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2009年04月30日
Facebookの偽サイトに注意
メールで案内が来て、リンクをクリックすると、本物のFacebookじゃなくて fbaction.net という偽ログインサイトに誘導される事件が発生しているらしい。
Firefoxではフィッシングサイト警告が出たけど、IE7ではご覧の通り。ここにうっかりパスワードを入れると、フェースブック上の友人にスパムが送られたり、そのうちパスワードが変更されてアクセスできなくなったりするという。
Facebookからの通知メールを開いた時には、ブラウザのアドレスバーでドメインがfacebook.comであることを確認されたい。
via FBAction.net
どっかで見たようなクッション
公式じゃなくて勝手に作って売ってるようだが。
参考
via TheNextWeb
2009年04月29日
Enigma - コンピュータ・サイエンスのパズル30問
インドのBitwise 2009という、アルゴリズムに特化したC/C++のオンラインプログラミングコンテスト、コンテスト自体は終わっているが、そこで企画されたオンラインパズルEnigmaというのが公開されている。
30問の計算機科学に関する用語やトリビアがあり、一問づつ解けたら次の問題が出てくるらしい。らしい、というのは一問目から詰まって先に進めないからだけど…
http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/bitwise-enigma.png">
全部解けるとここに名前が載るらしい。
投稿者 秋元 : 13:32 | コメント (1) | トラックバック
2009年04月28日
ESPN.comがコナミコマンドで起動するスクリプトにクラック?される
アメリカのスポーツネットワークESPNのサイトが、クラックされていた模様。サイトを開いた状態でコナミコマンド(↑↑↓↓←→←→BA)+改行、を入力すると、いろいろなユニコーンや虹が画面に現われてたようだ。今は復旧したけれど、Googleにキャッシュが残っている。
twitterでいろんな人が
スクリプトは、cornify.comで配布されているものが使われた模様。クラックされたのではなくて社員や製作者が勝手に隠し挟んだ可能性もあるかも。cornifyのスクリプトを貼り付けたり、ブックマークレットを使ったりすると、自分のサイトや他のサイトをこんなファンタスティックなものにできる。
cornifyをjQueryを使ってコナミコマンドで起動するアイデアは、この人がブログで書いたものが初出のよう。2009年2月の記事なので、これを見た誰かがESPNに仕込んだということか。
[関連]
2009年04月22日
Alexa(アレクサ)に訪問者属性表示や前後訪問サイト情報など新機能が追加
世界中のウェブサイトについてアクセス情報を収集・解析して提供してくれているアレクサに、新しい機能が追加され、デザインも変更されました。変更点について解説させていただきます。
まず、解析結果ページが全般に渡ってデザイン変更されました。グラデーションやスペースを活用し、Javascript/Ajaxによるナビゲーションで多くのデータがすっきり表示されるようになりました。
新たに追加された機能は三つ。
サイト訪問者の特性(Demographics)
ナビゲーションバーの"Demographics"をクリックすることで見られるページ。そのドメインを訪問するユーザについての以下の統計情報をグラフで見ることができます。
- 年代(Age)
- 最終学歴(Education)
- 性別(Gender)
- 子供がいるかどうか(Has Children)
- 家庭・学校・職場いずれからのアクセスか(Browsing Location)
緑色で右側に突き出ているカテゴリーは、そのドメインへの訪問者が比較的多いユーザ層を示します。赤で左側に伸びている場合は、逆に、その属性のユーザが割合として少ないことを示します。
自らのサイトについて、自分達が予想してターゲットとしていたユーザ層と合致するかをチェックしたり、競合サイトのデータと比較して自社サイトが浸透できていないユーザ層がどこかを調べたりするのに使えるのではないでしょうか。
ただし、アレクサのメインのトラフィック情報と同じく、これらの特性の正確さについて過信するのは避けるべきです。アレクサ・ツールバーを使っている人の情報しかデータに反映されていないのはもちろんですし、このあたりの年齢や性別情報も、ツールバーのダウンロード時に尋ねられる自己申告のアンケート結果をベースにしたものと思われますので、このデータだけを根拠にするのではなく、他の手段でもユーザ特性を収集し、つきあわせた上で活用すべき情報でしょう。
クリックストリーム(Clickstream)
そのドメインに訪れた人が、サイトに来る前とサイトから去った後にどのドメインのページを閲覧したか、という情報がこのクリックストリームです。
Upstream Sites(上流サイト)は、今調べているドメインに来る「前」にユーザが見ていたドメインが、ユーザ数の多い順に表示されます。
前に訪問されていたサイトは、自社のサイトであればアクセス解析が集めたリファラー情報から知ることができますが、ライバルサイトに関してはわかりません。アレクサのこのランキングを見れば、どのサイトから他社サイトにアクセスしているのか、というおおまかな情報を知ることができるでしょう。広告ネットワークのドメインがランキングに出ているようであれば、どこに多く広告を出し、ユーザを獲得しているか、ということまで推測できる場合があるかもしれません。
Downstream Sites(下流サイト)は逆に、今見ているドメインを見たユーザが、次にどのドメインのページを見たか、というランキングです。
ここにそのドメインの競合サイトのドメインが多く出ているようであれば、ユーザは今調べているドメインでは問題を解決できずに、競合サイトに行ってしまったのかもしれません。
検索エンジンからの流入割合(Search %)
3つ目の新機能は、Traffic Statsメニューの中のサブメニュー、一番右側にある"Search %"で開くことができます。
