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Spiteライセンス – 読んだら無効になるソフトウェアライセンス

Spite Licenseは新たに提案された(ジョーク)ライセンスです。

ソフトウェアに適用できるライセンスの種類不足を嘆く声にこたえて作られたこのSpite(悪意の)ライセンスは、開いて読んでしまう読まない限りと別の(今回の例では同梱されたMITライセンス)に切り替わる、というシンプルな文面になっています。

[訂正 2020-09-22] 読んでしまうと無効になるのにMITライセンスに落ちるのはおかしいですね。ご指摘ありがとうございます。

このファイルをまったく読まない場合に限り、このソフトウェアや関連物の利用には同梱の LICESNSE_MIT ファイルのMITライセンスが適用される。

このファイルをたとえその一部分であっても読んだ場合、このソフトウェアの利用は禁止する。これ以前に許可された権限は直ちに撤回される。

Permission is hereby granted to any person obtaining a copy of this software and associated materials to make use of the software and associated materials according to the terms of the MIT License (see included file `LICENSE_MIT`) IF AND ONLY IF they have not read any portion of this file.

Any person who has read any portion of this file may not make any use of the software and associated materials for any purpose whatsoever. Any permissions previously granted to any person to use this software and associated materials terminate and are revoked with immediate effect upon their reading of any portion of this file.

このライセンスを使う動機としては、

  • 面白いから
  • ネットのランダムな奴には使ってほしいけれど、エンジニアに使いたいソフトウェアのライセンスを読ませようとする法務が居るような大企業には使ってほしくない

などが考えられるそうです。

作者自身がジョークと書いてるので真面目に取る人はいないと思いますが、ソフトウェアのライセンスが誰向けに書かれているかや、大企業のオープンソースソフトウェア利用に対しての一般のエンジニアが持っている感覚みたいなものが出ているネタにも見えます。

実際にはライセンスをちゃんと確認する企業も緩い企業もあるし、個人のエンジニアでも人それぞれだろうと思いますけれど。

via Hacker News

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データ可視化

戦後の国境変化を見られるインタラクティブ世界地図

国境の歴史(History of International Borders)は、1946年から後に新しくできた国境(アフリカ諸国や旧ソ連)や消えた国境(東西ドイツ)を暦年で表示できるインタラクティブな地図です。

左上のスライダーを動かすことで、その年の国境がどうであったかが変化します。

国名や地域の境は独立する前から地図に描かれているため(例えばスロバキアが最初からある)、当時の地図というわけでもないのは物足りないですが。年代に応じて当時の国名が当時の領域で描画されると、より正確で探検が楽しい教材になると思います。

show lifetime of polygons にチェックを入れると、国境に変化があってからの歴史が短い国・地域が赤く表示されるため、変化が追いやすくなります。

via Maps Mania

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ネットの事件

「フォートナイト入りiPhone」がネットオークションに大量に出ている

eBayなどのオークションサイトに、人気ゲーム「フォートナイト」をインストール済の iPhone が数千と出点されているそうで。

フォートナイトのEpic Games と Apple のストア手数料を巡る紛争で、iPhone でフォートナイトをインストールできない状況が続いていますが、Apple 社といえども以前にインストールしたものをリモートで消したりはしないため(Amazonだってもうやらないと言ってます)、既に古いバージョンのFortniteが入ったiPhone というのは世の中にたくさん存在するわけです。

eBay で iPhone Fortnite で検索すると、わらわらとそんな iPhone の売り物が出てきます。価格の高い順に並べると、$20000(220万円) なんていうものも。

「評判のフォートナイトというのをやってみたいけど、今はiPhone にインストールできないらしい。そうだ!」となって iPhone ごと買っちゃう人がいるのかどうか。掲示板の議論では、「出すだけならどんな値段もつけられるからね」という意見が多いようで、高い値段をつけて出せば、本当にそれだけ出す価値があると勘違いして買っちゃう人が出ることを期待して出すだけ出しているのかもしれません。

$5000(55万円) で実際に落札した客がいた、という記事もありましたが、これについても、出品者が自ら落札することで、あるいは捨てアカウントで落札だけすることで、サイトを見ている人に「ほぅ、本当にこの値段で買われるということは、価値がある買い物なんだ」と思わせようとしている可能性もなくはないですね。

だいたい、iPhone 以外のプラットフォームではフォートナイトはいくらでも入手して遊べるわけで、そこまで情熱があるならPCでもなんでも買って遊べばいいという話もありますし、この大量出品は謎が多いですね。

英ガーディアンの記事によれば、2014年にフラッピーバードというゲームが大流行した時に、作者がAppStore からアプリを削除してしまい、同じようにアプリをインストール済のiPhoneが高額で売買されたことがあったそうです。この時のiPhone+フラッピーバードの金額は$90000(990万円) までつり上がったということ。ただこちらも、本当にその値段で買った人がいるかまでは不明です。

iPhone が何万ドルだろうと気にしないどこかの石油王が、金に糸目をつけずに買い上げてくれる(eBayで検索して?)のを期待しているとしたら、株を守って兎を待つような話にも思えますが、成功した人はいるんでしょうか。