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2009年01月29日
Twitto: PHP5.3専用最小新フレームワーク
Twittoは、PHPフレームワークsymfonyの中心人物Fabien Potencierさんが(冗談で)作った、新フレームワークだ。
実アプリに決して使わないこと!!!
フレームワークのコードは、twitterの一メッセージに収まるように、140文字以内で書かれている。(twitterでつぶやきたければ改行を取ればいい)
require __DIR__.'/c.php'; if (!is_callable($c = @$_GET['c'] ?: function() { echo 'Woah!'; })) throw new Exception('Error'); $c();
サイズ以外の特徴は、デフォルトコントローラのサポート、E_STRICT(PHP5から導入された、より厳しいエラーチェック)に完全対応、存在しないコントローラへのアクセスでちゃんとエラーを出すこと、などだ。
同じフォルダに置いたc.phpにコントローラ関数を定義すれば、パラメータ経由でそのコントローラが呼び出される。
ジョークではあるけど、「PHP5.3専用」とあるだけあって、PHP5.3で新しく入った機能を活用している。
一つは新しい定数 __DIR__ の利用。これは、従来 dirname(__FILE__) と書いていたものを、より簡単に書けるPHP5.3からの機能。
二つ目は新演算子"?:"の利用。これは、この演算子の左右にある二つの式について、空じゃない方を採用するという演算子。上記フレームワーク内では、$cが空だったら右が評価されるのでデフォルトコントローラが呼ばれる。
また、デフォルトコントローラはPHP5.3の無名関数(anonymous function)を使っている。
2009年01月28日
1862年、リンカーン大統領演説のエモチコン(絵文字)が世界初?
前のエントリに続いてエモチコンの話。
":-)"や":-("といった絵文字(エモチコン)は、1982に初登場したとされている。(活字を使った遊びでは、1881年に雑誌に登場したものも。ただし文字列の中という感じではない)
ニューヨークタイムズによると、1862年の同社発行の新聞中に、既に活字で感情を表す絵文字、エモチコンが登場している、と主張する者がいるという。
Proquestという資料のデジタル化を請け負う会社の社員が発見した、1862年のニューヨークタイムズの記事「ワシントン発: 首都で戦時大会議開催さる。リンカーン大統領の重要演説」(“NEWS FROM WASHINGTON.; A Great War Meeting Held at the Capitol. Important Speech of President Lincoln.” [pdf], 2列目中段)の中で、リンカーン大統領の演説の冒頭のジョークが ";)" という横を向いてウインクしているエモチコンを含んでいる、というものだ。
リンカーン 「市民のみなさん: 今日ここに私が現われるという情報は知られていなかったと思います。[拍手] しかし、これも真実ですが、今日ここにみなさんが現われるという情報も知られていませんでした。(拍手と笑い ;)」
他の専門家の反応は、おおむね「有り得ない」ということだけれど。
ただのタイプミスじゃないか?、という話については、当時はまだタイプじゃなくて活字を印刷工が揃えていたのでタイプミスはない、との回答(それでも活字工のセットミスはあると思うけど)。ニュースの他の場所の[拍手]がすべてカギカッコなのにここだけ丸カッコなのは、丸カッコじゃないとエモチコンにならないからだ、という主張もされている。
2009年01月26日
1972年の絵文字(エモチコン)
Emoticon(エモチコン)、スマイリー(smiley)、絵文字、アスキーアート、いろいろ呼び方はあるけど、コンピュータスクリーン上で文字を使って絵を描くことで感情を表したもの。今ではだれでも、堅苦しくないチャットやメールなんかでは特に、使っているだろう。
":-)"が(横倒しになった)笑った顔を現すというSmileyは、1982年に発生したと言われている。
上の絵文字、イリノイ大学のPLATOという教育用ネットワークシステムでの掲示板で使われていた、おそらく最古のエモチコンだという。時は1972年。
…1972年だよ?
