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LL魂 参加! VM魂 感想!

というわけで LL魂 参加してまいりました。発表資料はこちら

基本「同じ○○なら踊りゃな損」な人なのですが、実はこの手のイベントにまともに参加するのは初めて。
といってもライトニングトークのスピーカーという最も気楽な立場なので(もしも受けなかったとしても、金返せと罵倒されるリスクが最も少ないw)、内輪気取りするのはちと恥ずかしいんですが、控え室でプチたむろったり、スタッフの方とおしゃべりしながらまだ完成していなかったプレゼンを仕上げたりできて、なかなか楽しかったです。
閉会の時に来年の開催のアナウンスがありましたが、こういったボランティアベースの千人規模のイベントで、来年の予定を早々と決めることが出来るというのは実はものすごいことですよね。頭が下がります。
本当に運営に携わられた方々はお疲れ様でした~。

もちろん、他のセッションを聞かせてもいただいたので、こちらで感想などを。

一番印象に残ったのは VM 魂
緩やかな構図としては「Java 対 .NET」「Ruby 対 Python」(PnutsやRhinoを忘れているわけではありませぬ。念のため)だったわけですが、しばらく以前から感じていた「Java = カッチリだけど展開遅め、.NET = 意外と野心的&攻撃的」というのが透けて見えたなあ、と。
それはやっぱり規格ドリブンと人間ドリブンの違いなんだと個人的には思っていて、つまるところ西尾さんも言っていたように「Jim Hugunin スゲー!」であり、でも Sun もそれを学んでいて、JRuby では同じ失敗( Jython の……とは言わないでおこうw)を繰り返さないようになってきている(人間ドリブン寄りに軌道修正)、けれど全体が規格ドリブンなので、ちらほら齟齬が見え隠れしている(JRuby が Java7 に入るの? とか。外野の感覚では入らないわけがないと思えるのだけど、それが決まってないとか)、などなどなど。
逆に、「Ruby 対 Python」という対立軸はほとんど顕在化しなかった。唯一、Pnuts の戸松さんが言語の特徴を主張されていたけど、そのレイヤーに土俵が存在していなかったので、そもそも対戦相手がいない。
「VM魂」というセッションのタイトルを聞いたとき、「VMの話じゃなくて言語の話をするんちゃうん?」といぶかしんだのだが、実はタイトルの通り、VM(を含むフレームワーク)のレイヤーの違いの方が要素としてはるかに大きくて、その上で動くのは Ruby でも Python でもどっちでもええよ的なことになってしまっているのか。それはそれでちょっとさみしいかも。
まあ、「Jython vs JRuby」は JRuby の不戦勝(Python2.1 相当じゃ……)、「IronPython vs IronRuby」は IronPython の不戦勝(IronRuby はまだまだまともには動かない)と、そっちの勝負はまだ始まってもいないせいなのかもしれませんけどね。

あと、ちょっとだけ自分のプレゼンの裏話。

中谷のプレゼン「外付け Web フレームワーク - flowr」は、当初「生デモ+オーバーレイプレゼン」という構成だったのですが、前日ラボ内で練習させてもらったら全然時間が足りず。「字が小さい」「関西人のくせにネタが少ない。そんなんでお笑い界を目指すつもりか」などのツッコミももらい(注:一部脚色有り)、全面的に構成を変更。生デモを無くした代わりに、少し凝った動きに。
また最初、プレゼンツールは「ニコニコメソッドプレゼン」などにも使った Yahoo! Widgets を使って実装していました。が、IronRuby を試していたときに「 WPF おもしれーよ!」と目覚めて、直前に「よーし IronPython/WPF で作っちゃうぞ!」という大冒険を敢行(一応 Rubist の端くれのつもりなので、IronRuby と行きたいところでしたが、まだまだ全然使えないので……)。
我ながら無茶するなあと思いますが、Yahoo! Widgets ではあのプレゼンの動き(実はリアルタイムレンダリング)は出せなかったので、結果オーライ♪
WPF はなかなか良くて、プレゼンを動画キャプチャするのでも、元の全画面サイズだと動画が馬鹿でかくなってしまって最初悩んでいました。が、全体を1つの Canvas オブジェクトに載せていることを思い出し、大きさを半分にする ScaleTransform を一番親の Canvas にかませたところ、動きそのままで全体の表示サイズが半分に! これがフォーム部品などが載っていても行えてしまえるあたり、DLR の今後の動きも含めてなかなかわくわくさせてくれます。

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