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eZ Publishのセミナーに行ってきた

eZ Publishは、ノルウェイ発の、PHPで書かれたオープンソースCMSだ。 はじめてその存在を知ったのは4,5年前だったか。eZ Componentsという形で要素機能をライブラリとして出しているので、サイボウズ […]

eZ Publishは、ノルウェイ発の、PHPで書かれたオープンソースCMSだ。

はじめてその存在を知ったのは4,5年前だったか。eZ Componentsという形で要素機能をライブラリとして出しているので、サイボウズ ガルーンのPHP移行時に調査した記憶がある。eZ Componentsはあくまで「フレームワーク」とは名乗ってないので、フレームワーク比較とかではあまり出てこないんだよね。

ドイツを中心にヨーロッパではPHPの人気が高く、eZ Publishも一定の勢力を確保しているのは知っていたけど、日本語の情報はとても少なかった。

今回、日本語化・日本対応の取り組みを紹介するというセミナーがあることを見つけたので、聞きに行ってきた。

CTOのBård Farstad氏に、国際展開担当者と、ノルウェー在住で日本担当の日本人社員、の3人が来日され、eZ社製品の普及度合いや実際の導入例、編集デモなどを説明された。

eZ Publishは、GPLの下で全部公開されていて、自分でがんばれば無料でもサイトを作って運用できる。サポートは有料で買えて、これがeZ社の収益らしい。オープンソース版(といっても製品版もまったく同一らしいが)で普及を図るモデルはMySQLなんかと同様か。よく考えたらどちらも北欧の会社だ。

ヨーロッパを中心に、新聞や雑誌社のウェブサイトに導入されているようで、大量アクセスを捌く実績もあるようだ。検索や携帯電話対応も含めての日本語化が進行中らしいので、期待したい。