サイボウズ・ラボユース 開発テーマ

言語処理系ゼミ(担当:川合 秀実

2016年度の言語処理系ゼミでは、指導担当と一緒にpersistent-Cの開発をしてくれる人を募集します。

標準的なC言語には永続変数がありません。したがって変数の値をプログラムの終了後も保持しておくためには自分でファイルに書きだす必要があります。

もしC言語で永続変数を使えるようにできたらどうなるでしょうか。プログラムを再起動しても変数の値は保持できるようになり、計算を途中から再開するなどの手法が簡単にできるようになります。

ファイルについての知識がなくても、ゲームのハイスコア処理や、セーブ・ロード機能が難なく作れるようになります。複数のプログラムが永続変数を共有できるかもしれません。これによりデバッグが容易になる可能性もあります。・・・・しかし一方で、これらを突き詰めるといろいろと問題も出てきそうです。

そういうことも含めて、メリットやデメリットを洗い出して、欠点を回避しつつより便利にするにはどうすればいいかを考えて実装します。

このゼミを選んだ場合は、「自己アピール」のところには、自己アピールそのもののほかに、persistent-Cのどこがおもしろいと感じたかを自由に書いてください。これは必須項目で、意欲やスキルの判断の目安にします。これは必ず好意的なことを書いてほしいということではなくて、あえて批判的なことを書いてもいいです。それに対する改善案もあればぜひ教えてください。

もしC言語以外にも永続変数を持たせたいという人がいましたら、そういう人も歓迎します。

注意点

このゼミでは上記以外の自由な開発テーマを提案してもらうことができません。もし上記以外の内容で提案し、かつ「これ以外の開発はしたくない」と明記された場合は、残念ながら落選といたします。この明記さえなければ、面接時や契約開始後に相談して決めることになります。

開発するものをもっと自由に決めたい人は、他のゼミの選択をお勧めします。

このゼミでは分野を狭く設定した分だけ、指導担当と興味の方向をそろえて、より深く指導できるようにしています。ここで学んだことを将来に他分野で生かすことも可能だと思うので、ある程度の興味があるならば、自分の一番やりたいこととは違ったとしても、後悔することはないでしょう。

またそれなりに自立して開発できることも求めています。何もかも手取り足取りで最初から最後まで教えてほしい、という人は歓迎できません。最初はたくさん教えてもらうかもしれないけど、でもだいたいわかったらあとはほとんど自分でやる、という人に向いています。逆に、全部自分でできてしまって、質問することなんて何もない、という人は、ちょっと難易度設定がよくないと思うので、課題を難しくすることで調整します。

選考方針

その他、私が選考の際に役に立ちそうなことは何でも書き足してください。やる気があって、趣味でいろいろと開発してきた経験があり、言語処理系開発への熱意があり、そして期間中に十分な開発時間を確保できそうな人であれば、私は積極的に選考を通すつもりです(もちろん定員や予算がありますので、限度はありますが)。また私は基本的に加点主義で選考するので余計なことを書いたからといって減点することはありません。選考上不利になると感じることが書いてあった場合は、それについては見なかったことにして評価します。したがって、書くべきかどうか迷ったら書いたほうが得です。実年齢が若かったり、プログラミング歴が浅ければ、成果が少ないのは当然です。それに対して5年も10年もやっている人と同じ基準で比べるつもりはありません。年齢なり、プログラミング歴なりの実績があれば十分です。

ただし全くの初心者で開発経験がゼロだと、プログラミングに対する適性がどれくらいあるのかわからないので、どんなにやる気があっても残念ながら落選になります。ここは我慢して、独学で1年くらい勉強してみて、それなりの成果を出して、そして再挑戦してもらえたらうれしいです。