驚きだなあ。そんなに前から掲示板システムというのがあって、その時にはすでに文字で絵を作って遊ぶことも既に始まっていたなんて。
左側にある四角い絵がそれなんだけど、これは当時の文字しか表示できないコンピュータの端末上で、制御文字を使って一文字カーソルを左に戻し、その上に新しい文字を重ねて書くというワザを使うことで、作ったものらしい。
絵文字の右側にある文字列が、その重ね合わせるアルファベットや数字ということ。あくまでもこのフォントで、だけど、右側の文字を全部重ねると、左側のような絵が浮き上がってくる。
2009年01月23日
twitterでのオバマ大統領就任式祝福を可視化
オバマ新米国大統領の就任式はアメリカ国内だけでなく世界中から高い関心を集めたようで、インターネット経由の動画中継なども多かったそうだ。
FlowingDataでは、twitterの発言と発言者の所在地を組み合わせたビジュアライゼーションを行なった。
リンク先のページで、青地に白ボタンの"PLAY"を押すと、就任式前日からtwitterでされた「就任式(inauguration)」とポジティブな言葉が併せてつぶやかれたものが世界地図上にプロットされる。右上のプラスマイナスで拡大縮小し、地図をつまんでスクロールさせられる。
英語でしかデータを取ってないと思うけれど、それでも世界の各地からtwitterユーザが言及をしているというのがわかる。
コメントで書かれているように、この可視化プログラムはウォルマートの成長をプロットしたときと同じ仕組みを使っていて、そちらはC#のソースコードがBSDライセンスで公開されている。
投稿者 秋元 : 01:05 | コメント (1) | トラックバック
2009年01月21日
hyves - GoogleにSEOスパム認定されているか簡単に調べる謎のキーワード
Googleのバグか、内部管理用の仕組みが露出しているのかは不明だが、"hyves"というサブドメインをつけてページランクを調べることで、あるドメイン/サブドメインがスパム認定されているかを簡単に調べられる、という発見が今日報告された。
ページランクを調べるには、Google Toolbarを入れる(Googleにどのページを見ているかというデータを送信することになる)のが公式の方法。
または、ツールバーの中身を解析してページランクのチェッカーを公開している人がいるので、それらを使うか。たとえばこんなの。
Check Page Rank of any web site pages instantly: |
This free page rank checking tool is powered by Page Rank Checker service |
これで、たとえば、"http://hyves.cnn.com/"というCNNの存在しないサブドメインをブラウザで開く。ページは無いのでエラーが表示されるけど、ツールバーのページランクには「7/10」が表示される。( http://www.cnn.com/ のページランクは10/10)
この数字が、0、4、7のいずれかになるが、それによって、"hyves"をつける前のドメインがGoogleからスパムサイト認定されているかどうかをチェックできるというのだ。
ページランク0 - ドメインがGoogle検索から除外(ban)されている ページランク4 - ドメインがGoogle検索からペナルティをうけている ページランク7 - 問題なし
となる、という。ただし、試してみたところ、上記の通りには動かないドメインも多数あるようだ。.jpでは動かなかったし、.comでもasahi.comやlivedoor.comなどで動かなかった(し、それらのドメインがGoogleからbanされているはずもない)ので、0が出ても情報量は無いと思う。
日本語のサイトでは0ばかりだし、リンク先のコメントでも.de(ドイツ)のドメインで何も出ないと書いている人もいるので、何か他にもこの仕組みが動くドメインの特徴があるように見える。
もしhyvesをつけてページランク4が出たときは、原因はなんであってもGoogleからSEOスパムをしていると認定されていることが簡易にわかるので、とりあえずは使えるかと。これをGoogleが放置しておくとは思えないので直すまでだろうけれど。
なんでもないドメインに"hyves"というサブドメインをつけるだけで、ツールバー上ではページランク7に見えてしまうので、ページランクの値を使ってサイト売買価格の見積もりをしたり、ランキングをしてるようなサービスは注意したほうがいいだろう。目で見ればあきらかにおかしいのだけどプログラムだと"hyves"の除外処理を入れてないかぎりわからないだろうから。
2009年01月20日
アルファブロガー・アワード2008の推薦
