2009年05月22日
TEDxTokyoの中継中
ここのところ、TEDというカンファレンスのビデオについての紹介がいろいろなブログでされているけれど、今日はそのTEDの東京版、TEDxTokyo(TEDの主催者が直接開催しているのではなく、正式にライセンスを受けて独立して開催されている)がお台場で開催されていて、以下で生中継されている。
今流れている内容が何かは、twitterで確認できる。TEDの動画に興味を持たれた方は、早速一コマでも視聴されてみてはどうだろうか。
TEDxTokyoの詳細はMasaru Ikedaさんが紹介されている。
[関連]
TABLOG:TED.comは、最高レベルの英語学習コンテンツでは? - livedoor Blog(ブログ)
TEDのオープントランスレーション・プロジェクト - huixingの日記
2009年05月18日
BarCamp Tokyoに行ってきた
5月16日(土)に用賀のサンで開催された、BarCamp Tokyo 2009に参加してきた。
BarCamp(バーキャンプ)とは?
オライリーのFoo Campというイベントがまずあって、これはこれですごいイベントなんだけど、招待制で誰でも参加できるものではない。そこで、自由に参加してITやWeb・テクノロジーに関する議論ができる場を作ろう、と始められたのがこのBarCamp。
2005年には、招待客しか参加できないためFoo Campをエリート主義的だと批判していた人達が「BarCamp」というイベントを始めた(2007年2月には日本でも「BarCampTokyo」が開かれた)。さらにこの「BarCamp」からiPhone用のウェブアプリケーションを開発する「IPhoneDevCamp」などいくつか他の「キャンプ」系イベントも派生。オライリーは奇しくも合宿方法の文化も築くことになる。Foo Camp―GoogleやWikipedia創業者も参加するオライリー主催プライベートイベントの全貌【前編】 | All-in-One INTERNET magazine 2.0
fooへのアンチテーゼだからbarなんだね。
# ITセレブが集まるFoo Campの方は、日本からジャーナリストの林信行さんが参加して、上記のレポートを書かれている。
世界に一個しかないFoo Campと違い、草の根でやっているBarCampは世界の多くの地域で開催されている。
BarCampというスタイルがある程度固まっていて、参加したことがある人が増えてきているので、どこかの都市で「BarCampやるよー」と言うと、BarCampを知っている人が集まってきてイベントになる、という感じだ。
アンカンファレンス
BarCampのプログラムの特徴の一つは、Unconference(アンカンファレンス)という形式にある。
3つの会場(今回の場合、それぞれ大きさが違っていて、50人、25人、15人ぐらい入る)が終日用意されて、すべての会場は一定の大きさの枠(今回は15分)に区切られる。
朝参加者が集まった時点では、その枠はすべて空いていて、今日何が行なわれるかはまったく決まっていない。そこから、発表希望者が空いた所に自由に発表タイトルを埋めていくのだ。
そしたら、参加者はそれを見て、自分が面白そうだと思ったセッションの部屋に行けばよい。発表者は、「このテーマだったらこのサイズの部屋でいいだろう」と予測をつけて会場を確保するけど、もし小さな部屋に多数集まったりしても、その場で他の部屋と交換とかをやってもよい。
また、通常のプレゼンスタイルに限らず、どんなセッションを設けても構わない。テーマを出して議論をする、というタイプのセッションも多い。
途中で「違う」と思ったら自由に抜けて別の会場へ行ってもよいので、プレゼン者的にもこれは真剣勝負だ。つまらない事話してると聞き手が減っていくからね。
一コマ発表したよ
15分の3部屋なので、朝から晩までやると総コマ数は100個ぐらいになる。(名簿上)95人の参加者で100個のセッションなので、強制ではないけどまあ一人一個ぐらい発表側に回ってもいいということになる。実際には一人で3,4個発表する人や、二コマをつなげて30分の発表をする人もいるけど。
参加者全員が、お客さんじゃなくてイベントの貢献者である、というのがBarCampの特徴なので、僕も簡単な資料は用意していった。午前午後は他の発表者がどんどんポストイットを貼っていったのですぐ埋まったけど、夕食の後はみんな疲れてきたのかさすがに埋まりが悪くなってきたので、一つ発表してみた。
常に3セッションあるから、そのトピックに興味がない人は来ないし、そういう意味では通常のカッチリと決まっているカンファレンスよりずっと気楽ではある。
発表タイトルは"Japanese Web at a glance"。参加者の8,9割は外国人だったので、おそらく日本語のウェブサイトはあまり使ってないだろうという仮定で、日本のメジャープレーヤー(ヤフーとか楽天とかミクシー)のサービスや運営の特徴などについて話した。
印象に残ったセッション
シンガポールから今回参加されたPreetam Raiさんは、シンガポール、クアラルンプール、バンコク(次回は来週!)など東南アジアで行なわれているBarCampの様子について話してくれた。その他、世界中でニュースを翻訳しあうGlobal Voicesや、
アフリカのウェブを紹介するセッションなどもされていた。
あと、本気か洒落かよくわからないけど、CScout JapanのMichael Keferlさんによる、ウェブカム越しにWishing Well(願い事がかなう井戸)を置いて、振り込まれたお金を自宅の井戸に投げ込んで世界中の人の願いを祈ってあげる、というサービスとか。
Wishing Well from YISIT Department on Vimeo.
