暴れん坊ブロガー ポール・グラハムが Web2.0 について書いてきた。
ポールグラハムというのは、オンラインで書いたエッセイがハッカーと画家という本にもなっている。(たまには Amazon 以外のリンクでと思ったが、検索上位になかなか見つからない。競合他社はもっと SEO に力入れないといかんよなあ) 超辛口の Lisper だ。
彼による Web2.0 とは
- たまたま同じ時期に居合わせた Ajax
- 民主主義的な集合知
- ユーザーにひどい扱いをしない
の 3 つからなるもの。で結局のところ、つきつめればそれは Google がやっていることになる、と。
「del.icio.us や Flickr によるタギングの考えを推し進めて、リンクに使われたテキスト文を活用し、ユーザが他のサイトをどう評価しているかをグラフ理論を使って洗練していけば、ウェブ上の検索を改良することができますよ」、みたいな Web2.0 サービスを考えたなら、それは Google が前からやっていることだった、というオチ。
2004 年に開催された Web2.0 カンファレンスに、Geek などほとんど来てやしなかった(参加費が $2800(30万8000円) だもの)とか。このカンファレンス用に Tim O’Reilly がスーツを買ったとか。そんな話も面白い。あとは Google Maps の技術リーダーも他所から買われてきた人材だった、という情報へのポインタとか。