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2007年09月30日
日本語ドメインの普及が加速ということは無いと思う
キリンビバレッジはウーロン茶「極烏(ごくう)」など商品の販促サイトで日本語ドメインを利用しており、「商品名なのでドメインが覚えやすいため、顧客に好評」という。
誰が「極烏」なんてわかりにくい漢字を打ってまで知らないサイトにアクセスするんだろう。
プロサッカー選手の「小野伸二.jp」など、著名人のサイトも登場している
著名人じゃないとは言わないけど、事例として出てきたのがこれだと普及とはいえないなあ。
なにより、
末尾が「.jp」のドメインを管理する日本レジストリサービスによると、9月時点の累計登録数は前年同期比11%増の約13万6000件。同社管理の全ドメインに占める比率も14%と、04年の6%から増加した。
一年間無料キャンペーンがあったから登録数は増えるだろうけど、それと実際に使われているかは別の話。値下げキャンペーンとかいろいろやってもこの程度の増え方ということは、むしろ加速していないんじゃないだろうか。
未開拓の日本語ドメインであれば、過去にcomやjp, co.jpなどでほしいドメインを取れなかった人たちが敗者復活でがんばろうとするのはわかるけど、日本人以外にも広く到達できるcomやnetが年1000円以下で取れるのだから、値段が高すぎると思うなあ。
セカンドライフもそうだけれど、実際に存在しなかったものを割り当て制で売りつけるにあたって、早いもの勝ちとか乗り遅れるなという文句で脅して高く売るのはどうかと思う。必要性があって便利だというなら管理コストに多少乗せた程度で配って、薄利多売で儲けてほしいものだ。
resizr - Seam Carving(シーム・カービング)のネットサービス実装
via del.icio.us/popular
resizr(リサイザー)は、以前紹介した写真や画像を自然に縮めたりできるSeam Carving技術を、さっそくネットサービスとして実装してしまったものだ。先日もFlashによる実装があったが、これはクロップや反転など他の画像処理機能とあわせて、アプリケーションとして完成度をあげている。
画像をアップロードすると、編集画面になる。
上下のスライダーを動かすと、高さや幅を縮めるための連続した継ぎ目(Seam)を解析してくれる。このとき赤いラインの継ぎ目がたくさん登場するが、非常に高速に多数の継ぎ目を検出してくれているようだ。
あとは、イメージをマウスで拡大縮小すれば、継ぎ目データを使って縮小拡大を自然に行ってくれる。
また、Hackszineではこの他のSeam Carvingツールやライブラリもまとめて紹介されている。
GIMPやフォトショップのプラグインがあるようなので、それらの画像編集ソフトを使っている人はSeam Carvingをいつもの編集環境で使えるし、ActionScriptのライブラリも複数出ているので自分のFlashアプリにこの機能をつけることもできそうだ。
2007年09月28日
Google Maps等でナチス・ドイツのマークに見えるアメリカのビルが改修されることに
Google Mapsなどの名所としてこれまでにも話題になっていたが、鉤十字(スワスティカ)の形をしたアメリカのビルというのがある。鉤十字は第二次大戦期にナチス・ドイツが使ったマーク、ハーケンクロイツの元となったマークでもあり、特に欧米では問題視される形だ。(逆周りでおそらく仏教の影響から使われたマークの載ったポケモンカードが回収された事件とかあった)
この建物、カリフォルニア州lコロナドにある、海軍特殊部隊(Navy SEALs)の訓練施設らしい。
CNNの最新のニュースによると、このビルの形についてのあまりに多くの抗議を受けたアメリカ海軍が、60万ドル(6500万円)を使ってこのビルを鉤十字に「見えなくする」工事をすることになったそうな。
別にわざとデザインしたわけでもないし、以前だったらこんなの誰も気づかなかっただろうし、よく見たら中央部分は繋がってなくて、L字の建物が4つあるっていうだけなんけれど、いろんな会社が航空写真サービスを大衆化してしまったせいで、思わぬところに影響が出たということか。
[関連]
2007年09月27日
USBハブ夫君
via technabob
か、かわいい…
Kikkerlandというブランドの新製品らしい。
Excel 2007で結果が65535, 65536になる計算が100000と表示されるバグ
Excel 2007を持ってないので自分では試してないのだけれど、公式ブログでの解説なので実際に起こっているのは間違いないと思う。
# Excel使ってないのかって? 全マシンOpenOfficeしか入れてない。
Excel 2007で(バージョン2007だけ)、計算結果が65,535か65,536になるような計算、たとえば= 77.1 * 850 を入れると、結果が "100,000"となってしまうバグが報告され、確認されたそうだ。
表示だけのバグだそうで、この結果を元にさらに別の計算をした場合、その計算の結果は合っているもよう。
ただ、当該ブログのコメント欄では、"それに+1足すと65537じゃなくて100001になるぞ""65535に+1して65536"だったという報告もあるので、本当に表示だけなのかどうかそれなら説明の範囲内だ。まあ今頑張って直しているそうなので、65535, 65536が違うと重大な結果になりそうなExcel 2007を使ってる人は、とりあえず古いバージョンのExcelを使うとかOpenOfficeなり他の表計算ソフト使ってみるとかしてはと思う。
[追記]