「ミリオンダラーホームページ(解説)に似てるね」と言ったら笑っていた。
FumiさんがアメリカのETechで講演された時のスライドを使って講演の再現をしたセッションも面白かった。
午前中にインタビューも受けたが、テリー・マクミランさんはオバマ大統領の毎週の演説を教材として英語を学ぼうというエイゴオバマ.comという新サイトの紹介をしていた。
「次回のBarCampについて考える」みたいな討論系のセッションも面白そうだったのだけれど、英語でガンガン議論をされるとついていけないからなあ。
「日本人の参加者をどうやって増やすか」とか「女性の参加者をどうやって増やすか」という討論もあった。BarCampは別に英語を強制してるわけじゃないので、日本語の参加者も多ければ日本語の発表も入れていけばいいだけなんだけど、こういうイベントをやるよ、という告知を両方の言語で同じように伝えるのはなかなか大変なんだろうな、と思った。
このあたりは、日本語で別にBarCampや(BarCampの作法に縛られない別の)アンカンファレンスをやってもいいとは思うけど、両者がミックスして存在することでお互いがお互いの世界をのぞいてみたり、交流が進んだりというのもあるから、次回はもっと告知を応援したり、興味のありそうな人を誘ってみてもいいかなと感じた。
#TBarCamp
今回のイベントでは、開催前から東京・BarCamp、で"tbarcamp"というタグを使うように周知がされていた。その結果、いろいろなテキスト・写真・動画サイトにてBarCampを追体験できるはず。
セッションによってやってることは様々なので当たり外れはあると思うけど、動画とか見ると当日の雰囲気がわかるかもしれない。
BarCampに興味ができたら
BarCampをやりたければ、自分で始めることもできる。BarCamp全体は誰が仕切ってるわけでもないから。日本語メインのBarCampも開催されると嬉しい。
今回のような外国人主体・英語のBarCampに興味が出た場合は、今回のディスカッションを受けて早速Barcamp Tokyo Fall2009のページが作られているので、このへんをウォッチしておくといいかも。
今回、アジアやアフリカの話をしに来てくれた人やアメリカから参加した人がいたように、海外旅行や出張に出かけるときに、現地のBarCampをチェックするのもいいと思う。
英語圏から始まったイベントや英語主体のサイトが嫌なら、BarCampと無関係にアンカンファレンスを企画してもいい。BarCampという名前であることが重要なわけではないし、自由な意見交換ができる機会が増えれば、それでもいいかと。
[関連]
TokyoBarCamp - Vox - 山崎ふみさんの日本語の方のレポート
Tokyo Barcamp 2009 | Alex Brooke
2009年02月23日
アルファブロガー・アワード2008:ブログ記事大賞発表会に行ってきた
週末、アルファブロガーアワード2008の記事大賞発表会に行ってきた。
会場は表参道。
毎年選考方法が変わるアルファブロガーアワード、今年は賞を始めたときからの念願だったという、ブログ単位ではなく記事単位で選ぶという方式が初採用された。
ブログ単位で選ぶ場合は、ブログを毎日書くとか、たくさん書くとかそういうのが影響するところもあるだろうと思う。特に多作でなくても、たとえ年に一本でも、多くの人をうならせたり、感動させたり、あるいは総突っ込みに走らせたり、そういうブログ記事をみんなで探してみよう、というのが今年の趣旨と見た。
どこかの誰かが単にいきなり「面白いブログ記事や注目の集まったブログ記事、議論を巻き起こしたブログ記事を推薦してよ」と呼びかけても、なかなか投票は集まらないだろうと思う。これまでの4回は、ある意味注目を集めて多くの人に投票してもらうための準備だったのかもしれない。
僕が推薦したのはこの2本。残念ながら選出はなかったし、去年一年間で読んだものから探して選ぶのはたいへんだったけど、選んだということも後までウェブに残るし、よかったかもしれない。
5000票近くの推薦の中から選ばれたのは、リンク先の12個の記事。いいこと言ってると思うのもあれば、これは釣れるだろうなあという「議論巻き起こし系」の記事も。
個人的には、リアルタイムで読んでたけどまゆたんブログ:思うこと。がまゆげ白いと思った。「快感フレーズ」ってきっとああいうのが好きで好きでたまらなくて書いてたんだろうと思っていたので驚きだった。漫画なり小説なり、昔は編集部や出版社経由でしか漏れてこなかった作者の心情が、ブログでダイレクトに出てくるという点も面白かった。
はてなブックマークで見たことがあるものもあれば、まったく知らなかったものも。去年のアルファブロガーもそうだったけれど、ブログ自身やウェブに関するものが減って、普段接することが少ないカテゴリーのブログ記事も多い。(アメリカと違って)日本では不活発とされている政治ブログが複数出てきたのも特徴か。
声優にブログ記事を読んでもらう、という企画は、思ったより良かった。12本に選ばれた記事自体の力もあるのかもしれないが、感情を込めたり複数の登場人物を演じ分けられた朗読は、新鮮な体験だった。
