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ダイヤル式携帯電話

アメリカのブルックヘブン国立研究所で働くエンジニアのジャスティン・ホープトさん(Justine Haupt)の作による、ダイヤル式携帯電話

一見するとネタに見えますが、作者によれば決して懐古趣味で作ったものではなく、既存のタッチスクリーン式の携帯電話を凌駕している箇所も複数あると言います。例えば、

  • アンテナを外したり、指向性の強いものに換装も可
  • 「電話アプリ」を探したりすることなく、いきなり電話ができる
  • 夫に掛けるための専用物理ボタンも搭載
  • LED表示の電波強度・電池残量表示は4段階ではなく10段階もある
  • 背面に搭載したeペーパーはタッチスクリーンよりはるかに電池消費が少ない
  • 電源はスライドスイッチ一発で、長押しした上で画面を確認するとかの必要がない

なるほど。実際に使われてるんですね。

回路も起こし、ガワも3Dプリンタで作成しと。作り方もオープンソースとして公開されています。クールな携帯電話だと思います。

via Laughing Squid

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ツール

Jaasta – eインクによる配列自由・表示自由のキーボード

Jaasta Keyboard は、e-インクを使って自由にキートップの表示内容を切り替えられるというキーボードです。

Black_blackKeyboard_Angle

ごく普通に見えるこのキーボードが、

Slider_5

Adobeイラストレーター用のキーボードや、

Slider_7

顔文字キーボードなどに変身するというわけです。

exploded model

キートップの中がe-inkになっていて、この表示内容を書き換えられるということですね。

アイデア自体は特に新しいわけではなく、たとえば2008年に発表された、有機ELディスプレイをキートップに組み込んだロシアのOptimus Maximus がありますね。(日本で買った方のレビュー)

optimus-popularis

今はMaximus は売り切れで、液晶のキートップを使って少しキーの数も減らしたコンパクトキーボードのOptimus Popularis が売られているようですが、値段が$1500(16万5000円) 。

それに対して、まだクラウドファンディングによる出資者募集前の段階ではありますが(要注意ポイント)、 Jaasta の予定価格は$299(3万2890円) 。

OLED やLCD を使った Optimus は当然カラー表示や高速な表示の切り替え(Popularis は秒間10フレーム以上ということ)に対応しているわけですが、その分キーボードとしてはかなり高価です。

キートップに色やアニメーションまでは必要ないと思うなら、価格もかなり違いますし、こちらのe-ink の方が電池も長持ちするし、部屋が明るければキーもはっきり見えていいかもしれません。

via Technabob