10年以上前にExcelのコードを触っていたというJoel Spolskyがバグの原因を予想している。
[追記 2007.10.10]
バグ修正版が作成された。Microsoft Updateでも更新されるとのこと。Excel 2007ユーザもこれで一安心か。
2007年09月26日
ブラウザをロボット&乗り物に例えたら
via Reddit
「こんにちは○○です」では、いろいろなOSを擬人化したらどうなるか、というアップルの広告から派生した冗談画像を紹介した。
今回見つけたのは、ブラウザがロボットだったらどんなのか、というもの
なんとなくだけど、これを作ったのはOperaユーザのような気がする…
もう一個あった。こっちはDiggから。
やっぱりOperaユーザが怪しい(笑)
HowManyOfMe 同姓同名の人数を数えるサービス
via del.icio.us/popular
検索で自分の名前を入れてみるエゴサーチといい、名前というのは自分に取って一番重要な記号の一つで、また誰でも間違いなく持っていて参加の権利ができるために、名前に関するネットサービスというのは注意を引きやすいように思う。
HowManyOfMe.comでは、自分と同じ姓名を持つ人を米国の統計(Census)から調べてくれるというもの。
上のように、ジョン・スミスさんは全米で5万人は居るらしい。全米には508人のジョージ・ブッシュさん、2人ノブリットニー・スピアーズさん、5人のブラッド・ピットさんがいるらしい。
姓と名のそれぞれの調査結果からの類推だろうとは思うので必ずしも正確ではないだろうけれど、同僚のアメリカ人の名前を入れて、それがよくある名前なのか、変わった名前なのかのあたりをつけるとかには使えるかもしれない。
自分の名前はまったくひっかからなかったので、日本人の名前だとよほどメジャーなものでなければ出てこないかもしれない(ちなみに"Sato"姓は7027人いるそうだ)が、アイデアは面白いし、データを入手できれば日本版を作れそうだ。
Statetris日本版 日本地図でテトリスゲーム
via Japan Probe
これまで、アメリカ本土48州でやるテトリス風フラッシュゲーム、ヨーロッパ版、など紹介したけれど、その後もいろいろなバージョンが追加されていた。
そしてついに、日本版も登場したようだ。
サイトによれば、現時点のラインナップは、アフリカ、ヨーロッパ、フランス、日本、オランダ、サウスカロライナ州(笑)、イギリス、そしてアメリカだ。
Amazon MP3が音楽ダウンロード販売を開始・実際に購入してみた
via del.icio.us/popular
amazon mp3がオープンした。DRM無し、つまり自由に機器間をコピーできるmp3ファイルを購入できる。ファイルの制限が無いのに、一曲89セントからと、Apple iTunesより安い料金だ。
シングル一曲の購入では必ずしも必要ないが、アルバムで購入する場合は、Amazon MP3 DownloaderというアプリケーションをAmazonからダウンロードしてインストールしておく必要がある。このダウンローダは、iTunesやウィンドウズ・メディア・プレイヤーにダウンロードした曲を転送もしてくれるようになっている。
ダウンローダのページへは、Amazon MP3ページから案内がされている。Windows XPでやってみたが、ダウンロードして実行するとすぐにインストール完了し、.amzという拡張子と関連付けられた。
そのあと、サンプルとして無料で購入できるEnergyという曲を実際に購入してみた(米アマゾンのアカウントと、米アマゾンでのチェックに通るクレジットカードが必要)。
購入が完了し、MP3取得のリンクをクリックすると、先ほどインストールしておいたダウンローダが起動し、そのあとiTunesが起動(これはDownloaderのPreferenceで変えられる)、問題なく購入したmp3が再生できた。
この「無料サンプル曲」のアーティストが、よりによって"The Apples in Stereo"という名前のバンドだというところに、アマゾン担当者のユーモアを感じてしまったのだけど。
このAmazon MP3のトップ100リストを見ていると、有名なバンドもたくさんあるので、レコード会社との交渉もがんばっているのだろう。ただ、プロテクトのされていない楽曲をダウンロード販売することに抵抗のある会社も多いだろうから、「あれがない、これがない」というケースも多そうだ。個人的には面倒のない方式が最後には普及するだろうし、それが早まってほしいとは思うけれど、うまくいくかどうか。
# 今はAmazon MP3のほうが安いんだから、曲名を入力したらAmazon MP3->iTunes Storeなどと串刺し検索するようなサービスを作れば、どこかのオンラインショップに全部の曲が無くてもいいのか。よく考えたら。あとは使いやすいAPIとそういうサイトを作る人がいれば
[追記]
Read/Write Webの記事によれば、Amazon MP3でシングル1位、アルバムでも3位になっている1234/Feistという曲、なんとApple iPod Nanoの新しいコマーシャルソングらしい(笑)。
投稿者 秋元 : 11:27 | コメント (3) | トラックバック
2007年09月25日
friendsterが中国語化
via Mashable
米大手SNSのフレンドスターが、中国語対応をリリースしてきた。
Mashableの記事にもあるが、同じシステムの中国語版を出してきたのではなく、ユーザベースはそのままに、各ユーザがメニュー言語を切り替えられるような国際化をしてきたところが特徴だ。
このやり方だと、すでにいる膨大なユーザをそのまま使えるため、システムだけ流用して一から別のネットワークを組み上げるよりはスタートはいい。