会場をスポンサードし、着ぐるみキャラと全身タイツで盛り上げてくれたプリングルズにも感謝。いただいたプリングルズは家で楽しんでいる。
2009年02月13日
Developers Summit 2009でお話してきました
おかげさまで、朝一のセッションにも関わらず多数の方にご来訪いただきました。
最近よく聞くキーワードの紹介や、それに付随して気になっていることなどをつらつらとお話させていただきました。
すごいことを話したりはできてないと思うのですが、何かしらのインスピレーションを得られるようなことが一つでもあるといいなと思って話す項目を選びました。事実誤認とか、もっとこのへんを調べてほしいといった要望などありましたら、遠慮なくコメント等でお寄せいただければ幸いです。
プレゼンテーション中にも言いましたが、プレゼン資料は(規定の)パワーポイントじゃないので、以下で公開させていただきます。
Developers' Summit 2009 - これからのWebテクノロジーを予測する
2009年01月13日
Sony VAIO type Pを見てきた
週末に、新発売の軽量ノートパソコンVAIO type Pの説明会にブロガーとして参加し、実際に銀座の街中を移動しながら持ち歩いたり、位置情報+地図アプリを使ったりしてきた。たつをさんと一緒にまわったので、写真はたつをさんのブログにいっぱいある。
type Pについては様々なイベントが行なわれているようで、いろいろなブロガーが書いていると思うので、僕が「ブロガー+ウェブ開発者」として気にしていたポイントがどうだったか、にだけ絞って書くことにする。
僕がノートパソコンに求めているもの
僕は電車は(天気の悪い日しか)乗らないので、移動中に立って使ったりすることはあまりない。なので、前のtype UとかiPhoneみたいな両手で使う小さなパソコンは必要ない。図書館や喫茶店、公園で開発したり、セミナーや勉強会で座りながら使うのがメイン。type Uよりはtype Pのほうがずっと自分の使い方にあってる。
出先でコンパイル言語やグラフィックエディタ、ワープロや表計算とかは使わないので、ビルドや描画の速度が仕事の速さに直結したりはしない。なのでCPUはそれほどすごくなくていい。
- 1kg以下
- デスクトップに近いキーボード
- 東京-成田-サンフランシスコの移動中(11-13時間)や、朝からカンファレンスに出て夕方まで持つ電池。交換バッテリーの1,2本を持ち歩くのはOK
- エディタとブラウザが開ける解像度。同時に並べられれば最高
- プレゼン用に外部ディスプレイ端子。できればアダプタとか持ち歩きたくない
- Windows+MySQL+Apache+PHP+ブラウザ+エディタを動かして問題ないぐらいのCPUとメモリ
- 自宅と職場にACアダプタを置きっぱなしにするので、ACアダプタは追加購入する
- 拡張スロットは不要。歴代のノートPCの拡張スロットは全部壊れているので。カード挿したまま使う自分が悪いのかもしれないけど
ちなみに、今のノートがLet's note R3, その前が東芝のLibretto L2。あとこないだ富士通LOOX Uに非常に惹かれた。そんな嗜好。
上記を踏まえて、type Pの気に入った点
- キーボードの幅の広さやキーピッチ。今使っているLet's note Rと違って、デスクトップと近い感覚で打てる。
- 横にブラウザ二つ、ブラウザとエディタ、エディタとコンソール、等並べられる。(縦はまあ狭いけど)
- 軽い。とにかく軽い
- ズボンはともかく、ほんとにジャケットの内ポケットに入る
- ACアダプタが小さくて軽い。すごい軽くてびっくりした
- 赤モデルが選べる
- 最初からメモリ2GB。どうせ追加で買うから最初からこれぐらいあるのがいい
上記を踏まえて、type Pの気に入らなかった点
- キーボードは全体の薄さを実現するためか、プラスチックの四角いパッドだった。
- 二つ目のACアダプタが高い。軽くなくていいから据え置き用に大きくても安いアダプタを用意してほしい
- 交換バッテリも高い。これはどの会社でもそうなので、別に暴利ということはないのかも
- ドコモじゃなくて今使ってるe-mobileの内蔵版出たらいいのになあ
- メモリースティックの穴は要らないけどこれは個人の都合か。SDが刺さるだけでも感謝しないといけないか
デスクトップも一台はVistaになってるので、XPじゃなくてもそんなには気にならない。とはいっても、もし買ったらVistaの重い機能は全部オフにすると思う。
Sony Styleで選んでみた
自分のほしいオプションを選んで値段をチェックした。購入ボタンを押すのは思いとどまったけど、真剣に検討するぐらいには欲しくなっている。
- VistaはBasicでいい
- 色はガーネットレッド
- プロセッサもZ520のまま
- SSD興味あるけど、HDも60GBのまま
- Webカメラは使うかどうかわからないけど後でつけられないし追加
- ディスプレイアダプタはプレゼン用にどうしても必要
