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UIデザイン

キャラクターがログインフォームをチラチラ見てる

画面上の目がマウスカーソルを追いかけるというと、X Window System の Xeyes の昔(Wikipedia によれば 1988 年!)からあるアイデアですが、ウェブサイトのログイン画面を見ているキャラクターというアイデアがこちら

メールアドレスを入力するタイプに応じて雪男風のキャラクターの視線が動きますが、面白いのはパスワードを入力する時のキャラクターの動作。

パスワード入力時のマナーとして確立した挙動ですね。

twitter のリプライからは、この手のキャラクターがいつ登場したかの情報が集まっています。

小物に自分のデータを印刷して購入できるサービスSticker Mule のログイン画面

Sticker Mule のログイン画面

VPNサービス TunnelBear のログイン画面

昔 dribble でも見た、という反応は多かったのですが、Dribbble.com のことであれば、今のログインフォームにはキャラクターは居ないようです。

2019年の Flutter と Flare のデモで、スマートフォン上で同様のフォームを作るコードもありました。

GJJ2019/Flutter-Teddy-SignIn: A Flutter Project For Real Sign In Page Based on Flare Teddy animation

こちらの方は、このアニメーションを作る手順の記事につなげていますね。

via twitter

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Hack

ChatGPT で文面を書き換えることで Gmail のスパム(誤)判定を突破する

Tor ノードの運営者が Tor の濫用に関する苦情メールに返答する際に使うテンプレート文面でメールを送ろうとしたとき、Gmail のスパムフィルタにスパム認定されてしまったそうです。

この運営者は ChatGPT を使ってメール文を書き換えさせると、Gmail がスパムと判定しなくなったのでめでたしめでたし、という話。

書き換えてください(reword)で実際にどんな細かな指定をしたのかは書いていないのですが、少し長くなった文章でメールを送り直すと、こんどはスパム認定されなかった。今後はスパム認定されるたびに ChatGPT に書き換えさせようかな、と言っています。

今回はスパムでないメールを通すための正当な ChatGPT の利用でしたが、スパマーがスパムフィルタをかいくぐるために ChatGPT やそれに類する機械学習ツールを使うことは容易に予想できますし、すでにそれは行われているのかもしれないですね。便利なツールを使いたい人は善悪に関わらずいるわけで。

via Hacker News

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生産性向上ツール

NopeCHA – ブラウザにCAPTCHAを解かせるブラウザ拡張

NopeCHAは、いろいろなウェブサイトであなたが本当に人間ユーザーか確かめるために出てくる CAPTCHA を自動で解いてくれる Chrome 拡張機能です。

NopeCHA Chrome拡張の配布ページ

Google ReCAPTCHA のデモサイトで試してみた様子が以下の動画です。フォームが ReCAPTCHA を持っていると、この拡張機能が勝手にチャレンジを始め、信号やバスが映った画像をクリックしてくれます。

最も有名でどこででも見る ReCAPTCHA だけでなく、hCaptcha, FunCAPTCHA, AWS CAPTCHA, Text CAPTCHA など他社の同様の CAPTCHA にも対応しているようです。

メニューを見たところ、フリーで毎日一定回数が使えて、それを超えて使いたければ有料プランに入る、というビジネスモデルなのですね。

ウェブサイトへの訪問が人間ユーザーなのか、スクリプト等で回ってくるプログラムなのか、を判別するための CAPTCHA ではありますが、この拡張のようにプログラムで解けてしまうとなると、設置するサイト側も、入力を要求されるユーザー側も、誰も得しない状況になってきていますね。

なお、拡張が「すべてのウェブサイトへのアクセス権限」を要求してくるのが心配。CAPTCHAを解くために本当にそこまで必要なのかな、と。前期のように単体でお金を稼ぐ機能がついているので、お金が稼げている時は何も悪さはしないと思いますけれど。拡張をクリックした時だけデータ読み取りをするように変更することはできますが、その時は各種 CAPTCHA を見つけて勝手に解いてはくれなくなります。