アルファブロガー・アワード、今年は記事で投票するということで、昨年何を読んで感動・感心したかを思い出そうとしたけど、なかなか難しいね。毎日たくさんのブログを読んでるけど、流れさっていったものは個別には思い出しにくいというか。
一人三票までなのだけど、とりあえず二本、思い出して投票したのでご紹介。
モノローグとしてのSBM / Rauru Blogソーシャルブックマークで半議論みたいなものを始めてしまい、それが人気コンテンツになる日本のネット文化について、どうしてそうなるのか(英語圏のソーシャルブックマークとまったく違ったものになるのか)ということが、明快に解説された、と思ったブログエントリ。
私たちは「子どもに触れさせたくない表現」に触れながら育った / H-Yamaguchi.netネットや携帯の子供向けフィルタリングに関して。大人は自分がもう一度子供をやることはないので、過剰な規制に走りたがると思うけど、我々自身はそんな過剰にフィルタされた環境で育ったのか、そうでないとしたら我々はおかしく育っているのか、という疑問を投げかけていて、面白かった。
あと一本は引き続き自分のブックマーク等をあさって思い出すことにする。
締め切りが2月8日と近づいて来ている。中間発表でこれまで多く推薦されたブログ記事が紹介されているが、「こんな釣り記事で賞はないだろう。もっといいブログ記事を見たよ」みたいに思った人は、2008年に感心したブログ記事を投票してみてはどうかと。
2009年01月19日
mapof.it - Google地図専用のURL短縮サービス
gog.is Google検索専用のURL短縮サービスで、Google検索に特化してURLを縮めるgog.isというサービスをご紹介した。
アイデアは同じなのだけど、続いてmapof.itという短縮サービスが登場。こちらは、Google Maps専用の短縮URLサービスだ。
mapof.it/の後に住所や地名を書くだけ。日本語もエンコードしてあれば通る。
http://mapof.it/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E9%AB%98%E5%B2%A1%E5%B8%82
こでもgog.isと同様、twitterなどの文字数が限定されるところで、ジャンプ先が怪しいサイトではないよということを示すため(なにしろ地図にしか飛ばない)に使えるだろう。
2009年01月16日
Practical symfony - symfony1.2の新しい本がlulu.comから出版
先月パリに行ったときに、PHP5のフレームワークsymfonyの開発元Sensio Labsに行き、社長のFabien Potencierさんと会って話をしてきた。
# そのとき話した内容はまだブログにまとめることができてない。
そのときに、「今月末に発表するから、まだ言わないで」と教えてもらったのが、このsymfony1.2本の出版だ。
symfonyプロジェクトからのsymfonyに関する本といえば、The Definitive Guide to Symfony がある。
そもそも、僕がインタビューの途中で、「The Definitive Guideはsymfony1.0の本ですよね。symfony1.2向けに直したりする予定はないんですか?」と聞いたので、この計画を教えてくれたわけだ。Definitive Guideを1.2向けに修正するよりは、1.2に会った内容を一から書いたほうがいいだろう、と判断したという。
このPractical symfony、12月に毎日少しずつ公開されたJobeetというアプリケーションのチュートリアルなのだけれど、実際、一日1時間程度と定義されたチュートリアルの3,4日目には、もうそれなりのアプリケーションが動いていたりと、symfony1.2の進化したところを活用した実用的なチュートリアルになっている。
今回のPractical symfonyは、通常の出版社から出るのじゃなくて、lulu.comというウェブサービスを使って、注文が来たらそのたびに製本し、宅配するという仕組みになっている。「lulu.comは日本ではサービスしてないと思うのですが」とFabienさんに言ったときは、「そんなことないんじゃないか」と言ってたけども。
今サイトに言ってみると、メニューやヘルプのいくらかは日本語で表示されている。ただ、印刷して発送する協力会社が日本には無いようなので、lulu.comの仕組みが生きない、出来上がった本を国際便で送ってもらうという買い方になってしまうようだ。
Jobeetチュートリアルは全部ウェブで公開されているし、日本語への翻訳も進められているけど、紙の本がいい人もいると思うのでぜひ。
[追記] Doctrine版も
参考:
セルフパブリッシングビジネスの真の夜明けは来るか | WIRED VISION