- バッテリーパック大。色が白と黒の二種類あるのは良いなと思った。使用済みがどっちかとかわかりやすくなるので
- 二箇所拠点にするため、追加のACアダプタ
この時点で117,900円。電池の持ち的にはもう一個交換バッテリーがほしいけど値段が…
持ち運ぶものなんで、重量は軽ければ軽いほどいいのだけど、個人的には1kgまで上げていいので倍持つバッテリーとタイプ感のいいキーボード、ディスプレイ端子がほしかった。
これはイベントで感想を求められたときにも言ったのだけれど、全体的にとても気に入った。もし今Let's note R3が壊れたら、Rの新しい方じゃなくてこのtype Pを買うと思う。(Sonyファンの人は勉強会とかで会ったときに僕のLet's noteに近寄らないこと…)
2009年01月04日
北陸IT新年オフ会
石川県金沢市での「北陸で新年オフ会」に行ってきた。
実家のある富山県の高岡市から電車で小一時間。会場は金沢時代のamachangをよく知るという焼肉屋京城園。(安くて美味しかった。場所も便利だし。)
参加申し込みの状況を聞いていなかったので驚いたけど、予想より多い18人のオフ会となった。北陸に住み仕事している人、正月で関東や関西から帰省している人、家族の帰省に同行して金沢に来ていた人など様々だけど、みな北陸になにかしらの縁を持つ人たちだ。
とはいえ、amachang以外に知り合いもいないので心配もあったけど、いろいろな仕事をしている方々とお話することができた。
ウェブを見ていてそういう印象もあったけれど、北陸にはIT系のオフ会や勉強会が少ないというのは参加者の多くが思っていたそうだ。
大都市圏に比べれば人口も少ないし、それに加えて車中心の生活なので飲酒を絡めて素早く打ち解けるという機会を持ちにくいということだけれど、お話した一人一人の方の仕事の内容や出てきた話題は、特に東京の同様の飲み会と変わるところは無いようにも感じた。
金沢で、多くの人が興味を持てるようなトピックならば、勉強会等があることがちゃんと周知できればそこそこ人も集まったりしないかな。
# 2月にはFlex勉強会があるそうだ
解散時には、また今度やりましょう、という話になった。
レポート
北陸の新年オフに行ってきました - Happy My Life 参加者(twitter)リスト
北陸新年オフ行ってきました - mathme’s lifelog
2008年12月26日
Zak Greantさんに会った
Forum PHP 2008 Parisで、Mozilla FoundationのZak Greantさんと一時間ぐらいお話する機会があった。なんでも首突っ込んでみるものである。
フランスのPHPカンファレンスではあるが、6つのセッションは英語で行なわれるということで、Mozillaから二人のスピーカーが呼ばれていたようだ。(もう一人はMozilla自身のウェブサイトのスケーリングを解説されていた)
これが彼のプレゼンなのだけど、プログラミングとかPHPとかよりもかなーーり前から話が始まっている。ほとんど人類や文字、道具、宗教の歴史だ。おもしろいけど。
ちゃんとフランス人向けにフランスのネタがいろいろと仕込んである。これは日本の技術セミナーではなかなか見ないような内容だなあ、と思った。でも最後はちゃんとオープンソースの意義とかに帰着している。
プレゼンテーションの様子は動画でも見ることが出来る。
2008年12月22日
フランス「10万人起業家」主催のシリコンバレー企業家に学べイベント
Le Web '08の翌朝にも一つイベントが。Le Web公式ブロガーの肩書きを使わせてもらい潜り込んできた。
100000entrepreneuers(企業家10万人)というフランスのNPOが主催するイベントで、Le Webの主催者Loic Le Meir氏、Le Web '08では最後のパネルで「ヨーロッパ人は成功したければもっと働け」発言で物議をかもしたTechCrunchのMichael Arrignton氏、起業家へのアドバイザとして知られる500 HatsのDave McClure氏の三名が、「シリコンバレーと起業精神」についてフランスの学生達と話し合う、というもの。
場所はパリのアメリカ大使館。警戒厳重でノートパソコンまで取り上げられ、写真撮影は禁止というものものしい会場。「公式カメラマンが撮ってますので(、みなさんが撮影する必要はありません)」と。
通訳つき、と聞いていたのだけど落とし穴があって、通訳はArrignton氏とMcClure氏に通訳するだけで、会場にはそれが聞こえないんだよね。なので、司会とかフランス人学生の質問は全部フランス語のみでまったくわからず、英語での回答だけを聞いて質問を推測する、みたいになってしまった。
学生からの質問は、推測と後から聞いた情報から、起業のアイデアはどうやって得るのか、資金の集め方は、人材の集め方は、といったものなど。Loicさんは2年前にフランスからシリコンバレーへ移住している。あとの二人はアメリカ人、ということで、なぜ成功したIT企業のほとんどはヨーロッパじゃなくてアメリカに、特にシリコンバレーにあるのか、とか、フランスからシリコンバレーに行かないといけなかった理由は何か、とか、フランスから世界的企業になるにはどうしたらいいと思うか、みたいな質問(推測だけど)が多数された。