ただ、英語圏と中国語圏の両方に友人を持つようなユーザがネットワーク上にいれば、中国語と直接は縁のないユーザのページ上にも中国語が混ざって表示される可能性がでてくる。読めない文字がページ上にあると使ってくれないユーザが多いのでは、というのがこれまで多くのネットサービスで言われてきた話なので、言語ミックスがあってもユーザがそれほど気にせず読み飛ばすようになってきているのだとすると、サービスの国際化についてのべからず集も書き換わる可能性がある。
あと、簡体字(中国大陸)ではなく繁体字(台湾・香港・その他)を先に出してきたところも面白い。すでに英語で使っているユーザと近いといえば、確かに繁体字の方なのかもしれないけど。
[追記]
friendsterはアジアで圧倒的に強かった。強いところを強化するという意味だったのか。
投稿者 秋元 : 20:18 | コメント (1) | トラックバック
2007年09月24日
GMailの新バージョンはGoogle Gear対応とログイン履歴表示らしい
via Googling Google
GMailなどGoogleの多国語化されたサービスでは、英語以外のユーザにその言語でなんと表記するか判明していない文言を訊ねる、という機能があるようだが、この機能によってGMailの次期新機能の存在が発覚してしまったようだ。
まずは、ずばり"New Version"==「新機能」という単語の翻訳。既存GMailのユーザに、新しいバージョンのGMailと現行バージョンを選択させるようなインタフェースで使われるのではと思われる。Yahoo! Mailが今のAjax UIに移行したときも、移行期間を設けてユーザにどちらを使うか選ばせるようにしていたので、同様の手法をとるのではないか。
そして、その他に見つかった新しい文章から、次の二つが現在内部的に実装され、テストされているのではと思われる。
- Google Gearsによるオフライン対応
- ログイン履歴
Google Gearsはブラウザローカル側にデータ保存をさせることでオフラインでのウェブアプリケーションの利用を支援するクライアントアプリケーションだが、これが入ってないというエラーメッセージや、これをオフにするというメッセージが存在するようだ。
ログイン履歴のほうはセキュリティのためのものと思われる。前回ログイン時刻などを表示することで、他人がパスワードを推測して自分に成りすましてアクセスしていたりするケースを見つけるためで、他のサービスでは提供しているところも多く、これがGMailでも提供されるのではということ。
2007年09月22日
書評: モバイルSEM・SEO徹底対策!
献本していただいたもの
モバイルSEM・SEO徹底対策!/毛塚 智彦/ソフトバンククリエイティブ
SEO・SEMの基礎知識については十分ページを割かれている。
タイトルに「モバイル」とあるが、モバイル固有のSEOやSEMについては思ったほど突っ込んで書かれていないという印象を持った。モバイルのウェブにはそこにだけ閉じたマーケティングのテクニックやサービスがあるはずで、そこをもっと教えてほしいと思った。
パソコン向けサイトのSEO・SEMについても詳しくなく、これからモバイルサイトのSEM・SEOをやらなければいけなくなった担当者にとっては、一冊で必要な知識がそこそこ満たされるためいいのではと思う。パソコン向けサイトについては十分知識や経験があり、モバイルに進出しようという人にとっては物足りないのではと感じた。
モバイル向けのSEOについてはあまり詳しい本を見たことがないので、この著者かあるいは他の著者・出版社にそういうのを出してほしい。(もし既にあるようであれば書名が知りたい)
[書評に関する注意書き]
- 貰って書いた本についてはその旨記述する
- このブログはサイボウズ・ラボの社員ブログなので、秋元個人に献本いただいても、何でも自由に書けるわけではない。
- もちろん、書評以外の他のブログエントリもそうだが、社員ブログではあってもサイボウズ・ラボ全社やサイボウズ・グループの意見を代弁してるわけではない。
- 献本いただいても必ず読めるわけでも、ご紹介できるわけでもない。読書の速度は遅いので、発売前や発売直後に送っていただいても、ご紹介が半年後になるようなこともある
プロジェクターつき携帯電話
via POPSCI..COM
まだ市販されてるわけじゃないけど、携帯電話にプロジェクターを載せたプロトタイプのデモ動画。
もちろん、電池の持ちとか実際に製品化するまではいろいろ解決しないといけない問題があるだろうけど。こんな携帯があれば、居酒屋とかで突発的に商品の売り込みができたりするのかも。
はじめてテレビが載ったときも驚いたが、なんでも載るもんだなあ。
投稿者 秋元 : 16:15 | コメント (1) | トラックバック
記念パピコ
via livedoor Reader
2007年09月21日
BBWatchのTechCrunch40レポート第三弾
【TechCrunch40】
2日目はリッチコンテンツが多く登場。最優秀賞も発表
# 帰国しましたー
2007年09月20日
TechCrunch40に行ってきた
既に読まれてる方も多いかと思うが、17, 18日にサンフランシスコで開催されたITベンチャーの新サービス発表会 TechCrunch40 に参加し、Broadband Watch でそのレポートを執筆中。
【TechCrunch40】
新進のネットベンチャーが集まる「TechCrunch40」が開催
【TechCrunch40】
20のサービスがプレゼン。Yahoo!やAOLは新サービスを発表