youkoseki.com | テキスト | lulu.comで出版を始める方法 - 日本語の本を作ることもできるようだ
パズルを使ったCAPTCHA=SLICEYA
SLICEYA(スライスヤ?)というCAPTCHAの提案をした人が、その実験ページを公開している。
# ソースコードを見てクイズに答えるという変なCAPTCHA、Codetchaと同じ人の作品だ
実験サイトなので、keywordsというパラメータに使う検索ワードをいくつか指定してあげる必要がある。(実際に運用に使うなら、どんなキーワードで突破できるかは知られちゃいけないので、当然ここは隠すところになる)
そうすると、画像検索で持ってきた画像をさらに四分割、場所入れ替えをして、CAPTCHAの問題にしてくれるというわけだ。
このSLICEYA CAPTCHAを突破して人間だと判定してもらうには、マウスでつまんで画像片を正しい配置に戻し、さらに下のボックスに画像を指し示すキーワードを入力しなければならない。
2009年01月14日
ブラウザのアドレスバーに動くアスキーアートを組み込む
ドイツの会社がウェブでおこなった、ちょっと変わったプロモーション。
GoogleのAdWordsにアスキーアート(AA, Ascii Art)を組み込んで誘導した(これも面白い。AdWordsの禁止文字に引っかからなかったのかな)先のページでは、ブラウザのアドレスバーのURLがアスキーアートでアニメーションする。
Firefox3でだけ動いていたというそのページのアドレスは、
残念ながらもう存在しなくなっているようなのだけれど、アニメーションする様子を動画で保存していた人がいた。
URLの後半が長いアンダースコアになっていて、右端から車やバイクが走ってくる。
via Advertising Lab
[追記] ジョバンニが一晩で、じゃなかった、id:amachangが数十分でやってくれました
投稿者 秋元 : 10:07 | コメント (1) | トラックバック
2009年01月13日
twitterのfollowerを広告で募集
twitterのソーシャルメディア化、twitterを使っての広告を指南するソーシャルメディア・コンサルタントの跳梁跋扈、毎日出てくるtwitterマッシュアップサービス、など、twitterの人気は止まるところを知らないようだ。
しかし、followしてもらうためにAdWords広告を出すというのは、どうなんだ。そんな価値のあるものなのかfollowersって。
広告コピーが英語としておかしいんだけど、「twitterの使い方を学ぼう。XXXをフォローして」みたいなつもりらしい。
Sony VAIO type Pを見てきた
週末に、新発売の軽量ノートパソコンVAIO type Pの説明会にブロガーとして参加し、実際に銀座の街中を移動しながら持ち歩いたり、位置情報+地図アプリを使ったりしてきた。たつをさんと一緒にまわったので、写真はたつをさんのブログにいっぱいある。
type Pについては様々なイベントが行なわれているようで、いろいろなブロガーが書いていると思うので、僕が「ブロガー+ウェブ開発者」として気にしていたポイントがどうだったか、にだけ絞って書くことにする。
僕がノートパソコンに求めているもの
僕は電車は(天気の悪い日しか)乗らないので、移動中に立って使ったりすることはあまりない。なので、前のtype UとかiPhoneみたいな両手で使う小さなパソコンは必要ない。図書館や喫茶店、公園で開発したり、セミナーや勉強会で座りながら使うのがメイン。type Uよりはtype Pのほうがずっと自分の使い方にあってる。
出先でコンパイル言語やグラフィックエディタ、ワープロや表計算とかは使わないので、ビルドや描画の速度が仕事の速さに直結したりはしない。なのでCPUはそれほどすごくなくていい。
- 1kg以下
- デスクトップに近いキーボード
- 東京-成田-サンフランシスコの移動中(11-13時間)や、朝からカンファレンスに出て夕方まで持つ電池。交換バッテリーの1,2本を持ち歩くのはOK
- エディタとブラウザが開ける解像度。同時に並べられれば最高
- プレゼン用に外部ディスプレイ端子。できればアダプタとか持ち歩きたくない
- Windows+MySQL+Apache+PHP+ブラウザ+エディタを動かして問題ないぐらいのCPUとメモリ
- 自宅と職場にACアダプタを置きっぱなしにするので、ACアダプタは追加購入する
- 拡張スロットは不要。歴代のノートPCの拡張スロットは全部壊れているので。カード挿したまま使う自分が悪いのかもしれないけど
ちなみに、今のノートがLet's note R3, その前が東芝のLibretto L2。あとこないだ富士通LOOX Uに非常に惹かれた。そんな嗜好。
上記を踏まえて、type Pの気に入った点