アメリカの起業家からのアドバイス、としては、好きなことを楽しんで、しかし一所懸命にやろう、というようなものと、Le Web '08でもさんざん語られた話ではあるけど、もっとリスクを取ろうよ、楽観的に行こうよ、というようなもの。
途中、Arrignton氏がLoicさんのシリコンバレーでのお屋敷がいかに豪華か、みたいな話をしはじめて、Loicさんがちょっとムッとしていた。やはり、アメリカと違ってフランスではどんな豪華な家に住んでいようと車を何台持っていようと、そんなのはわざわざ他人に言うようなことではないのだろうな、と。アメリカでも言わない人もいるだろうけど、成功者が形に出る成功をより隠さない、というのも日本やヨーロッパにないアメリカっぽいところかなと思った。
終わったあと、正門前に出てきた学生たちの写真。
なお、Dave McClare氏とはLe Web '08でもこの100000entrepreneursでも挨拶できなかったのだけれど、翌週日本に戻ってきたら来日されていて、とある忘年会でお会いし、話すことができたのは不思議だった。東京でのセミナー等のために来られていたということだ。
2008年12月16日
Le Web '08前夜祭
世界中から参加者が集まるLe Webイベントでは、二日間の本編以外にも夜のイベントや前夜のイベントなど、参加者のネットワーキングを助けるさまざまなイベントが開催されていた。
前にも書いたけれど、二日間のセッション自体は全部ustreamで中継されてしまうので、セッションをきちんと全部聞くことよりも、集まった人たちに会って知り合いになることが重要なのだろう。
開催前日の夜は、スピーカーだけが参加するスピーカーイベントと、それとは別にOpenCoffee Clubという団体の主催で希望者が参加する前夜祭が行なわれた。
前夜祭の場所はパリ市内北東部にあるサン・マルタン運河沿いのバー。僕は見てないけど映画「アメリ」でよく登場する運河らしい。
会場内の様子。
参加者は400名ほど。Le Web全体で1600名ということなので、4人に一人、実際はLe Web本編と無関係に自由に入れるイベントなので、本編は参加できないけどという地元の起業家やウェブビジネス関係者も多かったようだ。
いわゆる「ネットワーキング」は苦手とするところなんだけど、せっかく13時間もかけて来たんだし、2時間ほどいろいろな人に話しかけてみた。
前夜祭に限らず、サイボウズを知ってる人はほぼ居ないわけで、会社の説明から話は始まる。
会って話した人
KonoLiveのCEO Yossi Danさん (グループウェアだ)。イスラエルから
メールで送った画像からギャラリーを作る2Padの創業者Philippe LumbrosoさんとAaron Boublilさん。彼らもイスラエルから
出納帳とカレンダーを結び付けたようなサービスpocketsmithの創業者Francois Bondiguelさん
フランスの重役向けヘッドハンター
ウェブ経理サービスを開発中のMawuneさん
フランスのブロガーJean-Christophe Camusさん(文豪の親戚ではないらしい)
フランスのブログサービスプロバイダEklaBlogのGodefroy de Compreignacさん
同じくフランスのブログサービスプロバイダSukiWebのCEO、Kevin Chanteclairさん
イタリアはナポリのブロガーDario Salvelliさん
ニュージーランドの物々交換サイトTradeMeの人
コーチング関連で起業準備中のChrystelle Chinonさん
2008年12月10日
Le Web '08に参加中
フランスのパリで開催されている欧州最大のウェブカンファレンスLe Web '08に参加している。
初日の午前は、マイクロソフト、Google、MySpaceといったメインスポンサーから、欧州法人の重要人物などを呼んでのプレゼンや主催のLoic Le Muir氏とのトークがメイン。
参加費は20万円を越えるのに、全部のセッションは中継しているというのがすごい。参加者にはセッション以上にネットワーキングの価値があるということだろう。
中継は以下。
2008年11月11日
Jason Calacanis氏と会う
先週のLoic Le Meir氏(Seesmicと一緒に昨晩のNHKに出てたらしいですね)に続き、なぜか英語圏の超大物ブロガー/アントレプレナーであるJason Calacanis(ジェイソン カラカニス)さんとお会いする機会があった。
[参考]
湯川鶴章のIT潮流 powered by ココログ: Jason Calacanis氏が読むネットの未来
Tokyotronic: Jason Calacanis, Japan's super bloggers and entrepreneurs plus myself