TechCrunch日本語版が詳細にレポートするのはわかっていたので、記事にできるのかな、と思いつつ引き受けたけれど、何に注目したか、など自分がどこを面白いと思ったかということをまとめることで価値をだせないかがんばってみている。
膨大な本家の記事を精力的に翻訳されているTechCrunch日本語版のみなさんにも、もちろん感謝である。今回お二人のTechCrunch日本語版関係者と会場でお会いすることができ、いろいろと教えていただいたのも良い経験となった。
この後も出てくるので、海外(アメリカ以外からも多数の参加があった。残念ながら日本発のものは今回なかったが)の新しいサービスの傾向などに興味のある方はぜひ読んでみていただければ幸い。
僕自身は、2年前にサンフランシスコから東京に移ってくる前に働いていた場所と非常に近い会場だったので、今回が2年ぶりのサンフランシスコ訪問となった。短い滞在だったが何人かの友人とも再会でき、とても楽しかった(これから搭乗なのでまだ居るけど)。
サンフランシスコは自分の記憶よりもさらに寒く、しかしとても素敵だった。この地の天候のすばらしさは、世界中のエンジニアを引き付ける要因のひとつであることには違いない。
ぜひまた、こんな仕事の機会があればなあ、と誰へあてるともなく書いておこう(笑)。
2007年09月14日
Pangea Day パンゲア・デイ
via del.icio.us
ちょっと前にGoogleがGmailのプロモーションとしてやった、GMailのロゴを映したビデオを募集して映画を作るGmail リレーストーリー ビデオという企画があったけど、それに似た話。
来年2008年の5月8日をPangea Day(パンゲアは昔あったとされる大陸の名前)として、世界中をつなげてのフィルムイベントをやるらしい。
「寛容と共感」をテーマにということなので、反戦・平和を訴えるようなものなのかな。トップページの予告フィルムには日本語の字幕もついていた。
で、これもGMailのプロモーションと似ていて、世界中の人から集めた短い映像をつなげて、大きな映像とし、それをいろんな手段で世界中に流して一斉に観よう、というもののようだ。
sample filmsでは、既に撮られている一本5分以内のサンプル映画が何本か見られる。まだ締め切りまで間があるようなので、世界に自分の映像を問いたい人とかは参加するのも面白いかも。
投稿者 秋元 : 18:43 | コメント (1) | トラックバック
Alexa(アレクサ)の間違った使い方
MarkeZine併載コラム 第七回
今回はアレクサで比較しちゃだめですよ、というケースを実際にあげて説明してみた。
このシリーズは、Markezineの連載との併載になっている。説明図なども作ってもらっているのでマーケジンのほうが読みやすいかも。
いよいよアレクサの深い話に
アレクサとは何か?から始まり、これまで6回に渡ってその原理、読みかた、ツールバーのインストールなど基本的な項目をご説明してきました。
今回からはいよいよ、アレクサ自身が積極的には言わない事柄についてお話していきます。「アレクサ自体のことは知ってるから今さら説明なんか要らないよ」というみなさんはお待たせいたしました。
アレクサについてのよくある誤解
第三回でお話したように、アレクサは「ブラウザによる」「ウェブサイトへの」アクセス情報を収集・提供するサービスです。
アレクサの統計が何をどう集めたデータかということを理解しないまま、闇雲にいろんなドメインを入れて比較をすると、(当然ですが)「このサイトはこれぐらいの人気だろう」という実感とは食い違った数値やグラフが出てくることがあります。
そのような驚きを元に間違った解説をするブログ記事などが後を絶ちませんので、実際に私が見たことのある例などをあげつつ「アレクサではわからないこと」を見ていきましょう。
ブラウザを使わないサービスを調べても無意味
セカンドライフといえば、単なる一過性のブームか、それとも新世代の人気サービスかという論争もかまびすしい、3Dの仮想空間で遊ぶオンラインアプリケーションですね。
このセカンドライフと、日本のソーシャルネットワーク最大手ミクシィの勢いをアレクサのグラフで比べて、「ミクシィと比べればセカンドライフは言われるほど盛り上がってない」と書かれた人がいました。
しかし、セカンドライフはブラウザではなく専用クライアントを使ったネットワークアプリケーションなので、セカンドライフにどれだけユーザが殺到しようと、アレクサにそのデータが送られることはありません。アレクサで出るのは、セカンドライフの案内サイトのアクセス数です。
セカンドライフのウェブサイトと別のオンラインゲームのウェブサイトとを比較をして、「オンラインゲームの(ゲーム本体ではなく)ウェブサイトのトラフィック比較」であれば意味はありますね。もちろん、その場合でも、ウェブサイトの人気とゲーム自体の人気が比例するわけではないことには注意してください。
その場合に出てくるのは、ゲーム同士の人気度の比ではありません。そのゲームの公式ウェブサイトのトラフィックの多い少ないです。ゲームよりもウェブサイトでのコミュニティが充実したサイトや、ゲームのバグ修正パッチをウェブサイトで頻繁に提供しているような会社のほうがアレクサでは良い数値を出すかもしれません。
ケータイ向けサイトを比較しても無意味
携帯電話のブラウザには、アレクサのツールバーは当然入っていません。
これらのブラウザからのアクセスは、Webサーバのログ解析ツールや、(Javascriptが動くブラウザであれば)スクリプト埋め込み式のアクセス解析ツールではわかりますが、アレクサのデータには入ってきません。
当然、モバゲータウンのようなモバイルユーザ中心のネットサービスは、実際に携帯電話でどれだけ人気があっても、アレクサ上ではたいして大きな数字は出ません。