- キーボードの幅の広さやキーピッチ。今使っているLet's note Rと違って、デスクトップと近い感覚で打てる。
- 横にブラウザ二つ、ブラウザとエディタ、エディタとコンソール、等並べられる。(縦はまあ狭いけど)
- 軽い。とにかく軽い
- ズボンはともかく、ほんとにジャケットの内ポケットに入る
- ACアダプタが小さくて軽い。すごい軽くてびっくりした
- 赤モデルが選べる
- 最初からメモリ2GB。どうせ追加で買うから最初からこれぐらいあるのがいい
上記を踏まえて、type Pの気に入らなかった点
- キーボードは全体の薄さを実現するためか、プラスチックの四角いパッドだった。
- 二つ目のACアダプタが高い。軽くなくていいから据え置き用に大きくても安いアダプタを用意してほしい
- 交換バッテリも高い。これはどの会社でもそうなので、別に暴利ということはないのかも
- ドコモじゃなくて今使ってるe-mobileの内蔵版出たらいいのになあ
- メモリースティックの穴は要らないけどこれは個人の都合か。SDが刺さるだけでも感謝しないといけないか
デスクトップも一台はVistaになってるので、XPじゃなくてもそんなには気にならない。とはいっても、もし買ったらVistaの重い機能は全部オフにすると思う。
Sony Styleで選んでみた
自分のほしいオプションを選んで値段をチェックした。購入ボタンを押すのは思いとどまったけど、真剣に検討するぐらいには欲しくなっている。
- VistaはBasicでいい
- 色はガーネットレッド
- プロセッサもZ520のまま
- SSD興味あるけど、HDも60GBのまま
- Webカメラは使うかどうかわからないけど後でつけられないし追加
- ディスプレイアダプタはプレゼン用にどうしても必要
- バッテリーパック大。色が白と黒の二種類あるのは良いなと思った。使用済みがどっちかとかわかりやすくなるので
- 二箇所拠点にするため、追加のACアダプタ
この時点で117,900円。電池の持ち的にはもう一個交換バッテリーがほしいけど値段が…
持ち運ぶものなんで、重量は軽ければ軽いほどいいのだけど、個人的には1kgまで上げていいので倍持つバッテリーとタイプ感のいいキーボード、ディスプレイ端子がほしかった。
これはイベントで感想を求められたときにも言ったのだけれど、全体的にとても気に入った。もし今Let's note R3が壊れたら、Rの新しい方じゃなくてこのtype Pを買うと思う。(Sonyファンの人は勉強会とかで会ったときに僕のLet's noteに近寄らないこと…)
2009年01月11日
gog.is Google検索専用のURL短縮サービス
tinyurl (twitterがURLを縮めるのに使っているので有名)やその派生の短縮URLサービスは多い。今回登場したgog.isは「Googleの検索結果ページだけを対象にした」URL短縮サービス。Google Appsで動いている。
gog.isドメインに対して、検索ワードをつけるだけだ。
複数の語句を指定するにはいくつか記法が用意されている。
http://gog.is/take,me,out,to,the,ball,game
http://gog.is/is/that/a/vaio/in/your/pocket
どこに飛ばされているか、というのが飛ぶ前にわかる点では、いいかもしれない。
日本語もエンコードして渡せば通るようだけど、google.co.jp じゃなくて google.com に飛ぶ。
2009年01月09日
マイクロソフトがQRコード対抗の技術「マイクロソフト・タグ」を公開
どっかで見たようなこの風景。名刺に印刷されている図形が、見慣れたQR Codeとちょっと違う。これは、8日にMicrosoftが発表したMicrosoft Tagという二次元バーコードだ。(Silverlight入れてないと見えない by ID:amachang)
最小の単位が正三角形になっているのと、QRコードなど既存の二次元バーコードが白黒の二色なのに対して4色(と横の白いラインで5色か)を使っているのが違う。解説図によると、
だいたい4分の1のサイズで、同じ情報量(上の図では8ビット)を表すことができるという。QRコード、海外で一部使われているDatamatrix code、そして色つきMicrosoft Tagを比較した図もあった。
FAQによると、ベータの間はこのタグの作成も利用も無料、そのあと二年間も無料、でもその先は決まってない。ということで、まさかとは思うが有料になる可能性も残している。そんなことしたら普及しないだろうなあ、と思うけれど。
さっそく試してみた、けどジェネレータが動かない
Liveアカウントでログインして、いち早く自分のブログのURLのMS-Tagを作ろうとしたのだけれど、エラーになってしまう。しかも一旦エラーになると次回ログインしても最初からエラー画面になってしまうので、あっちが直さない限りコードを生成することができなさそう。