場所は西麻布の、いかにも外国人ウケしそうな居酒屋。英語が話せる日本のブロガー15人ほどと一緒に、3時間ちょっとの宴会+雑談となった。
今回が初来日というのも意外だったけれど、先月の韓国ソウルでのOpen Web Asia'08への出席といい、ここのところアジア圏に興味を寄せているように見える。そのへん質問したのだけど話が途中で変わって(変えられて?)しまって答えが聞けなかった。ただし、イノベーションの生まれる場所としての日本と韓国(とあとイスラエル)には注目しているという別の話もあった。
動機はなんであっても、彼のような影響力のある人が「日本のブロガーに会ってみたい」と思ってくれるのはありがたいことだし、お互いのウェブ世界や起業環境の違いについて紹介したり意見交換できたりというのはよかったと思う。
ここのところ東京を訪れる外国のウェブ業界人と会う機会が連続しているけれど、その原因の一つは間違いなく英語ブログを書き続けていることだと思う。英語で書いている場所があることで、自己紹介がしやすいのもあるし、最近は「アジアジンという英語のブログを書いてて」というと「知ってる」と言われる場合すら出てきた。
[追記]
そう、この会ではじめてお会いした高橋信夫さんから、翻訳されたばかりのAdaptive Pathの書籍「Subject To Change -予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る」をいただいた。
2008年11月07日
Loic Le Meur氏と会う
The New Context Conference 2008の二日目。
フランスの有名ブロガーで起業家、最近シリコンバレーに移住してビデオ版のtwitter、あるいはYouTubeのmicroblogging版であるseesmicという動画コミュニティサービスを運営しているLoic Le Meur(ロイック・ル・マール)さんと話す機会があった。(seesmicについては、河村さんのブログや@ITのこの記事が詳しい)
NCCカンファレンスでは、Twitterが日本だけを対象に作った、グループを作るための関連サービスTwiccoというのがお披露目されたのだけれど(参考)、NCCの会場でそのデモを見たLoic氏は、さっそく自身のブログでTwiccoを紹介し、それがTechmemeのトップ、Read Write Web、Mashableなど錚々たるサイトで取り上げられている。
# Asiajinで書ければ良かったなあ。早さ的にも敵ってないけど。
なお、氏は、ウェブについてのカンファレンスLe Web(ル・ウェブ)の主催者でもある。これは、Web 2.0 ExpoやTechCrunch 50、Demoなどのカンファレンスのヨーロッパ版、といったものだ。TechCrunch50は、昨年の40に比べて日本からの参加者も取材も数倍に増え、発表側の企業も現われるなど日本語でも情報が多くなったけれど、Le Webは同じような内容でもまだ日本からは未知のイベントと言えるかもしれない(フランスでやっているがイベントは全部英語。過去のビデオはここで観られる)。Asiajinでも運営に参加しているOpen Web AsiaもTC50やLe Webのようなものをアジア地域でやりたい、ということで今年始まっている。
非英語の人が英語を使ってサービス及びネットワークを広めようとしている、という点で、海外志向の日本の起業家にとっても一つのお手本となるような人だと思う。
台湾からこのNCCの取材に来ていた友人で、台湾でのオンラインメディア/Webコンサルを運営するChristine Yangさんが、セッションの終わったあとパネル発表者に積極的に話しかけて挨拶していくので、ついでのような感じで挨拶させてもらい、さらにそのまま昼食を共にすることに。積極性ってだいじだなーと思った。
で、昼食のときに何を話してたかだけど、一つは彼のサービスseesmicの日本語ローカライズについて。どう思うかと意見を訊かれた。
NCCの中でも日本のウェブユーザの特性、みたいな話は出ていたので、(主に自分の顔を撮った)短いビデオをオープンにしてやりとりをするseesmicがそのまま受け入れられることはあるのか、という懸念があるようだった。僕自身も顔は出してないので、やはりデフォルトがオープンというよりは、プライベートに友人や家族間で使えるようなものがより多くの人に使われるだろう、とは言った。
ニコニコ動画の存在は意識しているようだった。実際に使ったようでは無さそうだけれど。ニコニコ動画の中にも、歌ったり踊ったり楽器を演奏したりという個人の表現が一大勢力であることは説明した。顔は隠している人もいるけれど、出している人もいるということ。
seesmicは11月に大幅なサイトリニューアルをおこなうそうで、現在そのための作業中ということだ。そのあと、12月に、英語以外の外国語としてフランス語と日本語へのローカライズを行なうとか。今でもメニューは仏語日本語選べるのだけれど。