パソコンからモバゲータウンのアドレスを知りたくて検索した人は、案内のためのPCサイトに辿りつくでしょうけれど、実際に入会して毎日アクセスするのはそのPCサイトではないのですから。
ですから、携帯サービスがメインのサービスと、PC向けがメインのサービスをアレクサで比べても、何も意味のある比較にはなってないわけです。当然、PCサイトに力を入れているサービスのほうが、アレクサではより高アクセスとして表示されます。その比較は、必ずしも携帯サービスとしての人気の多寡とは相関しないでしょう。
ゲーム機用のサイトも同様
Wiiやプレイステーション3、Nintendo DSといったゲーム機でもブラウザが使えるようになってきました。これらのブラウザにも、ケータイと同様、アレクサにアクセスデータを送る機能はありません。
ゲーム機のブラウザから閲覧されることが多いであろうゲーム関連のサイトでも、アレクサではアクセス数が実際よりも小さく出てしまうと思われます。たとえば、任天堂のWiiブラウザで楽しめるウェブサイトがどれだけ人気になっても、アレクサにはそのアクセス情報は届かないのですから。
MacintoshやLinuxユーザ、Operaユーザなどのためのサイトも
まったく意味がないとは言いませんが、アップル社のパソコン・マッキントッシュの情報を集めたサイトの人気度を見るのにアレクサを使っても、そこに出るのは「『Windowsユーザで』マックの情報サイトを見るような人の統計」ですから、マックのヘビーユーザがどのマック関連サイトを良く見ているか、といった情報は取れません。
むしろ、「Windowsユーザのためのマック入門」のようなサイトが、実際より良い結果になってしまうかもしれません。
ドメインが違えば統計も異なる
ユーザから見て一つのサービスに見えても、ドメインを見ると複数のドメインから構成されるようなウェブサイトもあります。
サブサービスのための別のドメインを使ったり、ブログサービスなどで表示するときと書くときのドメインが別だったりというようなことは、それなりにあります。
たとえば、株式会社はてなのサービスRimoは、rimo.tvという別のドメインを使っています。これは、アレクサで"hatena.ne.jp"を調べても含まれてはいません。もし「会社としての」トラフィックを他社と比べたいのであれば、アレクサでの比較では不適切となる場合もあるかもしれません。
広告キャンペーンなどのためにある商品のために専用ドメインを取るような企業も同様ですね。アレクサはあくまでも「ドメインの」トラフィック統計ですから、代表的なドメインだけで比較したつもりでいては、同じ運営者による別ドメインのトラフィックを見逃してしまうこともありそうです。
違う性質のウェブサイトは比較しにくい
アレクサが取っているのはページの表示回数です。さて、「ページの表示回数が多ければ人気が高い」という命題は、常に正しいと言えるでしょうか?
求める情報を得るまでに何クリックも必要な構成のサイトであれば、アレクサのトラフィックも大きく出ます。
特に、ソーシャルネットワークサービスのように、何十分もサイト内を巡回して、友達や掲示を読んで回るスタイルのサービスは、アレクサでは上位に行きやすいでしょう。
それを理解した上で異業種のサイトをアレクサで比較するのであれば構いませんが、基本的には同業や似た性質のサイトを比較するための道具として使うのが無難です。
API経由のトラフィックなどは見えない
WebサービスのAPIやウィジェット(ブログパーツ)経由で広く提供しているサービスがあります。他のサイトにニュース等を提供したり、広告などを貼り付けてもらったりするこれらのサービスのアクセスは、アレクサからはカウントされません。
RSS/Atomフィードなどによるコンテンツの提供も、アレクサから見えることはありません。
これらのAPIやスクリプトによるドメインを越えたデータ連携は、ネット上でも少しずつ存在感を増してきています。こういった他サイトとの連携に力を入れているサイトの勢いは、アレクサだけでは見つけられないかもしれませんね。
例として、アレクサでGoogleを見れば、Googleの検索や無料メールのサービスだけでも巨大なトラフィックが出てきますが、それに加えてGoogle AdSenseの広告ネットワークなどで、アレクサで取れるよりずっと大きなトラフィックが存在しているはずです。
まとめ
ドメインを入れるとトラフィックやそのグラフが出てくるアレクサは、直感的でに面白いサービスです。しかし、その原理を考えればなんでも正しく比較できるというわけではないことがわかります。
次回はさらに一歩踏み込んで、アレクサの統計データを恣意的に操作する方法などを解説します。
波紋Flash
via del.icio.us/popular
Cutwaterというサンフランシスコにある広告デザイン会社のトップページ。一面がフラッシュになっていて、マウスを動かすと水を切ったような効果が出る(音も)。
社名(水を切る)をそのままビジュアル化して記憶に残りやすくした、という例か。
UGCと活発なユーザの参加率の関係
ユーザジェネレーテッドコンテンツ(UGC)を企業が活用するには、というマッキンゼイのレポートが出ている(無料・要登録)。
レポートは企業内での情報共有にWikiその他のユーザ参加型ウェブアプリケーションを使う話がメイン。日本よりも人の入れ替わりが激しい国の企業では、新しく入ってきた人が既存の情報をいかに早く取得するか、そのために今いる人たちがどれだけわかりやすく情報を整理できるかがより重要になる、という話もわかる。
