.ac.jp/~ono/grank/

http://tools.the-search.info/pagerank/

http://pr.blogflux.com/

http://www.sitening.com/tools/page-rank/

http://www.freelance-help.com/google-ranking-report/google.php

http://www.1st-submit.com/google-pagerank/

ただし、これらのサービスは Google と無関係に運営されており、無くなったり止まったりすることも多い。

ページランクが高ければすべて良し?

たしかに、Google が最初に出てきた頃は、検索結果の上位に出てくるのはページランクの高いページばかりだった。

そのことから「ページランクを上げることが SEO である」という誤解が定着してしまった。これも目的と手段の取り違えである。

しかし、最近では、ページランクの数字が実際にどれほど検索順位に影響するのか、ということに疑問が持たれはじめている。

実例でみるページランクの問題点

DarkSEO チームという、グレーゾーンの SEO を研究しているフランスのグループがある。

彼らが公開している次のページのページランクを、前述のテストサイトやグーグルツールバーで調べてみてほしい。

http://pr10.darkseoteam.com/

なんと、このページはページランクが10のページなのだ。

さらに、ページの下部には、“PR9 - PR8 - ……”とリンクがある。以前は5から10までのページランクのページがきれいに揃っていたが、Google 側もそれなりに監視しているようで、見るタイミングによってはもっと低い、本当の PageRank が出ることもある。現時点(*2)では PR10 のみが成功しているようだ。

念のため付け加えると、この darkseoteam.com は、決してコンテンツの優秀さで多くのリンクをもらってページランク10を達成しているわけではない。ページランクの高い他所のページ(google.com など)から不正な手段でページランク10を「拝借」しているに過ぎない。

では、どうして Google はこのページランク10 のサイトを厳しく取り締まらないのか?

DarkSEO チーム側が取り締まりに対抗し続けているからということもあるだろう。しかし、それ以前に、ページランクが10であってもこの darkseoteam.com がいろんな検索語で1位に出てくるわけではないことに注目してほしい。darkseoteam.com 上にあるキーワードを並べて検索しても、darkseoteam.com のページはまったく上位に出てこない。

また、ページランクについて問い合わせた結果、グーグル自身から「ツールバーで表示されるページランクは楽しむためだけにお使いください」(*3)という回答を受けたという人の話もある。

これらの現象(検索順位がたいしたことがない、Google が厳しく取り締まらない)から考えると、ツールバーに表示されるページランクはたいして信用のおけるものではなく、ちょっとした手法で好きな値にすることさえできてしまう、ということなのだ。

まとめ

現在では、ページランクに関する SEO 研究者達の見解は以下のようになっている。

1. 人気サイト → ページランクの高いサイト

これはおおむね成り立ってはいるが、値の反映は数か月遅れだったり、けっこう変動したりする。

また、ページランクは実際に検索されるキーワードと無関係な「総合的な人気度」を反映するが、実際には「来てほしいキーワード」でページが上位に出なければページランクがいくら高くても意味はないため、ページランクの数値は集客に直結しない参考値でしかない。

2. ページランクの高いサイト → 人気サイト

こちらは、前述したようなインチキもできるので必ずしも成り立たない。

ページランク対策を強調する SEO 業者に会ったら

「我が社のページランクの高いページからリンクを張って差し上げます」というような SEO 業者が存在する。

しかし、上で述べたことから、SEO 業者の成果はあくまで(最終的にユーザがあなたのサイトを検索するときと同じ)検索結果、検索順位で測るべきで、ページランクの数字で評価すべきものではない、ということがおわかりいただけたかと思う。

ネット広告の出稿先の判定なども同様で、ページランクの高いサイトだからといって自動的に「人気サイト、影響力の高いサイト」などという風には考えないほうがいいだろう。

(*1) 2006/3/31現在。網羅しているわけではないので、他にもページランクの高い日本語のページはある。また、ページランクはサイトではなくページごとにつくので、正確にはこれらの企業のトップページのページランクを指していることが多い。

(*2) 2006/3/31現在

(*3) http://forums.searchenginewatch.com/showthread.php?t=3054

投稿者 秋元 : 09:00 | コメント (4) | トラックバック

4月5日は裸のウェブサイトデー

今年の4月5日を、第一回 Naked Day にしよう、という呼びかけのページ

何を裸にするか、というと、各人のウェブサイト。4月5日は CSS を取り外して、生の HTML でサイトを表示することで、HTML が正しくマークアップされているか、文章のに応じた構成になっているか、などを考える日にしようということ。

コメントは 300 ほどついてるけど、世界のウェブサイトの数を考えると、ちょっと流行るようには思えないなあ。でも、きれいなマークアップについて考えようという企画はいいことではあるけど。

ウェブマスターへの啓蒙という意味で、もし普及すれば面白いとは思うけれど、自分のサイトがCSSの外された状態でどう見えるか、検索エンジンや音声ブラウザで閲覧している人にどのように把握されるか、を確認したければ、Google のテキストキャッシュを使う方法や、Firefox ブラウザの場合 Web Developer 拡張を入れて CSS を無効にする(または コントロール + シフト + S を押す)、といった方法もある。

投稿者 秋元 : 01:46 | トラックバック

2006年04月03日

ページ上RSSリーダ grazr

grazr_logo.png

grazr は、OPML で提供されている複数フィードを、自ページ上にコンパクトに表示してくれる CSI (Client Side Include)サービスだ。もちろん、個人のRSSリーダーと違い、公開されているページに張られているので、サイト訪問者に見せる、みんなで見るための一覧になる。

RSS リーダーの表示領域は大きくなりがちだが、階層構造をいかに小さなスペースで見せるかという工夫をデザインと Ajax による遅延読み込みで表現したこのサービスはなかなか面白いのでは。

opml を与えて、あとは表示の幅や高さ、フォント指定などをすると、貼り付けるためのコードが生成される。作ってみたものを下に一つ張っておく。日本語も問題なく表示できているし、コンテンツまでページ上でちゃんと読める。




投稿者 秋元 : 00:00 | トラックバック

2006年04月02日

米Yahoo! が Dogg をはじめとして全Web2.0企業の買収を宣言

新サービス Goop のベータテスタ募集のニュース経由で知った( Goop の「完全にクローズなAPI」というのも気になるトピックだ )のだが、

Yahoo! の公式ブログで4月1日、Dogg ( Digg と、すべての犬がサイトを持てるサービス Dogster をあわせたような Web2.0 サイト) の買収に関する話し合いが進行中だと明らかにされた。

また、Web2.0 企業の買収にかかる交渉の手間がばかにならないため、Web2.0 リストにある全Web2.0企業を買収し、Web2.1、ひいては Web3.0 を目指すとのこと。

投稿者 秋元 : 12:30 | コメント (2) | トラックバック