こういうのは自分で作れるからいいんだけどな。
二次元バーコードの普及状況
日本に住んで電車通勤とかしていると、世の中のそこらじゅうにQRコードがあるので、この手の二次元バーコードって世界中にあるのかと思ってしまう。でも、AsiajinとかでQRコードを使った面白いキャンペーンとかを紹介したときの読者の反応を見る限り、アメリカ等ではほとんど普及してないようだ。
iPhoneのQRコードリーダーなどが、普及のきっかけになるかなとも思ったけど、マクロモードがついてないiPhoneのリーダーでは、日本の携帯電話のように快適にはコードが読み込めないらしい。
日本発の規格であるQR Codeもそんなには海外へ出て行ってないし、上でも出てきた競合規格のDatamatrix codeもそんなに話を聞かない。どちらかというと「あまり普及しなかったね」みたいな技術とされているように見える。だからこそ、日本のさまざまなQRコード活用(ビルの壁面の巨大コードとか、電車の中吊りやファッション雑誌の服についたコード)の事例を見て「ほんとに機能している世界があるんだ」と驚くのだと思うけれど。
今回のMicrosoft Tagは、iPhoneやWindows Mobile、Nokiaの携帯電話など向けにリーダーを用意して配っている。推進するにはそれなりに大きな母体ではあるけど、こんどは、大企業同士の駆け引きで規格が乱立してまとまらない可能性もありそうだ。たとえば、Googleはいくつかのサービスで、そこそこQRコードをサポートしている。
日本のQRコードは、色をデザインとして追加したり、誤り訂正の余力を使ってドット絵や文字を入れて遊んだり、という方向ではいろいろとアイデアを出してきたけど、この先Microsoft Tagに普及を阻まれるのか、日本での実績を元にゆっくりでも広まるのか、それとも日本でだけ流行した技術として終わるのか。日本も非接触式のICカードとかがクーポンとかで二次元バーコードの代わりに使われるケースも出てきているので、このTagがどうなるかも全然わからないけど。
via ReadWriteWeb
2009年01月08日
ボットネット(botnet)の活動を可視化
ウィルス経由でパソコンにプログラムを仕込んで、DoS攻撃やスパムの一斉送信に使うために大量のコンピュータをインターネット越しに組織化したものをボットネットと呼びます。
実際に攻撃者が攻撃の開始を指示するために使うプロトコルは、IRCという昔からあるチャットの仕組みであることが多いといわれていますが、このbotnetが使うIRCのチャンネル群を監視して、ボットネットの活動の活発さを調べたデータがあるということで、それを世界地図上にプロットして可視化した動画がありました。
スクリプトはPython, ログの解析はPyQtライブラリ、IPアドレスから地図上の座標を知るジオコーディングを呼ぶのにMaxmindというパッケージを使って、NASAが配っている世界地図の上にプロットしたということ。地図上に活動をプロットしてアニメーションさせ、それをどうやって見やすく改善したか、というあたりも説明されています。
2009年01月04日
北陸IT新年オフ会
石川県金沢市での「北陸で新年オフ会」に行ってきた。
実家のある富山県の高岡市から電車で小一時間。会場は金沢時代のamachangをよく知るという焼肉屋京城園。(安くて美味しかった。場所も便利だし。)
参加申し込みの状況を聞いていなかったので驚いたけど、予想より多い18人のオフ会となった。北陸に住み仕事している人、正月で関東や関西から帰省している人、家族の帰省に同行して金沢に来ていた人など様々だけど、みな北陸になにかしらの縁を持つ人たちだ。
とはいえ、amachang以外に知り合いもいないので心配もあったけど、いろいろな仕事をしている方々とお話することができた。
ウェブを見ていてそういう印象もあったけれど、北陸にはIT系のオフ会や勉強会が少ないというのは参加者の多くが思っていたそうだ。
大都市圏に比べれば人口も少ないし、それに加えて車中心の生活なので飲酒を絡めて素早く打ち解けるという機会を持ちにくいということだけれど、お話した一人一人の方の仕事の内容や出てきた話題は、特に東京の同様の飲み会と変わるところは無いようにも感じた。
金沢で、多くの人が興味を持てるようなトピックならば、勉強会等があることがちゃんと周知できればそこそこ人も集まったりしないかな。
# 2月にはFlex勉強会があるそうだ
解散時には、また今度やりましょう、という話になった。
レポート
北陸の新年オフに行ってきました - Happy My Life 参加者(twitter)リスト
北陸新年オフ行ってきました - mathme’s lifelog