レポートの中で、インターネット上のUGC(あるいはCGM)について、全体の参加者の何パーセントが、全体のコンテンツの何パーセントを生み出している、という数値をプロットしたグラフが出ていた。
Flickrでは2%の人で9割以上のコンテンツを、YouTubeでも6%が全体の9割を作成している、というようなグラフで、総じてこの手のサイトのほとんどのコンテンツは、せいぜいで10%の参加者によって作られているのだな、というのが見て取れる。
del.icio.usなんかは比較的コンテンツ作成の参加率が高い(10%が6割のコンテンツ)が、これはブックマークするという行為が簡単なのと、それが自分自身のためという人も多いからだと思われる。
インターネットであっても、イントラネットであっても、このグラフで点を右側に持っていけるような仕組みを考えることが重要なのだろうな、と思った。
2007年09月13日
ググレカス
ちょっと思い立ったので、
# なんでそんなことを思い立ったかは置いておく
まさか取られてたりしないよねえ、と思って直接アクセスしてみたら、存在していた。
このドメイン、どうも先月取得されていたようで、ちょっと思いつくのが遅かったか。
# なにを思いついたのかは置いておく
作ろうとしてたものが同じものかどうかは、今後に注目するとしよう。
ちなみにググレカスを知らない人は、アンサイクロペディアなどをどうぞ。
投稿者 秋元 : 20:54 | コメント (2) | トラックバック
Amazonの新コンテストは賞金1100万円
via del.icio.us/popular
儲かる英語圏はコンテストの賞金も桁が違うなあ。
Amazon Start-Up Challengeは、アマゾンのウェブサービス(AWS, Amazon Web Services)を使った新規ネットサービスのコンテスト。公開前のサービスでも、ただのアイデアですら応募していいらしい。
優秀賞には5万ドルの現金と、5万ドルのAWS利用権、あわせて10万ドル分の賞品・賞金が授与され、もちろんAmazonでの露出も得られる。
申し込み期限が2007年10月28日、予選を通ればビデオによる一般投票、最終決戦はシアトルでのプレゼンテーションということらしい。
参加賞も$25と太っ腹だ。現金じゃなくてAWSの利用権だけど(笑)
こりゃいい、と思ったら応募要項のところに「個人は米国在住者に限る」と。残念。
これを読んでる人でアメリカ在住の人(いるのかな?)とか、もう優勝間違いなしと思ってて引越ししてもいい人はぜひ。
投稿者 秋元 : 12:13 | コメント (4) | トラックバック
2007年09月11日
MySQL User Conference Japan 2007初日に参加してきた
MySQL User Conference Japan 2007
あと詳細なレポートはこことかにあるのでそちらをどうぞ。Falconのところは別のセッション聞いてたけど、このレポート見るとだいたいわかった気になってしまう。すごいなこれ。
明日の二日目は、午後の最初に(サイボウズ・ラボの親会社である)サイボウズ本社の開発部によるセッションがある。
サイボウズ本社は、MySQLを商用ライセンスで買って自社で改造もして製品に組み込んでいっぱい売ってる会社なんだよ。いわゆるWeb2.0サービス以外にもMySQLは使われているという事例なので、興味を持たれた参加者の方はぜひ。本社開発部も人材募集してるのでMySQL使いのみなさんそこのところもよろしく。
MZ Day 2007に行ってきた
Markezineの主催するMZ Day 2007というカンファレンスに行ってきた。
セミナーは盛況。記憶に残ってるのはモバゲーの数字の凄さだな。
懇親会でAlexa連載記事の担当の方とひさしぶりに会った。あとclmemoさんと会った。
投稿者 秋元 : 23:19 | コメント (1) | トラックバック
2007年09月10日
1967年に想像された1999年のパソコンライフ
via Digg
1967年に作成された未来予想映画の抜粋だそうで。1999年にはコンピュータのおかげでこんな生活になってるよ、というもの。
オンラインショッピング、ホームセキュリティ(家内監視カメラ)、オンラインバンクによる支払い、納税、eメールなどができるようになりますよ、というこの予想、30年先の予想としてはかなり当たってるのでは。あとトリプルディスプレイがステキ。
このビデオを投稿した PALEO-FUTURE というブログは、こういう、「昔の未来予想」を探してきて紹介することに特化したブログのようだ。予想がされた年代別のアーカイブなどもあっておもしろそう。
マイクロソフトが翻訳サービスを開始。英文和訳を他社と比べてみた
マイクロソフトのlive.comで、翻訳サービス Windows Live Translatorが新たに公開された。英語から日本語、日本語から英語も選択肢にある。
翻訳エンジンはSYSTRAN製と明記されている。
また、「コンピュータ関連の翻訳」というチェックボックスがあり、これにチェックをすると原文がコンピュータ関連文書だとして特別な翻訳をするそうだ。
英文を実際に入れてみた。原文はこれ。
オリジナル: オライリーのWeb2.0記事の冒頭
The bursting of the dot-com bubble in the fall of 2001 marked a turning point for the web. Many people concluded that the web was overhyped, when in fact bubbles and consequent shakeouts appear to be a common feature of all technological revolutions.
