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全米オープンテニス観戦のお供に。IBMが独特の方法で可視化

テニスの全米オープンが開催中ですね。錦織選手の棄権は残念でしたが3回戦進出はすごいです。 USオープン・ポイントストリームと名付けられたこのインタラクティブなチャート、テニスの試合の詳細な内容を円形に配置していくという可 […]

Usopenpointstream
テニスの全米オープンが開催中ですね。錦織選手の棄権は残念でしたが3回戦進出はすごいです。

USオープン・ポイントストリーム
と名付けられたこのインタラクティブなチャート、テニスの試合の詳細な内容を円形に配置していくという可視化をおこなっています。作ったのは開催者であるUSオープンとIBM。
対戦するプレイヤー二人には、青と黄緑の二つの色が割り当てられます。
1セットごとに円が一つ作られていき、円弧にはセット内のゲームをどちらが取ったかが、ゲームを取った方のプレイヤーの色で表示されます。
さらに、現在注目しているセットについては、ゲーム内の一球ずつの結果が図示されます。円弧の高さはサービスの速度を、円弧の幅はラリーがどれぐらい続いたかで大きくなります。ファーストサーブのフォールト、ダブルフォールト、ウィナーやネットに引っかかっての失点など、そのポイントの決まり方についても、小さな図形を添えたりすることで示しています。
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一番内側の円は、「モメンタム・メーター」と名付けられていて、今青と黄緑のどちらのプレイヤーに流れがあるのか、ということを独自の集計方法で出しています。
正直ぱっと見ても良くわからないなあ、というところもあるのですけど、一セットの中の攻防をまとめて表示する良い方法が今でもそんなにはないのではと思うので、見かたに慣れてくると単にゲーム数の取り合いを見るよりも、「スコア上は同ゲームだけれど黄緑側が押している」みたいなことが素早く把握できるようになったりするのかもしれません。
なお、僕のPCでは、このページで今やっているゲームをリアルタイムに表示するとCPUが100%に貼りついてしまったので、かなり重いFlashです。
via Flowing Data