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データ可視化

ロマノフ朝の最後と、生き延びた人たちを可視化したタス通信のインタラクティブなまとめ

ロシアのタス通信が公開した、ロマノフ朝についてのインタラクティブな資料サイトです。

1917年のロシア革命で倒された王朝、最後の皇帝とその家族は翌1918年に軟禁先で処刑されてしまいます。これを生き延びたと主張する第4公女がその後何人も現れたりしていて、フィクションでも出てくる話なのですが、親戚まで広げると逃げられた人は何十人もいるわけです。

ここでは、その生き残った人たちが、いつ、どの国・都市へ移動し、何歳まで生きたか、という情報が、地図にプロットされ公開されています。

まず家系図。2代前のアレクサンドル2世の兄弟の家族が網羅されていて、矢印で個別の家族を開閉できます。

グレーが革命当時の物故者。オレンジが革命で死亡した人物、水色が生き延びた人物です。

生年・没年をプロットしたタイムスパン図もあります。

革命当時に難を逃れて、一番最近まで生きていた人がこちら。

イタリア人と結婚・離婚し、子供を連れてウルグアイへ移住、2007年に亡くなられたそうです。

王侯貴族で歴史上の事件に関わったからこそここまで詳細な資料が作られるのでしょうけれど、先祖や親戚に関して個人でもこういった情報がまとめられるとしたら、そして色々なデータが電子的に蓄積されて参照できるようになっていけばそれが簡単にできるようになっていくのではと思いますが、面白いですね。

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ネットの事件

Comino – 暖房にもなる暗号通貨マイニングサーバ

最近立ち上げられたベンチャーファンド Exantech が、一件目の投資先として選んだのは、仮想通過のマイニングマシンを制作販売するロシア企業 Comino 社です。1000万ドル(11億円)を投資したその製品は、最近はやりの暗号通貨を生成するためのマイニングサーバ。

イーサリアム(Ethereum)やその他の暗号通貨を掘ることができるという Comino サーバは、ハイエンドのグラフィックカード8枚を搭載し、GPUでマイニングを実行するそうです。

$4999(54万9890円) という値段がついたこのデバイスは、現在一日あたり約10ドル(1100円)を稼ぐことができるということ。そのために必要な電気代のほうはというと、その4分の1ということ。「ロシアは電気代が安い」とも記事には書いてあるので、他の先進国へ持って行っても同じだけ儲かるわけではなさそうですが。

「寒い時にはヒーターとしても使えます(and use it as a heater in cold times.)」という売り文句は、機器の発熱が抑えきれないことでヤケクソになってつけたしたんじゃないか、と思ったりもしますがどうなんでしょう。稼げる対象の暗号通貨の価格が今後どうなるかわからない時点で、こんなのを買うのはギャンブルとしか思えませんが、もしEthereum が紙くず(ビットくず?)になっても、暖房機が手元に残ると思えば寒いロシアの人たちも慰められるのかもしれません。

via Finance Magnets

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ネットの事件

Googleがロシアのスパマーからɢoogle.comドメインを奪取

昨年末に話題になっていた、google.com の先頭の “g” が小さいけど大文字の “ɢ” に置き換えられたニセドメインに関する係争が解決しました

ICANNに委託された仲裁機関 Forumに掲載された採決は、この ɢoogle.com ドメインを使って世界中のサーバのログにURLを残し、アクセスを通じてマルウェアを配布しようとしていたロシア人 Popov Vitaly 氏から、Google 社がドメインを取得できる、という結論になっています。

採決はおりたものの、当該のドメインはまだ旧所有者の手にあり、アクセスするとGoogle社を批難するロシア語の主張が掲載されたページに遷移しますのでご注意を。

今回の場合、Chromeブラウザでは ɢoogle.com は怪しいドメイン名と判定されて、そのままではなく Punycode 形式で表示される仕様になっていたようです。他のブラウザでも同様の機構はあり、ブラウザで見ている分には騙されることもなかったのだろうとは思います。

しかし、今回仕掛けが見つかったサーバログの閲覧ツールとかアプリ内でドメイン名だけを切り出して表示するなど、そこまで親切なフィルタが無かったり効かない場合もあるので、この良く似た字を使ってなりすます行為も簡単には無くならないでしょう。

via Mareeg