Windows Live翻訳 (通常)
「コンピュータ関連のコンテンツ」をオフにすると、いきなり翻訳に失敗した。原文がそのまま出る。
The bursting of the dot-com bubble in the fall of 2001 marked a turning point for the web. Many people concluded that the web was overhyped, when in fact bubbles and consequent shakeouts appear to be a common feature of all technological revolutions.
Windows Live翻訳 (コンピュータ関連のコンテンツを指定)
「コンピュータ関連のコンテンツ」をオンにした。
Web 旋回ポイントを bursting、dot-com バブルので、フォールバック 2001 のマーク。 多くの人いる、Web が overhyped、実際には円と consequent shakeouts 表示すべての技術的な rpm の一般的な機能をされたら結論します。
どこから"rpm"が出てきたんだろう…不思議だ。
Babelfish 翻訳
他社サービスと比べてみる。まずは歴史あるBabelfish翻訳(Altavistaにある。AltavistaはYahoo傘下)。翻訳エンジンはSYSTRAN製でWindows Live翻訳と同じ会社だが、翻訳結果は異なるようだ。
2001 の落下の点com 泡の破烈は網のための分岐点を示した。多くの人々は実際は泡及び必然的なshakeouts がすべての科学技術回転の共通機能のようであるとき網がoverhyped あったことを結論を出した。Shakeouts は普通上昇的な技術がセンター・ステージで場所を取って準備ができているポイントを示す。
Google 翻訳
次はグーグル。翻訳サーバは独自開発、とヘルプにあるけど、結果を見るとバベルフィッシュ(Yahoo)とほぼ同じなので、日本語についてはSYSTRANを使ってるのかな? (確認できず)[2007.10.23 追記] このエントリからすると、2007年10月まではSYSTRANのシステムを使っていたようだ。
2001の落下のドット・コムの泡の破烈は網のための分岐点を示した。多くの人々は実際は泡および必然的なshakeoutsがすべての科学技術回転の共通機能のようであるとき網がoverhypedあったことを結論を出した。 Shakeoutsは普通上昇的な技術がセンター・ステージで場所を取って準備ができているポイントを示す。
エキサイト 翻訳
exciteの翻訳は、BizLingoという翻訳サーバによるもの。
2001年秋のインターネットバブルのはち切れるのはウェブのために転機を示しました。 多くの人々が、ウェブが過度に売り込まれたと結論を下しました、事実上、気泡と結果の沈静がすべての技術革命の共通点であるように見えると。
infoseek楽天翻訳
infoseek楽天の翻訳は、CROSS LANGUAGEという翻訳サーバによるもの。
2001年の秋にインターネットバブルを破裂させることは、分岐点をウェブの対象に選びました。多くの人々はウェブがoverhypedされると結論しました。そのとき、実際、泡とそれに伴う刷新はすべての技術的革命のありふれた特徴であるように見えます。
@nifty翻訳
@nifty翻訳は、AMiKaiによるもの。
2001年の秋のドット・コム・バブルの破裂は、ウェブのために転機を画しました。多くの人々が、事実泡中にいる時、ウェブが過剰に誇大に宣伝され、必然の景気後退が、すべての技術革命の共通の特徴であるように見える、と結論を下しました。
人間(プロ)による翻訳
CNET Japanが掲載している、翻訳家の手による翻訳。
2001年のドットコムバブルの崩壊は、ウェブにとって、ひとつの転換点となった。「ウェブは誇大に宣伝されていた」と多くの人が結論を下したが、バブルとその後の淘汰はあらゆる技術革命に共通する特徴であるように思われる。
感想
ある一文だけの結果を見ただけなのでたまたま苦手な種類の文章だった可能性もあるけど、日本語の翻訳に関しては日本語ポータルが提供しているもののほうがよい結果を出してるようにも見える。
翻訳サービスの優劣比較については、英語圏で「これがいい」と比べていても日本語翻訳について比較してるとは限らない(むしろフランス語やスペイン語でやってそうだ)だろう。
2007年09月09日
第二次大戦中に日本軍の空襲を避けるために偽装されたアメリカの飛行機工場
via del.icio.us/popular
カリフォルニア州バーバンクにあったロッキード社の工場が、大戦中日本軍の空襲が来るかもと思われていた時期に工場を隠そうとしていたという記録写真だそうだ。
この写真に写ってる普通の町並みが、
偽装前はこんな飛行機工場だったということで。
1940年代のことで、どうやってこの偽装が作られてるか、という地上で撮った種明かし写真がリンク先にたくさんある。面白い。
2007年09月08日
世界地下鉄路線図
via del.icio.us/popular
ロンドン地下鉄路線図デザインの歴史、というWikipediaのとても興味深い解説エントリの中にあった、世界の都市を地下鉄で結んだ架空の世界地図 World Metro Map がこれ。
面白さを増すためかもしれないけど、日本の都市がやたら多い上に、4方向からばらばらに乗り入れていることになっている。あとアフリカが不憫だ。
なお、同じWikipediaのエントリから、ちゃんとした世界各都市の地下鉄路線図を集めたサイトも紹介されている。
100年以上前にロンドンで作られたときは実際の地形にあわせて描かれていた地図が、乗り換えのための情報がわかりやすければいいと歴代のデザイナー達の発想で進化してきたそうで、その成果が今も各国の路線図に反映されているということだ。
2007年09月07日
こんにちは○○です
via del.icio.us/popular
Hello I'm Macのマック君やPC君に対して、ほかのいろいろなコンピューターやOSの擬人化をおこなったネタ写真
なんだけど、Vistaに擬せられているのがなんとあの日本人! まじですか?
