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Google GDrive (オンラインストレージサービス)の噂

# 注意! 証拠が無い話が多いため、手の込んだ騙しである可能性もある 3月2日に Google によるアナリスト向け説明会がおこなわれた(*1)。この中で使われた資料のマイクロソフト・パワーポイント版が当初公開されており […]

# 注意! 証拠が無い話が多いため、手の込んだ騙しである可能性もある

3月2日に Google によるアナリスト向け説明会がおこなわれた(*1)。この中で使われた資料のマイクロソフト・パワーポイント版が当初公開されており(*2)、パワーポイントのコメントの中にいくつか将来の展開に関してかなり踏み込んだ記述を見つけた(*4)というブログ記事が Gred Linden という人によって書かれた(*3)。

そこでは、Google がパワーポイントの公開を中止し、代わりに(コメント部分を除去した)PDF を差し替えられた形で公開しているという。

Greg Linden は、このパワーポイントを手元に保存はしていなかったようだが、彼のGoogle デスクトップ検索のキャッシュに入っていた(本当だとしたらなんという皮肉か!)内容から、コメントの一部を復活させることができたという。(*4) キャッシュにすべてのコメントが残っていたわけではなく、コメントは途中で切れているということ(*5)。

その復活したコメント、プレゼンの19ページ目へのコメントとして書かれていたのは、ユーザのデータのすべて、100%をサーバ側(Google 側)で保存し、ファイル、メール、ウェブの履歴、写真、ブックマークなどのすべてを、どこからでも見られるようにしようというプロジェクトの話。

このプロジェクトは、GDrive、GDS、Lighthouse という方向ですでに開発が進んでいるとのこと。GDS は Google Desktop Search か。Lighthouse については、今のところ何を指しているものか不明。

上記の話がすべて本当だとして、GDrive と Lighthouse という、これまで外部に出てきていない 2つのプロジェクトが進行中ということだ。

GMail で達成された、クライアントからサーバへの個人データの移動を見れば、順次他のものもサーバサイドへ移行させよう、という Google の計画は、ありそうな話ではある。誰かパワーポイントをローカルに保存している人が現れればいいのだが。(保存した、と主張しているブログがあったが、そこからパワーポイントはダウンロードできない。 追記: ダウンロードできるようになったが、こんどは肝心の notes が一切ついてない。)

続報に注目している。

*1 真実
*2 パワーポイント版が本当に公開されていたかは不明 追記: パワーポイント版のコピーが出たので存在は確認されたか?
*3 ブログ記事の存在は真実
*4 パワーポイントの存在が立証されてないので、コメントが本物かは不明 追記: notes の無いコピーは公開された。
*5 このへんのディテールも、かえってわざとらしい気がしないでもないが。。。

[関連]

ZDNet の記事 Google の GDrive は本当だった

[追記]

O’Reilly Rader でもこの件を含めた Google Analyst Day の話題が取り上げられた。(GDrive の真偽については意見を述べていない。)

[追記の追記]

eweek も記事にして、それの翻訳も出てきた。

[さらに追記]

TechCrunch でもここまでのまとめ記事が出た。良くまとまっているが新事実は無し。notes が含まれるプレゼンテーションファイルを持っている、という人はオリジナル記事のコメントにもいる(僕のこのエントリにも!)が、入手したと言う人は誰もそれを公開しておらず(notes がまったく書かれていないか消されたものは入手できる)、入手していない人は真贋のチェックすらできない。Techcrunch の人も「Google は元のプレゼンファイルを再公開すべきだ」と主張しているが、さてどうなることか。。。

[また追記]

Google、手違いで業績見通しも公表

技術者なんでこっちは注意が足りなかったが、同じ ppt の notes 経由で公開すべきでない収入予想も公開されていたとのこと。やはり notes は本物?

「Google GDrive (オンラインストレージサービス)の噂」への3件の返信

確かにそういった内容のノートがついていますね。たまたま保存した者ですが。

業績の記述もありますね。ファイルをお渡ししてもいいのですが、20Mもの大きさでメールでは送れません。(小生、少々Webオンチでして(^^; )

20Mぐらいであれば、yousendit.com などでも送ることができるとは思いますが、僕一人で検証しても真贋はわからないように思います。

ダウンロードされた方がウェブサイトで公開してくださればいいんですけどね。notes 入りのファイルは出回っていないようです。

まあ、本家の Google が引っ込めたものを勝手に配ることには心理的にも抵抗があるのかと思いますが。

ちなみに、最初にこの噂が流れたときに比べると、ブログ界ではこの notes の内容は本物である、という前提で話が進んでいるようですね。

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