その他いろいろな話をしたが(Googleの最近のプライバシー関連のトラブルの話とか)、たいへん刺激を受けた。12月のLe Web '08にぜひ来てよ、と言われたので、遠いけどなんとかしたいな。
2008年11月05日
The New Context Conference 2008
The New Context Conference 2008に参加中。
伊藤穣一氏がモデレータとして全体をまわし、面白いスピーカーが多数呼ばれている。。
初日は(デジタルガレージがずっと日本で何かしようとしている)LinkedInの社長のキーノートや、Kivaの創業者のパネルなど。
最後のセッション「シリコンバレー in Tokyo」は、日本の特異性と、今後のオープンな変化がどう進むのかといった話。
LinkedInの人もパネラーに居たこともあって、「日本では実名は受け入れられないのか」という話が中心。
5万人に聞いた結果でも、日本では実名よりニックネームという人が圧倒的に多い。ビジネスならしょうがないがそれでも名前を出さずに済めばそれにこしたことはない。と。
LinkedInの副社長が、「日本人は名刺の交換を重視しますが、そこにニックネームは書かないですよね? つまり日本でも本名でリンクするのが当たり前なのです」と言ったのは、意表はつかれたかも。SNSで実名を使う理由にできるかどうかはわからないけど。相手に渡した名刺の情報がネットワーク的に転送されて広く閲覧されるわけでもないからね。ただ、相手を説得するために相手の土俵から材料を探すとかがさすがだなあと。
2008年10月30日
MySQLコンファレンス2008に参加中
今日と明日の二日間。選んでいるセッション(全3トラック)が人気なだけかもしれないけど、かなり来場者が多い。
Brian Aker氏のmemcached概説資料 [pdf]
2008年10月22日
MIRAIネットとガジェットの融合
ガジェットに対するユーザ視点の要望を話し合おう、というイベントMIRAIネットとガジェットの融合に行ってきた。
裏話が主催者のブログで書かれていたけれど、あれだけ面白い人を集めてだべらせて、300人集めてtwitter経由で突っ込ませるというイベントをするのはたいへんだろうと思う。
スポンサーによる商品・サービス紹介ももちろんあったのだけど、そこを起点にいろんなアイデアや懐かしいガジェット話(テガッキーとか)が聴けたのもよかった。
セミッターの会場チャットログを見返すと、会場での一体感が蘇ってくる感じ。ウケ狙いやヨタも多いかもしれないけど、新しいガジェットのアイデアを探されてる企画者の人にはぜひ目を通してほしいなあ。
2008年10月21日
Mashup Awards 4 / MA4審査員として参加
サンとリクルートが主催する、ウェブサービスAPIを利用したアプリケーションのコンテストMashup Awards(マッシュアップ・アウォーズ)の第四回表彰式が、日曜に東京駅横のリクルートで行なわれた。
今回、4人の外部審査員の一人として招待いただいた。PHP5でマッシュアップする本を書いた関係でのお声がかりかと。
審査は、先月に受け取っていた参加作品リスト(260個)を元に優秀賞と審査員賞の推薦をしてあった。Yahoo! Japanのコンテストでもそうだったけれど、百個以上のアプリケーションを見るというのはかなりたいへんな作業。しかし独自のアイデアが光るものを見たときにはその辛さも忘れられるほど面白い。
当日は、審査員から選ばれた5つの優秀賞から、最優秀賞を決めるという最終審査に参加した。受賞作一覧はこちらで発表されている。
審査員特別賞
自分の名前のついた賞なんて人生で初めてだ。こそばゆいね。
「秋元裕樹審査員特別賞」は、mimi-kakiというネットアプリを選ばせていただいた。
これは、英文を与えると、リスニングの穴埋めクイズを作ってくれるという学習サイトだ。英語のニュース等をテキストボックスに入れて開始すると、穴あきの文章にした上で音声合成で英文を読み上げてくれる。
英文があれば問題はいくらでも作れるし、自分が好きなジャンルの好きな文章を使って学習ができるので、興味の持続がしやすいのではないかと思った。
実用性もあるし、アプリケーションとして、他ユーザとのネットワークや競争といった面白い仕掛けを入れられる余地もあると思ったので、この先もぜひ頑張ってください。
アプリで使われている、Javascriptからtext-to-speechが呼び出せるというAPIも面白いので、他のマッシュアップもできそうに思う。
懇親会など
Mashup Awardsでは、応募者のコミュニティづくりに非常に力を入れておられるようで、応募期間中にもいろいろなイベントを開催されていたようだ。懇親会も、多数のエンジニア・デザイナによる交流が行なわれていて、非常にいい感じだった。
前回の優勝者も、授賞や賞金がきっかけになったかは知らないが起業されているし、個人やベンチャーの新しいアイデア・作品がコンテスト経由で紹介されて広まっていく、という流れがすばらしいなと感じた。ぜひ第五回、第六回と続いていってほしい。
2008年09月24日
日本初のWordCamp、WordCamp Tokyo 2008に行ってきた
