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ソースコード検索とコピペプログラミング

プログラマー向けにまた新しいサービスが出たようなのでご紹介。 code fetch { は、ソースコードに特化したソースコード検索エンジン。”{” 記号もサイト名の一部のようだ。 関数名などを検索 […]

プログラマー向けにまた新しいサービスが出たようなのでご紹介。

code fetch { は、ソースコードに特化したソースコード検索エンジン。”{” 記号もサイト名の一部のようだ。

関数名などを検索すると、関数名を含むサンプルを、書籍のサンプルコードから抜き出して表示しているようだ。

言語ごとに検索することができる。以下はいくつか試してみた結果。

サイト自身は、紹介した書籍を買ってもらうことでビジネスとするつもりらしい。

ある関数を使うとき、関数の挙動はわかっていても、それを実際にどのように呼び出すのかが、マニュアルからだと簡単に把握できないことがある。

PHP のマニュアル などでは、マニュアルの末尾にユーザのディスカッションをつけて、そこでサンプルコード的なものが流れているが、サンプルから使い方のあたりをつける、という点ではこれも役立つ気がする。

ソースコード検索エンジンとしては、日本にも高林さんの gonzui があるが、同じような技術を基盤に、公開されているサンプルコードと amazon アフィリエイトを組み合わせてビジネス化しよう、という試みと言える。(検索してほしくない本の著者は連絡してくれ、とあるので、このあたりに問題点をはらんでいる可能性はある)

ビジネス的にこれがいけるのか、著者によってはこれを許したくないのでは、という話は別として、こういったソースコード検索によって「他者のソースを見る」という機会は重要なのではないかと僕は思っている。

究極的には、僕らプログラマーが書いているコードのほとんどは、過去にどこかで見た他人のコードを真似て、再構築しているといってもいい。本質を理解せずにコピーした粗悪なコードの氾濫も大きな問題ではあるものの、読むことや真似ることそのものが悪だとは僕には思えない。

ペアプログラミングなども「よいソースを書いている状態を目の前で見る」ことの教育効果が評価されている理由の一つではないだろうか。

検索によって良いお手本が簡単に見つかるようになっていくことは、決して悪いことではないな、と思うがどうだろう。