カテゴリー
ネットのサービス

Ziki – オープンなソーシャルネットワーク

Ziki というサービスが始まっている。 さっそく試してみたところ、これはオープンな SNS を狙っているのではないか、と感じられた。 ユーザ登録して、自分にタグをつけていくと、タグのついたほかのメンバーの一覧ページがで […]

Ziki というサービスが始まっている。

ziki_logo_header.gif

さっそく試してみたところ、これはオープンな SNS を狙っているのではないか、と感じられた。

ユーザ登録して、自分にタグをつけていくと、タグのついたほかのメンバーの一覧ページができる。これは mixi などでいうコミュニティにあたる。

とりあえず作ってみた My Ziki がこれ

自分の属性には、自分のブログをはじめとして、RSS で提供されているさまざまなものを含めることができる。例として推奨されているのは、Blogger.com などのブログサービス、写真共有サービス Flickr 、ブックマーク del.icio.us/Blinklist など。カレンダーサービスの RSS 出力などを食わせるのもありだろう。

RSS を追加する際に、RSS のカテゴリーを指定させられる。フィードの性格ごとに違う表示をするのかも(あるいは、将来するつもりなのかも)しれない。そのカテゴリは、投稿、写真、ビデオ、音声、リンク、推薦、個人広告、イベント、地図、コメント、その他、となっている。

また、グループというのを別途作り、グループに参加し、タグを持たせることもできるようだ。グループは特定の URL を属性として持たせることができて、たとえば Flickr というグループでは Flicker.com がポイントされている。グループを代表するサイトやサービスが存在するのであれば、内部でグループの情報を持たずにそれを指してしまうというのも、マッシュアップ的ではないか。

個人タグやグループ以外にも、ネットワークというところで他メンバーを自分のネットワークに登録したり、他のメンバーやグループをお気に入りに追加したりもできる。

実際に他のメンバーとやりとりしてみないと、このあたりのネットワーキングの種類が妥当なのか、いろいろやりすぎて混乱しそうなのか、まだちょっと見えてない。

日本語もそれなりに入ってる。ただ、入れる箇所によっては、タグで日本語をはじかれることもあるようだ。

運営者のブログによれば、ニューヨークベースで今年の2月に始めたばかりの会社ということ。写真の出ているメンバーは5人。

個人的には、ASP型のブログサービスが勝手に FOAF を生成し、それをプログラムで集めてまわることで人の関係などを視覚化したり検索させたりするようなサービスができればいいと思っていたが、FOAF 絡みで面白い動きは最近無いし、Ziki のようなやり方も参加者を一定数集めることができれば(ここが難しいけど)、その先いい展開につなげられるのではないかと思う。

また、MySpace は 2000 万人、国内の mixi でも 300万人いるわけで、大手は閉じた SNS とは言いにくい状況になっている。どうせ個人情報などに気をつけて書かなければならないようになっているのであれば、オープンにできる情報だけを載せたオープンな SNS もあってもいいし、相手が加入しているかどうか無関係に自分の名刺代わりに見せることができる代表ページがあってもいいかとも思う。

運営者ブログでは、このあと Ziki Marketplace という、個人売買のマッチングサービスも追加する予定、ということで、期待したい。

[追記] Techcrunch のレビューが出た。ただし、ユーザ登録でトラブルが多く散々だった、というだけのエントリ。Techcrunch にこの扱いをされると今後の勢力拡大はたいへんかも。自分の場合は、確かに訊かれる項目数が多すぎるとは思ったものの、登録自体は問題なく完了したけど。

また、SNS機能を足した Suprglu だ、という指摘も。Suprglu は知らなかった。

[追記2] Zikiから一週間遅れでベータサービスが始まった excite ネームカード、非常に近いコンセプトのサービスのようだ。やはり、オープンなブログ等をつなげて SNS 的な関係を作らせたい、というサービスはみんな考えているようで。