インストール型ブログシステムの二大製品というとMovable TypeとWordPressだ。日本では熱心なユーザがいたことからMovable Typeが広く普及しているが、国によってはWordPressの人気が高いところもある。
# WordPressといえば、ちょうど今日、開発元のAutomattic社によるサイト横断コメントサービスのIntenseDebate社の買収が発表された。
この社員ブログはMovable Typeだけれど、個人でやってる方のブログ(個人ブログとかアジアジンとか)はWordPressを使っている。というのも僕がPerlよりPHPの方に慣れているからだ。
そのWordPressにはWordCampというイベントがあって、世界中で数多く開催されてきたのだけれど、日本ではこれまで行なわれたことがなかった。ついに日本でもはじめてのWordCampが開催されるというのを知って、参加してきた。
祝日の午後いっぱいを使い、渋谷のデジタルハリウッドで行なわれたWordCamp Tokyoは、60人を越える
ユーザが参加し、WordPressを作っているAutomattic社からのスピーカーを含む10人の話者がWordPressに関する様々なプレゼンを行なわれた。
WordPressについて調べ物をすると出てくるような、コミュニティの有名人が話者にも聴く側にもいて、ユーザとしてはとてもよかった。
特に、アジアジン等で問い合わせフォームを作るプラグインContact Form 7にはずっとお世話になっていて、作者の方のブログもずっと読んでいたのだけれど、その三好さんのお話が聞けたのが良かった。三好さんは日本語がちゃんと扱えるコンタクトフォームが無いということで自作されたのだけれど、マルチバイトの扱いで困っていたのは日本語圏だけではないことから、そのプラグインは世界中で使われている。
最初にプラグインを英語化し、本家のディレクトリに登録したことがやはり大事で、公開することで世界から翻訳の手伝いがあり、今は20カ国語以上のリソースが含まれている、というお話だった。
[関連]
WordCamp WordCamp Japan » WordCamp Tokyo 2008 終了のお礼
WordCamp Tokyo 終わりました! | detlog.org
WordCamp Tokyo の御礼とローカルコミュニティのご提案 « iDeasilo
WordCamp Tokyo 2008へ行ってきました « Waviaei
WordCamp Tokyo 2008の私的まとめレポート « Blog Archive « Waviaei
Yuriko.Net » WordCamp Tokyo 2008 無事終了
WordCamp Tokyo 2008 | OneSeed ~時分乃華~
WordCamp Tokyo 2008 終了 « :: plasticdreams ::
SummerWind - WordCamp Tokyo 2008
ジモネット代表・平山毅のブログ » WordCamp Tokyo 2008
WordCamp 2008 セッション内容メモ - Nire.Com
WordCamp 2008 セッション内容メモ Part2 / WordPress はどんな人たちが盛り上げているのか - Nire.Com
WordCamp Tokyo 2008 に参加しました | Sun Limited Mt.
WordCamp 2008 Tokyoに行ってきた - ソニ☆モバ 【SO☆MO】
WordCamp Tokyo 2008、行ってきました。【WordPressカスタマイズメモ】
WordCamp WordCamp Japan » WordCamp Tokyo 2008 プレゼン資料
WordCamp Tokyo 2008 / これからのWordPressとホットな人に出会えた日|Michi-kusa
WordCamp Tokyo 2008 « Michael on WordPress
2008年07月16日
lifehacker[日本版]トークイベント
アメリカのライフハック系有名ブログlifehackerの日本版が14日からはじまったということで、ローンチ記念トークイベントというのが開催されたので聞きに行ってみた。
今回の日本版を担当するのは、Gizmodo Japanをやっているメディアジーン社。Gizmodoの日本版は200%の成長率で日本語の読者を増やしているそうなので、その勢いでGawker Mediaのブログ群から二番目に人気のあるブログを持ってきたということだろう。
# 個人的にはValleyWag Japanese希望(笑)
本社からVPが来日して挨拶。GizmodoやLifehackerが調子いいこと、Lifehackerを出版した本もよく売れていること、などを話した。
日本に進出している有力な海外ブログの一覧は二年前にまとめたのがあるので、更新しておいた。つぶれてしまったものもある。
ならべてにも海外ブログの日本版比較表を作ったので他にもあればぜひ追加をおねがいしたい。