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UGCと活発なユーザの参加率の関係

ユーザジェネレーテッドコンテンツ(UGC)を企業が活用するには、というマッキンゼイのレポートが出ている(無料・要登録)。 レポートは企業内での情報共有にWikiその他のユーザ参加型ウェブアプリケーションを使う話がメイン。 […]

ユーザジェネレーテッドコンテンツ(UGC)を企業が活用するには、というマッキンゼイのレポートが出ている(無料・要登録)。

レポートは企業内での情報共有にWikiその他のユーザ参加型ウェブアプリケーションを使う話がメイン。日本よりも人の入れ替わりが激しい国の企業では、新しく入ってきた人が既存の情報をいかに早く取得するか、そのために今いる人たちがどれだけわかりやすく情報を整理できるかがより重要になる、という話もわかる。

レポートの中で、インターネット上のUGC(あるいはCGM)について、全体の参加者の何パーセントが、全体のコンテンツの何パーセントを生み出している、という数値をプロットしたグラフが出ていた。

mckinsey-participation-graph.png

Flickrでは2%の人で9割以上のコンテンツを、YouTubeでも6%が全体の9割を作成している、というようなグラフで、総じてこの手のサイトのほとんどのコンテンツは、せいぜいで10%の参加者によって作られているのだな、というのが見て取れる。

del.icio.usなんかは比較的コンテンツ作成の参加率が高い(10%が6割のコンテンツ)が、これはブックマークするという行為が簡単なのと、それが自分自身のためという人も多いからだと思われる。

インターネットであっても、イントラネットであっても、このグラフで点を右側に持っていけるような仕組みを考えることが重要なのだろうな、と思った。