最近はやりの一年間の海外留学 (1) (2) なんてしなくても 、世界に通用するゲイ、なのだろうか。
2007年09月06日
実践Web2.0 BOOKの抜粋がオンライン記事に
6人のうちの1人として参加した、Web2.0的なサービスの活用方法を解説する書籍「実践Web2.0 BOOK」、Broadband Watchにて各章から1節ずつオンラインで読めるようになったのでどうぞ。
WordPress用Gopherサーバ wp-gopher
via 忘れた
一週間ほど前に見つけて、「Gopherなんて古くて伝わらないだろう」とスルーしてたのだけれど、なぜか突然Gopherが熱くなってるようなので紹介。
wp-gopherは、PHPによるブログシステムWordPressのデータにgopherプロトコルでアクセスさせるためのGopherサーバ。Pythonで書かれている。
Firefox2ならまだgopher:プロトコルが見えるので、Firefoxの人はこのデモにアクセスすれば、このスクリプトを書いたhttp://✎.net/, Five Minutesのブログが、Gopherで読める。(それにしても、なんていうドメイン名だ)
この作者、さらにIPv6でもこのGopherサーバにアクセスできるようにした(おそらくネット唯一のIPv6対応Gopher Serverだって)そうなので、アクセスできる人はそちらもどうぞ。
サーバのコードは短く、SQLで読んだデータを整形してるだけなので、MTなど他のブログのデータをGopherで提供することもできるだろう。
[追記] Gopherサイトの情報はGopher用ソーシャルブックマークサービスGopherSnakeに集まってるらしいよ。
2007年09月05日
twitter digestで特定ユーザのtwitterを追いかける
via del.icio.us/popular
twitter digestはtwitter apiを使ったマッシュアップサービス。
一人以上のtwitterユーザ名を入力(名前を入れて'+'マークを押す)すると、それらのユーザだけを含んだ過去一日のtwitterメッセージをまとめてくれる。メッセージの返答もスレッド化してくれるため、特定のtwitterユーザに注目してウォッチするときなどに使えるのかも。
# イメージは写真です。いや、写真はイメージです。むしろイメージがイメージです。
ページだけでなくAtomで得ることもできるので、RSSリーダ等で新着通知を得ることも可能。
2007年09月04日
ブラウザの歴史
via Digg
SVGなのでInternet Explorer不可(どうしてもIEでという場合こちらへ)。今年2007年までを反映したウェブブラウザー進化系統図
作者: ADeveria
オリジナル・ライセンス情報: URL
2007年09月03日
TouchGraphによるブロガー相関図
via del.icio.us/popular
TouchGraphという可視化技術の会社が、Google(やAmazonやFacebook)で得られる関係性をビジュアルに表示するJava Appletのデモを公開している。
TouchGraph Google Browserのページから、中央のボックスに検索用語やウェブサイトのURLなどを入れ、"Graph It!"ボタンを押すと、Javaアプレットが立ち上がってグラフが描画される。(Java 1.5以上のインストールが必要)
このブログを入れてみたのがこれ。残念ながら指定されたフォントでは日本語が表示されないので、アイコンだけの表示にしてみた。Googleが判定する、このブログと関係のある他のサイトやブログが、関係のあるもの同士が結ばれて表示される。
faviconがないところはブログタイトルを表示しようとして豆腐が出るけど、自分のブログと近いサイト、関係のあるブログが見えて面白い。
2007年09月02日
キル・ビル 壁紙 for Linux
via Digg
Kill Bill by *lahandi on deviantART
アイデア自体は新しいものじゃなくて、こういうTシャツも売ってるようだ。
「キル」はおだやかじゃないねえ。
投稿者 秋元 : 18:44 | コメント (2) | トラックバック
2007年09月01日
世界自殺率地図
via reddit
国別の自殺率をWHOのデータから取ってきて色分けした地図ということだ。日本とロシアの自殺率の高さについてはよく聞くけれど。全体的に豊かな国のほうが高い?
作者: Bamse
画像のライセンス: Creative Commons Attribution ShareAlike
[関連]
Photoshop合成セレブ写真
via del.icio.us/popular
顔の左と右に別々の政治家やタレントを使って合成写真を作るコンテスト、の優秀作品らしい
イギリス女王とエルトン・ジョンのやつとかも秀逸だなあ。