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UIデザイン

風鬼 – 擬似アイトラッキングを行なうヒートマップ生成サービス

FENG GUI(風鬼)は、ユーザがウェブページのどのあたりを良く見るのか、を色などでわかりやすく見せるヒートマップを、任意のURLやページ画像から作成してくれるというサービス。 普通なら、視線の位置を追跡するための専用 […]

FENG GUI(風鬼)は、ユーザがウェブページのどのあたりを良く見るのか、を色などでわかりやすく見せるヒートマップを、任意のURLやページ画像から作成してくれるというサービス。

feng-gui-screenshot.png

普通なら、視線の位置を追跡するための専用メガネをつけたりして収集しないとどこを見ているか取れないので、専用のハードウェアが必要になる。

また、最近だとウェブカメラで目の動きを解析して視線を割り出すような技術が実用化されている。パソコンにカメラがついていて、被験者がカメラで撮影されることに同意していれば、ネット越しにでもユーザビリティテストが行なえるだろう。

しかし、このFENG GUIがやっているのは、もっとお手軽なもの。そのかわり精度は下がる。何をやっているかというと、ウェブページ上のどんなデザインに対して人が注目するのか、というデータを元に、「このあたり良く見られそう」という箇所を類推しているのだ。

どういう形や色、配置が見られるか、というデータは、アイトラッキングなどで集めているのだろう。

運営者によれば、今のところ、70%程度の確率でちゃんとしたアイトラッキングに近い結果が求められているということだ。

画像などを入れてすぐに結果が出てくるので、ウェブデザインの初期の段階でいろいろなデザインを試すときなどには有用と思われる。一人で開発しているときなども、他の人の手を借りることなく、そこそこのヒントを得られるだろう。

サイトは紹介のせいでか非常に重く、Yahoo! Japanなどを入れてみたけれど結果は得られなかった。既に結果が計算されているページについては、この擬似アイトラッキングの結果を閲覧することができる。Firefoxアドオンやbookmarkletなども提供されている。

via Read/WriteWeb