ここでは、検索エンジンから来たトラフィックの割合の変動をグラフで見せてくれます。過去のどれぐらいの長さについて見るかは、下部のプルダウンで選択することができます。
検索エンジンからの流入は、絶対数ではなくアクセス全体に対する割合(パーセンテージ)である点には注意してください。
投稿者 秋元 : 11:00 | コメント (1) | トラックバック
2009年04月21日
ソフトウェアデザイン2009年5月号
いただいたもの
年度の替わり目で、連載の多くが入れ替えになったSoftware Designをいただいた。
Ubuntuの特集ページが一番多い。僕も一台サブマシンにUbuntuは入れてるのだけれど、そんなに使い込んでないので「手間のかからないLinuxディストリビューション」ぐらいの意識しかなかった。特集を読んでたら面白そうなサブプロジェクトがたくさんあると気づかされた。
あと気になった記事は、Vaio Type PにFreeBSD入れる話(毎号別のパソコンにFreeBSDを入れる連載らしい)とか、気象予報のためのモデリングとプログラミングのエキスパートSteve Lordさんのインタビュー、タイムリーに心配なZFSの第二特集など。
2005年~2007年の3年36冊分の特集がPDFとして付録CD-ROMとしてついていたので、今号はお買い得かもしれないね。
[書評に関する注意書き]
- 貰って書いた本についてはその旨記述する
- このブログはサイボウズ・ラボの社員ブログなので、秋元個人に献本いただいても、何でも自由に書けるわけではない。
- もちろん、書評以外の他のブログエントリもそうだが、社員ブログではあってもサイボウズ・ラボ全社やサイボウズ・グループの意見を代弁してるわけではない。
- 献本いただいても必ず読めるわけでも、ご紹介できるわけでもない。読書の速度は遅いので、発売前や発売直後に送っていただいても、ご紹介が半年後になるようなこともある
iCube - IDEO Labsの中に入れるバーチャル3D空間
楽しそう
Amazing 3D immersion technology from IDEO Labs on Vimeo.
ヘッドセットで体の位置や視線を取得する必要はあるけど、これでいろんな観光地とか見られたらいいだろうな。入れ込みすぎて壁にぶつからないかは心配だ。
via IDEO Labs » Amazing 3D immersion technology
投稿者 秋元 : 10:58 | コメント (2) | トラックバック
Knowem - 120個のソーシャルサイトのアカウント空きをチェック
新しく登場したKnowemは、多数のネットサービスについて、アカウントの空き状況をまとめてチェックしてくれるサービスだ。
基本の機能は以前に出たNamechkの真似でしかないが、Namechkが84サービスなのに対して、120個のサービスに対応している。
自分がいつも使うお気に入りのアカウント名で、まだ取っていない人気サイトがないか確認するのに使えるだろう。
# 一部ドメイン業者がやってるように、空きを確認した瞬間にその業者が先に取りにかかる、みたいなことは無いとしてだけど
各サービスはそれぞれのロゴで表示され、ロゴにマウスカーソルを置くと簡単にそのサービスの紹介文も表示してくれるので、どんなサービスが人気なのか俯瞰するのにも使える。
空き状況だけでなく、各サービスのユーザ名の長さの制限についても表示してくれる。3文字とかの短いユーザ名や、20文字とかの長いユーザ名を常用している人は、多くのサービスのアカウント名の長さが5から16文字とかに制限されていることに気づくだろう。
先行のNamechkからさらに踏み込んだのは、アカウントの空きをチェックするだけではなく、アカウントを取りにいくところを有料サービスとして付加したところだ。見たところ二つの有料サービスが提供されている。
自動登録 サービス(automated signup)
120個のサイトにいちいち登録するのは大変でしょう、ということで、$64.95でこれら120個のサイトに一気に登録してくれるという。
毎月登録サービス (monthly subscription)
さらに、毎月増え続ける新しいサービスが6個から10個程度あるそうで、これらが登場したらそれにも登録し続けてくれるというサービスが、月額$9.95で提供されている。
これらのサービスは、個人ユーザだとお金を払って使うようなものではないと思うけれど、大企業が社名やブランド名のアカウントをいわゆるサイバースクワッティングから守るためには、安いのかもしれない。(ただ、knowemが取得時のパスワードを代行設定するだろうから、knowem自身が信頼できないといけないけども)
via CNET
2009年04月20日
グルグル回すグーグルの新CAPTCHA特許
Googleのリサーチブログで紹介されていた、新しいキャプチャ方式の論文[pdf]
こういう画像を、ちゃんと上を向くように直すことで、ユーザが人間であることを確認する、というもの。
なお、Aは人間でもコンピュータでも上がわかるような画像、Cは人間でもコンピュータでも上がわからないような画像、Bが人間だけ簡単に上が判定できる画像、だそうだ。画像にも、上がはっきりしているものと、どちらが上と取れる画像があるので、このキャプチャに向いた画像を選別して使うと書いてある。
3枚ぐらいの判定でよい結果が出たということで、実際に今CAPTCHAがあるようなWebのフォームに適用しようとするとこんなイメージになる。
また、キーを入力するタイプの今主流のキャプチャよりも、キーボードが無くて画面も小さいこういうデバイスで特に有用である、とも言っている。
[追記] ジョェバンニ、じゃなくてamachangが数時間でやってくれました
JavaScript でくるくる CAPTCHA を実装してみる - IT戦記
関連
Codetcha プログラマだけが解けるデバッグを利用したCAPTCHA
CAPTCHA解読ソフトの価格表に見るCAPTCHAのレベル差
reCAPTCHA - キャプチャを利用した人力高性能OCR
2009年04月16日
Google Profileはスパムメールを増やすのでは?
Google ProfileでGoogleアカウントと結びついたプロフィールを作れるけど、gmailも使っている場合、gmailのアカウント名をそのままプロフィールのURLに使うことができる。gmailは使ってないけどGoogleアカウントはある、という人は、gmailで取得されていないプロフィール名を取ることもできる。
わかりにくいランダムな文字列を使うこともできるけど、プロフィールという性格上LinkedInなどと同様アカウント名を選ぶ人のほうが多いのではないか。
http://www.google.com/profiles/akimoto
となると、他のソーシャルネットワークと違って、公開プロフィールからメールアドレスが機械的に推測できてしまうのだけれど、いいのかな。
# Gmailのスパムフィルタが頑張るからいいのか…
あと、Gmailのアドレスについては、ピリオドを好きなだけ挟んだり ( exa.mple@gmail.com )、'+'の後に好きな文字列をつけても届いたり ( example+hoge@gmail.com )という仕組みがあるけれど、Googleプロフィールについては、ピリオドをつけたものはピリオド無しに転送で、'+'の方は動かなかった。
MashableとTechCrunch
ウェブサービスやウェブ業界に関する英語圏の有名ブログといえば、日本語版でも(全部ではないが)多くの記事が翻訳され人気があるTechCrunch(テッククランチ)が有名だろう。アメリカでもTechCrunchはたいへん有名で、ブログメディアでありながらニュースの一次ソースとなることも多々あり、大きな影響力を持っている。
しかし、TechCrunchだけがテックブログではなく、この分野でも複数の有力ブログが鎬を削っている状態にある。たとえば、Mashable(マッシャブル)、ReadWriteWeb(リードライトウェブ)、VentureBeat(ベンチャービート)などだ。
ちなみに、僕がこれらの中で一番信頼し、良い記事が多いと思っているのはReadWriteWebだ。
そんな中、Alexa, Compete, Quantcast, comScoreという四つのトラフィック解析サービスでこの二つのテックブログのアクセス数を比較したのがThe Inquisitrのこの記事。
# The Inquisitr自身も面白いテックブログではある。TechCrunchを辞めた人がやっているブログでTechCrunchに対して厳しい記事が多い
4つのサービスのうち3つで、TechCrunchの方がトラフィックが多いという結果が出ているが、comScoreだけはMashableの方がビジター数・ページビューともに僅かに多いということだ。
日本語で見ているとテッククランチが圧倒的に有名なので、同じような規模のブログがもう一個あるというのは意外に思われる人もいるのではないだろうか。
両ブログとも、ここ一年ぐらいの間、記事数をどんどん増やしている。一日の記事数が多すぎて読んでられないほどだ。
検索エンジンや読者の購読行動を考えると、厳選した記事を少数書くより、なんでもかんでも取り上げて記事数を増やせば、トラフィックは増えるのではないかと最近感じているのだけれど、まさにその方針が効いて、記事数をとにかく増やしている大手ブログがさらに伸びる形になっているのではないかと思う。
これら大手ブログは何人もブロガーを雇って記事を書かせているので、資金と書き手さえいれば記事はどんどん増やすことができるし。
父親産休から復職しました
産休を取得します、から7週間弱の男子産休でした。おかげさまで有意義な時間を過ごし、たくさんの新しい経験をすることができました。
作業時間は細切れでしたが、休業中もウェブからは離れていなかったので、このブログもすぐ元通りの状態に戻ると思います。これからもよろしくおねがいいたします。